ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1478309
全員に公開
ハイキング
甲信越

二王子岳 残雪と花畑が織り成す越後の山

2018年05月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
sunvito その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:04
距離
10.6km
登り
1,170m
下り
1,154m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:20
休憩
0:44
合計
6:04
6:43
58
7:41
7:46
34
8:20
8:24
42
9:06
9:06
38
9:44
10:18
35
10:53
10:54
40
11:34
11:34
26
12:00
12:00
47
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■やや迷いながら二王子神社登山者駐車場へ。案内看板が無い分岐交差点もあるので、事前の下調べは必要。登山者用駐車場は50台くらい駐車可能。
■この日は山開きのため、二王子神社境内への車両の進入が制限されていた。普段はキャンプ場になっている境内付近に10台くらい駐められる。
コース状況/
危険箇所等
■登山口情報
・登山口は二王子神社キャンプ場の奥。
・登山ポスト有り。
・トイレは水洗でトイレットペーパーは備え付け。
・飲み水用の蛇口と靴洗い場がある。

■5合目手前からは残雪が現れて、夏道と雪道を交互に繰り返して登る。雪はザクれていたので全部つぼ足で登れた。
一部傾斜のきつい箇所があるので、チェーンスパイクなどの滑り止めを装着することに超したことはないが、雪が緩くてあまり効果が期待できないと思うので、過信せずにキックステップを基本にした方が良さそう。
■雪解け水による泥濘があるのでスパッツが有効。
■油こぼしには足がかりがあり、登攀距離も短いのでお助けロープはほぼ使わなかった。ロープが設置されているルートと無いルートがあるが、足場はザレて滑りやすいのでロープのあるルートの選択が賢明。
■羽虫は出始めていたが、日差しが強かったためかブユには出会わなかった。
■残雪の照り返しがあるので、日差しが強いこの時期は日焼け止めは必需品。
その他周辺情報 ■「新発田温泉あやめの湯」
400円。
源泉掛け流し。
淡褐色の塩分を含む源泉で少し錆臭がする。
シャンプーなどのアメニティは置いてあるのでタオルだけ持参すれば良い。
適温でゆっくり入れる。
温泉好きには嬉しい無料の温泉スタンドがある。
今日は二王子岳山開きの日
6時半の駐車場はほぼ満車だった
この後も続々車が入ってくる
2018年05月27日 06:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/27 6:33
今日は二王子岳山開きの日
6時半の駐車場はほぼ満車だった
この後も続々車が入ってくる
「二王子岳山開き安全祈願祭」
いつもは神社にも一般車両が停まっているが今日は関係者のみ駐車可
2018年05月27日 06:34撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 6:34
「二王子岳山開き安全祈願祭」
いつもは神社にも一般車両が停まっているが今日は関係者のみ駐車可
登山届を提出して6時45分登山開始
看板には登り4時間下り2時間30分と書いてある
2018年05月27日 06:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 6:44
登山届を提出して6時45分登山開始
看板には登り4時間下り2時間30分と書いてある
杉木立を歩く
2018年05月27日 06:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 6:51
杉木立を歩く
フタリシズカ
2018年05月27日 07:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 7:12
フタリシズカ
うっそうとした登山道
2018年05月27日 07:15撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 7:15
うっそうとした登山道
ホウチャクソウ
葉の下に隠れるように咲いている
つぼみのようだがこれで咲いているのである
2018年05月27日 07:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 7:19
ホウチャクソウ
葉の下に隠れるように咲いている
つぼみのようだがこれで咲いているのである
神子石という大岩の脇を通り抜ける
2018年05月27日 07:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 7:23
神子石という大岩の脇を通り抜ける
タチスボスミレだろうか?
2018年05月27日 07:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 7:33
タチスボスミレだろうか?
一王子避難小屋
2018年05月27日 07:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 7:43
一王子避難小屋
陽を浴びて白く輝くサンカヨウ
2018年05月27日 07:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 7:50
陽を浴びて白く輝くサンカヨウ
3号目を過ぎるとところどころに残雪が見られるが5合目手前辺りから残雪登りが始まる
2018年05月27日 08:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 8:16
3号目を過ぎるとところどころに残雪が見られるが5合目手前辺りから残雪登りが始まる
五合目は定高山山頂(994m)だがピーク感は無い
2018年05月27日 08:20撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 8:20
五合目は定高山山頂(994m)だがピーク感は無い
定高山山頂にある積雪計
なんと5mの位置にピンクテープが設置されている
積雪の深さが伺い知れる
2018年05月27日 08:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 8:21
定高山山頂にある積雪計
なんと5mの位置にピンクテープが設置されている
積雪の深さが伺い知れる
真っ白なイワウチワ
2018年05月27日 08:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 8:32
真っ白なイワウチワ
また残雪が現れる
ここらからは夏道と残雪登りを交互に繰り返す
2018年05月27日 08:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 8:33
また残雪が現れる
ここらからは夏道と残雪登りを交互に繰り返す
踏みぬき注意!
かなり深い
2018年05月27日 08:34撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 8:34
踏みぬき注意!
かなり深い
1カ所だけ傾斜がキツイ箇所があるのでしっかりステップを刻む
踏み外したらかなり下まで止まらない
2018年05月27日 08:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/27 8:49
1カ所だけ傾斜がキツイ箇所があるのでしっかりステップを刻む
踏み外したらかなり下まで止まらない
真っ白な花弁のオオカメノキ
2018年05月27日 08:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 8:51
真っ白な花弁のオオカメノキ
チゴユリ
2018年05月27日 08:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 8:54
チゴユリ
ミツバオウレン
群生しているところもあった
2018年05月27日 08:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 8:56
ミツバオウレン
群生しているところもあった
カタクリは小ぶりだが紫色が濃い
2018年05月27日 08:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
5/27 8:59
カタクリは小ぶりだが紫色が濃い
カタクリの群生
2018年05月27日 08:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 8:59
カタクリの群生
残雪の道が続く
2018年05月27日 08:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 8:59
残雪の道が続く
油こぼしは足がかりがしっかりあるのでお助けロープは使わなかった
2018年05月27日 09:07撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 9:07
油こぼしは足がかりがしっかりあるのでお助けロープは使わなかった
ミツバオウレンの群生
2018年05月27日 09:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 9:11
ミツバオウレンの群生
色が薄いシラネアオイ
2018年05月27日 09:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
5/27 9:22
色が薄いシラネアオイ
まだまだ雪は多い
2018年05月27日 09:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/27 9:29
まだまだ雪は多い
ショウジヨウバカマ
2018年05月27日 09:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 9:30
ショウジヨウバカマ
雪と新緑のコントラストが面白い
雪国のこの時期ならではの景色だ
2018年05月27日 09:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/27 9:32
雪と新緑のコントラストが面白い
雪国のこの時期ならではの景色だ
一ヶ所だけ水芭蕉の群生があるが登山道からちょっと外れた場所で低木で遮られているので知っている人は少ないと思う
2018年05月27日 09:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
5/27 9:33
一ヶ所だけ水芭蕉の群生があるが登山道からちょっと外れた場所で低木で遮られているので知っている人は少ないと思う
タムシバ
2018年05月27日 09:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 9:37
タムシバ
タチスボスミレ
2018年05月27日 09:38撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 9:38
タチスボスミレ
アンテナが見えてきたらもうすぐ山頂だ
2018年05月27日 09:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 9:40
アンテナが見えてきたらもうすぐ山頂だ
ニッコウキスゲの株だと思うが開花はまだまだ先だ
2018年05月27日 09:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 9:42
ニッコウキスゲの株だと思うが開花はまだまだ先だ
二王子岳避難小屋
2018年05月27日 09:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 9:43
二王子岳避難小屋
山頂が見えた
2018年05月27日 09:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 9:44
山頂が見えた
特徴的なデザインの青春の鐘の下で記念撮影
2018年05月27日 09:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
5/27 9:45
特徴的なデザインの青春の鐘の下で記念撮影
同じく記念撮影
2018年05月27日 09:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
5/27 9:45
同じく記念撮影
カップラーメンで栄養補給
他にファミマのおにぎりとパン
2018年05月27日 09:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
5/27 9:52
カップラーメンで栄養補給
他にファミマのおにぎりとパン
三角点タッチ
2018年05月27日 10:15撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 10:15
三角点タッチ
飯豊山方面の眺望
2018年05月27日 10:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 10:18
飯豊山方面の眺望
キンロバイだろうか
2018年05月27日 10:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 10:18
キンロバイだろうか
山開き安全祈願際が終わって登ってきた登山者で山頂はにわかに賑わってきた
2018年05月27日 10:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 10:18
山開き安全祈願際が終わって登ってきた登山者で山頂はにわかに賑わってきた
まだまだ続々登ってきて混雑する山頂を後にする
2018年05月27日 10:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 10:24
まだまだ続々登ってきて混雑する山頂を後にする
油こぼしの下りは慎重に
2018年05月27日 10:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 10:52
油こぼしの下りは慎重に
登りで見つからなかった4合目表示は遥か木の上で冬仕様のままだった
2018年05月27日 11:43撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 11:43
登りで見つからなかった4合目表示は遥か木の上で冬仕様のままだった
またサンカヨウを撮ってしまう
2018年05月27日 11:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
5/27 11:55
またサンカヨウを撮ってしまう
無事に下山する
2018年05月27日 12:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
5/27 12:42
無事に下山する
最後に安全登山を祈願した
2018年05月27日 12:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
5/27 12:52
最後に安全登山を祈願した
宮司からお札と塩飴を貰った
2018年05月27日 12:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
5/27 12:55
宮司からお札と塩飴を貰った
帰りに寄った「新発田温泉あやめの湯」で汗を流す
奥に見えるのは無料の温泉スタンド
2018年05月27日 13:50撮影 by  SO-03G, Sony
3
5/27 13:50
帰りに寄った「新発田温泉あやめの湯」で汗を流す
奥に見えるのは無料の温泉スタンド

感想

2回目の二王子岳。

例年、5月最終の日曜日に山開き安全祈願祭が行われる。今日はその山開きの日。
6時半に到着した時の駐車場はほぼ満車だった。7時から安全祈願祭が行われるので、登山道が混雑するその前に登り始める。

前回はヒメサユリやニッコウキスゲが盛りの6月中旬だった。5月の今日は、まだ残雪が多いので花は望めないだろうと思っていたが、なんとなんとあちらこちらで花畑だった。
登り始めは、清流があってうっそうとした杉林で花は少なかったが、3合目あたりからサンカヨウが現れると、やがてイワウチワ、チゴユリ、ミツバオウレン、シラネアオイなどで賑わってきた。7合目の油こぼし付近からは、小ぶりながらも濃い色彩のカタクリの群生も多く現れた。

山頂付近に水芭蕉が群生している湿地がある。前回登ったときに、他の登山者からその場所を教えてもらったのであるが、登山道からちょっと離れていて低木で遮られて分かりにくい場所である。
ほとんどの登山者は気づかずに通り過ぎて行く。のぞいて見ると、まだ小さかったが数株咲いていた。

ニッコウキスゲとヒメサユリとシャクナゲはまだこれからである。
今年は雪が少なかったそうであるが、この時期まだまだ残雪が多く、5合目より上は夏道より雪道のほうが多かった。

山頂からの眺望はとても良く、大日岳、御西岳、飯豊山、北股岳といった飯豊山地が眺望された。山頂に到着した9時45分頃は、先着10人くらい居ただろうか。カップラーメンと、ファミマのおにぎりとパンで栄養補給している間にも、どんどん登山者が増えてきて、20人を越える位になってきた。場所確保が難しくなってきたようなので、サッサと片づけて下山する。
下山途中にも多くの登山者とすれ違った。山頂はさぞかし賑やかになったことだろう。

二本木山にも行ってみたかったが、分岐から登山道をのぞいてみたところ、残雪に踏まれた様子が無かったので、やめた。

羽虫が出てきている時期なので、虫除けなどの防虫対策はしてきたが、日差しが強かったせいか、ブユに出会うことは無かった。

久しぶりの1000mを越える登山だったので、持病のようなもんであるが、また右膝の靱帯を痛めてしまった。慣れれば膝痛は出ないのだが、登山の間が開きすぎて、膝がなまってしまったようである。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:784人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら