不老山/丹沢湖から周回/道の無い下りはルート探索が厳しかった
- GPS
- 16:00
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 729m
- 下り
- 751m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
丹沢湖西端の浅瀬集落から不老山北尾根を登る。断続的に踏跡はあるが、テープ類や道標は皆無。 不老山から山市場バス停に降りる一般登山道を867mコブ手前まで辿る。良く踏まれ、道標も完備。その先、主稜線をさらに843mコブまで辿る。明瞭な踏跡は付いているが、道標は無い。 843mコブから世附大橋を目がけて真北に降りる。上部は踏跡も無く、尾根を形成していないのでルート探索が厳しい。下部は尾根筋に林業用の仕事道が付いているのでこれを辿れば良い。 世附大橋からMTB(自転車)で県道を走ればゴール。 |
写真
感想
最近、丹沢に入るのは11月末から4月初めの間だけ。期間限定の理由はヤマビルが怖いから。
12月になったのでヤマビルは冬眠しただろう、と言うことで8ヶ月ぶりに丹沢に出かけた。ただ、今年は11月末になっても暖かく、まだ不安があるのでヤマビルが多い東丹沢は避け、比較的少ない西丹沢に入ることにし、不老山に登ることにした。
不老山にはずいぶん昔に家内と一緒に南側から登っている。今回は一人なので道なき道を楽しみたい。そこで、北側の丹沢湖からコース状況の項に述べた周回ルートを設定した。
登路として選んだ不老山北尾根は最も短距離で頂上に立てるルートであり、地形図からこれなら登れると判断した。
北尾根に取付くためには、県道終点のゲートから世附川を対岸に渡らねばならず、その渡渉が心配だった。でも、水量が少なかったので飛び石伝いに簡単に渡れ、心配は杞憂に終わった。
尾根に乗れば、尾根筋ははっきりしているし、断続的ながらも踏跡が続いていて、全くルート探索に気を遣う必要は無かった。尾根筋の構成は単純なので、この尾根を下る場合でもさほどルート探索に戸惑うことは無いであろう。
これに比べると、今回下った843mコブの北尾根は格段に厳しかった。ここも地形図の情報だけで降りられると判断した尾根である。
北尾根と記述したが、尾根を構成しているのは下部のみ。843mコブはドーム状の山容なので、上部に尾根筋は見当たらず、急で一様な山腹を降りる感じ。特に標高700mから570mの間はこれが顕著。地形図を読んでも、東西に走っている等高線が並行して密集している、との情報だけで、進路の選択には役立たず。踏跡も無いので、コンパスと自分の山カンだけが頼り。
枝打ちされた小枝が散らばって歩きにくい急な植林帯を降りて行くと、標高610m辺りで作業道らしい踏跡に出くわした。これを斜め左下に辿って行くと、次第に尾根っぽくなった。標高570m辺りで傾斜が緩まり、確実に尾根に乗ったことを確認できた時にはさすがにホッとした。
さらに、踏跡が明瞭になった尾根筋を下って行くと、世附大橋の脇に朝方デポしたMTBにドンピシャリで降り立てた。やったあ!
843mコブから丁度1時間で世附大橋の脇に降り立った。前半の30分間ほど、頂上から570m地点で傾斜が緩まるまでは、カンを研ぎ澄まして厳しいルート探索に集中し、緊張の連続だった。
今回設定した周回ルートは比較的短いので、時間的には十分余裕があり、歩行ペースもゆっくり、休憩もたっぷり取れた。
不老山北尾根ではひたすら高みを目指した登高、そこから843mコブまでは800m台のなだらかな主稜線の散歩、843mコブからは道なき道の厳しい下り。三者三様の特徴を持った変化に富んだルートであり、今回は充実した楽しい山行でした。
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