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Yamareco

記録ID: 186403
全員に公開
ハイキング
奥秩父

徳和-乾徳山(高所恐怖症岩稜を行く)

2012年04月30日(月) [日帰り]
 - 拍手
yfcyama その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:08
距離
10.1km
登り
1,231m
下り
1,226m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:25徳和バス亭-8:55乾徳山登山口-9:20銀晶水-10:10錦晶水-10:55月見岩-12:25乾徳山頂(昼食)12:55-13:30月見岩-14:00錦晶水-14:40銀晶水-15:05乾徳山登山口-15:30徳和バス亭
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
徳和バス停付近の無料駐車場に20台程のスペースあり
隣にある公園に綺麗なトイレがあります
コース状況/
危険箇所等
■登山口〜扇平
非常に良く整備された登山道です。
迷い易い箇所や危険な場所はありませんが熊に注意の表示あり。

■扇平〜山頂
道が急変して岩場だらけの登山になります。
岩の上で折り返したり巻いたりとルートが見つけにくい箇所あり。
鎖場は高さ3m程の二段連続の箇所と山頂直下の10m以上の壁登り箇所。
山頂直下は巻き道あり。
徳和のバス亭に無料駐車場があるのでここからスタート!
2012年05月01日 21:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
5/1 21:24
徳和のバス亭に無料駐車場があるのでここからスタート!
林道への入り口はまだ春まっさかり。
見事な桜が出迎えてくれます。
2012年05月01日 21:25撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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林道への入り口はまだ春まっさかり。
見事な桜が出迎えてくれます。
林道を少し奥へ行ったこのあたりにも車は停められる様ですね。
2012年05月01日 21:26撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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林道を少し奥へ行ったこのあたりにも車は停められる様ですね。
ここからいよいよ登山道です。いきなり熊に注意の看板があります。鈴を持ってないので時々奇声を上げて熊を牽制です。他のハイカーさん達にも牽制されそうです。
2012年05月01日 21:26撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ここからいよいよ登山道です。いきなり熊に注意の看板があります。鈴を持ってないので時々奇声を上げて熊を牽制です。他のハイカーさん達にも牽制されそうです。
しばらくはよく整備された歩きやすい登山道が続きます。
2012年05月01日 21:27撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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しばらくはよく整備された歩きやすい登山道が続きます。
最初の水場である銀晶水。こちらは非常に水の出が寂しいですね。
2012年05月01日 21:27撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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最初の水場である銀晶水。こちらは非常に水の出が寂しいですね。
高度を上げていくにつれ周囲に岩が増えて行きます。逐次周囲の風景が変化していくのがこの山の魅力ではないでしょうか。
2012年05月01日 21:28撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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高度を上げていくにつれ周囲に岩が増えて行きます。逐次周囲の風景が変化していくのがこの山の魅力ではないでしょうか。
二つ目の水場の錦晶水。こちらはなぜか下りの際には物凄い勢いで水が出ておりました。顔を洗って一口含むと美味い!
2012年05月01日 21:28撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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二つ目の水場の錦晶水。こちらはなぜか下りの際には物凄い勢いで水が出ておりました。顔を洗って一口含むと美味い!
ヒキ蛙の楽園を発見。ばっしゃんばっしゃん楽しそうに戯れております。
2012年05月01日 21:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
2
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ヒキ蛙の楽園を発見。ばっしゃんばっしゃん楽しそうに戯れております。
錦晶水から道は平坦になり周囲は小川と原が広がる景色に変化。この辺りが国師ヶ原ですかね。松や白樺もありバラエティに富んだ植生ですね。
2012年05月01日 21:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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錦晶水から道は平坦になり周囲は小川と原が広がる景色に変化。この辺りが国師ヶ原ですかね。松や白樺もありバラエティに富んだ植生ですね。
開けたスペースに出るとラスボスの山容が立ちはだかります。険しいですねえ。魔王の顔でも上に浮かんで見えそうです。
2012年05月01日 21:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
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開けたスペースに出るとラスボスの山容が立ちはだかります。険しいですねえ。魔王の顔でも上に浮かんで見えそうです。
国師ヶ原の分岐。せっかくだから真ん中の道を突き進みます。
2012年05月01日 21:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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国師ヶ原の分岐。せっかくだから真ん中の道を突き進みます。
扇平近くになると辺りはススキ野原に変化していきます。開けているので振り返るとそこにはうっすら富士山が。
2012年05月01日 21:34撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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扇平近くになると辺りはススキ野原に変化していきます。開けているので振り返るとそこにはうっすら富士山が。
西の方へ目をやればそこには南アルプスの山々が。うへーまだ完全に雪山ですね。ヘタレな我々が近づける状態ではありません。
2012年05月01日 21:35撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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西の方へ目をやればそこには南アルプスの山々が。うへーまだ完全に雪山ですね。ヘタレな我々が近づける状態ではありません。
山の中腹にこんなに広い野原が出現するので驚きです。この辺りは昔牧場として利用されていたそうですね。
2012年05月01日 21:36撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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山の中腹にこんなに広い野原が出現するので驚きです。この辺りは昔牧場として利用されていたそうですね。
月見岩。ススキ野原の真ん中にぽつんと佇んでいます。
2012年05月01日 21:37撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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月見岩。ススキ野原の真ん中にぽつんと佇んでいます。
月見岩の上から。十五夜をここで見られたらさぞかし風流でしょうねえ。
2012年05月01日 21:39撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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月見岩の上から。十五夜をここで見られたらさぞかし風流でしょうねえ。
おっとゲスト登場です!小鹿ですが人慣れしてるのかこっちを見てものんびりとしてました。
2012年05月01日 21:40撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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おっとゲスト登場です!小鹿ですが人慣れしてるのかこっちを見てものんびりとしてました。
扇平を過ぎるといよいよ本格的な岩山の様相に変化してきます。ここからが本番ですね。
2012年05月01日 21:41撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
5/1 21:41
扇平を過ぎるといよいよ本格的な岩山の様相に変化してきます。ここからが本番ですね。
髭剃り岩。この狭い間を通り抜けると擦れてヒゲが剃れるのでこの名前がついています。勿論嘘ですが。
2012年05月01日 21:42撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
5/1 21:42
髭剃り岩。この狭い間を通り抜けると擦れてヒゲが剃れるのでこの名前がついています。勿論嘘ですが。
岸壁にせりだした岩を巻いて行くポイント。下を見ると物凄い高度感です。死ねます。
2012年05月01日 21:42撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
5/1 21:42
岸壁にせりだした岩を巻いて行くポイント。下を見ると物凄い高度感です。死ねます。
二段ある鎖場。難しい場所ではないと思いますが空中にせり出している方に寄らなければならないのが涙目です。
2012年05月01日 21:42撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
5/1 21:42
二段ある鎖場。難しい場所ではないと思いますが空中にせり出している方に寄らなければならないのが涙目です。
高いよ怖いよ。実はこのへんから私は写真取る余裕が全くなくて同行者から提供頂いてます。
2012年04月30日 20:34撮影 by  EX-FC100 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4/30 20:34
高いよ怖いよ。実はこのへんから私は写真取る余裕が全くなくて同行者から提供頂いてます。
山頂直下の壁登り挑戦中。鎖を伝うと足が掛かる場所が殆ど無いので手の力で登る事になってしまいます。ここは実は高さ的な怖さはあまり感じませんでした。不思議ふしぎ。
2012年04月30日 20:37撮影 by  EX-FC100 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
4/30 20:37
山頂直下の壁登り挑戦中。鎖を伝うと足が掛かる場所が殆ど無いので手の力で登る事になってしまいます。ここは実は高さ的な怖さはあまり感じませんでした。不思議ふしぎ。
山頂は360度の大パノラマ!なはずなのですが私は心を落ち着ける為に景色あまり見る余裕ありませんでした。
2012年05月01日 21:43撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
5/1 21:43
山頂は360度の大パノラマ!なはずなのですが私は心を落ち着ける為に景色あまり見る余裕ありませんでした。
見事な展望です。そして見事な高度感です。あまり端っこに寄りたくありません。
2012年05月01日 21:44撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
5/1 21:44
見事な展望です。そして見事な高度感です。あまり端っこに寄りたくありません。
最後の鎖場は上から見るとこんな感じ。復路はもうカメラしまっちゃったので写真なしですごめんなさい。心の余裕も全くありませんでしたしね!
2012年04月30日 20:38撮影 by  EX-FC100 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4/30 20:38
最後の鎖場は上から見るとこんな感じ。復路はもうカメラしまっちゃったので写真なしですごめんなさい。心の余裕も全くありませんでしたしね!

感想

山へ幾度と無く足を運ぶ様になれば、先に進むには条件的に厳しくなり
撤退を判断せざるをえない場面がいつかは来ると思います。
山においてはまず身の安全を第一に考えるべきであり撤退は決して
恥ずべき事ではないはずです。故に冷静に状況を判断して導かれた結果は
「勇気ある撤退」と呼ばれる訳です。

ですが世の中には恥ずかしい撤退もあります。
例えば山登り前日に開いた宴会ではっちゃけてお酒飲みすぎて翌朝出発の
段階になっても二日酔いで全く動けなくなるとかね。
これは恥ずかしいですよね。笑っちゃいますよね。あっはっは!

という訳で現地に行かずして勇気ある撤退をした一名に黙祷をささげつつ
今回は山梨県にある乾徳山にプチ遠征に行ってまいりました。
ここの所天候や都合がつかず登れていなかったので初めての山にウキウキです。

乾徳山は高さは2000m強と奥秩父の中でも高い方ではありませんが変化に
富んだ景色と山頂近くのハードな岩場が特徴で山屋さんにも愛好家が多い
様ですね。


ーーー


登山口までは林道歩き。そこから山に入ると急な斜面を九十九折れに
登っていくよく見慣れた風景が開始されます。しかし、だんだんと登るに
つれてこの山は様々な景色を見せていきます。

登山道や周囲にごつごつとした石がやたらと転がってる様になったと思ったら
急に勾配が無くなり白樺の林が広がる広い原になり、それが一面のススキ野原に
なり、そして荒々しい岩稜に姿を変えていきます。ひとつの山でこれだけ色々な
風景を持つ山も珍しいのではないでしょうか。核心部にいたるまでそのバラエティ
に富んだステージを存分に堪能していました。

しかしここでひとつ問題が。

私実は高い所苦手なんですよね。


…いや、もちろん山は大好きです!山頂からの風景もたまりませんよ!
でもふと足元見てそこに「高さ」を感じると怖くなっちゃう時があるんですよね。
これが自分でも良く判らないんですが一度発動すると「落ちる」イメージが
頭の中にこびりついて手足に震えがきたりするんですよ。普通の山では問題無い
ですしロープウェイとかの乗り物が怖い訳でもないんです。
そうそう発動したりはしない物なのです。

…でも今回発動したんですよね。

問題になった箇所は2段の鎖場になっている岩場。ここはでこぼこ多くて手足の
掛かりに困ったりはしないし一段あたり2〜3m程と鎖場としての難易度は決して
高い所じゃないと思うんですよ。でも2段目登る前に下を見たら

「あ、下何もないじゃん。落ちたらまっさかさまだなー」

って考えちゃったんですよ!
さあこうなったらもうテンションは駄々落ち。楽しい岩登りが恐怖の岩登りに
変わってしまいます。口数も少なくなり笑顔もひきつります。もう涙目です。

でもそんな状態でも先に進みたくないとは思わないんですよね。
なんというか絶叫マシーンが苦手だけど好きな人みたいなもんでしょうか。
その後に続く岩場も最後の大壁も復路での難所も泣き言いいながらも結局凄い
楽しんで岩場アスレチックを楽しんできました。



という訳で怖いけれど必ずまた来るぞリストに追加された素敵な山行でした。
しかし手足が震えて動作の精度が落ちるというのは大問題ですね。
これはなんとかして克服しなければ。

一番山に行ってないメンバーが一番岩登り上手かったりと人間得手不得手
って色々あるものですね…

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