知床岳：平成最後の年度末に選んだ最果ての山

2019年03月29日(金) ~ 2019年03月30日(土)

• GPS: 14:46
• 距離: 26.8km
• 登り: 1,535m
• 下り: 1,535m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:47
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:47

距離 8.0km 登り 514m 下り 89m

13:45 相泊橋
17:32 宿泊地

2日目

• 山行: 10:17
• 休憩: 0:35
• 合計: 10:52

距離 18.8km 登り 1,033m 下り 1,449m

6:37 宿泊地
11:26 11:54 知床岳
17:05 17:12 相泊橋
17:29 ゴール地点

下山時刻の中にはテントを片付ける時間も含まれています

天候

1日目晴れ風強し、2日目曇り風強し

アクセス

利用交通機関：

自家用車

相泊漁港の駐車スペースに駐車

その他周辺情報

ウトロ第一ホテルで日帰り入浴500円

写真

3/29 7:02

道中で見える山

3/29 7:11

道中から見える山・十勝平原SAから十勝幌尻岳かな？

3/29 7:47

3/29 8:43

道中で見える山・阿寒岳

3/29 9:08

この青空が明日までもちますように〜

3/29 10:33

3/29 10:38

道中で見える山・多分、左から標津岳、サマッケヌプリ山

3/29 10:39

サマッケヌプリとメモしたけど標津岳かな〜？

3/29 10:39

こっちがサマッケヌプリ山かな〜？

3/29 10:54

ようやく見つけたコンビニで購入したワサビ湖沼ポテチ、とにかく辛くて罰ゲームのようです！

3/29 10:47

335号線に入ると国後島が見えます。「返せ、北方領土〜」こんなに近いのに簡単に行けない島・・・

3/29 12:51

予定より早く到着しそうなので、道の駅へも寄り道しま〜す。
職場や家族へのお土産を買いこみます。あ、夜のおつまみもね！

ホッケバーガー、ここへ来たなら食べなきゃダメでしょう〜

3/29 13:39

相泊漁港に駐車しスタート

3/29 13:40

13：40、渡渉箇所に備え2人は長靴でスタート。私はキャストカバーを持ってきたのでスノーブーツのままでスタートします。

3/29 13:51

しばらく、この海岸線を歩きます。つぼ足で行けますが時々ぬかることも・・・

3/29 14:06

雪は解けていますが、水量が多くないので普通に渡れます。私はキャストカバーを着けることなく歩けました。

3/29 14:13

綺麗な青空〜〜

3/29 14:13

渡りきってからスノーシューを装着。

3/30 15:44

2番目のスノーブリッジ（画像の手前）、ここはしっかりしています

3/29 15:35

3/29 15:55

ルートの北西側に見える山はなんだろー？

3/29 16:07

風があるけど天気が良くて幸せ。明日も天気が良いといいなぁ〜

3/29 16:07

時々振り向き、太平洋と国後島を眺め、癒されながら進みます

3/29 17:32

風が強いので丁度良さそうな傾斜地に穴を掘りテント設営。トイレもね

3/29 17:37

立派なトイレはホープSさん製作！

3/29 17:38

しっかり掘って、3方を雪のブロックでガードしたのでバッチリです！！

3/29 18:34

テントの中では、ガソリンストーブで温まりながら小腹を満たします。標津町の和菓子屋さんで購入したお饅頭〜、美味しかったです！

3/29 19:08

ホープSさんのアイデア・コーヒーメーカーで、美味しいコーヒーも！

3/29 19:45

今晩は、タラコ明太スパと具沢山ワンタンスープです！

3/29 20:49

道の駅で購入したホタルイカのゴロ味の珍味をあぶって・・・めちゃ美味しかった！！
他にも各自持ち寄りのつまみをつまみながら沢山お喋りし、22時過ぎに就寝。

3/30 5:22

おはよー！5時20分お日様が昇ってきました〜

3/30 5:04

夜中はずーっと風がバタバタ音を立てていました。4時に起床し朝食(レーズンぎっしりバケット、スープパスタ)を食べ、出かける準備をします

3/30 6:42

相変わらず風が強いけど、時折風が緩みます。海岸側は時々晴れ間も見えます

3/30 6:49

6:40出発です。

3/30 6:58

目指す稜線

3/30 7:15

まだこの時間は、麓の方ではお日様が差している

3/30 7:20

そろそろ森林限界域、木々は皆、海側へ向いています。風の強さがうかがわれます。

テント場から約1時間後、スノーシューからアイゼンへ履き替えます

3/30 7:36

ザックの中へスノーシューを押し込み急斜へ向かいます

太平洋をバックに、頑張って登っている図

3/30 7:56

更に傾斜は急になり、ポール2本から1本をピッケルに持ち替えて進みます

ピッケルなんて、教程以来だなぁ〜〜♪

3/30 9:17

ヤンキー・Pさんのザックにぶら下がっている温度計はマイナス6℃。風が強いので体感温度はもっと低いけどねー(^^ゞ

3/30 9:25

急斜面を登り終え、ピッケルを片付けポール2本にし進む

3/30 9:51

ハイマツ帯では、先行のホープSさんが踏み抜きを避けるように進む。このような吹きさらしの氷雪で覆われているハイマツの上は比較的歩きやすいかも・・・

3/30 9:56

斜め後方からみたライオンのたて髪に見える！？

3/30 9:56

視界は悪いが、モンスターたちの森に入ったことは判る！

3/30 10:07

風の向こうに、うっすらとモンスターたち

人間も思わずよろめいてしまう程の風にあおられる

10:47、風が弱まる気配はありません。バラクラバから飛び出た髪の毛は凍り付いて真っ白！
当然辺りは真っ白で、目標物もはっきりせず、GPS頼りで細い稜線を進む(￣▽￣;)

3/30 11:29

11時半、そろそろピークだよね？GPSで位置確認中

ヤンキーPさん手作りの標識を囲んで記念撮影！

山頂での気温はマイナス10℃。
奇跡的に風が緩やかになったので、そのまま山頂で昼食を摂る。ありがとう〜神様！！

お腹が満たされたらさっさと下山しますよー
帰り道のモンスター

3/30 12:10

3/30 12:43

モンスターの巣を通り抜け、ハイマツ帯まで戻ってきたよー。この先は、例の急斜面が待っている・・・

13:16、ハイマツ帯の中、何故か往路より踏み抜きが多く、アイゼンの歯を引っ掛け右パンツの裾はボロ雑巾状態に・・・

3/30 13:20

山頂は相変わらず真っ白だけど、麓には日が差している

3/30 13:19

ここから核心部

13:30、ホープSさんの指導の元、短い距離だけど、ピッケルを使いながらバックステップで降りる

3/30 13:34

斜度が少し緩んだところで、慎重に降りるPさんの姿を見上げる

3/30 15:11

3時間でテント場まで戻ってくる。テントを撤収しトイレと共に跡地をお片付け

3/30 15:40

15:40、お日様が反射して輝いている、綺麗！！さわ

3/30 16:45

海岸線まで戻ってくる。疲れてヘロヘロ！？

3/30 16:46

太平洋は、白波が立ち、荒れ気味

3/30 17:08

国後島の北側に位置するルルイ岳

3/30 17:08

岩山とチャチャ

3/30 17:09

円山

3/30 17:09

羅臼山と小羅臼山

撮影機器：

iPhone 6s Apple

KYV41 KYOCERA

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー タイツ 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 ザック アイゼン スノーシュー 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 使い捨てカイロ 日焼け止め 携帯 サングラス タオル ツェルト ストック シュラフ シュラフカバー テントシューズ 食器 3種の神器

共同装備

４人用テント テントマット コッヘル2個 ガソリンストーブ 食材 ラジオ

備考

ザック重量16kg

感想

shinobu49

知床なんて何年振りだろー、子供たちが小さい頃に数回キャンプに来たのが最後だからかなり前・・・。

この度、会の仲間からお誘いあり知床岳・初登頂。
色々な方々のレコを参考にルートを選択。ほとんどの方が日帰りだがは、私たちはゆっくり目指そうね〜と山中でテント泊を計画。
1日目は多少風があるが天気が良く、国後島が見え気持ち良かった。
2日目は麓に晴れ間が見えるけど、ピーク側は真っ白で風も強い。ま、行ける所まで行きましょうね〜。

噂？の急登では、アイゼン・ピッケルを使用し、ハイマツ帯では踏み抜きに注意し、モンスターたちの巣を経由し、時々吹き付ける強風の中、GPSを頼りにピークを探り当てる。生憎の天候のためなーんにも見えないが、奇跡的に風が止んでくれた！！
頑張ったご褒美かな〜

下山時には自分達のトレースが時々見えなくなるが、それでも何故か楽しいのはどうしてなのかな〜
テントへ戻り始末し、更に下山中、傾きかけるお日様に感動、スノーシューで砕けた雪の塊がコロコロと転がり落ちていく風景に感動、じーっと私たちを遠くからガン見している雄鹿に感動、海岸線から見える風景に感動・・・
次はいつ来れるか分からない最果ての山へ来れたというだけで、それだけで嬉しいのだ。
ありがとうー仲間たち、知床の山。