蕨山-大持山-武甲山 (奥武蔵を満喫!)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,708m
- 下り
- 1,790m
コースタイム
橋立堂から浦山口駅は約10分です。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
浦山口の時刻表:http://www.chichibu-railway.co.jp/train/ttable/31_urayama.html 西武池袋方面はお花畑駅おりて西武秩父駅まで歩きます。(池袋直通に乗れればラッキー) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 ・全体的にはよく整備されています。 ・ヤシンタイの頭-滝の入頭の西面は大きく伐採されており展望のよい尾根道が楽しめますが高所恐怖症の方には少し怖いかも。 また前後の区間は伐採面側にネットが張られていますが、ネットは足元にも這っていますので足を取られぬようご注意ください。 ・大持山-シラジクボ間は雪が残ります(アイスバーン状のところも)。 雪の無い区間の方が長いこと、雪(氷)に土が乗り滑りにくくなっていいることからアイゼンの着用は判断が分かれます。 自分は着用せずに1回見事にコケました。 用心の良い方は着用されていました。 ・武甲山から浦山口ではクマの目撃情報があります(2011年12月30日<kipyon>さんのレポート)。熊すず着用などの対策を取ってください。 ・浦山口への沢沿の道で崩落しそうなところ1か所、崖側からの落石に注意が必要なところ1か所があります。 トイレ、水場など ・名郷バス停、橋立堂にはトイレがありますが、コース途中にはトイレはありません。(武甲山山頂トイレは冬季使用禁止になっています) ・コース中に水場はありません。 その他 ・橋立堂のお茶屋:土津園(はにつえん)さんの甚太郎そばはオススメです。 |
写真
感想
今年2度目のハイクはちょっとタイトなプランです。
昨年2回行った名郷バス停を起点に武川岳、大持山、武甲山を経て浦山口のコースを少し変えて、蕨山から登りは始めるコースです。武川岳経由と比べて距離は少ししか増えませんが登降が増えて自分には厳しいコースに思えます。昨年より思いはありましたが、実行を躊躇していました。
日が長くなる春にでも実行の予定でしたが、前回の山行が余りに不甲斐なく(短時間の比較的平坦なコースで最後は膝痛でヨロヨロ)、ここはビシっと決めたくて今回実行を決意。
いざ!
飯能7:10発湯の沢行きのバスはこの季節にしては賑わっており24名のハイカーを乗せて奥武蔵に向かいます。
約半数が名郷まで乗車。おや? 皆さん武川岳方面に向かうようで、蕨山方面は自分一人かな?
始めてのコースなので登山口までは誰かにくっついていく予定だったので、あわて地図を再確認。
舗装道はすぐ終わり、すぐに林道になりました。よしよし。
林道になってすぐ、林道横の沢にいたハンターにご挨拶。いやぁー銃を持っている人に出会うと妙に緊張しますなぁー。
山の方では猟犬の鳴き声も聞こえます。
林道もすぐに終わり沢を渡って登山道に入ります。
いきなりそこそこ急な登り。今回は膝をいたわり意識してスローなペースで入ります。
陽のあたらない植林の登りですが、上に見える稜線は光に溢れており、そこに導かれるようにテクテク進みます。
尾根道に出ると冷たい風が吹いてますが、不快なほどではないです。
明るい尾根道にでると実に気持ちいいハイク。快適快適と進んでいると おっと急登です。
蕨山へは何度か急登がありましたがガレ坂あり岩稜ありでバラエティーに富んでいます。
下りには要注意ですが、登りならそれほど悪くはないです。
順調に蕨山山頂(展望台)に到着。誰もいなく独り占め。
少し休憩をとり膝をマッサージ。両膝よ、今日はがんばってちょうーだい!
次に目指すは有間山。蕨山最高点はいつの間にか通過し、少し下って林道と交わるところが鞍部。
いざ登り返し!と気合を入れて登り始めようとしましたがー。
「ちょっと力をかしてくださーい!」と林道の軽トラック横からおじさんが呼びかけています。
ん?脱輪でもしたかな?と近づいていくとー「鹿を仕留めたんだけど、一人じゃ荷台に乗せられないんだよ」
あらま!おじさんハンターだったの!撃たれたて(?)の若い雌鹿が横たわっています。
そういえば猟犬の鳴き声と銃声がしていたなぁー。お仲間は遠いところにいるらしく、横を通った私にお声がかかったわけ。
お安い御用。よいこらしょ!
可愛い鹿を殺すなんて!と思う方もいるかもしれませんが、私は猟はいい趣味だと思いますよ。
さて、仕切り直し有間山への登り。
ここは一度下りで通ったことがあり、結構急だった記憶がー。
はい。記憶のとおり急登でした。でも、こんな坂の登降があるからこそ、このコースを選んだんだ。
喘ぎながら登るけど、それが楽しい。
急登だけどそれほど高度差はなく、順調に有間山山頂に到着。
ここも誰もいなく、山頂独占。おにぎりひとつ食べて体力を補充します。
ここからしばらくは本日のハイライト。
西面がバッサリ伐採された尾根道は高度感があり、さながら天空のプロムナード。
冷たい風が頬を叩きますが、それは冬を演出する重要なスパイス。心地よく感じます。
この景色はゆっくり楽しみたいです。
まだ先が長いので休憩は取りませんでしたが、ゆっくりゆっくり歩きました。
やがて鳥首峠に向かう岐路で快適なこの尾根道とはお別れ。
鳥首峠には転がるような急坂を下りてきます。
鳥首峠からは登りが続きます。
少しペースを戻したいところですが、急登はともかく、ゆったりとした登りでもペースが上がりません。
先のゆったりペースが染みついてしまったか?疲れてきたのか??
ウノタワまでがとても長く感じました。このペースで完歩できるのかなぁー 少し不安。
ウノタワを過ぎたあたりでペースが戻ってきました。
横倉山を越え、大持山へは昼食前の最後の頑張りどころ。先ほどの不安はどこへやら、気力が蘇ります。大持山の肩では昼食休憩をされている方がいました。うってつけの場所ですよねー。
でも今日は小持山手前のテラスまで頑張ろう。
テラスは幸い誰もいなく、風もあまりあたりません。特等席でゆっくり昼食です。
「きつね どん兵衛」を両神山を眺めながらすすります。
ここまでくればもう大丈夫。明るいうちの完歩が見えてきました。
大持山あたりから残雪があり、少し気になるところです。
昼食休憩を機に軽アイゼンを着けるか悩みますが、もう少し様子をみることにして着けずに出発。
結局最後まで着けず、1回見事にコケました。
シラジクボに2時過ぎに到着。想定より少し早いペースです。
ここまで膝痛はでていません。休憩毎のマッサージが効いているのかな?
最後の登りとなる武甲山を喘ぎながら登ります。苦しいけど楽しいな。もう終わっちゃうのか。達成感もあるけどちょっと残念でもある。
この山は今年も縁多い山になると思うので山頂の神社はしっかりと参拝しました。(いつもは素通りでコメンネー)
山頂から眺めも今日は格別。いつもより少し長めに展望を楽しみます。浅間山がきれいに見えるなぁ。
武甲山からの浦山口への下りも順調。今日は両膝とも最後までよく頑張ってくれました。
最後は植林を九十九折りに下って、沢と出合って山道を終えます。
楽しみがここで終わらないのが武甲山の好きなところ。
出合う沢は水量も豊富でいくつかの小滝がありとても美しいです。
滝の横には氷が付いていて、すっかり冬の顔になっていました。
あとは橋立川のせせらぎを聞きながら林道をひたすら下り、
冷たいビールと美味しい蕎麦が待つ橋立堂の土津園でハイクを終えました。
(店は閉めかけていたようですが、女将さんは快く迎えて もてなしてくれました。)
今回のコースは奥武蔵の良さが満喫できる素晴らしいコースでした。
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* 山と高原地図のコースタイムでは10時間を超えるコースになります。ご自身の脚力と相談の上ご判断ください。
まだ日は短く、雪の残る所もあります。ヘッドライト、アイゼンなど装備は万全でお出かけください。
改めて今回のコースで比較してみましたがー
確かに私の方が少し早い区間もあるようですが、
朝一の区間だったり、休憩後だったりー。
芦ヶ久保〜名郷で足を使っている<shadow1100>さんの記録とは直接比較にはなりません。
どーみても私の方が格下ですからー(笑)
お会いした時はお手柔らかにお願いします
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