◆南牧ネギ臭旅情〜立岩(1265m)・威怒牟畿不動滝(落差40m)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 03:15
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 714m
- 下り
- 714m
コースタイム
--------------- 車で移動
09:29 立岩登山口 09:51発 気温10度
09:56 立岩・威怒牟畿不動滝分岐
11:20 西立岩山頂 気温13度 11:41発
12:19 威怒牟畿不動滝
13:05 登山口駐車場 気温20度
所要時間3時間15分 移動距離4.7km 累積標高差581m
天候 | 終日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
途中、道の駅しもにたと、道の駅なんもくあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口・駐車場 ○立岩・荒船山登山口駐車場 未舗装。約5台。駐車場にはトイレはないが、約50m手前にある線ヶ滝に非水洗公衆トイレあり。自販機、街灯なし。 登山ポストは、駐車場脇に設置。車中泊、トイレは道の駅なんもくを利用したほうがよろしいかも。 ◆危険箇所等 岩峰ですので、多少の鎖がありますが、岩のガバにでも手を突っ込めば、鎖は掴まなくても登れます。 鎖のある箇所は、足元が崩れやすく、岩がごろごろ転がっていますので、下に人がいる際には、足運びにご注意。簡単に落石発生。 さらに、鎖を左右に振りすぎますと、鎖が岩を刺激して落石を発生させます。 ふかふかの落葉の下には、ごく稀に残雪の「氷」がありました。 鎖場で調子にのって、鎖を掴まないで登ろうとすると、私のように滑ります。 落葉くんと落枝くんで、少しばかり登山道が分かりにくくなっています。 山自体の難易度を分かりやすく言うと、横瀬二子山(883m)以上、小鹿野二子山(1166m)未満です。余計わかりづらいですか? ちなみに、なんもく村トレッキングマップでは、「中級」となっています。 このマップでは、難易度が「家族」「一般」「中級」「上級」と区分けされています。 上級コースとしては、碧岩・大岩、毛無岩が紹介されています。 ◆温泉 ○下仁田温泉・清流荘 ¥800 11:00-14:30 露天のみ入浴可能 群馬県甘楽郡下仁田町吉崎769 0274-82-3077 http://www.s-seiryuusou.com/ ◆南牧村の山歩きについて (南牧村のホームページ) 「なんもくトレッキングガイド」を村役場入口にて配布。電話すれば郵送もしてくれる。道の駅なんもくでも入手可能。 以下のページにはガイドとほぼ同じ内容のPDFファイルあり。 http://www.nanmoku.ne.jp/modules/kanko/index.php?content_id=4 他には「なんもく滝めぐりガイド」も有。この滝巡りガイドは、登山道のない滝まで紹介されているという充実ぶり。 ◆バッチ ないと思います。 |
写真
感想
出発の直前までどこに行こうかと迷っていました。いろいろと模索して、行き先が北八ヶ岳の北横岳と縞枯山と決まりました。
確か、ロープウェイは動いていないから、行動時間は7時間くらいか。
しかし、出発が遅くなる。既に午前1時だ。眠い。関越道を走っている時点で、居眠りしそうだ。
上信越道に入るとさらに眠気はピークに。このままでは、危ないと判断。
ふと車内を見ると、南牧村役場で大量にせしめてきた南牧村トレッキングマップが。
ああ、そうだ。北横岳をやめて、立岩と威怒牟畿不動滝(イヌムギフドウダキ)にしようと変更。
威怒牟畿不動滝は、来年凍結したら見に行こうかと考えていた滝。下見しておくには、ちょうどよいではないか。ということなのさ。
下仁田インターで下りて、道の駅なんもくにて車中泊。
相当に日が昇ってから、のんびり起き出して出発。線ヶ滝は帰りに見ようと思って、駐車場へ。
平日の群馬百名山。やはり、誰もいない。自分だけかと鈴をつけて出発。誰が呼んだか「西上州のドロミテ」 西があるなら、東もあるのだろうかと、どうでもいいようなことを考えながら。
そんなことを考えていると、東洋のナイアガラ「吹割れの滝」に思いを馳せる。きっと、本家ドロミテも比較にならないくらいのシロモノなのでしょう。
「上級コース」と案内にかかれた、直登コースへ。ほどなく鎖場に。
分けなく通過して、東立岩と西立岩の鞍部へ。東立岩へは、登山道はありませんが、うっすらと踏み跡のようなものはありました。
特別、行きたいとも思わないので、パスして西立岩へ。途中、展望の良さそうなところへと続く踏み跡を辿って、岩の上に。
瞬く間に山頂について、浅間山でも眺めながら昼食をとり、威怒牟畿不動滝方向へ下山開始。眼下には、威怒牟畿不動滝が見えている。
ヤセ尾根ということだが、それほどでもないので、普通に通過。
威怒牟畿不動滝では、朽ち果てた不動堂が。不動堂には誰かの仕業。
威怒牟畿不動滝は裏から回って見ることができます。これが凍ったら、さぞ見ごたえ十分の気配を感じながら、登山口へ。あっという間の登山でした。
帰りに立寄った道の駅で、下仁田ネギラーメンを食べようかと思ったら、ラーメン屋が定休日だった。
さらりと下仁田ネギが売っているかと確認してみると、ネギ苗と細いネギは売っていたが、あの見事に丸々と太った下仁田ネギは見当たらなかった。もうシーズンではないらしい。
そこで来る時に気になっていたJAの農産物直売所へ行ってみることにする。ここならネギもあるだろうかと。
道の駅を出て、直ぐの信号の先、左手に農家の直売小屋がある。
何気なく前を通り過ぎると台の上に乗せられたネギの束の前に「200」の文字が。
えぃ!? にぃ? ひゃぁ? くぅ? 200円という意味なのか? あの下仁田ネギの束がか?
まさかと思ってユーターンして行ってみる。確認するも、やっぱり、1束200円だ。
これで200円なのかと、せっかくだから、4束買うことにする。
しかし、アルジがいない。「留守の時は、お金は中においてください」の文字が見えたので、小屋の中に入り、台の上にメモ書きとお金を置いて帰ろうとしたところで、アルジのオジイサンが。
アルジにお金を渡すと、もうここに並んでいる下仁田ネギが最後なのだそうで。
いつもは、もっと早くになくなるそうですが、今年は今まで残っていたとか。
それを聞いては、もう一束買うかと、さらに200円を渡す。2本オマケしてもらう。実はオマケ用のネギがわきにおいてあるのが心憎い。
この量で200円では儲からないのではと心配すると「喜んでもらうと嬉しいから。楽しいからやっている」と、飾り気のない率直なオコトバをいただき、私は脳天を金槌で30回ほど殴られたかのような衝撃を受けた。
適当に作られたどうでもいいようなものを口先だけで売っているような様相が見受けられる昨今。久しぶりに「人間」に会った気がした。
下仁田ネギのシーズンは12月から3月頃だそうで。この記録が公開される頃には、もう下仁田ネギは残っていないでしょう。
12月になったら、またおじいさんの店にネギを買いに来ます。それまでお元気で。
でも、前回(2月)に来た時は、一束400円だったような。値下げしたのかな。
大量のネギを車に積み込むと、出発。車の中に物凄いネギ臭が充満する。目にもチクチク沁みてくる。オヤジの純朴な人柄も心に沁みた。
前回は道の駅しもにたで下仁田ネギを買ったが、匂いも特にしなかったし、目にも沁みなかったような。
鮮度が違うということなのか。西上州は近くて良い所だねぇ。すっかり北横岳を断念したことを忘れて家路についた。
下仁田ネギ、やりましたね
kyom4も車をネギ臭で充満させて帰宅しました
もうとうになくなってしまいましたので、また買い出しにと思っておりましたが、シーズンオフなのですね。
いつもながらの辛口、軽快、丁寧なレコ、楽しく読ませていただきました
ちょっと最近出没していない憧れの西上州、moglessさんのレコをコピーして持っていけば、他に要らないですね
ネギがなくても行きたくなりました
mogless様、こんにちは
山行時に、常温保存可能な野菜として密かに注目しています。
数本束ねて、ストック代わりにザックのサイドポケットに固定すれば、
山行中は皆の注目を集め、調理時には周囲の嗅覚を大いに刺激、
山上で新鮮な野菜を食することが出来ますね。
いつも、山行と関係のないコメントばかりで、大変申し訳ありません。
実のところ、下仁田ネギを買うために、南牧村に行き先を変更したというのもあります。
畑に囲まれて暮らしていながら、農作物の知識がほとんどないので、シーズンオフなのは知りませんでした。
今度、どの農産物のいつが旬なのかを勉強してみようと思います。
ネギ臭の車内はけっこう厳しいものがありました。目がチクチクするので、目をシバシバさせながらの高速走行。危なかったです。
下仁田インターから道の駅下仁田までの間には数軒の農家直営店があるので、その中のどこかには、まだネギが残っているかもしれません。
ただ、土日をはさんでしまっているので、もう無い可能性のほうが高いですが。
辛口・・・? よかった。過激といわれなくて。実は、最初は、もっと過激な文章だったのですが、徐々にマイルドにしてから公開しています。
今度の南牧紀行は、11月中旬の毛無岩を予定しています。毛無岩の近くにある紅葉している山の神の滝を見てみたいので。
11月では、まだネギには少し早いのかもしれませんが、12月になったらまた行けばよいということで。
次回こそ、炭入りラーメンを食べて腹黒代官を買ってみたいと思います。
今回は、下仁田温泉の入浴可能時間に間に合わせるために、下山してから温泉に直行してしまったので。
山上で、調理をされるのですか。
私は以前はバーナーとボンベを持っていって湯を沸かして、せいぜいカップラーメンを作って食べるくらいでした。
今では、それすら面倒になって、もっぱらパン食です。
ネギ臭ザック・・・少し刻んでおけば、さらに臭気が拡散して周囲からの注目を一身に浴びられることでしょう。
西上州は冬でもあまり雪が降らないので、ネギのシーズンになったら下仁田インターを出て、南牧村方向へ少し行くと道路沿いに農家の直営店が数点ありますので、そこでネギを仕入れて、ザックにネギ固定で、南牧村トレッキングというのも面白いかもしれません。
誰も真似しないであろう「ネギ登山」という新しいジャンルの開拓に挑んでみてください。
南牧村は良い所です。路傍で畑仕事をしているオジイサンとは目が合うだけで、手を休めてニッコリと微笑み返してくるような村です。
今後は毎年最低でも一回は行かないと気が済まない村になりそうな気がします。
少なくとも、南牧村トレッキングマップに掲載されている山には、全て行く予定です。
mogless様こんにちは
良いものを教えていただきました > 南牧村トレッキングマップ
夏はとても暑そうなので、やはり、ネギのシーズンに訪れるのが良さそうですね。
目つきの悪い私は、目を会わせてもらえないかもしれませんが、、、
今年の1月になるまで、息子がカップラーメンを食すことを知らず(家では与えていなかった)、野外調理で結構盛り上がってくれたので、毎回、調理していましたし、本当に刻みネギも持参していました。
最近は、”割り切った食事”が少しずつ出来るようになったので、随分と楽させてもらっていますが。
従って「ネギ登山」はネタ半分本気半分です
焼いたネギと自家製味噌でご飯が美味しくいただけそうなので、次のネギシーズンには本当にネギ登山してしまいそう、ではなく、しなくてはいけませんね(笑
すいません。パンフレットの名称を間違えていました。正式には、「なんもくトレッキングガイド」でした。
この記録に、南牧村のホームページのURLを貼り付けておきましたので、ご参照ください。
ガイドに掲載されている山々のマップがPDFファイルとして、ダウンロードできるようになっています。
かなり気合を入れて本気で作られていますので、見ているだけでも楽しめたりします。
この辺りは近くて、手ごろな山が散在していて。標高はそこそこですけど登って楽しい山が多く、魅力的なエリアだと思います。ただ、温泉が付近にないのが、ちょっとばかり。
カップラーメンは、あまりスキというわけでもないのですけど、山で調理となりますと手間がかからないので、だいたいコレでした。
今は、お湯を沸かす手間ですら億劫で。
いいねした人