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記録ID: 183415
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雪山ハイキング
中国山地西部

残雪の十方山に登る

2012年04月12日(木) [日帰り]
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kariogaryu その他1人
GPS
06:03
距離
4.4km
登り
520m
下り
0m
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
残雪の十方山に登る

 2012年4月12日(木)広島県第4の高峰、十方山に残雪を求めて登る。

 10時前、二軒小屋(安芸太田町横川 恐羅漢山山麓)駐車場出発。十方山

林道はすっかり雪が融け、舗装路が顔を出していた。ところが15分位歩いたあたり(杉

林の中に廃バスがある所)から残雪(50〜60)が現れ始めたが、しばらくはそのまま

ツボ足で歩く。いつまで歩いても雪は消えそうになかったのでシシヶ谷の十方山登山口で

スノーシューやワカンを装着。登山口から林道をそのまま10分ばかり歩くと、水越峠の

50m位手前に達したので、林道と分かれて左手(南側)の急斜に取り付く。適当な斜面

を選んで上るが、今コース中一番急な場所。わずか5分ほど上れば小尾根に達し傾斜も緩

くなり歩きやすくなる。


 ところが尾根に出て5分歩くと、思いがけず雪がなくなり杉林の中をスノーシューなど

を付けたまま歩いたが、比較的長く続いたので取り外した。

道はないものの歩きやすかったがそのうち再び雪が現れだしたので、再度装着。杉林の中

を高いところ高いところをめざして上る。水越峠から50分近く上ったところで第1回目

の長い急登が始まった。7分前後上ると急な斜面も多少緩くなったものの、じき再び長い

上りが始まった。そのまま直登するのが正解だろうが、過日登った焼杉山や京ツカ山など

を見るため右手の雪に覆われたクマザサの斜面(雪原状態だった)を上った。

 いずれにしてもこの長い急斜(第1回目ほどではないが)を上り終えると、十方山より

標高の高い1328m峰に達する。ひょっとすると山頂位付近は雪が融けてブッシュだらけ

で前進不能ではないかと心配したが、それには及ばなかった。

 昨年の2月に上った時には山頂付近の天然の杉がモンスター状態になってひどく感心し

たものだが、今日ばかりはきれいに融けていた。この山頂を緩やかに下って緩やかに

上ること10分足らずで十方山の山頂に達した。

山頂の手前から雪が融け、山頂一帯はすっかり雪が融けていた。瀬戸滝から上ってきた登

山者に尋ねると、登山道にはほとんど雪はなかったと。

 同じ山でも登山口が違うとこれほどまで違うのかとあらためて驚かされた。



下山は丸子頭をへて藤本新道を下るつもりでいたが、雪がかなり消えているような気がし

たので往路をそのまま引き返した。

 ただ引き返す際、気をつけねばならないのは尾根がいろいろと派生していることだ。

とくに吉和側の尾根に迷い込むと林道歩きが長くなるので注意が必要。我々の場合、かろ

うじて踏み跡が残っていたので(部分的には雪のない所もあったが)迷うこともなかった

がそれよりもNav-u のおかげで現在地を確認できた事の方が大きかった。


(参考タイム)

上り
二軒小屋(0.56)水越峠(1.25)1328m峰(0.11)十方山 従って2時間30分前後

下り
 十方山(0.11)1328m峰(0.55)水越峠(0.44)二軒小屋  従って1時間50分前後

雪の状態
 十方山林道(二軒小屋〜水越峠) 半分くらいが雪道(50〜60)
水越峠〜十方山 9割以上が雪道。ただし十方山山頂一帯は雪は消えていた。
 全体を通して危険箇所はない。ただ長い上りが2ヶ所ある。
ファイル
残雪期の十方山 概念図
(更新時刻:2012/04/21 01:00)
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