雪上訓練＠穂高岳沢

2012年05月26日(土) ~ 2012年05月27日(日)

• GPS: 30:07
• 距離: 4.0km
• 登り: 673m
• 下り: 27m

コースタイム

5月25日: 22:00新宿発
5月26日: 1:30頃沢渡駐車場着、車内で仮眠　6:00上高地へ出発
　　　　 7:25上高地発−10:25岳沢小屋着、テント設営
　　　　 12:00-16:00岳沢小屋近くの斜面で雪上訓練、訓練後テントに戻り夕食、饗宴、就寝
5月27日: 3:30起床、朝食
　　　　 5:30雪上訓練開始　11:00訓練終了、テント撤収　12:00岳沢小屋発
　　　　 13:30上高地着

天候

5月26日:晴れ
5月27日:晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

沢渡−上高地間タクシー代：片道1台4000円（普通車サイズ）

コース状況／危険箇所等

・道の上に積雪が見え始めてきたのは恐らく標高2000m位　山行当時は締まった雪でアイゼン不要。

・当初登行を予定していた天狗沢はわずかながら雪崩の可能性を感じたため、重太郎新道や奥明神沢辺りの斜面を利用して雪上訓練を行いました。

・下山後、沢渡の日帰り温泉「木漏れ日の湯」に立ち寄りました。入浴料500円。

写真

5/26 5:53

薄い霧のかかった沢渡。
さすが東京とは違って朝の空気がひんやり冷たいです。

5/28 0:19

まだ人の通りの少ない上高地の遊歩道の脇を歩き、岳沢登山口へ。

5/28 0:19

山はいいなあ〜、山は美しい！

5/26 8:43

沢に出ると穂高の山々が正面にそびえています。

5/28 0:20

後ろには緑色の上高地。

5/26 9:29

登山道にはエンレイソウやアオイスミレなどの花が咲いていました。

5/26 10:03

遠くからでもすぐに目を引かれてしまう天狗岩と天狗のコル。存在感抜群です。

5/26 10:15

岳沢小屋を発見！
でも、見えども見えどもなかなかたどり着かない・・・

5/26 10:19

トラバースには気をつけて。
たまに行く手を木に阻まれまたぎながら通過します。

5/28 0:20

雪の上を歩いていても、日差しが暑い！
みんな袖をまくっています。

5/26 10:25

ようやく岳沢小屋に到着。
この日営業していたのはまだ売店のみでした。
一息ついて、テントを張ります。

5/26 10:27

下方に見える上高地と奥には乗鞍岳。

5/26 10:27

明神岳もなかなかの迫力です。

5/28 0:20

雪上訓練開始。
まずは斜面の直登・直下降から。
キックステップで足に体重を乗せて下ろうとしても、怖くてへっぴり腰になってしまったり。

5/28 0:21

休憩の間、Iさん持参のそりで爽快に滑る！

5/28 0:21

ひゃっほー！！

5/28 0:21

足がなかなか決まってます。

5/28 0:21

おーい、どこ行くのー？（笑）

5/28 0:21

ボブスレーのように豪快に滑りぬけて行きます。

5/28 0:21

雪に慣れ親しんでからは、スタンディングアックスビレイの練習。

5/26 16:00

スノーバーから支点を取ったセルフビレイ。

5/26 16:02

足元に埋めた自分のピッケルを支点にしてリードのビレイ。

5/26 16:06

少し流しながら制動をかけるのがコツです。
体の向きと流しながらの制動に気をつければ、ビレイヤーにもそれほど負担がかかりませんでした。
滑り役も安心して滑ることができました。

5/26 16:25

一旦訓練がお開きになっても居残りで練習を続ける熱心な3人。意気込みが伝わってきます。

5/26 17:05

夕食のデザートのフルーツゼリー。
冷たい雪の上ですぐに固まりました。

5/26 18:32

夕食は食材係のKさんとスーシェフのIさんのおかげでとっても美味しい晩御飯にありつけました。
野菜満載のポトフは最高でした！

5/28 0:22

実は翌日27日はtanooの誕生日。
Oさんがスパークリングワインを担ぎ上げてきてくれていたのです。
お祝いの乾杯に感激！ジーンときました。
Oさん、ありがとうございました。ワインすごく美味しかったなあ。

5/26 18:55

バースデーケーキのフルーツゼリー。
バースデーソングを歌ってもらってろうそくの火を吹き消しました。
照れくさかったけど、お祝いしてもらうってやっぱり嬉しいです。
素晴らしい山仲間と誕生日をこんな風に山で過ごせるなんて、自分はとても幸せ物だなあ、としみじみ思いました。

5/28 0:23

2日目、早朝から訓練が始まります。
気温の低い朝は、雪がかちこちに固まっています。
雪に蹴りこむ足が痛い位です。

5/28 0:23

前日の緩い雪では滑落停止の練習もピッケルがなかなか効きませんでしたが、この時の固い雪だとしっかりピックがささればすぐに止まりました。

5/27 7:25

ユマールやタイブロックを使った登りの練習。
後ろの乗鞍が美しいです。

5/28 0:24

登った後は懸垂下降で下ります。

5/28 0:25

開けた雪の斜面での懸垂下降はとても爽快でした。
ほとんど初めての人でも、少しずつ慣れて降りれるようになりました。

5/28 0:25

岩場でも雪山でも、状況に応じてどうすれば最も効率的に確保ができるのかを正しく判断して実行できる力が必須だと改めて思いました。
何度も実践を繰り返して身に付けたいスキルの1つです。

5/28 0:25

奥明神沢近くの急斜面で2人1組でのスタカット登行の実践。
この2日間のおさらいとして学んだきた事を活用しました。

5/28 0:25

練習といえどもなかなか厳しい登りでした。
ちゃんとバケツを掘って足場を確保しないと滑落しそうで怖かったです。
しばらく登った所から懸垂下降して訓練終了。
とても有意義な訓練になりました。

5/27 12:14

テントを撤収して岳沢小屋を後にします。

5/27 13:32

上高地はニリンソウの花が咲く新緑の季節でした。

撮影機器：

PENTAX Optio WG-1 PENTAX