奈良岳、大門山〜ブナオ峠開通翌日
- GPS
- 08:08
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,437m
- 下り
- 1,426m
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
大門山までは整備された歩きやすい道でした。 赤摩木古山から奈良岳までは足元に草が覆いかぶさり、若干コースが見にくい箇所が多くありました。 邪魔しているのは木ではなく草なので、ヤブという程ではないです。 雪上を歩く箇所はほとんどなかったです。 |
その他周辺情報 | 「くろば温泉」に寄りました。 ブナオ峠から国道156号線に出て4キロです。 大人600円、露天有り、サウナ有り、シャンプー、ボディソープ有り。 建物の中の浴槽はやや熱めで、露天はややぬるめでした。 目の前が庄川のダム湖で、露天からはダム湖と高坪山?が望めました。 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 ホイッスル 鈴 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 保険証 タオル ツェルト 杖 シュラフ iPad スマホ*2 ヒトココ 虫除けネット
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感想
6月16日に156号からブナオ峠までの福光上平線が開通。その翌日に行ってきました。
朝7時少し前に着くともう車が8台もいました。
大門山までは整備された歩きやすい道でした。
大門山山頂は二方向にわずかに見渡せるとことがあるものの、展望が良いとは言えません。
対して次のピークの赤摩木古山山頂はとても展望が良かったです。
360°とはいきませんが、300°くらいは見渡せたと思います。
奈良岳まで行かない場合でも、晴れた日なら赤摩木古山まで足を伸ばすべきと思います。
赤摩木古山を後にすると、強烈な下り階段に入ります。
戻りでここを登るのかと思うと気が滅入るほどです。
さらに見越山が目の前に見えてきてからの登りも厳しいです。
見越山山頂もとても展望がいいです。
見越山からも急な下りが入り、前述同様気が滅入ったあとに上りに転じると、今度はさほど急な上りにはならずに奈良岳に到着です。
奈良岳山頂はあまり展望が良くないですが、大門山を過ぎてからの2つのピークや稜線でも展望が素晴らしい箇所がそこかしこにあるため、がっかり感はないです。
上り下りを繰り返すことは分かっていましたが、予想以上に辛かったです。
とは言え、天気が良く気温も良く、見晴らしも良くてとても満足できた一日でした。
ぬかるんだ水たまりに丸太や大きな枝が敷かれていることは良くあります。
ブナオ峠〜大門山の途中にはそんな箇所がいくつもあり、ずっと前から置かれているような丸太がありました。
朝歩いていて気づいたのは、それ以外のちょっとしたぬかるみには、置かれたばかりと思われる新しい乾いた枝がいくつも敷いてあって、今回の開山に向けて、地元山岳会か自治体関係者か分からないけど、整備されたのかと思いました。
ところが朝はなかった、葉っぱが付いた枝が帰りには複数箇所に置かれていました。
まさにこの日に置かれたということです。
この日すれ違った誰か…一般の方か、それとも整備しようと登られた山岳会の方か知りませんが、枝を拾ってはぬかるみに置く、ということをしながら歩かれたのでしょう。
頭が下がる思いでした。
私より先乗り車両が8台だったのに、先行していた方とは2組しか会わなかったです。
多くが猿ケ山に行かれたのでしょうか?
それとも奈良岳からさらに大笠山に向かわれた猛者なんでしょうか?
私より後に上り始めたと思われる方々とは6組12名(ソロ含む)とすれ違いました。
15時前にブナオ峠に着くとさらに車が増えていて、15台ほど止まっていました。
3台は駐車場からあぶれ、道の路肩に止まってました。
一年前の7月日曜日に同じブナオ峠を登山口とする猿ケ山に登りましたが、その時は誰一人会いませんでした。
ブナオ峠までの道の怖さとともに、ブナオ峠の秘境感が印象に残っていたので、混雑しているブナオ峠には違和感を抱きました。
山頂ではどこも虫が飛び回っていましたが、特に大門山山頂が多かったです。
とは言え退散したくなるほどではなかったです。
山頂以外では気にならない程度でした。
動物は見かけませんでした。
…動物繋がりでまた猿ケ山の話になりますが、去年登った時に雷鳥と思われる鳥を見かけ、啼き声も聞きました。
もうはっきりとは思い出せませんが、「バーバー」だか「ベーベー」だか、「あかさたな」の「ば行」の、品のない啼き声でした。飛び立たずにひょこひょこと逃げたのも雷鳥っぽかったです。
帰宅後調べると、雷鳥の啼き声がまさしく「ば行」の品のない啼き声!
猿ケ山に雷鳥がいるとすると大発見です。
勇んで富山ファミリーパークと富山県庁自然保護課にメールで問い合わせると、ファミリーパークからはそっけない返事。
対して県庁自然保護課からは丁寧にヤマドリのメスか幼鳥ではないかと言う答えが返ってきました。
…ま、違うとは思っていたんですけどね。
何の鳥なのかを知りたかったのです。
その時、富山県庁自然保護課からのメールに貼って頂いた鳥の啼き声のサイトです。
面白いので良かったら。
http://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/nakigoe.html
あともう一つ。
いろんなお山で、バイクのエンジンをかけたときのような音を聞くことがあるんです。
この日も聞きました。
とても鳥や小型動物の出す音とは思えず、最初は大型動物であるイノシシかクマちゃんの唸り声かと思いました。
ところが結構な頻度で聞くので、イノシシ、クマではないのでしょう。
イノシシ、クマとそんな頻繁に出くわすとは思えないですから。
では何の音なのでしょう?
ってことを、一年近く疑問に思っていました。
それがたった今解決しました!!!
上記ヤマドリと会った経緯を書くために「ヤマドリ」を検索し、ウィキペディアを見たんです。
するとこんな記述がありました。
<ヤマドリ>
オスは鳴くことはまれだが、繁殖期になるとオスは翼を激しくはばたかせ、オートバイのエンジン音に似た非常に大きな音を出す(ドラミング、ほろ打ち)ことで縄張り宣言をし、同時にメスの気を惹く。また、ドラミング(ほろ打ち)の多くは近づくものに対する威嚇であるともされる[2]。
肩の荷が下りました。
じゃないや、こういうとき何て言うんでしたっけ。
胸のつかえが下りました、ですね。
姿を見たことは少ないですが、これまで何度となくヤマドリに威嚇されていたみたいです。
威嚇ではなく、またひょこひょこ歩く姿を見せて欲しいです。
ということで、ブナオ峠から登るお山では、ヤマドリと会える可能性が高いみたいです。
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