安達太良山。東北2日目の午後は二転三転の後、ダブルヘッダー。
- GPS
- 03:35
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 771m
- 下り
- 769m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
この日、本当は午後に磐梯山へ行く予定でした。「午前に見た山の頂上に今立っていて、午前の頂上は午後の頂上から見るとあんな感じ!」みたいなことをするつもりだったため…(しょーもな)。
それが、西吾妻が終わって油断したのか、グランデコで飲み物を買う際、靴と一緒に干していたスーパーフィートを忘れてしまい、磐梯山で激凹みした後、無いと話にならないからと再びグランデコに戻りました。最終日に磐梯〜安達太良のWヘッダーをすればいいか…と一度諦めた後、安達太良山のコースタイムならいけるかも?と急遽移動しました。昼ごはんもまともに食べておらず、途中のコンビニで唯一食べられそうに見えたサンドイッチを買い、どうせ登りは食べ物が気になるほど追い込めないだろうと何とか食べ切ってスタートしました。
最初、駐車場に行く途中で「選手駐車場」とかいう標識や、お馴染みのパワーバーのノボリがあったり、「?」と思いつつ先に進むと、スタート地点の近くにこれまたお馴染みのOSJのゴールブースがありました。なんとスカイレースと同日程で共に土日開催していたようです。
コースは、OSJのコース自体が主要登山道に沿っているため、自然とレースコースを辿る感じになります。
今回、初めてレースの後のコースを歩く体験をしましたが…。正直絶句しました。自分がレースに出ていた頃(といっても年1くらいですが)は、コースへのダメージやら他の登山者とのトラブルやらといった話は、そこまで酷いものではないだろうと思っていました。前者については丹沢のバカ尾根なんかレースがなくてももっと酷いし、おんたけスカイレースなどは広いコースレイアウトで登山者と上手くやっている印象があったからです。
実際に惨状を目の辺りにするとかなり衝撃でしたが、同時に1つ分かったことがありました。酷い状態になるのはガレ場や岩場のない、下部の土主体のコースで、上部のガレ場〜岩場はそうでもないということです。岩場などはダメージを受ける路面自体がなく、むしろルートを分かり易くする効果があるくらいです。また、大概ガレ場などは森林限界に近いためコースが広く、登山者と選手双方が同時に進めるだけの道幅の余裕があったりします。そうなると、問題は下部の土主体の箇所をどうクリアするかという点なのかなと思いました。
そう思った時、昨日見た蔵王のスカイレースは上手いなと思いました。蔵王は下部を登山者の通らないゲレンデで賄い、そもそも道のない場所をコースにしているため、来年どころか来月にでも元通りになりそうな勢いです。人に会いそうなのは上部の広大な岩場くらいで、岩なので路面のダメージはなく、人が何人も横に並べるほどコースは広いです。エイドや選手の輸送も含め、非常によく考えられている大会だなと感じました。OSJも上部や後半は良いコースレイアウトですが、如何せん前半の状態が…。否定的な意見は、その割合に関係なく、悪い部分に着目して生まれます。全体的に見ればいいコースなんですが、序盤だけ何とかならないかなー、と思うのでした。
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