高見山(北尾根周回ルート)
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- GPS
- 08:18
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,180m
- 下り
- 1,187m
コースタイム
6:23 瀧野
7:27 差杉峠
8:55 黒石山
9:47 船峯山
10:25 天狗山
10:56 請取峠分岐
11:38−12:07 高見山山頂
12:37 杉谷平野分岐
12:59 高見杉
13:45 たかすみ温泉
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
差杉峠から舟峯山まではいろんなルートがあり、道迷いしやすいです。 常にGPSかコンパス+地図で現在位置と進行方法を確認する必要があります。 |
写真
感想
山友であるpopoiさんが昨年の12月に歩かれた高見山の北尾根ルートを
不肖、私も歩いてみようと今回の山行となった。
たかすみ温泉に車を駐車して瀧野まで舗装路をとぼとぼと北上する。
もう5月の末だというのに早朝の東吉野は寒くて薄手のフリースを着て歩き始める。
両手だって少し、かじかんで手袋が欲しいくらいだった。
1時間ほど歩いたところで瀧野を通過してほどなく橋を渡る。
そこを右に折れた所から林道が始まる。
行く先には太陽の光が差し込み眩しくて今日は天気がよさそうである。
林道をてくてく歩き、あっと!もう少しで見過ごしてしまうところだった
「差杉峠」の表示を左手に発見。ここからが本格的な登山道の始まり。
静かで暗い杉林を川沿いに歩く。鳥の声だけでとても静か。
しばらくして暑さを感じてフリースを脱ぎ、夏用の半袖に着替える。
時間ともに夏を感じさせてくれる季節になってきた。
ここで、ザックにいつも取り付けている「クマ除けの鈴」のカバーを外す。
まさか熊は出ないだろうが、あまりに静かすぎるので人に出会ったら、
音なしだとびっくりさせてしまうから。
笹竹が左右に生えている道を通り抜けたらそこは差杉峠。
役行者の祠もあり、ここで道端に腰をおろして暫しのコーヒータイムとする。
「ここからが本番」という気持ちで「黒石山」の表示の方向へ登りはじめる。
基本的にはピンクのテープを目印に歩く。この「ピンクのテープ」は
ご親切にも等間隔にあり目立ちやすくいい目印でこれを頼りに進んでいく。
そのうちに何となくの違和感があり、GPSで現在位置を確認すると
あまりにも正規のルートから外れていることに気がつく。こう言う時は戻るに限る。
なので、さきほど下った道を喘ぎながら登り返してGPSで確認しながらルート上に戻る。
そこから左側の先を眺めるともう一つのルートを発見。正しいのはこっちのほうだった。
(地図にない間違えたルートのほうがしっかりした道で
しかも目立つピンクのテープありで、こりゃ間違えますよね。)
それからは間違えないようにこまめに現在位置と進行方向を確認しながら
(それでも、もう1回間違えた)
黒石山・船峯山とそれほどアップダウンのないピークをいくつか越えて、
やがて大きな岩の下にロープが張ってある場所に着いた。
それを右に巻いてロープをつかみながら慎重に通過する。地図で確認するとそこは天狗岩だった。
ここで歩き始めて約4時間半。疲れもでてきて登る気力もなく今日はスルーする。
いつもの如く、朝食を食べない私はここら辺りから少し空腹を感じてきて
高見山山頂で食べる予定の昼食が気になり始める。
高見山の山頂の手前で今日の私の中でのハイライト!「山抜け」を目にする。
山の片側が崩れているのをこんなに間近に見たのは初めてで迫力があった。
際まで近寄って立ってみると見下ろしてみると、その高度感よりも
「もし、足元が崩れたら・・・」と想像すると怖くなった。
そこからしばらく歩くと向こう側の山上に神社の裏側が見えた。高見山の山頂だ。
山頂には7−8人くらいの人がいて歩きながら挨拶をする。ここで今日初めての人に会った。
空腹を感じていた私はとりあえず、山頂下の避難小屋で昼食のカレーを食べる。
ここ暫くの山メシはコンビニパン→カップ麺→カレーのローテーションだ。
ってことは次の山はコンビニパンか???
昼食後の山頂は昼過ぎとあって、さっきより人が多くなっていた。
どこかの山岳会の人たちがみなさんでゴミを拾いながら登って来られた。
「とてもありがたいことです」
そこから先はたかすみ温泉まで、疲れた足を気遣いながら、
滑らないように慎重にかつ、ゆっくりと下山した。
最後にpopoiさん!
事前情報含め、いろいろとありがとうございました!
いいルートでした。でも、ちょっと疲れました。
それにしても「山抜け」大迫力でしたね!
見応えありましたよ。
コメント
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樹氷のシーズンの高見山はたくさん見せていただいてたけど、
無雪期のは貴重です!
このルートも初めて見せていただきました。
奥深いものですねぇ。
熊鈴、人を驚かせないためにも、というのはとても優しい心遣いだと思います。
平日一人で歩いていると、ビックリすることがよくあります。
誰もいないから〜、と行儀悪くおやつを口に入れた瞬間だったりして・・・
ラジオをつけてる方もおいでですよね。
生意気ながら、私はラジオはいかがなものかな?と思いますが
鈴の音が近づいたり遠ざかったりしていくのを静かな山中で聴くのは
かなりいい感じで、好きです。
自分は瀧野〜たかすみ温泉間は自転車移動でした。
しかし今回orisさんはすべて歩きでの周回ロングルート、
お疲れ様でした。
スタートから長めの舗装道路歩きが、
後半応えたんじゃあないでしょうか?
山抜け・・・
迫力満点なかなかの見応えでしょ!
覗き込むこの時、
グラッと地震なんかが起こったら想像しただけでも恐ろしい・・・。
ヘリ近くに足を置いての写真撮影姿は、
ハッキリ言って奥さんとかに見せること出来ないです。
近づく高見山を見ながら歩く、
時計まわりのこのルート。
自分も前回ルート・ミスしたモヤモヤ感が残ってるので、
この次再チャレンジしてみます。
山はその季節によって表情を変えるから同じ山でも季節を変えて歩くと楽しいです。
高見山は冬の霧氷が有名なのでまた、その季節の時にぜひです。
臨時バスも出ますのでお勧めです。
熊鈴にうるさいので嫌いな人も多いので、極力鳴らさないようにしています。
たしかに多人数で全員が熊鈴を鳴らしていると、うるさすぎて勘弁してくれと思いますね。
状況判断が大事ですね。
ただ、これに関しては本来的な目的のクマ除けにも使いますし、
他の登山者に自分の存在を知らしめるのにも好都合で、たまにこう言う使いかたをします。
結局、当日はスタートから高見山山頂までは誰にも会いませんでしたよ。
ラジオはなぜか?金剛山に多いですね。
ようやく、タイミングが合ってこの北尾根ルートを歩けました。
でも、3か所くらい気がつかずにミスルートをしてしまうところがあって
道迷いには注意が必要ですね。今回はGPSを持っていてよかったと思います。
それに黒石山を越えてから、展望がいいところがあってよかったですよ。
popoiさんなら山々を見て山座同定して楽しめるんじゃないでしょうか。
それにしても「山抜け」は大迫力でした。
高いから怖いよりも、もし崩れたら・・・と考えると怖くなりますよね。
ぜひ、再チャレンジしてください。レポを楽しみにしています。
それと、また機会をみて伯母谷覗に行きます。また、レポを参考にさせていただきますね。
たっぷり歩かれましたねー。
この周回、真似してみたいです。
GPSは今回大活躍だったんですね。
地図でわかりきったルートでも、今どのあたりかな?
なんて活躍することが最近多いです。
山抜け!すごいですね!
写真からも伝わる急斜面と高さ。
こういうの苦手ですが見に行きたいです。
下半身がキューンとなりました。(^^ゞ
「山抜け」は間近でみたら大迫力です。
近づいてみて、「今崩れたら・・・」と想像すると、とても怖いです。
高見山は確か以前に冬に登られただけですよね。
ですが、雪のない季節もいい山で山頂からは晴れていれば展望もいいです。
それに下山した後にはキバラーさんのお好きな温泉もあります。
機会があればぜひこのルートを歩いてみてください。
北尾根ルートはそんなにアップダウンがないので
思ったよりしんどかったイメージはありません。
ただし、山頂〜たかすみ温泉は問題ないですが、北尾根ルートは道迷いしやすいので
GPSで現在地と進行方向をこまめに確認しながら歩いてください。
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