秋田駒ヶ岳 駒ヶ岳八合目から草紅葉のムーミン谷へ

2018年09月23日(日) [日帰り]

• GPS: 04:42
• 距離: 8.9km
• 登り: 671m
• 下り: 669m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:48
• 休憩: 0:54
• 合計: 4:42

8:08 駒ヶ岳八合目小屋
8:43 8:45 片倉岳
9:07 9:08 阿弥陀池
9:16 9:20 阿弥陀池避難小屋
9:36 秋田駒ヶ岳
9:46 9:47 阿弥陀池避難小屋
9:50 9:51 阿弥陀池
10:01 10:14 男岳鞍部
10:42 駒池
10:51 11:04 かたがり泉水
11:11 11:12 男岳分岐
11:21 11:22 大焼砂
11:50 12:07 横岳
12:15 焼森
12:50 駒ヶ岳八合目小屋

天候

曇り時々晴れと強風

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

■田沢湖高原から駒ヶ岳八合目に至る県道駒ヶ根線は、土日祝はマイカー規制されているため羽後交通駒ヶ岳線バスが発着しているアルパこまくさの登山者用駐車場に駐車。
240台駐車可能の大駐車場は、朝はガラガラに空いていたが下山したお昼過ぎはほぼ満車だった。
7時42分始発バスで登山口の駒ヶ岳八合目8時7分着。
片道620円。アルパこまくさ内の売店でチケットを売っている。
車内現金精算も可だが両替が無いようにあらかじめ小銭を用意。

コース状況／危険箇所等

■男岳鞍部からムーミン谷に至る間に急登があり崩落の跡もある。崩落箇所は浮き石に注意。
■大焼砂は吹きさらしで草も生えない風の通り道。ザレて歩きにくい。
■ムーミン谷の「かたがり泉水」付近にはベンチとなる木道が数箇所あり、谷のため風も直接あたらないので休憩場所に良い。
■トイレは八合目小屋と阿弥陀池避難小屋。
■登山口に靴洗い場。

その他周辺情報

■前泊宿
田沢湖高原温泉「プラザホテル山麓荘」
１０畳以上タイプの１泊夕食と朝食おにぎり弁当のトレッキングプランで9680円/人。
源泉かけ流し。

■後泊宿
プラザホテル山麓荘「別館四季彩」
秋田の和牛の陶板焼きプラン１泊２食で15120円/人。
源泉かけ流し。

■田沢湖高原の「2018秋田駒ヶ岳マイカー乗り入れ規制」
規制期間
6月1日〜10月31日までの土曜日、日曜日、祝日と6月21日〜8月19日までの平日
規制時間
午前5時30分〜午後5時30分
※八合目駐車場の状況により、規制時間前でも乗り入れを規制する場合あり。

写真

9/22 16:20

前泊したプラザホテル山麓荘のロビーにて
今日の民謡ショーはお休み

9/22 18:11

明日ムーミンに会えますように

9/23 7:20

7時20分のアルパこまくさ

9/23 7:20

登山者用の駐車場はまだガラガラに空いていた

9/23 7:39

7時42分アルパこまくさ始発の駒ケ根線バスに乗る

9/23 7:48

ほぼ満席
当然ながら皆さん登山者

9/23 8:09

8時7分駒ヶ岳八合目から早速登山開始

9/23 8:13

ガスっぽい

9/23 8:16

熊鈴を装着

9/23 8:16

8合目登山口からすぐの火山っぽいところは旧日窒硫黄鉱山跡

9/23 8:35

片倉岳展望台の展望は無かった

9/23 8:44

紅葉が見えてきた

9/23 8:55

薄日が時々差すもののなかなかガスが晴れない

9/23 8:55

一瞬ガスが晴れて下界が見えた

9/23 9:04

木道が始まる

9/23 9:07

阿弥陀池

9/23 9:09

青空が見え隠れ

9/23 9:09

阿弥陀池は草紅葉

9/23 9:11

分岐から阿弥陀池湖畔の左側の木道を歩く

9/23 9:12

阿弥陀池避難小屋で小休止

9/23 9:21

秋田駒ケ岳男女岩へ登る石畳

9/23 9:24

やがて木道となる

9/23 9:25

そしてつづら折れの登り

9/23 9:34

男女岳（秋田駒ケ岳）山頂に到着したが風が強いのでまんじりとせず

9/23 9:35

三角点タッチしてすぐ下る

9/23 9:46

阿弥陀池避難小屋まで下る

9/23 9:47

行きとは対岸の木道を分岐まで歩く

9/23 9:51

分岐まで戻ってきた

9/23 9:53

男岳への登り

9/23 9:55

男岳と横岳の分岐
ここからムーミン谷へ向かうはずだった

9/23 9:55

ここで女岳方向へ行けばムーミン谷へ行くのだが・・
岩には「横岳」の白ペンキ
もう一方は「女岳」と白ペンキで書かれていたのだが剥げていて読めなかった

9/23 10:09

横岳へ向かっている途中で現在地を確認して間違いに気が付いて戻ったらさっきの岩とは別の場所に「女岳」と書かれた岩があった

9/23 10:13

ムーミン谷へは急坂を下る
女岳はパス

9/23 10:15

ガスガス

9/23 10:18

一瞬の晴れ間

9/23 10:28

ムーミン谷だ！

9/23 10:30

トリカブト

9/23 10:30

草紅葉が始まっている

9/23 10:31

向こうに木道が見える

9/23 10:32

エゾオヤマリンドウ

9/23 10:34

チングルマの紅葉

9/23 10:35

時々ガスがかかる

9/23 10:35

これが秋のムーミン谷

9/23 10:36

駒池が見えてきた

9/23 10:40

駒池

9/23 10:42

駒池に浮かぶ水草

9/23 10:42

駒池から先へ進む

9/23 10:44

山肌も紅葉している

9/23 10:46

かたがり泉水

9/23 10:49

かたがり泉水から大焼砂へ向かう

9/23 10:49

ムーミン谷を振り返る

9/23 10:54

かたがり泉水付近のベンチで休憩
プラザホテル山麓荘の朝弁当を食べる

9/23 11:06

これから向かう大焼砂の稜線
風が強そうだ

9/23 11:07

ザレ場に差し掛かる

9/23 11:12

大焼砂の稜線

9/23 11:16

風が強すぎる

9/23 11:20

大焼砂からムーミン谷を望む

9/23 11:31

大焼砂はザレで足が埋まってなかなか先に進まないので登りはキツイ

9/23 11:42

横岳に到着

9/23 11:43

横岳でコーヒーブレイク

9/23 12:06

三角点タッチ

9/23 12:07

横岳から焼森へ向かう

9/23 12:08

阿弥陀池と右に男女岳

9/23 12:12

焼森の丸い山頂が見えてきた

9/23 12:15

焼森山頂

9/23 12:25

色好き始めた山

9/23 12:49

八合目登山口に到着

9/23 12:49

靴洗い場で泥を落とす

9/23 12:51

ちょうど12時55分発のバスに乗れた

9/23 13:21

13時20分着
アルパこまくさ駐車場は満車だった

9/23 15:52

プラザホテル山麓荘「別館四季彩」の内部

9/23 18:08

お疲れ乾杯

9/24 12:45

帰りに寄った酒田の山居倉庫
朝の連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台にもなった

9/24 12:53

倉庫裏にある樹齢150年以上のケヤキ36本の連なるケヤキ並木

撮影機器：

DSC-RX100 SONY

感想

sunvito

「てんくら」によれば強い風が予報されていたので不安を抱えながら駒ヶ根線バスに乗った。終着の八合目登山口は薄いガスに覆われており、ときおり見える上空の雲の流れは速かった。

紅葉は既に始まっており、見頃最盛期はもう少し先だと思われるが、ガスさえなければ十分楽しめる位進んでいる。時々ガスの切れ間から陽が射すと紅葉が鮮やかに映える。

阿弥陀池まで開けた登山道をゆるやかに登る。登山道の見晴らしの良さそうなところにはベンチが設置されているが、真っ白で何も見えない。ガスに包まれた阿弥陀池は幻想的である。避難小屋で小休止してから秋田駒ヶ岳最高地点の男女岳に登る。石畳と木道階段で15分ほどで山頂に至る。ガスのため山頂からの眺望はまったく無いうえに強風でまんじりとも出来ないのですぐに避難小屋まで下った。

阿弥陀池からムーミン谷へ向かう。男岳鞍部の分岐で、岩に白ペンキで書かれた「女岳」の文字が消えて判読できなかったため、横岳へ向かってしまうミスをしてしまった。途中で気がついて分岐まで戻ると、女岳方向へ向かう道に「女岳」と書かれた岩があった。分岐では注意して廻りをよく見て進む方向を確認しようと思う。

男岳分岐からムーミン谷へは急峻な坂である。崩落した箇所があって浮き石があるので足下に集中した。

谷まで下ると風は和らいだ。時々ガスが切れた瞬間に紅葉を見せていた程度だった谷が、次第に晴れ間が広がると一面チングルマの紅葉で覆われたムーミン谷の全容が見えてきた。この時期の駒ヶ岳に花はほとんど無いが草紅葉が見事である。山肌も色づいており紅葉に囲まれた木道を歩く。なお、このムーミン谷は、環境省の十和田八幡平国立公園の秋田駒ヶ岳トレッキングコースには「馬場の小道コース」と記載されている。

かたがり泉水付近の木道脇ベンチで休憩し、宿の朝弁当を食べて大焼砂へ向かう。稜線の大焼砂では強風とザレに悩まされた。強い風に体が持ってかれてまっすぐ立てないうえに、ザレに足が埋まって踏ん張るとズルッと下がってしまい、思うように前に進まないのだ。ここは風の通り道で草も生えない。この時期ではコマクサも無い。眼下にムーミン谷が見えるのだが、ゆっくり見ている余裕は無かった。ようやく登り切って横岳に到着しコーヒーで一休みする。

横岳からは焼森を経由。あいかわらず風は止まないが、晴れたので周辺の山の紅葉を見ながら八合目登山口へ下った。