大師道〜市章山 <生まれ変わった再度山頂>
- GPS
- 05:52
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 537m
- 下り
- 572m
コースタイム
- 山行
- 3:46
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 5:31
109min 1時間49分 純歩行 91min 1時間31分
周回合計(再度山頂〜修法ヶ原)
29min 純歩行 16min
下山合計(修法ヶ原〜二本松林道〜浅間ヶ丘〜市章山〜元町)
150min 2時間30分 純歩行 119min 1時間59分
行動総計 288min 4時間48分 純歩行総計 226min 3時間46分
山行総計 331min 5時間31分
天候 | 朝方は薄曇、9:30ごろから終日ほぼ快晴 山上気温25℃前後も、午前中は案外カラッと過ごしやすく 時折の微風も爽やかでしたが、午後から湿気が出て暑くなりました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
神戸市バス7系統 三ノ宮町1〜諏訪山公園下(\210) 復路:JR神戸線 元町〜摂津本山(\170) |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇(大師道)諏訪山公園下BS〜猩々池 バスを下車、諏訪山公園すぐ西の街路を北に入る。 入口の壁に「大師道(再度谷)」を示す金属プレートがある。 反対側の路傍に立つ丁石「二十二丁」から登山スタート。 >以降、丁石の間隔は約190m。 >大師道を登るのは久々なので、逐一確認しながら歩きましたが >大龍寺境内の「一丁」まで、全く欠けることなく続いています。 山手女子中高の脇を通り、しばらく急傾斜の舗装道を登る。 灯籠茶屋の看板が立つY字分岐は右へ取り、 その先の橋で再度谷を左岸に渉る。 >灯籠茶屋の大看板前に立っていた道標が倒れていて >進路が少し判りにくくなっています。看板につられて >茶屋や再度山荘方向に進んでしまうと敷地内で行き止まり。 あとは橋で幾度か再度谷を渉り、いくつかの堰堤を越えて よく整備された道を辿る。水量調整のための放流滝を巻く 急傾斜を登りきると猩々池。 >ウシガエルの合唱を聴きながら暫し休憩。 〇(大師道)猩々池〜大龍寺 猩々池の周回道はもっか工事中、通行止め。 池から舗装道を少し登った(善助茶屋跡を経由する)分岐は直進。 カフェ「はなれ家」の脇を通過、やや急な傾斜を真っ直ぐ登って 大龍寺仁王門前の広場に出る。 仁王門をくぐり、緩急の階段を2セットで本堂に到着、参拝。 〇大龍寺〜再度山頂 本堂脇から右へ(大きな石標あり)やや急な階段を登って奥ノ院。 さらに奥ノ院から右奥へ延びる登山道(はじめは参道ふう)に進む。 「貴姫大御神」という、いかにも謂われのありそうな 自然石(磐座?)の横から山道っぽい雰囲気になる。 >この磐座に「この奥・天狗岩・亀の岩・山頂」と書いた >手製の木製看板があり、山頂まで迷う気遣いはありません。 ここから先は一気に難路といっていいレベルの急勾配。 段差に懸けられたアルミ階段やトラロープを掴んでひと登り、 その「天狗岩・亀の岩」に到着(写真参照)。 >「天狗岩」が鎮座する巨岩の上部を亀形に彫った部分があり >これが「亀の岩」ですが、これを間近に見るためには >岩の大きな段差を這い上がる必要があり、 >私的にはコワいので、いつもスルー。 ここから(手も使って)キツい傾斜を5分ほどで再度山頂。 山頂から南(大龍寺)方向の斜面が大きく伐り開かれ 神戸市街からポーアイ、大阪湾まで望むことが出来る。 >すでに登りの道中から雰囲気が一変していて >「見晴らしが良くなった再度山」を実感できました。 >かつての愛想ない山頂が、休憩やランチの好適地に >生まれ変わったのは全くご同慶の至り。 >再度公園(修法ヶ原)へ向かうには、再度山頂経由の方が >この眺望を楽しめるだけ「お得感」がありますね。 〇再度山頂〜再度越〜修法ヶ原(再度公園) 山頂から大龍寺とは逆方向の斜面を下る。 途中、踏跡が薄い箇所もあるがテープ類や段差ロープもあり 足許注意して進めば10分弱で再度越に出る。 あとは道なりに下ってお馴染みの再度公園(修法ヶ原)。 〇修法ヶ原〜猩々池〜二本松林道(二本松BS) 下山は再度越経由で太龍寺境内、あとは往路を逆に歩いて猩々池。 池畔から大師道へ下らず、二本松林道(クルマ通行可)を東へ。 20分強で再度DWに合流する地点が、市バス25系統・二本松BS(登り方向)。 〇二本松BS(下り方向)〜遊歩道〜堂徳山三角点〜浅間ヶ丘 車道沿いに少し下ると「湊川神社神苑」の巨大な石碑が建つ 下り方向の二本松BS、ここから緩い階段を上って遊歩道に入る。 すぐに城山方面への分岐に出るので、道標に従い市章山方向へ進む。 緩い登りのあと出てくる急勾配を下った先で 「(直進)行き止まり/(右)錨山・市章山」の道標に行き会う。 これを直進すると、すぐ右の路傍に堂徳山の三角点(口一里)あり。 道標まで戻り、道なりに下った先で車道を横切り、 「浅間ヶ丘・錨山記念碑道」と書かれた石碑の脇からまた遊歩道へ。 ここから数分で明治帝御製の歌碑が建つ「浅間ヶ丘」に到着。 >ちょうど昼時なので、脇のベンチで昼食にしました。 >浅間ヶ丘の謂われについては「感想らん」に書きます。 〇浅間ヶ丘〜市章山〜錨山〜「連理の大クス」〜(車道)〜再度DW入口 浅間ヶ丘から、しばしば出てくる急勾配を下って市章山。 「This is KOBE」の眺望を楽しみ、次は風力発電所の立つ錨山のベンチ。 急傾斜を下ってDWに合流した地点で、再度谷〜諏訪山方面には下らず 未経験の「太子の森」方向「連理のクス」看板に進んでみた。 これが失敗。 >素直に再度谷へ下っておけば・・と思わされる >雨で路肩が緩んで歩きにくいトラバース道になります。 >「連理のクス」なんぞ何処にあるのかも判らず >後悔先に立たず(すんません)。 >すぐに閉鎖トンネルの前に出、あとは車道をそのまま下って >再度DWのトンネルをくぐり、市街地に着地しました。 >車道を下る途中、何度か太子の森方向から下ってくる道と >出会いましたが、そもそも分岐を見逃しているので >もはやどうにもならなかった、というのが実情です。 |
写真
装備
MYアイテム |
notung
重量:-kg
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個人装備 |
化繊LSカットソー(キャプリーンLW)
化繊SS山シャツ
七分丈タイツ
七分丈パンツ
ウールソックス
トレランシューズ(ローカット)
防暑帽
サングラス
シングルステッキ(セルフィスティック兼用)
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備考 | これからの低山は、うちわ・扇子必携ですネ |
感想
Ham0501さんはじめ、たくさんのレコで拝見した再度山の眺望を
楽しもうと久々の大師道を登りました。
本日の狙いは一点、新装(?)なった再度山頂の眺望でしたが
事前情報の通り、以前の愛想ない山頂が一変していました。
大龍寺から直に修法ヶ原に向かう再度越も結構登らされます。
短い急登はありますが、今後は山頂経由の方がより楽しめるのでは??
あじさい見物(それとソフトクリーム!)の森林植物園にも
食指が動きましたが、かねて行きたかった浅間ヶ丘から
暫くぶりの「This is KOBE View」市章山をチョイス。
・・・いつも思うのですが、再度公園まで大師道はこんなに緩やかなのに
錨山から市章山、再度DW沿いの遊歩道は、なんであんなに急なのか?
地形図眺めて謎解きしてみましょうかネ。
* * *
「浅間ヶ丘」の謂われについて、日露開戦直前・明治36年の神戸沖観艦式の際
明治帝の御召鑑になった「浅間」が由来だったと、TokiwaTrekさんの
ブログで知って以来、かねて行きたいと思っていました。
実際行ってみて、石碑の揮毫が帝の信任篤かった有馬良橘大将と知り
(退役後、明治神宮宮司も務めています)ますます「なるほどなぁ」と
感慨をあらためた次第です。
日露役に名高い旅順閉塞戦、立案者の艦隊参謀(当時中佐)でありながら
件の広瀬中佐とともに実戦場にも二度赴いた果断の人物ですが、
戦後は多くを語らなかった有馬大将。
いかにも明治海軍の将官らしい逸話−−−
浅間・常磐・出雲・磐手・吾妻・八雲の装甲巡洋艦6隻が
最新鋭の主力艦6隻と構成する六六艦隊は、開戦前の時点で
実は世界最強の新基軸だった、という話ーーー
・・・そんなこんなを思い出しながら、
明治帝の歌碑でカップラーメンなんぞ喰っていると(たいへん陳腐ですが)
「夏草や強者どもが夢のあと」まさにそんな気分でした。
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