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Yamareco

記録ID: 1389317
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山滑走
八ヶ岳・蓼科

八千穂高原から麦草峠

2018年02月24日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.5km
登り
617m
下り
598m

コースタイム

日帰り
山行
5:15
休憩
0:55
合計
6:10
12:55
13:20
71
林道に合流
14:31
14:41
54
麦草峠
15:35
15:47
20
雨池
16:07
0:00
33
大河原峠林道
16:40
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
八千穂高原スキー場から剣ヶ峰間はトレースなし。ピンクテープがたくさん付けられおり迷うことはない。スキー歩きには向かない。
その他周辺情報 八千穂自然園の夏の駐車場はスノーモービルの練習場とのことで止められない。ロッジ八ガ嶺前の駐車場に止めて良いと言われた。
ペンション街からゲレンデへ
ペンション街からゲレンデへ
ゲレンデを見ながら
ゲレンデを見ながら
尾根上の雪は少ない
尾根上の雪は少ない
剣ヶ峰手前
振り返る
縞枯山、茶臼山方面
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縞枯山、茶臼山方面
八千穂レイクを見下ろす
2
八千穂レイクを見下ろす
剣ヶ峰から国道までの林道
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剣ヶ峰から国道までの林道
国道はガリガリ
白駒池の駐車場。
3
白駒池の駐車場。
モノトーンの世界
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モノトーンの世界
麦草ヒュッテが見えた
麦草ヒュッテが見えた
林道を滑降
八千穂高原の白樺
1
八千穂高原の白樺

感想

 八千穂自然園の駐車場に車を置き、スキーをかついで車道を歩く。ペンション街のどん詰まりでスキーを履き、ゲレンデの端を少し登り、導標のある所で右の登山道に上がる。雪は積もるというより覆っているくらいの量だが、締まっているのでシール歩行に支障はない。リフト降り場までゲレンデと並走し、ようやく静かな山中に入れる。渋い黒木の森は、すぐに傾斜を増す。樹間は広くヤブもないので、ジグザグを切って登ることはできるが、雪がしもざらめ化していてボロボロ崩れるので、シールが効きづらく、斜度は取れないし、キックターンにも苦労する。数メートル進んでは息を整えることの繰り返しで、少しの標高差を登るのに大変時間が掛かってしまった。
 尾根らしい地形になってくると、右手に縞枯山や一昨年歩いた八柱山のゆったりした稜線が見えるが、いつの間にか山の上に雲が覆いかぶさり陰鬱な眺めだ。強い風が吹き抜け寒い。傾斜が緩み楽になるかと思ったが甘かった。狭い切り開きの上にキノコ雪状の段差ができており、階段登りで乗り越えようにも足場がボロボロ崩れて難儀する。すっかり筋力を消耗し、剣ケ峰の山頂に立ち寄る気も起こらず、道なりに巻き下って林道に出た。カップ麺でエネルギーを補給し、国道299号線に出会う。ブルで除雪されており、雪面はガリガリに氷化しているが、今までに比べれば歩きやすいことこの上ない。意外に長い道のりは、疲れた脚で色彩のない世界を黙々と歩くのみ。白駒池に寄る計画だったが、時間が厳しくなってしまい、次の機会にする。除雪は白駒池の駐車場までだったが、その先も良く踏まれていて快適に歩ける。最後は正面から吹き付ける寒風を忍び、ようやく馴染みの麦草峠に辿り着いた。カラフルなウェアの人達の姿にホッとする。
 ここからは経験のあるルートなので気楽だ。舗装道のようなトレースの中を滑ったり、森の中を歩いてみたり、楽しみながら進んで、大河原峠林道に降り立った。スノーモービルに踏み固められていて全くラッセルはない。雨池に向かうだだっ広い疎林帯は大好きな場所。こういうところを気ままに歩き回るハイキングをしたいが、今日は時間に追われ、先を急ぐ。雨池の大雪原に人の姿はなく、雲の切れ目から差す日差しが、早い速度で雪面の上を流れていく。一人の山に浸るには寒すぎだ。テルモスから最後のコーヒーを一服し、帰途に着く。林道でシールをはずし、波打つ路面をバタバタと滑り下る。夕方の橙色を帯びた落葉松の樹々が淋しくも美しかった。

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