雨の日もまた楽しい! 山上ヶ岳
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- GPS
- 07:21
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,113m
- 下り
- 1,097m
コースタイム
6:21 清浄大橋
7:14 一本松茶屋
8:07 洞辻茶屋
9:05-35 山上ヶ岳
10:04 レンゲ辻
10:48-11:17 山上辻
12:25 法力峠
13:13 母公堂
天候 | 少雨のちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
清浄大橋-山上ヶ岳-レンゲ辻までは女人禁制になっております。 |
写真
感想
母公堂の前に車を駐車して6時過ぎより歩き始める。
予報では曇りなのに空からは、ぽつぽつと雨が降っていた。
そのうちに止むだろうと勝手に決め付けて雨具も着ずに真夏の服装で歩き続ける。
10分ほど歩いてからも雨は一向に止む様子もなく、それに加えて思った以上に寒さもあり、
そこからは上着だけ雨具をはおり、ザックにレインカバーを装着する。
大橋茶屋には早朝にもかかわらずに、もう10台くらいの車がとまっていた。
清浄大橋を渡り、女人結界門を越えてからは静かで霧の立ち込める幻想的な杉林の中を歩く。
そして、歩きながらこれからの今日のルートのことを考える。
山上ヶ岳から阿弥陀の森まで歩いて、帰りはレンゲ坂から下りようかなと思っていたが、
今日は生憎の雨。レンゲ坂は岩や石の多い足場なので下山時は滑る。
なので今回は別のルートで・・・・ まあ、結論は山頂に着いてから決めることとした。
止まない雨の中を早朝からの山上参りの人々がどんどん下山してくる。
ここ山上ヶ岳は他の山々と違い挨拶の言葉が違う。「こんにちは!」ではなく「ようお参り!」なのだ。
だから、みなさんすれ違うたびに「ようお参り!」と声をかけてくる。
ただ、残念なことに私はどうもこの言葉が上手く口から出てこないので
「こんにちは!」と言ってしまう。いつかは「ようお参り!」と威勢よく言ってみたいものだ。
一本松茶屋を過ぎたあたりで、背後から早いリズムの足音が近づいて来るのを感じた。
邪魔になってはと思い、早々に道を譲ろうと道の脇に寄った。
金剛杖を片手にした上下赤色の服装の男性が現われて手短に挨拶を交わした。
そして、急いでおられる様子で足早に私の脇を通り過ぎた。
が、次の瞬間にその男性の担ぐザックに目が釘付けとなった。
見覚えのある「お猿のアイコン」と「等身大の黄色のバナナのアクセサリー」を目にしたからだ。
思わず、「すいません。M−kichiさんですよね」と声を掛けたら、ご本人でした。
いやー。奇遇です!
幸いなことに私のこともご存じだったようでお互いに写真を取り合った。
そして足早に「山上ヶ岳とそれに稲村まで行ってきます!」と言葉を残して
すぐに姿が見えなくなった。すごいスピードでした。
(とても、気さくでさわやかな感じの方でした)
陀羅尼助茶屋を越えてからは山頂までは2つのルートがる。
左は行者道。右は比較的に安全な階段道。
いつもは右ばかりなので「今日は左から行きたいな」と思っていたものの
雨のために今日は岩場が濡れていて滑りやすいと判断し、
次回にまたチャレンジすることにして、またしても右側の階段道へ。
その道を進み、最後の長い階段を登ろうとしたところ、
その階段の先に大きなザックを背負った初老の男性と眼が合った。
そろそろ疲れてきたので下で立ち止まって待っていると
私に向かって「お先にどうぞ」と手で合図をしてくる。
少し、急ぎ足で階段を登ってからその男性に挨拶して
「大きなザックですね。テン泊ですか?」って声をかけてから、会話が始まった。
その方は昨晩は小笹宿でテン泊されたらしい。
話を続けるうちにどうも見覚えのある顔だなと思っていたら、
昨年の7月にこの山上ヶ岳で会って話をした男性と同一人物だった。
また、奇遇です。(今日も右側の道でよかった)
それから10分ほど話をして最後にはなぜだか
いろいろとその方の身の上話まで聞いてしまった。
(人生いろいろです)
また、お目にかかりましょう!
山頂に着いたころには雨も止んではきたが、予想通りのくもり空。もちろん展望はなし。
でも、花のないお花畑も霧に包まれて幻想的な雰囲気でこれはこれで大峯らしい。
大峯山寺の前にあるベンチに腰をかけてコーヒーを飲みながらこれからのルートを考える。
やはり、この雨ではレンゲ坂に多い岩や石が濡れて足場が悪そうなので、
山上辻―法力峠を抜けて母公堂へと帰ることにした。
(それに車もそこにあるし・・・)
今日は生憎の雨だったがいい出会いもあり、楽しい山行でした。
この山上ヶ岳は雰囲気のある大好きな山なので、また何度も訪れてみたいです。
いつだって不思議といい出会いがあるし・・・
orisさん、こんばんは。
生憎の天候のようでしたが、
霧の立ちこめた幻想的な世界の大峰を満喫されたようで、
良かったです。
お疲れ様でした。
右か左のルートを選ぶか・・・サプライズ的な出会いもあり、
レコからorisさんの楽しい充実した気持ちが十分伝わってきました。
近々、同じようなところを訪れる予定してます。
いい出会いがあったんですね。
しかも!まさ吉さんともお会いになったとは!
山って出会いという面でも良いものですよね。
それにしてもたっぷり歩かれましたね。
orisさんが大峰なんて、なんか珍しいです。
どうしても台高メインのイメージがあるもので。
ついにハイドレーションに手を出されましたかー。
先日はお声掛けして頂き有難う御座いましたm(_ _)m
あの天気でコレと言って何も無い山登りレポになるとこでしたが
お陰様で素晴らしい思い出が出来ましたわぁ〜
次回は台高の稜線でお会いしましょう¶(`▽´)†
※私 ハイドレは2種類持ってますがどちらも1回使っただけです。
なんかもう、女人なのかそうでないのかよくわからん
妙齢の私ですけど、この門はくぐれませんね〜。
残念にも思いますが、気をつけてお参りしてきてね。
と身近な男人を見送ったあと、里では女人宴会やったりして
赤装束が勇ましいM−kichiや、以前に逢われた方との再会、
お山がとりもつ縁ですね。よいですね
山は晴れたほうがいいですが、この大峰は雨でも雰囲気があっていいですね。
今回は右のルートでよかったですが、次回は左の行者道にチャレンジしたいです。
近々に山上ヶ岳近辺に来られますか? そのレポを楽しみにしていますね。
私は、晴天に恵まれそうなら、popoiさんが行かれた伯母谷覗に行ってみたいです。
でも、残念ながら今週末は天気がきびしそうですね。
これからは暑くなってきますので、大峰がメインになってくると思います。
台高も好きですが、大峰も大好きです。
恥ずかしながら、八経、大普賢、釈迦が岳と未踏なのでまだまだ、楽しみが残っています。
今シーズンは何とか3つとも行きたいです。
そうそう、ハイドレに手をだしてしまいました。
まだ、1回しか使っていないので使用感の結論は出ていませんが
こまめに水分補給できて、ザックを下ろす面倒なくて便利ですよ。
もう、水筒に戻れないかもしれないです。
こちらこそ、その節は失礼しました。
私のほうこそ、M-kichiさんのレコに登場させていただいてうれしかったです。
こう言った人との出会いも「山」の楽しみですよね。
また、どこかの山でお目にかかれる日を楽しみにしています。
昔は大峰一帯が女人禁制だったらしく、今はここ以外は解禁されたので
いい時代になったと思います。昔はあの金剛山も女人禁制だったそうな。
「山」では下界とは違って、他人と気軽に話ができるから不思議ですよね。
そうそう、私とneko-obabaさんだって山が取り持つ縁ですよね。
機会があれば、そのうち、ご一緒してください。
あと、M−kichiさんのは赤装束じゃなくて、赤色のレインウェアーですよ。
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