ニセイカウシュッペ山 物好きルート
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,658m
- 下り
- 1,647m
コースタイム
7:15-7:30 900m ニセイノシキオマップ川右岸尾根取りつき
9:36 1,540m 夏道稜線上
11:30 1,830m 偽ピーク手前ザックデポ
11:48-11:56 1,879m ニセイカウシュッペ山頂上
12:12-12:38 1,830m 偽ピーク手前ザックデポ
12:38 1,830m 荒井川源頭斜ドロップイン
13:47-14:13 1,050m 荒井川より登り返し
14:55-15:10 1,241m ・1241コル
16:31-16:47 710m ニセイノシキオマップ川
17:06 530m 林道入り口P
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
荒井川に南稜からの大規模雪崩のデブリ堆積箇所あり |
写真
感想
この時期しか滑れない斜面を滑ろうと企画したニセイカウ。ニセイノキシオマップ川から入山して荒井川を滑って帰ってくるという聞いたことも見たこともない未知ルートに挑戦した。未知数な部分がたくさんあり、アクシデントも起こったが、途中からは冒険心が芽生え充実した山行となった。でも、もう行こうとは思わないかな。あまり美しくないガテン系のルートですのでお勧めはしません。
前夜、富良野の大先輩のお宅でパートナーのシッシーさんと作戦会議。本当にこのルート行けるの!?
早朝、富良野を出発してロスのないナビで層雲峡に向かった。
ニセイノシキオマップ川林道入り口のPスペースに駐車して出発。車が一台すでに停まっていた。
渡渉を二回ほどしながら最初の二股は左に進んだ。渡渉は川幅が狭かったので飛び石で大丈夫だった。林道は地図で書かれているよりも実際は少し先まで伸びている。それにしてもこの川はそこまでいるのと思うくらいの砂防ダムの嵐。
右岸が崖か急斜面だったので右岸の尾根に上がれるかがまず第一の敗退ポイントとしていたが、林道も伸びており予想よりも沢沿いを進むことができた。なので沢が大きく屈曲した後のC900m右岸の緩い尾根に取りついた。林道も伸びいたのでラッキーだった。
稜線までは、夏道上の・1533先に上がる尾根を使う。少し急だが下部は広くてまずまず快適。1350mくらいから尾根は細くなり東側には大きく雪庇が張り出していた。
尾根上から眺める後ろに見える大雪は白くて大きい。愛別岳なんかの斜面も面白そうだ。
シッシーさんにはよく現役の時はお世話になった。一緒に行くのは二年ぶりで、久しぶりだったので日頃の生活や山なんかの話をしながら楽しい登りだった。シッシーさんに海外なんか遠征に行きましょうよと誘ってみても、今は山よりも楽しいもん見つけちゃったからな〜とか話したり、今の仕事ことなんか聞いたり。話題は尽きない。
尾根途中でスキーアイゼンを使った。稜線に出ると、大雪、日高が見えた。快晴で気持ちがよい。ここまで約3時間、順調だった。
夏道尾根は雪が豊富だったが、西尾根は黒々して雪がなかった。
・1742直下でアイゼンに替え、夏道通りトラバース。アイゼンが効いているのかわからないような雪質でしかも急で白いので緊張した。その先のポコの下りは一応キレットと呼ばれており、風の通り道となっており切れ落ちた段差になっていたのバックステップで下った。
大槍もトラバース、南稜からは今日登って下ったと思われる比較的新しいトレースが合流した。大槍東斜面は雑誌の表紙が飾れそうなエキストリーム系のスキーができそう。バックが大雪なのもgood!
偽ピークのしたに荷物をデポして、ピークに向かう。風が段々、強くなってきた。部分的に雪のない夏道を行きながら登頂。
斜面を見定めてデポ地から荒井川へドロップイン。尾根と沢型が入り組んで一様な斜面でないが飛ばせた。少し腐り気味だが十分楽しい。シッシーさんはさすがのスキー術でかなり飛ばしていく。すげぇ〜とか思っている矢先、板が解放して大こけしてしまった。心配しに見に行ったら板からビンディングが外れていた。これはまずいな。なんとか予備アイゼンバンドで固定して騙し騙しスキーして下山しよう。
スロープ名は付けるとしたら「崩壊スロープ」とかかな。
途中、南稜から大規模な雪崩のデブリが荒井川の沢底に堆積していた。こわやこわや。
・1241コルへの登り返しで、シッシーさん騙し騙し固定していた板を諦め、片足ツボで根性の登り。コルからの下りも片足スキー。シッシーさんだから成せる技!?
ここからニセイノシキオマップ川へ降りるルート取りもポイントに挙げていた。部分的に沢が開いている枝沢を何本も越え、雪がついてる斜面を何とか繋ぎニセイノシキオマップ川沿いの林道に降りた。ほっと一安心。片足スキーのシッシーさんはそれほど遅れずによかった。他の人だったらどうだったかな。
あとは林道を急いで下山。
美しくはないけれど、充実した山でした。
この後、日本一ラーメンの町、上川でめいっばいチャーシューラーメンをご馳走になりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する