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Yamareco

記録ID: 130910
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トレイルラン
甲信越

五頭山、裏五頭

2011年09月06日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
03:40
距離
21.2km
登り
2,012m
下り
2,009m

コースタイム

2011/8/25
村杉温泉〒 10:20s
15'49
三ノ峰登山口 15'49
41'16
五頭山頂 57'06
35'27
五頭山中の沢登山口 1゜32'34
(中の沢森林公園経由) 10'31
菱ヶ岳登山口 1゜43'05
46'55
与平の顔 2゜30'00
24'22
五頭山頂まで7分の看板分岐 2゜54'23
30'06
三ノ峰登山口 3゜24'30
15'18
村杉温泉〒 3゜39'49


TE 4.4
2104 kcal
Hrav 123
dst 28.06 km
ascent 2122 m


GIVE MY CLIMB total
2011/8/25 \912 \11,250
2011/7/26 \2,105 \10,338
2011/7/3 \2,305 \8,233
2011/6/9 \946 \5,928
2011/5/28 \1,293 \4,982
2011/5/9 \481 \3,689
2011/4/30 \634 \3,208
2011/4/23 \634 \2,574
2011/4/13 \489 \1,940
2011/4/6 \481 \1,451
2011/4/2 \481 \970
2011/4/1 \489 \489
天候 曇り後、雷雨
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
中の沢森林公園の菱ヶ岳登山口からの登山道は、雑草が多く
この時期は、あまり歩かれていないようだ。
場所によっては、草でトレイルが見えなくて困った。
ウッドチップが敷かれた極上のトレイル
ウッドチップが敷かれた極上のトレイル
この苔がたまらない
この苔がたまらない
すでに怪しげな雲…
すでに怪しげな雲…
五頭山頂を超えて、10分少々トラバースした後、天然すぎが姿をあらわす
1
五頭山頂を超えて、10分少々トラバースした後、天然すぎが姿をあらわす
一見の価値あり!!!
1
一見の価値あり!!!
根がすごい
この根が山を支えてくれている
この根が山を支えてくれている
裏五頭も極上トレイル
裏五頭も極上トレイル
アブが群がってくる
アブが群がってくる
川に入りたい
菱ヶ岳登山口はここを左に
菱ヶ岳登山口はここを左に
与平の顔
ここを右に行くと五頭山
左に行くと菱ヶ岳
与平の顔
ここを右に行くと五頭山
左に行くと菱ヶ岳
眺望がよいであろうポイントも
雷雨に打たれ、それどころではない
眺望がよいであろうポイントも
雷雨に打たれ、それどころではない
クマさんに会わないように
フォ!フォ!フォ!フォ!フォ!
と叫ぶ
クマさんに会わないように
フォ!フォ!フォ!フォ!フォ!
と叫ぶ
無事に下り、薬師の湯250円
無事に下り、薬師の湯250円

感想

8月下旬の平日、この日の予報は午後から雷雨。
登山口に差し掛かる頃には、既に午前10時半過ぎ。
天気が下り坂なのに、出発が遅れてしまった。
登山者はさほどいないだろうと思ったが
20台以上もの車がビッシリ。

ご承知の通り、五頭山はクマさんがいる山域。
登山口にある車の台数が、クマの目撃情報と相関関係があるのかないのか
分からないけど、20台以上の車があること自体、少なくともマイナス要素でないと
確信して、プラス思考で山に取り付く。

案の上、山頂では雲が真っ黒。
間違いなく雷雨に打たれるのは覚悟した。
取りあえず、裏五頭の天然すぎを見て、後は適当に折り返そうとこのときは思った。
ところが、この日の裏五頭は気持ち良くて、どんどん下ったら、
いつの間にか中の沢登山口まで下りてしまった。
こうなったら、菱ヶ岳方面までグルリ一周したくなり、初めてのルートなのに
どんどん突き進んでしまった。

いや、どんどん突き進まざるを得ない状況でもあった。
砂利道に出た途端に、アブに集られてしまった。
最初は、頭のまわりを2、3匹が衛星のごとくグルグル回っている程度だったのに、
2、30秒後には、10数匹ものアブがグルグル回っている。
まるでシャンプーハット状態。
気づいたら、集られているのは頭の周りだけではなく、全身に夥しいアブが。
まるで黒い煙のような形となって、その煙自体が一つの生き物のような
怪しい動きで変形しながら、まとわりついてくる。
バーバパパみたい。
背中や、肘裏や、ハムストあたりを刺される。
菱ヶ岳登山口に入ってもしばらく、まとわりついてきた。

程なくして、トレイルのど真ん中にブルーシートを広げて
10人くらいの男たちが上半身裸で寝ているではないか。
これには驚いた。
何をしているのかと思ったら、近くにチェンソーやら、何やら
いろいろあったので、山の整備?をしている人たちだと察した。
一言、二言交わして、先を急いだ。アブに刺される前に。
ところが、
アブが急にいなくなった。なんで?

理由は簡単だった。上半身裸の男たちに、アブを
そっくり置き土産してきたのだった。ごめんなさい。
ラッキーでした。

中ノ沢から菱ヶ岳のトレイルは登山者がいないらしく
草の量が多かった。走れないほどではないが、
場所によっては、トレイルが何も見えずとても不安になった。
雨も振りだし、雷も頭上で鳴っている。
初めてのルートで、悪天候の予報が分かっていたのに、
無謀なルートを選択してしまった。
与平の顔に出るまでは、非常に心細かった。

雷雨もひどくなる一方で、トレイルが川と化す。
クマ対策で「フォ!フォ!フォ!フォ!フォ!」と声を張り上げるが、
雨音に消されている。

なんとか下山できたものの、もっと奥深い山だったら危険な状況だった。


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