蕨山 - ウノタワ - 武甲山 【一の鳥居から武甲山御嶽神社参り】
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- GPS
- 10:33
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,253m
- 下り
- 2,333m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バスの時刻表はコチラ↓ http://kokusaikogyo.ekiworld.net/dia/timechart/jikoku500102.html 帰り:浦山口駅 19:11発 羽生行きを利用 お花畑駅から西武秩父駅に少し急ぎ気味にあるいて19:25発のレッドアローに乗り継げました。 浦山口駅の時刻表はコチラ↓ http://www.chichibu-railway.co.jp/train/ttable/31_urayama.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 全体的によく整備されていますが、ウノタワからの下山口が踏み跡がうすくわかり難いかもしれません。 (本文を参照してください。) トイレ 今回のコース上のトイレは名郷バス停と武甲山山頂、橋立堂にあります。 浦山口駅は18時30を過ぎると無人駅になり、トイレも閉まってしまいます。橋立堂のトイレを利用するか近くのコンビニで借りましょう。 水場 コース順に ウノタワ 沢との出会い地点、ウノタワ入り口から車道に出てすぐ、 妻坂峠を下って一の鳥居到着約10分前の地点、武甲山18丁目の不動滝。 どの水場もとても助かりました♪ |
写真
感想
前回の武甲山はシラジクボから回り込んで初めての表参道を十三丁目から登りましたが、
「次は一丁目から」というお題をKazu405さんから頂きました。
なるほど、一の鳥居をくぐらずに表参道を登ったことにはなりません。
でも横瀬駅から一の鳥居まで歩くという選択肢は私にはなく、向かうとすると妻坂峠からだなぁ〜。
いつもの武川岳から降りて生川に向かうのは、大持山への登りを敵前逃亡するようで気が進まず・・
そんなことを考えているときにneko-tamaさんのウノタワのレコを拝見しました。
グッドタイミング! 沢好き、コケ好きの私。ウノタワルート、良さそうじゃん♪
以前に歩いた蕨山〜武甲山のお気に入りルートを少しアレンジして、今回のルートが決定!
終盤に長い登りが控えるのでキツそうですが、日も長いので何とかなるでしょう。
前置きが長くなりましたが、いざ!
天気予報に反して天気は晴れ。暑くなりそうな感じです。
このルートは舗装道の歩きがとても少ないところが魅力。
沢沿いの林道を歩いて、沢を渡って登山道へ。
先も長いのでゆったりを意識して歩き出しますが、なんかいつもと違います。
汗の量がハンパじゃない。暑さに慣れていないのか、体調が悪いのか??
尾根筋に出てからの急登、痩せ尾根の繰り返しは本来楽しいルートですが、今日は余裕がありません。
蕨山山頂では苦しいときのおまじない「アミノバイタルゼリー」で早くもパワーチャージ。
この先だいじょうぶかなぁ〜
「アミノバイタルゼリー」の効果(?)か、何とか取り戻して有間山への急登はクリア。
やれやれ、この先は少し楽ができる区間。
一息をつきながらというより、西面がバッサリ大伐採された尾根道はいつものんびりになります。
自然破壊といえはそうなんだろうけど、もともと植林だったわけだし、理屈は抜きに高度感と展望を楽しんじゃいます。
それより白岩採石場の作業音が気になります。今度来るときは日曜日にしよう(日曜日に作業が休みなのかは不明)
鳥首峠からは少し調子が出てきた感じ。脚に力が出てきたのが実感できます。
最初の植林の登りを我慢するとその先は豊かな自然林で気分も上々。
ウノタワの直前はツツジが歓迎してくれました。
ウノタワはとても不思議な空間。森のなかにポッカリ野原が広がっています。
先ほどまで気になっていた砕石音も山裏になりここまでは響いてきません(お昼の休憩時間だったのかも)。
よし、今日は少しのんびりしよう。
バテ気味の体。オニギリだけのショート休憩では可愛そうなので(自分には優しいです)、お湯を沸かしてのんびり昼食。
広い野原で、ひとり静かな昼食。時間がゆったり流れていきます。
さて、行動再開。
ここから少しルートがわかりにくいですが、古びた赤テープを頼りにウノタワの窪地のふちに上がると少し離れたところに白い大きな看板。
ウノタワ伝説の書かれた看板でした。
これがとても目に付くので、迷うことはないでしょう。
少し下るとneko-tamaさんのレコで見たように苔のついた岩が目立ち始めます。
さらに下って苔岩が密集する先に動く物体を発見!
シカとは少し形が違うような。ひょっとしてー。
少し近づいて、ズームなんとか撮れました。カモシカと思われます。こんなところにもいるんですねぇ〜。
密集した苔岩と新緑のコンビネーションは抜群の光景です。
惜しむらくは南斜面の植林。豊かな森の淡い緑と味気のない植林の濃い緑とが対照的。
さらに下って沢に出会います。
待望の水場がありました。冷たい水で喉を潤し、ザブザブと顔を洗いました。超〜キモチイイ♪
ここからは沢に沿ってというか一部沢の中を進むような道。
やっぱり苔は水が似合います。沢の流れ、苔生す岩、新緑の緑。こんな素敵な場所が奥武蔵にあったのか!
やるなぁ〜ウノタワルート。歩くペースは超のんびりです。
あまりにも良すぎて心が満たされてしまいました。いやぁ〜満足満足。
舗装道に出てバス停が近かったら、間違いなくハイクを打ち切っていたでしょう。
でも山中の分岐からも名郷BSまではコースタイムで50分。
この不便さがウノタワルートの美しさ保っている一因なのでしょうか。
私も舗装道をそんなに長く歩く気は起きません。
予定通り、山中の分岐から妻坂峠に向かいます。
登山口から単調な植林の登りですが、気持ちが切れていないので順調に登りって妻坂峠に到着。
よく通る武川岳ー大持山と違うクロスで生川へ降ります。
下りは一転してきれいな森が広がっています。
登りはスムーズでしたが、下り始めると膝の筋力が残り少ないのがよくわかり、登りよりずっと厳しい。
まだ、武甲山を残しているので最小の消耗を心がけてゆっくりゆっくり下りました。
2時半を少しまわったころに一の鳥居に到着。
壱丁目の石碑もしっかり確認 ! やっとスタートラインにつけました(笑)。
車で家路につく人、下ってくる人が多い中、登っていくのは何か恥ずかしいです。
しばらくは舗装された道。登りになれば何とかペースを作れると思っていましたが、硬い路面は脚にきます(涙)。
丁目表示の石碑にはずいぶんと勇気つけられました。
十四丁目からは待望の山道。やはり山道は脚にやさしいです。
不動滝の水場では頭までかかるほど思い切り顔を洗い、冷たい水を飲んで最後の鋭気を養います。
今回のハイクは途中何度か水場がありましたが、どの水場にもとても助けられました。
水は十分持っていましたが、冷たく、ざぶざぶ顔を洗える水量はこの上ない恵みです。
気持ちは切れていないけど、ちょっと(かなり)疲れたな。
少し先の大杉広場で一休みしよう と思っていたところ見覚えのあるハイカーが下ってきました。
おおっ! shadow1100さんではないですか!
shadow1100さんは「今日はショートコース」(ほんとうかなぁ〜)とのことでニコニコととってもお元気そう。
それに引きかえ自分は消耗した姿で〜 少し恥ずかしかったです。
少しお話したあと、ちょっと歩いて大杉広場。予定通り休憩です(笑)
ベンチに寝転んで空を見上げてー。気持ちいいな。このまま寝てしまいそうだよ・・・。
おっと危ない。ほんとに寝ちゃダメダメ。
気持ちの入った歩きには程遠いですが、序盤のことを考えるとここまで来れたことでよしとしよう。
とりあえず丁目石碑を数えながら歩いてー。花を撮る口実で、歩みを止めてー。また歩いて。
五十一丁目の石碑でシラジクボルートと合流。五十二丁目 最後石碑はここにあったのか!
武甲山登頂7回目にして初めて気づきました。(まだ知らない人のお楽しみのため、詳しくは書きません)
さすがに山頂展望台にも人の姿はなく、静かで涼しい風が吹いていました。
ポツポツ落ちてきた雨にせかされるように下りにかかりました。
でも、脚は余裕がなく、麓の土津園も閉まっている時間で下山後のお楽しみのない状況では、いつもの足取りは望むべくもなく。
幸い雨はポツポツだけで、すぐに上がりました。本日最後の下山者だから、ゆっくり慎重にいかないとね。
長者屋敷登り口まで無事に下ってやれやれ。
いつもの滝見物は暗くなってきたからヤメにしようかと思いましたが一応することに。
塞翁が馬。何が幸いするかわかりません。薄暗くなってきた時間帯は撮影にはチャンスでした。
絞りやNDフィルタなどは当然ないコンパクトデジカメですが、薄暗いのでシャッタースピードが長くなり、いつもとは一味違う写真が撮れました。
結局いつもよりずっと長い、40分も滝の撮影会。。
いい写真が撮れたと満足しています。
浦山口駅に着いたときに既に駅看板に灯りがともされていました。
何か色々なことがあった長い一日だった気がするなぁ。
日の長さを存分に生かした充実のハイクでした。満足満足♪
このハイクの着想を与えてくれたKazu405さん、neko-tamaさんに感謝します。
ヘロヘロ寸前の武甲山の登りで励ましてくれたshadow1100さんもありがとうございました。
いつもコメントありがとうございます。
私は行動範囲が狭いですからね
限られた山域でいかに楽しむか必死に考えています
考えている時がまた楽しいのですけどね
shadow1100さんもウノタワルートはまだ未体験でしたか?
とってもキレイなので是非行ってみて下さい
でわでわ
doppo634さん
お久しぶりです、お元気ですか?
と聞くまでもなく大変お元気そうで…
表参道をこのように登られた方は、
武甲山の長い歴史の中でも、初めて
ではないでしょうか。
いつも様々なルートを組み合わせたロングコース、
大変参考になります。
私にはちょっと無理かと思いますが、
部分的に参考にさせていただきます。
暫くサボっていたので、歩きたくなってきました!
ではまた!
doppo634さん、はじめまして。neko-tamaと申します。
充実したロングハク、お疲れ様でした
ウノタワ-山中ルート気に入っていただけてすごく嬉しいです。私もここ大好きです❤
写真とてもお上手ですね
ウノタワ-山中ルートの苔と新緑の写真、長者屋敷登り口の滝の写真
滝の写真は水の躍動感がとても素敵です
私はいつも頑張って写真を撮るのですが、なんかイマイチうまく撮れず(T-T)ヘタッピです。
しかし、この山行にもカモシカがいるんですね
私もいつかカモシカに会ってみたいなぁ〜。
ではまた…!
また〜 そーゆーことをいう〜
考えることは皆だいたい同じで、20kmちょっとのセミロング。
多くの先例があるばずだし、少し嗜んでいる方なら歩ける中級コースですよ。
でも、自分にとってはkazu405さんとneko-tamaさんにインスパイアされて”発見”したルート。
こんな手があったか
お二人にはホント感謝しています!
タワ尾根のジョイントハイクからまだ1ヶ月ですが、すいぶん過去の気がしますね
夏はそれぞれのフィールドで鍛えて、秋にでもまたご一緒しましょう!
コメントありがとうございます。
今回はneko-tamaさんのおかげで楽しいハイクができました。
neko-tamaさんにはいつも拙レコに拍手を頂いていますね。
重ね重ねありがとうございます <(_ _)>
写真もお褒めいただいて嬉しいです
でも、いつも思うのですが、写真って実際の光景の1/10も表現できないですよね
レコにも書いたとおりneko-tamaさんのキレイな写真を見てウノタワからのルートを選んだのですが、実際歩いてビックリ!
想像を遥かに超えたファンタスティックな世界
カモシカに会えたのはラッキー
neko-tamaさんもよく歩かれているので、カモシカに会うのも時間の問題かと思います
でわでわ
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