ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 172314
全員に公開
雪山ハイキング
奥多摩・高尾

御前山 ノートレースだっ! Love 湯久保尾根

2012年03月01日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:22
距離
10.5km
登り
1,145m
下り
1,104m

コースタイム

07:58 宮ヶ谷戸バス停
09:36 湯久保分岐
11:58 鋸山分岐
12:02 避難小屋 12:15
12:29 御前山 12:53
14:17 トチノキ広場 14:28
15:55 栃寄沢入り口
16:20 境橋バス停
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き 立川駅〜武蔵五日市駅(JR五日市線)- 武蔵五日市〜宮ヶ谷戸(西東京バス)
帰り 境橋〜奥多摩(西東京バス)- 奥多摩駅〜青梅駅(JR青梅線)
コース状況/
危険箇所等
湯久保尾根
 地形的に危険な場所はありません。
 今日に限って言えば鋸山分岐直前で滑りやすくなっている場所が少しありましたが、
 それ以外は新雪のためアイゼン要りませんでした。
 雪は多くても20cmくらいで、木からの雪解け水で既にシャーベット状や
 泥田状になっている場所もありました。
御前山山頂〜避難小屋
 階段は埋まっていました。
 適度な雪で歩きやすかったです。
避難小屋〜トチノキ広場
 傾斜がそれなりにあります、凍結時の下りは恐そうです。
 途中から林道と登山道に分かれます、私は途中まで登山道をその後林道を歩きましたが、
 どちらにもトレースはありました。
栃寄沢
 上の入り口から楽しい部分(主観的表現でスイマセン)はトレースありました、
 先行者は楽しい部分の終わりで引き返したようです。
 下りで歩くと無積雪期でもミスコースしやすい橋の手前の場所でミスコースしました。
 左に下らずに右手に登るのが正解です。間違えてもすぐに橋を見て間違いに気が付きます。
 一部の水平でない橋は滑りやすいので注意が必要だと実感いたしました。
栃寄沢下の入り口〜バス停
 除雪されています。
おはようございます。
今日は暖かい1日になりそうです。
宮ヶ谷戸バス停から御前山へ向かいます。
2012年03月01日 07:58撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 7:58
おはようございます。
今日は暖かい1日になりそうです。
宮ヶ谷戸バス停から御前山へ向かいます。
まずはお約束の植林地帯。
2012年03月02日 06:03撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:03
まずはお約束の植林地帯。
雪の表面がボツボツしています。
2012年03月02日 06:04撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:04
雪の表面がボツボツしています。
犯人は木の枝に積った雪が融けて降ってきた水、
かなりびしょ濡れになりました。
2012年03月01日 08:32撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
1
3/1 8:32
犯人は木の枝に積った雪が融けて降ってきた水、
かなりびしょ濡れになりました。
植林地帯を過ぎると明るい雰囲気に。
2012年03月02日 06:05撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:05
植林地帯を過ぎると明るい雰囲気に。
下のほうにはガスが、あそこでずぶ濡れになるんですね。
2012年03月01日 08:56撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 8:56
下のほうにはガスが、あそこでずぶ濡れになるんですね。
今日行くか迷った三頭山。
槇寄山ってどれなんだか良く分りません。
2012年03月01日 09:56撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
1
3/1 9:56
今日行くか迷った三頭山。
槇寄山ってどれなんだか良く分りません。
権現山と富士山。
御前山山頂では見ることが出来ませんでしたので最後の富士山です。
2012年03月01日 09:56撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
6
3/1 9:56
権現山と富士山。
御前山山頂では見ることが出来ませんでしたので最後の富士山です。
新雪。
2012年03月01日 10:06撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
1
3/1 10:06
新雪。
自分だけの足跡(嬉)。
2012年03月01日 10:09撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
4
3/1 10:09
自分だけの足跡(嬉)。
深さはこのくらい。
2012年03月01日 10:20撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 10:20
深さはこのくらい。
今日はこういった標識達に助けられました。
2012年03月01日 10:23撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 10:23
今日はこういった標識達に助けられました。
第1尻餅現場。
第いくつまであるかは秘密・・・
不名誉すぎるので。
2012年03月01日 10:24撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 10:24
第1尻餅現場。
第いくつまであるかは秘密・・・
不名誉すぎるので。
それでもテンション高め。
2012年03月01日 10:35撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
4
3/1 10:35
それでもテンション高め。
新雪。
2012年03月02日 06:17撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
1
3/2 6:17
新雪。
手前のロープが無ければ、直進していたと思います。
助かりました。
2012年03月02日 06:18撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:18
手前のロープが無ければ、直進していたと思います。
助かりました。
大岳山とガス。
あそでもずぶ濡れになっているのでしょうか?
2012年03月01日 11:48撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 11:48
大岳山とガス。
あそでもずぶ濡れになっているのでしょうか?
この程度の積雪でもトラバースは結構怖かったです。
2012年03月02日 06:19撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:19
この程度の積雪でもトラバースは結構怖かったです。
やっと鋸山分岐へ到着。
4時間はかかり過ぎですね。
2012年03月01日 11:58撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 11:58
やっと鋸山分岐へ到着。
4時間はかかり過ぎですね。
避難小屋。
今日はトイレだけお借りして山頂へ向かいます。
2012年03月01日 12:02撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 12:02
避難小屋。
今日はトイレだけお借りして山頂へ向かいます。
避難小屋から水場方面。
水は染み出している程度でした。
2012年03月02日 06:20撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:20
避難小屋から水場方面。
水は染み出している程度でした。
体験の森側トレースあります。
ありがたさが良く解りました。
2012年03月02日 06:20撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:20
体験の森側トレースあります。
ありがたさが良く解りました。
本日履き始めです。
靴紐ゆる過ぎかな。
2012年03月01日 12:12撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
2
3/1 12:12
本日履き始めです。
靴紐ゆる過ぎかな。
山頂への階段は埋もれていました。
2012年03月01日 12:22撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 12:22
山頂への階段は埋もれていました。
山頂到着。
2012年03月02日 06:27撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:27
山頂到着。
独り占めでした。
2012年03月01日 12:31撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 12:31
独り占めでした。
鷹ノ巣山から雲取山まで・・・、
あっていると思いますが。
2012年03月01日 12:31撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 12:31
鷹ノ巣山から雲取山まで・・・、
あっていると思いますが。
まさかあれが?って思うほど鮮明で近くに見えた丹沢山塊。
2012年03月01日 12:53撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
1
3/1 12:53
まさかあれが?って思うほど鮮明で近くに見えた丹沢山塊。
仰向けに倒れるアラフォー・・・。
2012年03月01日 12:42撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
4
3/1 12:42
仰向けに倒れるアラフォー・・・。
アホばかりもやっていられないので下山します。
避難小屋の前を通って体験の森方面に向かいます。
2012年03月01日 13:01撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
1
3/1 13:01
アホばかりもやっていられないので下山します。
避難小屋の前を通って体験の森方面に向かいます。
わざとギリギリを歩いているのか?これが正しいのか?もう少し内側を歩いても良いんじゃない?って思うのは私が臆病だからなのかなぁ?
2012年03月02日 06:28撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:28
わざとギリギリを歩いているのか?これが正しいのか?もう少し内側を歩いても良いんじゃない?って思うのは私が臆病だからなのかなぁ?
雪の写真は難しいですね。ほとんど白く飛んでしまって何だか良く解らない物ばかりになってしまいました。
2012年03月01日 13:24撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 13:24
雪の写真は難しいですね。ほとんど白く飛んでしまって何だか良く解らない物ばかりになってしまいました。
途中で腿の後ろが攣ってしまい林道を歩きました。こんな事初めてでした。
2012年03月01日 14:04撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
1
3/1 14:04
途中で腿の後ろが攣ってしまい林道を歩きました。こんな事初めてでした。
トチノキ広場が見えてきて一安心。
2012年03月02日 06:30撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:30
トチノキ広場が見えてきて一安心。
少し休んでから栃寄沢へ向かいます。
2012年03月02日 06:32撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:32
少し休んでから栃寄沢へ向かいます。
沢の入り口はこんな感じ。
2012年03月02日 06:33撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:33
沢の入り口はこんな感じ。
近くに寄れるらしいのですが、道を知らないので遠くから、
スケール感が無いのは写真が下手だからです・・・。
2012年03月02日 06:33撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:33
近くに寄れるらしいのですが、道を知らないので遠くから、
スケール感が無いのは写真が下手だからです・・・。
橋はあれども水は無し。
2012年03月01日 14:50撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
1
3/1 14:50
橋はあれども水は無し。
沢の上の方はだいぶ雪に覆われていました。
下の方に行くとシャーベット状の所もありました。
2012年03月02日 06:36撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:36
沢の上の方はだいぶ雪に覆われていました。
下の方に行くとシャーベット状の所もありました。
わずかな水溜り。
もう少し下ると流れています。
2012年03月01日 14:59撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 14:59
わずかな水溜り。
もう少し下ると流れています。
雪の中頑張る苔。
2012年03月01日 15:04撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
1
3/1 15:04
雪の中頑張る苔。
雪が無くても苦手な橋。
下を見ると怖いです。
2012年03月01日 15:13撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 15:13
雪が無くても苦手な橋。
下を見ると怖いです。
本日の核心部。
ここでズルッと行きかけました。
2012年03月01日 15:19撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/1 15:19
本日の核心部。
ここでズルッと行きかけました。
もう少し寒ければ凍っていたのでしょうか?
今日は普通に流れていました。
2012年03月02日 06:40撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
2
3/2 6:40
もう少し寒ければ凍っていたのでしょうか?
今日は普通に流れていました。
この橋は新しい橋桁で補強してありました。
2012年03月02日 06:45撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
3/2 6:45
この橋は新しい橋桁で補強してありました。
注意人物。
2012年03月01日 15:55撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
1
3/1 15:55
注意人物。
境橋バス停到着。
色々とありましたが今日も無事に下山出来ました。
ありがとうございます、お疲れ様でした。
2012年03月01日 16:22撮影 by  FinePix REAL 3D W3, FUJIFILM
1
3/1 16:22
境橋バス停到着。
色々とありましたが今日も無事に下山出来ました。
ありがとうございます、お疲れ様でした。
境橋バス停の奥多摩方面の時刻表。
境橋バス停の奥多摩方面の時刻表。
撮影機器:

感想

 仕事の関係で山行きは木曜日と決まっている私にとって
水曜日の降雪は願っても無いチャンスでした。
 雪を味わいたかったらもう少し標高の高い場所へ行けば良いのでしょうが
いきなり道具を全部揃えるには金銭的に厳しいので奥多摩の1500mクラスで
という条件での山行きとなるとこれが今シーズン最後のチャンスかもしれません。

 そうなると何処へ行くかでかなり悩みます。山頂よりも尾根歩きを重視したいのですが、
最近の山行きで歩く距離が短くなっている事を、慣れていない雪のせいだと考えると
今回もあまり長くないルートにしたほうが良さそうなので鷹ノ巣山から石尾根へなどの
長いルートは除外、ある程度歩きなれた尾根が安心と考えると多摩川南側の尾根のどれか
という範囲に落ち着きます。

 今年塔ノ岳で初めて雪道を歩いた時はそれだけで大満足だったのですが、
欲には際限が無いもので、今回のルート選択の最大の目的は

 誰も踏んでいない雪道を歩きたい!

とすっかり欲ボケしてしまい、積雪の状況なども含めて水曜日に檜原都民の森へ電話をしてみました。
・本日は誰も山頂へ向かっていない様子。
・明日周遊道路が通行できるかは微妙。
ということで、これなら公共の交通機関利用の私でも車組に負けないで登れるかもしれません。
しかし何といっても人気のある三頭山ですし当日の最初の数馬行きのバスに乗るためには
前泊が必要になるのでこれは現実的ではありません。

 三頭山〜笹尾根以外でも始発のバスに乗るのは難しいので考え方を変えて
人気の無い尾根を探す事にしますと、あります、湯久保尾根です。
 これまでも平日殆んど人に会った事のない湯久保尾根なら私が乗る事の出来る
武蔵五日市発07:19のバスで向かっても先行者がいないことが望めるのではないかと思い、
湯久保尾根から御前山に登る事にしました。

 下りは今まで凍結が心配なので躊躇していた栃寄沢にチャレンジすることにして
境橋バス停へ下山する事にします。凍結しているいる沢沿いの岩場でも新雪が乗っていれば
私にも歩けるかもしれない事を期待しての選択です。

行き先は決まったのでこの機会にとスカルパ トリオレ プロGTXを購入しました。ヤル気満々です。


 当日の武蔵五日市駅には1人のハイカーさんもいませんでした。
降雪後の好天なのに何故だ?既に遅すぎるのかもしくはラッキーなのかと
考えながらバスに乗り込みます。
 宮ヶ谷戸バス停で降りたのは私以外に2名、しかしどう見ても地元の方でしたので
期待しながら登山口に立つとそこには小動物の足跡のみしかなく、
もし御前山登山口バス停からの先発バスでの登山者がいなければ
望み通りのノートレースという事になりそうで満面の笑みを浮べながら歩き出しました。

 が、予想していなかった事態に直面しました。
降雪の後の気温の高い日には枝に積もった雪が解けて降り注ぎ
ずぶ濡れになるという事を初めて知りました。

 すぐに何とかなるのかなっと思いレインウェアを着なかったため
結果かなり濡れてしまいました。
 これで風があったなら大変な事になっていたかもしれないので
今後は気をつけなければと思いました。
 こういう事があるのが判っていて登山者が少なかったのでしょうか?

 雪とは関係ありませんが途中で犬の「ウー」とか「グルグルゥ〜」に似た鳴き声を聞きました。
数分後にも再度同じ様に左側から鳴き声が聞こえてきました。
この時は犬のワンワン吼えかける声も同時に聞こえたため
しばらくの間は不安で雪道どころではありませんでした。
 この鳴き声は今年始めに馬頭刈尾根を歩いた時にも聞いたのですが
何の動物なのでしょうか?
 


 そんな事の後にもかかわらず、湯久保への分岐地点からのトレースも無く、
植林地帯を過ぎ念願の綺麗な雪道が見えてくると一気にテンションアップ!
サクサク、キュッキュッした雪を踏みしめながら富士山や三頭山を眺めて
早くも「来て良かった〜」感に浸りました。

 その後も2箇所程、標識やロープが無かったら道迷いしたかもしれない場所や、
大岳山を眺めながらのトラバースで、どこに足を置いたら良いのか?
この下に地面はあるのか?と緊張したりもしましたが、
全体としてはとても楽しい尾根歩きになりました。

 しかし多くても脛までしかない雪道でコースレコード3時間弱の所を4時間もかけてしまった事から
「ももまで踏み抜きました。」「腰まで浸かりました。」などを事も無げに書いている方達の
体力や精神力の凄さと自分のショボさを思い知った尾根歩きでもありました。


 一度避難小屋でトイレを使い山頂へ向かいました。
山頂は誰もいない貸切でしたし、夏しか登った事が無かったので
落葉時の眺望が期待以上だったのでとても楽しめました。
 空がもう少し青ければとか富士山が見えなかったなどと
不満を言えばキリが無いので今日はこれで良しとします。

 じっくりコーヒーでも飲みたかったのですが、前半で随分と時間がかかったことから、
早めに下山することにしました。
 
 体験の森への登山道は無積雪期には登りも下りも経験があったのですが、
これ程急だったかなぁ?と首をひねりながら何度も尻餅をつく始末で、
新雪初心者っぷりを見事に披露いたしました。

 一応山頂で装着したチェーンスパイクはまったく効かず
8本爪くらいは準備しなければならいのか
歩き方に問題があるのかを考えることになりました。

 かかとを強く打ちつけその後のズリっとする状態に備えながら
バランスを取る、そんな感じが1番うまく歩けるようだったので
そうして歩いて行きましたが、
 直前に付いたと思われる6本爪の靴跡が安定しているのに比べて
私の足跡が不自然に深く付いていてかつ滑っている事などから
まだ何かがおかしいようですが今日のところは良く解りませんでした。
 根本的に凍結しているならいざ知らず新雪で滑ること自体が問題なのでしょうか?

 
 2度目に林道と交差するあたりで突然太ももの後ろが攣りかかってしまいました。
今までこんな事は1度もありませんでしたのでどうした物かと思いましたが
しばらくじっとしているうちにピクピクするのも治まりましたので
そこからトチノキ広場までは林道をソロリソロリと歩いて行きました。

 トチノキ広場で一休みしながらこのまま舗装道路を下ろうか
沢へ降りようか迷いましたが何とかなりそうなので栃寄沢経由で行く事にしました。
沢には2人分の足跡がありましたので、1回ミスコースしただけで歩く事が出来ました。

 さすがに慎重に歩いたので岩場で滑ったり転んだりはありませんでしたが、
1度だけ斜めに架かっている橋で滑りかかってヒヤッとしましたが大事には至りませんでした。

 この季節では滝が凍結しているという事は無いようでその点では残念でしたが、
深とした雪の栃寄沢は別の趣きがあり足に無理をしてでも歩いて良かったと思いました。

 その上幸運な事に2人分の足跡だと思っていたのが、トレースをつけた方が
途中で引き返した1人分の足跡だったらしく、
最後の方でもう一度ノートレースの道を歩く事が出来ました。


 沢を抜けて帰り支度をしてのんびりと舗装道路を下りバス停に着くと10分後にバスがきました。
これも幸運な事でした。

 

 今日は良い事も悪い事も含めて経験や勉強になった素晴らしい一日でした。

 

 
【今度は膝まで踏み抜いてみたい!】

 山頂でサーモス山専ボトルがあれば手軽にコーヒーが淹れられるのにと思ったり
その他いろいろ今日は自分の欲の深さや際限の無さに呆れた一日でもありました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1706人

コメント

雪みち、満喫ですね〜
あっ、また湯久保尾根ですね

最初につける足跡って、本当に楽しいですよね。うわ〜分かる分かる!って頷きながら読んでしまいました。雪があるっていうだけなのに、なんでこんなにはしゃいじゃうんでしょうね〜。
雪の山を満喫できるのもあと少し?また楽しめると良いですね!

雪みちの歩き方のコツ…私も知りたいです。
2012/3/2 18:53
実は相当羨ましかったんです。
ikuzouさん、こんにちは。

 ハイ、また湯久保尾根なんですよ
しかし今回は選択理由が大好きな尾根に対して申し訳ないモノだったので、
尾根が気を悪くしているんじゃないかとヒヤヒヤしています。

 1月の終わりの頃に私が塔ノ岳で始めての雪道歩きを体験してホワホワしていた日に
ikuzouさんは浅間峠でトレースの無い道を歩いていましたよね、
あのレコを読んだ時は自分も何度も歩いた身近な場所でノートレースの道を歩けるなんてっと、
とても羨ましく思ったものです。
ですから今回念願が叶っての雪道歩きで少々はしゃぎ過ぎてしまいましてお恥ずかしい限りです

 もっともあの時点で私がトレースなしの雪の前に立ったとしても、固まって動けなかっただろうと思いますので、
山の神様は私に必要な経験を段階を経て与えて下さったのかなっと、今は思っています。

 雪の季節が終わっても春を感じながらの山行きや
新緑の季節にしか見る事の出来ない色に囲まれる山行きなど
山の楽しみは尽きませんね。

 もちろんその季節にも湯久保尾根には行くつもりです
2012/3/3 12:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 奥多摩・高尾 [日帰り]
湯久保尾根から御前山・鋸山・天地山
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら