幌尻岳(百名山のラスボス)
- GPS
- 22:23
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 2,176m
- 下り
- 2,211m
コースタイム
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:49
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 9:57
天候 | 曇り時々小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
道の駅ウトナイ湖から樽前山登山→とよぬか山荘の予定だったが樽前山の登山口への道が異常気象により閉鎖されており樽前山は中止 とよぬか山荘前泊 8/28 2番バス(7時発)で登山口へ この便の乗客は自分一人のみ、他の登山者4名は1番バス(4時発)で出発済み |
コース状況/ 危険箇所等 |
クマがシカの肉を食べているとの目撃情報があったそうで、1番バスの出発時間が3時から4時に変更になってました。 北電の取水施設への橋が流失しているので、流失箇所から靴を履き替えて渡渉開始です。 |
その他周辺情報 | 下山後は、旭川に向かうため、途中占冠の湯の沢温泉で汗を流しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
携帯
時計
ストック
カメラ
|
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感想
8/26まで台風の影響でシャトルバスが動きませんでした
8/27
ネットで確認したらシャトルバスが運転再開していた
この日前泊したのは約5人(早めに寝てしまったので)
自分以外は翌朝1便のバスで出発予定だが、食事の時に1便の発車時刻が3時から4時に変更するとのことでした。理由はクマがシカの肉を食べている目撃情報があり暗いうちの行動を控えるよう要請があったようです。
8/28
7時のバス(実際には15分前)で出発。登山客は自分だけ
バスの中で幌尻岳のDVDを流してくれたので、渡渉の注意点が参考になった。
最後の橋が流失している地点から沢靴にチェンジ。ただでさえ重たいザックに登山靴も押し込んでさらに重くなった。
最適な渡渉ポイントをなかなか見つからず、行ったり来たりしながらポイントを探したのでかなり時間がかかってしまった。まぁ、単純に時間の余裕はあるのだが行程が伸びると雨、増水のリスクがあるのが厄介なところだ。
渡渉も最後の方は段々慣れてきて、冷たい水の中が気持ち良かった。
幌尻山荘では、2階の奥隅に毛布1枚と寝るスペースが指定されたが、1階のストーブのおかげで2階は暖かった。
8/29
5時半に小屋を出発
出だしから急登が続くので自分のペースがつかめない。朝食も取ってないのでシャリバテ気味になる。命の水の看板前で大休止しドーナツで朝食。稜線に上がってからはいくらか周りも見えるので気分的には楽になるが、ペースは上がらないままで、何度か途中で諦めようかと思いながら歩いた。
新冠コースとの合流から程なくして山頂に着いた。全ガスで展望は無いし、寒いので腰を下ろすことなく写真を撮っただけで下山。
小屋に戻って飲んだ缶ビールはキンキンに冷えていて最高でした。
5/30
周囲が明るくなるのを待って5時に小屋を出発。
すぐに後続の二人組(ソロ×2)が追いつき、自然とにわか3人パーティとなって渡渉するようになる。名前も知らないにわかパーティとはいえ一人の往路と比べて安心感がある。渡渉にも慣れてきた。長い林道歩きも3人で話しながらなので長く感じなかった。
総括
渡渉について
このコースの最大のネックであることは間違いないでしょう。山中で大雨増水となれば小屋に閉じ込められ下山の予定が立たなくなるし、下山を急いで無理すれば命を落としかねない。一般的な登山を何年もしているような人でも、沢の遡行、渡渉の経験はあまりありません。つまり、沢に関しては初心者なわけで、どのくらいの深さ、早さが自分の限界点なのかは、流されてみないと分かりません。
沢靴についてですが、正直今回どうするか悩みました。今まで必要としなかったし、おそらく今後も使わないでしょうから、陽希のようにローカットのトレッキングシューズで代用できないか考えました。
結論から言うと、沢靴にしておいてよかったと思います。おそらく、トレッキングシューズでも歩けたとは思いますが、岩の上でのフリクションは沢靴のフェルト底に分があるのではないでしょうか。滑って転べばただでは済まないことを考えると沢靴が正解でしょう。
今回の渡渉では深いところで自分の股下ギリギリぐらいでした。もし、腰まで浸かりザックが浸かるようなら引き返すつもりでした。
クマについて
クマの目撃情報で2頭のクマがシカを食していたそうです。林道途中に小さ目の糞もありました。小屋で話をした人の何人かはクマスプレーを持参されていましたし、長めの傘で撃退(目の前でパッと開くと驚いて逃げるらしい)と対策されていましたが、自分は鈴2個と笛だけでした。今回クマに出会わなかったのは運が良かっただけかもしれません。
幌尻山荘について
2階を指定されたが、2階は火気使用不可でした。また、寝具類以外のザックやらは小屋周囲の物置に置きます。
小屋前にブルーシートが敷かれていましたが利用している人は殆どいませんでした。
最難関コースと言われるぐらいなので、百名山の百座目や九十九座目の方などベテランの方が集う山でした。
ちなみに、自分は九十七座目でした。
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