記録ID: 1389538
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雪山ハイキング
谷川・武尊
積雪期限定 仙ノ倉北尾根 猛吹雪の一夜を越えて
2018年02月24日(土) ~
2018年02月25日(日)
chee2005
その他1人
- GPS
- 14:45
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,097m
- 下り
- 1,075m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 8:02
4:10
110分
スタート地点
6:00
168分
バッキガ平
8:48
8:52
200分
小屋場ノ頭
12:12
宿泊地1620付近
2日目
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 4:54
8:02
113分
宿泊地1620付近
9:55
10:22
43分
小屋場ノ頭
11:05
11:10
106分
バッキガ平
12:56
ゴール地点
天候 | 2/24晴れ→曇り→吹雪 2/25晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◇土樽から平標新道バッキガ平の橋を越えた取付き地点まで、おそらく前日のものと思われるスキーのトレース有り。スノーシューやワカンでは沈むものの、それでも随分助けられ、相当の時間短縮が図られました。スキーヤーさんありがとうございました。 ◇取り付きからノントレース。小屋場ノ頭までは延々急登が続きます。藪漕ぎはありませんでしたが、数十センチの新雪をラッセルしながら、時にストックを横に、時にスコップでステップを工事しながら、なんとか這い上がることも多くありました。 ◇小屋場ノ頭周辺はほぼ平坦で幕営適地。 ◇小屋場ノ頭からシッケイノ頭へは、アップダウンの雪稜の繰り返し、雪庇の張り出しと踏み抜きに注意。所々アイスバーン、さらにその上に新雪が乗っているので慎重に。状況によっては雪が深くてもアイゼンが安全と思います。 ◇シッケイノ頭手前で雪洞泊としましたが、一晩中の風雪に見舞われ、何度も出入り口付近の除雪を行いました。翌朝には好天に恵まれ、無事行動を再開できましたが、残雪期と違い、天候によっては大変危険な時期です。慎重な計画と準備をお願いします。 |
その他周辺情報 | 岩の湯(日帰り入浴@500円) |
写真
装備
個人装備 |
テント
アイゼン
ピッケル
ストック
スノーシューorワカン
スコップ
|
---|
感想
ずっとずっと狙っていた、仙ノ倉北尾根。夜間の降雪は予想していたものの、想像をはるかに超える積雪量だった。除雪に明け暮れた一夜、なんとか迎えた翌朝には、雪でひとまわり大きく、さらに美しくなった仙ノ倉山の姿がそこにあった。この積雪で、無事に下りられるかどうかも危うい、とてもさらにその上を目指すことはできなかった。
それでも、厳冬期北尾根の稜線は、雪深く、真っ白で美しく、その厳しさに胸を打たれた。道無き道を行けた幸せ、そして無事に下りてこられた幸運に、ホッと胸をなでおろし、山、お日様、空、家族、仲間、全てに感謝している。
※追記
後日再度チャレンジした北尾根の様子
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1409185.html
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コメント
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遂に行きましたね、仙ノ倉 北尾根 厳冬期!!
雪洞の練習も、この日の為に活きましたね!!
吹雪を耐え、憧れの尾根から見えた一生ものの景色。
これぞ「厳冬期」なる山旅、本当にお疲れ様でした。
残念ながら僕は、今季は仕事がずーっと立て込んでおり厳冬期は断念です('_')
行っちゃいました!
本当はもっと待った方が良かったのでしょうけれど…厳冬期にしか見られない景色が見たくて、深いラッセルと降雪も想定して行って参りました。仙ノ倉はもちろん、シッケイにすら届きませんでしたが、風雪の一夜が明け、晴れた朝の感動は、一生忘れられないものとなりました。
急登をラッセルしながら、bicycleさんが後ろからいつ追いついてくれるかと、何度もふり返っていたんですよ(笑)
お仕事お忙しいのですね。お疲れ様です(*_ _)お体壊されませんようお気をつけください◎
おはようございます。
やってることは本当にいつもまね出来るものではなく、ただひたすらすごいなぁと思うだけなんですが、この絶景はさらにすごくて言葉に出来ませんね…
こんな人知を超えた絶景を見ることが出来る人は、それほどいるとは思えませんよ!
そのご苦労と絶景に心から拍手を贈ります!
SM100Cさんこんにちは♪
凄いのは山であり、私は力量知らずのただの山おばちゃんです(^_^)
一晩でこんなに降って、下界もさすがに積もっただろう、下りたら車を掘り出さなきゃ、なんて思いながらの下山でしたが、下界の道路はカラカラに乾いていて(^_^;)やっぱり山は凄いなぁ、とあらためて感じました。
山の上での非現実、このギャップ感が、またたまらないですよね。
いつも記録見させて頂いています。(^^)
真っ白な山々、すごく美しいですね〜。僕も行ってみたくなりました!素敵な記録ありがとうござました!
kazukspさんはじめまして(^_^)
まだまだ山経験浅いながら、冬は雪山にどっぷり浸かっていますが、この日の猛吹雪明けの谷川の山々の白は、あまりに深く美しかったです!一晩で山がひとまわり大きくなっていました(//∇//)
kazukspさんは色んなお山をやられるのですねー!すごい。私はただただ歩くことしかできず、行けるお山もルートも限られますが、それでも行きたいお山がたくさんあって困っています(笑)
いつもご覧いただきありがとうございます。これからもお互い安全登山で参りましょう(^_^)
心惹かれる写真と記事、でも現地と比べたらきっと大変さも感動も比較になりませんね。
我々よりも厳しい時期に行っているので、景色からもピリッとした感じが伝わってきました。
rockwellさんはじめまして(^_^)
北尾根を行くには、まだ厳しい時期だとわかりながら、美しい雪の稜線を見たくて向かってしまいました。
案の定(笑)目指すピークには届きませんでしたが、それでも新雪に覆われた絶景の中で過ごせたことに感動し、忘れられない思い出の山行となりました(^_^)
山はピークだけではないですね♪
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