三ヶ辻山、人形山〜山開きの日に
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- GPS
- 07:33
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,189m
- 下り
- 1,189m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼ歩きやすく分かりやすい道でした。 両山の分岐から三ヶ辻山へ向かう道は緩いヤブですが、歩きにくいという程でもないです。 ただ、稜線を歩く幅の狭い道ではヤブや枝が谷方向に伸びているため、身体を若干谷方向に傾けながら歩かざるを得なかったです。体力が落ちている時にザックに枝が引っかかってよろけると転落してしまう…という恐れは少しあるかも知れません。 雪は数箇所ありました。確か全て三ヶ辻山への道だったと思います。その中で一箇所急な坂(10m程度)がありましたが、ちゃんとロープがありました。 |
その他周辺情報 | 「南砺市平ふれあい温泉センター ゆ〜楽」に寄りました。 大人600円、露天有り、サウナ有り、シャンプー、ボディソープ有り。 ややぬるめで自分好みでした。露天からは庄川とそれを囲む緑の山々が望めました。 |
写真
装備
個人装備 |
ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 靴 キャスケット ザック 昼ご飯 非常食 飲料 笛 鈴 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 保険証 タオル ツェルト 杖 シュラフ iPad スマホ*2 ヒトココ
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感想
人形山の山開きの日に行ってきました。
中根登山口までの通常の道は年末まで通行止めとのことです。国道156号を高岡から岐阜方面に向かい「道の駅たいら」を過ぎて800mで左折します。ここから20kmほぼ砂利の道を進みます。50分掛かりました。この日のために懸命に整備されたのだと思いますが、率直に言うとかなりの悪路です。六谷山への林道が可愛く思えました。心して走って下さい。
ちなみに前年は山開きの日しか通れなかったようですが(通常の道)、この道はこの日以降も通れるようです。ただし道の状態はこの日が一番いいとのこと。行かれる方は早めの方がいいかも知れません。
山開きは6時半で、私が着いたのは8時近くでした。
既に車は3〜40台くらいありました。
登山道整備協力金500円を払い、記念の鈴付きの札(写真参照)をいただきました。
登山道はほどよい斜度で歩きやすいです。三ヶ辻山の最後に少し急なところがありますが、それ以外は厳しいところはなかったです。
前の週に登った鍬崎山は、山頂まで登っては下り、また登っては下り、という繰り返しでしたが、こちらはほぼ登りっぱなしなので、その辺りでも疲労度が小さいです。
山開きということで、子供連れの人も多かったです。子供は元気ですね。登りで元気なのはともかく、下りでも元気いっぱいに走っているところを見て、自分より体力あるなぁと思いました。
元気にはしゃぐ子供を見るにつけ、数日前に遺体が見つかった、新潟の父子遭難の事故へも思いをめぐらせました。
ただただご冥福をお祈りします。
三ヶ辻山頂はそこそこ広いです。私が着いた11時過ぎにはお二人だけいました。
見晴らしはまあまあです。登りの途中の方が見晴らしいいかも知れません。
人形山には12時過ぎに着きましたが、二十人以上の人が昼食中でした。こちらの山頂はかなり広いです。少し先にも広い場所があり、そちらに十名くらいの一団体?の方がおられました。そこで昼食を取りました。人形山山頂は見晴らしもよく気持ちよいです。
虫はさほど気になるほどではなかったです。…耳に二度入りましたが。
山頂にはいなかったか、あるいは記憶に残らないくらい少なかったのだと思います。
第二休憩地に結構いました。このあと増えるのでしょうか。
下山後の中根登山口では五箇山鍋が振る舞われました。
とても美味しかったです。
他の方の山行記録によると、5杯まで無料だったとのこと。
1杯しか食べなかったのですが、もっと食べたかったです。
飲み物は500ml程度のペットボトル5本用意。4本飲みました。
■□■
7割が単独登山、4割が誰一人会わない孤独登山を重ねているので、今回のように人が多い登山はほとんど経験していません。
いくつか気になったことがあったのでメモとして残しておきます。
・宮屋敷跡に着くと、ど真ん中の鳥居を囲み飲んでいる大人数の方々がおられました。
鳥居の下には2Lの酒パック。…お供え物?それとも彼らの養分?…ど真ん中でどうなのよ?と思いましたが、たぶんその後人形山山頂で少し話した人たちです。いい人達でした。
・大勢の人とすれ違ったこの日。30回くらい挨拶しました。何も返ってこない場合もありましたが、面白かったのは「こんにちは」に対し「ウェーイwww」と返されたこと。
ネットで「ウェイ系」という若者がいると聞いてましたが、初めてリアルで出会いました。…若者ではなかったですが。
・大音量で音楽を鳴らして歩いているラジカセ男がいました。…ラジカセ?
大音量は熊鈴の代わりなんでしょうか?
長時間聞かされる場合はさすがに音量を下げてくれと言おうと思いましたが、幸い私より足が遅かったので、数分で避けられました。
***
ところで、私の目標は日帰り可能な富山の百山を登ることです。
それが一段落したら、次の目標も持っています。
日本百名山。
…ではありません。
相変わらず富山の低山を歩きたいのです。ゴミ袋を持って。
目につく人工的なゴミを拾いながら、富山の山々を愛でたいのです。
でも今はゴミを拾うなんてことはしていません。
登山を始めてまだ一年一ヶ月の初級者の私。
いかなる時も、歩くだけで精一杯なのです。
なので口だけ番長です。口先番長です。
余裕ができた頃に、そうしてみたいと思っているだけなのです。
この日、両山頂の分岐点・梯子坂乗越にティッシュが落ちていました。
ピンクの模様があったような気がします。ってことはティッシュではなくトイレットペーパーでしょうか?…んこして拭いて捨てたのでしょうか?
私は下から上がってきて辿り着いた時に気づきましたが、見てみぬふりをしました。
その後三ヶ辻山に登り、今度は人形山に登り、そして三度目の梯子坂乗越に着きました。その間二時間二十分。
私はトイレ紙のことは忘れ、離れたところに腰を下ろしていました。
女性二人が三ヶ辻山から登って来ました。(ホントは「降りてきた」と書くべきですが、梯子坂乗越からは少し下りになるため、「登って来た」という表現がしっくりきます)
そしてすぐに汚物に気づいたようで、二人のうち一人が杖でトイレ紙をつまみ上げました。もう一人がビニール袋を広げ、そこに入れたのでした。
二人は休む間もなく颯爽と降りて行きました。
美しい光景でした。
ゴミを拾いながら山に登り、地元の山を愛でる…その目標を、すぐに来週からでも行なってみたい、と思った瞬間でした。
***
朝からずっと喧騒の中にいました。
下り…第一休憩地を過ぎて、元気なお子さん連れの父子を抜くと、それからしばらくは私一人でした。
静かです。
落ち葉を踏みしめる音。
きしむザック。
鳥のさえずり。
遠くからは沢の流れが聞こえます。
樹々から溢れる陽の光。
ようやく落ち着いた、孤独な山歩きを少しだけ味わえました。
コメント
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はじめまして。
今年も、友人と登ろうと言っていた山なので興味と山道の状況を知りたく思わず見入ってしまいました。
特に「感想/記録」を読んでいて、ほとんど共感しますし、支持いたします。同じようなことを考えている人が同じ山登りしいることに嬉しく思います。
口先番長、私もそうです。ゴミを見て拾おうと思いますが、袋がすぐに用意できないと自分自身に言い訳を作ったり、体力がそこまで追いつかないなかったりと・・・。でも、最近は、常にポケットにレジ袋を入れて登山しています。
私も、人のふり見て我がふりを治します。ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
はじめまして!…というか細蔵山の記録でコメント頂いてます。
ゴミを拾うってなかなかできませんよね。
特に、歩いている時にわざわざ腰をかがめて拾うなんて、とてもできないです。
でも私も次からはゴミ袋をポケットに入れるとか、腰にぶら下げるとか、すぐに使えるところに携帯しようと思います。
今までもザックには入っていたんですけどね。
感想に書いた通り、歩いている途中では無理にしろ、まずは小休止で腰を下ろしたときなんかに目の前にゴミがあったら拾えるようにしたいと思います。
ja9eoqさんは既にポケットに入れて登山されてますか!
毎回は拾えないにしろ、そういう心がけが大事なんだと思います。
そういう心がけを持っていれば、少なくとも自分が山を汚すってことはないでしょうからね。
こちらこそどうもありがとうございました。
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