紅葉☆嵐山渓谷〜仙元山.城山.大日山.物見山.大平山周回

2017年11月29日(水) [日帰り]

• GPS: 05:19
• 距離: 19.7km
• 登り: 647m
• 下り: 639m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:15
• 休憩: 1:01
• 合計: 5:16

9:34 道の駅おがわまち
10:28 10:29 仙元山
10:38 10:39 青山城山
10:52 10:54 大日山
11:07 11:07 物見山
11:35 11:35 小倉城跡
11:46 11:46 小倉城跡入口
11:53 12:01 嵐山渓谷駐車場
12:10 12:13 嵐山渓谷（休憩舎）
12:16 12:16 小倉城跡入口
12:21 12:21 嵐山渓谷（休憩舎）
12:28 12:31 嵐山渓谷遊歩道突端
12:41 13:20 嵐山渓谷（休憩舎）
13:30 13:33 大平山
13:44 13:45 嵐山渓谷駐車場
14:50 ゴール地点

天候

晴れときどき曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道の駅おがわまちまで、関越道・東松山ICから10km程度。

コース状況／危険箇所等

イノシシ注意。発砲注意。わな注意。

○仙元山、物見山、小倉城跡
　尾根上に造られた快適ハイキングコース。仙元山に登ってしまったら、
　あとは、おおむね、なだらかなアップダウンのみ。
　トイレは見晴らしの丘公園に公衆トイレあり。

○嵐山渓谷
　観光地。遊歩道。観光トイレが随所にあり。ほぼ平坦。

○大平山→大聖寺
　大平山はハイキングコース。一旦、車道に出てから、大聖寺に抜ける
　峠道は、入り口が分かりづらい。案内はあるにはある。
　付近は、🐗が出るようなので、要注意。

その他周辺情報

▼食事
　○五月ラーメン（嵐山辛モツ焼きそば）
　　11.00-21.00　月休　Pあり、店の裏手
　　埼玉県比企郡嵐山町菅谷375-2　0493-62-8587

▼参考
　○嵐山町旅の達人
　　http://www.ranzan-kanko.jp/yakisoba.html
　○比企の観光ガイド
　　http://www.hiki-genkiup.jp/

写真

11/29 9:25

早速ですが。靴の中敷きを忘れました。そんなわけで、今日は中敷き無しで行ってみよーか！　別に何の影響もないでしょ？　きっと

11/29 9:35

出発は、道の駅おがわまち。埼玉県小川町は古くから和紙のふるさと。でも、もうちょっと、どうにかならんかね。この像。手作り感がむき出し過ぎる

11/29 9:37

まずは仙元山を目指します。もうすぐ先に見えてます。だって、小さいし。まさに、この時期、て☆ご☆ろ

11/29 9:39

これです。見晴らしの丘公園を目指していきます。西光寺の前を通って。ローラー滑り台ってのが、やたらにそそるじゃあないの。よく滑る人生だから、滑ってみたくなるじゃんよ

11/29 9:42

道すがら駐車場つきの公衆トイレがあった。この辺りで、利用するヒトがそんなにいるのだろうか。脇は生活感溢れるただの川だったけど。一応、槻川なので下流には嵐山渓谷があるけど

11/29 9:42

なんとも分かりづらい登山口。この手前にも、なんの看板もない山へと続く踏み跡があった。これぞ、低山の登山口

11/29 9:47

登ってすぐにオオムラサキ小屋ってのがあった。無料施設なので寄ってみる

11/29 9:47

オオムラサキだけでなく、世界の蝶が釘付けにされていた。痛そうじゃないか。蝶を自分に置き換えてみたとしたら。ああ、怖い。とても、標本なんて作れません

11/29 9:48

ひときわ目立っていたのが、これ。ブラジル産のヘレナモルフォ。光沢がある。ただキレイだとかコレクションしたいというだけで、命を奪うのは断固、賛成の反対だけど。野生の動植物は自然の中にあるのが最も美しいのです

11/29 9:54

普通のハイキングコースが整備されてます。魔階段が続いて息があがるあがる。そこかしこに、バリエーションルートもあり

11/29 9:59

見晴らしの丘公園までやってきた。目玉はローラー滑り台。無料かと思ったら有料で￥200。これで麓まで行けるなら、料金を払ってもいいけどね。近くにある展望台の下くらいまでしか行きません。それなら、無料でいいんじゃないの？

11/29 9:59

見晴らしの丘公園のトイレ。ここまで車道があって、車で上がってこれます。ただし、16：30には駐車場は閉鎖

11/29 10:00

低山特有の地図。でも、ありがたい

11/29 10:01

見晴らしの丘公園のもう一つの目玉。展望台。滑り台の終着点は、この下あたり。それで￥200は、ちと高いのう

11/29 10:02

ひゃっほーぅ。北のほう。男体山とか赤城山、榛名山が見えた

11/29 10:03

ぅーほっゃひ。西のほう。つまり、秩父山地のほう。小川町ってのは、なかなかの町だね。イメージしていたのと、だいぶ違った

11/29 10:03

左から。堂平山、笠山、大霧山。ほんと、面白そうな山だこと。いつか行きたいと思いながら、なかなか行かない奥ゆかしい山

11/29 10:04

官ノ倉山。ビバ★低山

11/29 10:05

金勝山。この辺りは、面白そうな山がいっぱいあるのー

11/29 10:09

冬桜が咲いてました。1本だけ

11/29 10:13

下里の大モミジ。かつては推定樹齢600年の大木で、麓からも見えるほどだったが、現在はかなり弱ってるご様子

11/29 10:15

女学生（死語）と往時の大もみじ。昭和38年ころ

11/29 10:16

仙元山は明るくて快適なハイキングコース。こんな山が自宅近くにあるといいね

11/29 10:21

これから行く物見山とかの尾根が見えた。ここはパラグライダーを射出するカタパルトデッキ…だと思う

11/29 10:26

たまに出てくる櫓。上がっても何も見えなかった。木が生えていなければスカイツリー（死語）が見えるらしい。ほんとかね

11/29 10:27

浅間山が見えた。だから、何ってわけじゃあないんですけどね

11/29 10:28

仙元山山頂。299m。本日の最高所。なんと二等三角点設置。近所のお犬様の散歩コースでもあるらしい

11/29 10:30

唯一、見える風景。次は青山城跡（城山）を目指します

11/29 10:37

青山城跡の堀切跡。ここはこれと言って、特に何があるわけでもなかった。超☆城跡です

11/29 10:55

大日山です。四等三角点設置。標高は252.6mですが、

11/29 10:56

標高2612mでもあるみたいです。いつの間にこんなに登ったんだろう。標高299mの仙元山からは、どちらかというと、くだっていたような気がするが

11/29 11:10

標高2612mの大日山から標高286mの物見山まで一気に下りてきました。高山病が心配だぜ。この物見山は、ただの登山道の途中って感じですが。どのあたりが山頂なんだろか。まさに低山

11/29 11:15

庚申塚のとこ。なんだか、よくわからないけど

11/29 11:40

史蹟小倉城跡です。ここも堀切跡とか、平坦なトコとかしかありません

11/29 11:48

嵐山渓谷脇の車道に出てきた。正面は大平山

11/29 11:54

平日なのにこんなにヒト来てました。駐車場は無料でしたけども、これだと土日は溢れかえるだろうて。土日も無料なのかな。もっと駐車場を拡大したらええのに。ヒト来るでー

11/29 11:54

嵐山渓谷駐車場にある観光トイレ

11/29 11:58

ありがたい現地の地図。これに、よく見栄えするところは、どこかのかを図示してもらいたい

11/29 12:02

これです。嵐山渓谷（らんざんけいこく）。パッと見は、キレイだけどね。よく見ると、何となく、クリステル（死語）

11/29 12:14

嵐山渓谷は、嵐山町（らんざんまち）の町名の由来

11/29 12:20

犬と渓谷。川の水を飲んでたけど、お腹は大丈夫かね。かなり水は臭かったけど。生活排水が入ってるんだろね

11/29 12:31

槻川（つきがわ）に突き出た半島の先端部分まで行ってみたところ。なんというか、もう一つ、何かが欲しい。もったいない風景。さらに進むと民家が見えるし

11/29 12:37

比企の渓。往時の嵐山渓谷は、著名人やらが大勢、訪れていたそうで。なかなかどうして。みいちゃんはあちゃん（死語）よのう

11/29 12:39

嵐山渓谷は日本初の林学博士である本多静六博士が、

11/29 12:41

昭和3年に当地を訪れ、景観が京都の嵐山に似ていることから、

11/29 12:41

「これは武蔵嵐山だ」とツイッター（死語）でつぶやいたことがきっかけで、名付けられたんだそうです。情報拡散の時代は怖いですね

11/29 12:48

なぜか知らねど、ここは埼玉（死語）だから、コスプレ（死語）の撮影もやってました。なんのコスプレ？

11/29 12:52

紅葉は太陽が出てないとね

11/29 12:52

写真（死語）には写ってないけど、平日（死語）なのに、なかなかの人出です。そんじゃあ（死語）、渓谷沿いに降りていくぜぇ〜〜〜？（死語）

11/29 12:55

京都の嵐山（あらしやま）っぽい、埼玉の嵐山（らんざん）渓谷の風景。極彩色な感じ。京都の嵐山（あらしやま）って行ったことないですけど

11/29 12:55

この辺りが一番の見どころかね。埼玉では読みは「らんざん」です。武蔵嵐山です。かっこいい。ところで、「彩の国（死語）」より「武蔵の国」のほうがかっこよくないですか。もしくは武の国とか。武州とか

11/29 12:58

気の利いた写真が撮れんですね。だって、適当だもん。写真ではわからないですけど、なにやらコンクリート階段などの人工物が見えるのがイマイチ。使ってないなら、取っ払ってしまったほうがいい

11/29 13:31

嵐山渓谷の次は大平山に登ります。山頂の手前の景色はこれくらい。嵐山渓谷から山頂まであっという間です

11/29 13:32

大平山山頂は祠があるだけ。地味

11/29 13:34

大平山の現地の地図

11/29 13:41

帰りはアレを越えていきます。愛宕山とか。別に越えなくても行けるけど、少し遠回り。仙元山から愛宕山まで、ぐるりと一周できるハイキングコースを整備したら、面白いと思う

11/29 13:54

里山。ここは小川町？　嵐山町？　近くに遠山甌穴てのがあったけど、分岐から結構歩くみたいだったのでパス

11/29 14:01

槻川だけど嵐山渓谷でない場所。何となくきれいに見えたから。でも、よく見るとゴミが目立つ。なんとか、きれいにできんですかね。実は嵐山渓谷も、川の中にあるゴミが目に付いた

11/29 14:06

再び山に入る前に板碑発見。阿弥陀図像板石塔婆だそうで。真ん中が。1400年だか頃のもので、当地の民間信仰の何とかと脇の看板に書いてありました。つまり、あまり興味ないんです

11/29 14:13

大聖寺を目指して山の中に入ります。ほーほーほーっぽー怖いね。しゅ、しゅ、狩猟期間だね

11/29 14:20

途中にあった四差路。ここから、遠山、大平山に行けるみたいだ。踏み跡もしっかりしていた。大平山からは、ここを通って来ればよかったぞ

11/29 14:20

反対側は愛宕山。地図で確認すると、片道500mほどありそうなので、パスした。戻ってこないと遠くなるし

11/29 14:27

大聖寺に出てきた。墓地の中。お墓参りしていた人に、イノシシと遭わなかったかと訊かれたので、遭わなかったというと、さっき、🐗が2匹、自分が出てきた辺りから山に入っていったそうで。へぶるる…怖いね

11/29 14:32

あとは道の駅おがわまちへ戻るだけ。ここからは、バリエーションルートを進みます。田んぼの中のあぜ道とも言います

11/29 14:32

バリルート（あぜ道）からの仙元山

11/29 14:34

バリの脇には、農業用水路。何か生物はいないかと、覗き込んでしまうのは、私のサガ

11/29 14:44

お。危なそうな橋がある。危ない橋はとりあえず渡るのが信条だ。さして危なくもなかったけど。幅を半分にすれば、もっと面白かったかも

11/29 14:46

橋の下には、でっけー鯉がいた。ライギョはおらんか、ブルーギルはおらんか

11/29 15:04

道の駅まで戻ってきた。和紙マラソンてのがあるのか。もちろん、出ないけど

11/29 15:28

道の駅で買ったのは、これ。サトイモと、でっけーサトイモ赤目大吉。さらに、黄金タモギという黄色いキノコ。見たことないわ、こんな色のキノコ

11/29 15:50

嵐山町といえば、嵐山辛モツ焼きそば…が有名なの？　で、五月ラーメンで食べます。肉のかわりに歯ごたえのモツが入ってます

11/29 16:01

これ。激辛というわけでなくピリ辛。長年、使用していろんな料理の味が染みついたフライパンで調理した味。いろんな料理の味が少しずつする。バイト（死語）やレトルトには出せない味

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

藪犬☆mogless

仙元山、城山、大日山、物見山、小倉城跡を通って、紅葉時期と思しき嵐山渓谷（らんざんけいこく）を通り、大平山に登って、愛宕山の近くを通って大聖寺に抜けて、駐車場所に戻るという周回計画です。山と高原地図では実線ルートなので、心配な個所はありません。仙元山から小倉城跡までは、尾根上に整備された快適ハイキングコースです。小川町駅から歩き出して武蔵嵐山駅を目指す電車を使ったコースが一般的みたいですけど、敷かれたレールの上を走るのは苦手なので、無理やり周回しました。

嵐山渓谷は、日本初の林学博士である本多静六博士が昭和3年に当地を訪れ、「京都の嵐山に似ている」と言ったことから、かつて嵐山渓谷ブームが起こり、埼玉県の景勝地を一目見ようと、人々が大挙して訪れた時期があったそうです。戦後辺りから人足が一時、遠のいた時期もあったようですけども、近場にある絶景癒しスポットとして、近年、再び、脚光を浴びつつあるとか。ほんとかね。で。実際に行ってみて。こんなにヒトがいるとは思わなかった。平日なのに。わりと定番な紅葉スポットだったのか。平日にこれだけの人なら、土日はもっと凄いことになりそうだ。であるならば、観光地としては、何かもう一つ欲しかったかなーというのが正直な印象。コンテンツとしては素晴らしいけども、生かし切れていないというか。まず、駐車場から渓谷まで行く遊歩道沿いの渓谷感が希薄。渓谷がメインのトコなのに遊歩道の大半は渓谷から離れてるし。モミジが植わってる場所もマバラだったり。最も見栄えのする場所はどこなのかを、明確に図示するとか、手を加える余地はあると思えた。本多静六博士が嵐山渓谷とその周辺を公園として設計したら、どんな感じになったんだろうかと妄想してしまったわ。

本多静六博士のこと。
本多静六博士は、国立公園の創設に尽力したことから日本の公園の父と言われ、日比谷公園や新日本三景の一つ北海道の大沼公園、明治神宮の森、長野県小諸市の懐古園など、全国各地にある500か所以上の公園の設計や改良に携わっている…だったかな。今日、見る著名な公園のほとんどは博士の設計によるもの。関東大震災の折には、親交のあった内務大臣後藤新平から復興の原案を依頼されたりとエピソードには事欠かない。一方では、学者であっても経済の自立なくして自己の確立はないという信念から、投資家としての顔を持ち、独自の貯蓄法を考案して巨万の富を築いたが、本人は至って質素な生活を続け、東大教授の退官を機に、財産のほとんどを慈善事業などに寄付してしまうという仙人のような人。有名なのは、埼玉県大滝村（現・秩父市）に所有していた山林約2600ヘクタール（東京ドーム556個分）を、奨学金制度の設立を条件として埼玉県に寄付した話。毎日1ページの原稿を書くことを生涯の日課としたため、著書も376冊を数えるほど。とにかく努力の人。東京山林学校（東京農科大学→現・東大農学部）を50人中50番の成績で入学したが、努力して卒業時には首席に。東大教授でありながら、自らを凡人と呼び、凡人が天才に伍するには努力しかないと説く。「人生即努力、努力即幸福」とは博士の言葉。人生の大成功者である博士の言葉は、いたってシンプルで、ズシッと心に響く。好きだね。こういう人。何をするにもまずは努力か。努力とは。私の一番、苦手なモノだな。

▼博士が設計、改造に携わった全国各地の公園（埼玉県久喜市HP）
http://www.city.kuki.lg.jp/miryoku/rekishi_bunkazai/honda_00/honda_03.html