奥大日岳、大日岳〜称名から日帰り。あの病に…
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- GPS
- 10:56
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 2,359m
- 下り
- 2,351m
コースタイム
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 10:54
天候 | 晴れ時々曇り、のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
25日は大日三山に登ってきました。
ここ五回ほど調子の上がらない山行が続いていました。
休憩をすぐに取りたくなり、しかも数分ではなく10分ほど休みたいのです。
夏の暑さのせいなのか、別の要因なのか。
昨年は今年より暑かったのに調子は悪くなかったので、暑さが原因だとすると腑に落ちないです。
大日岳の登山口は、6時に開き19時に閉まる称名道路にあります。
つまり、奥大日まで足を伸ばす場合は、もたもたするとゲートが閉まっちゃう恐れがあるのです。
昨年は大日岳だけ登るつもりでスタートし、調子が良かったので途中で予定を変え、奥大日岳にも行きました。
しかし今の調子だと、奥大日岳までは行けないのではないかと思いました。
昨年は奥大日へ行くつもりはなかったので、急ぐ理由がありませんでした。
出だしに滝見台へ称名滝を見に行ってから、6時51分に登山道を歩き始めました。
最近の調子に不安がある今回は、前回より早く登り始めようと思いました。
ところがこれも最近のことなのですが、朝起きられないという現象があり、自宅を出るのが遅くなりました。
結局、大日岳登山口を出発したのは6時52分。
昨年とわずか1分の違いでした^^;
ここは歩きやすいお山です。
難所は牛ノ首までと思いますが、凄く整備されているし、前回も書きましたが品のある感じがします。
勾配も適度でとても登りやすいです。
牛ノ首を過ぎてしばらくすると大日平になります。
いきなり景色が変わり平原になり、薬師、鍬崎山などが見えてきます。
ここから木道を歩くことになりますが、ここは本当気持ちがいいです。
特に私は普段、山頂まで鬱蒼とした草木が続く低山歩きが多いので、森林でない部分のあるお山は心地よく感じるのです。
そんなこんなで割と調子よく進み、休憩なしで大日平山荘に着きました。
ここで10分休憩し、大日小屋を目指します。
やがて石ころごろごろのコースになりますが、去年はここで間違えました。
左手に抜けるところを突っ込んでしまい、しばらく本コースではない石ころごろごろの部分を、石を乗り越えながら歩いたのです。
逸れたまま500mほど上がってからGPSを確認して気づき、藪に突っ込んで本コースに戻ったのです。
今回は、前回どこで間違ったか分からないまま、その箇所を間違わずに通り過ぎました。
ちなみに「奥大日岳の最新記録」で日にちが近い記録を二つ、三つ読んでみたんですが、全く同じ部分を間違った人がいました^^;
やはり間違えやすい部分のようです。
大日平から大日小屋までにはこういう部分が多いです。
その後水場が四箇所くらい出てくるんですが、二つ目の水場で間違えました。
石場を上がろうとするんですが、石がヌルヌルで上がりにくいんです。
そこでもたついていると、あとから来たトレラン風の人に「そちらはコースじゃないですよ、行こうと思えば行けますけど」と声を掛けて貰いました。
そんな風に、行こうと思えば行けるけど本コースではない、という部分がいくつもあるように見えました。
一つ目の水場で8分とどまり、大日小屋には10時32分に着きました。
冒頭に、最近の調子の悪さを書きましたが、この日は涼しかったからなのか、休憩を取りたいと全く思わないくらい調子が良かったです。
奥大日岳へ行くかどうかは調子を見て決めようと思っていましたが、行くことにしました。
大日小屋の前のスペースで飲み物を飲んでいると、小屋の人に「荷物持ってすぐ入って、入って」と大声で言われました。
休んでいる人が7、8人いましたが、私も他の方も大慌てで中に入りました。
何ごとかと思ったら、物資運搬のヘリコプターが来たのです。
別に小屋に入らなくてもいいんじゃないかと思いましたが、ヘリコプターが真上に来た時に意味が分かりました。
もの凄い風圧なんです。
ヘリは荷物を降ろし、そして積んで行きました。
本来三度来る予定のところ、ガスが酷くなって来たので小屋の方は「二度目は来ないんじゃないか」と言うので外に出ると、すぐにまた「中に入って、入って」と言われました。
視界の悪い中でしたが、予定通りヘリは三度来ました。
同じことを三回繰り返しました。
小屋の中からは全員が窓に貼り付いて、スマホで写真、ビデオに撮していました。
珍しいことなので私も写真、ビデオを撮りましたが、ある女性が「これを見られただけで今日来た価値がある」と仰っていました。
そこまで貴重なことなのだろうか?と思いましたが、滅多に見られるものではないことは確かです。
一回目と二回目のヘリの間隔が7分くらいだったので、てっきり違うヘリが来たのかと思っていましたが、聞いてみると同じヘリだそう。
どこから荷物を運んで来たんだろう?
思わぬハプニング?で30分ほど足止めをくらい、奥大日岳へ歩き始めました。
すぐに中大日岳があるんですが、そこで写真を撮り再び歩き始めると、しばらくしてあるはずのない小屋が見えて来たんです。
…なんと、中大日岳から再び大日小屋に戻ってました。
ほんと不注意の多い人だわ、自分^^;
中大日岳の看板にタッチして、嬉々として戻ってました。
戻る時にすれ違った人を、すぐにまた追い抜くことになったのですが、短時間に二回も避けて貰うのが申し訳ないのと照れ隠しがあって「こんにちは。…中大日岳で写真を撮って歩き始めたら間違って戻っちゃいました」と訊かれてもいないのに言い訳をしちゃいました。
…「なんやこいつ」と思ったかどうか、全く無反応でした。…余計な事を言って後悔しました^^;
その後は「岩と高山植物の織り成す日本庭園風の七福園(『富山の百山』より)」を通ります。
必見のとても素敵なところです。
その後はさほど辛くはないアップダウンがあり、やがて奥大日岳に着きました。
ここは三角点(2606m)と最高地点(2611m)とがあり、3〜400m離れています。
多くの人が最高地点をスルーしていますが、私は最高地点を推します。
もちろん両方行きました。
最高地点で昼食を取り、再び大日小屋に戻りました。
14時23分に着いたのですが、着いたと同時に小雨が降り始めました。
ザックにカバーを掛け、大日岳に登りました。
去年大日岳山頂からは、剱岳が惚れ惚れする威容を見せてくれたんですが、今回は360度ガスが掛かっていて何も見えなかったです。
早々に下ることにしました。
この日は休憩したいと思わないくらい元気なのと、早く戻らないとという思いがあり、ずっと急ぎ気味でした。
何故急ぐのかと言うと、称名道路は8月は19時まで開いている筈なんですが、朝車で走ってくる時、道の上にあった電光掲示板に「18時30分」という文字が一瞬見えたのです。
19時までで間違いないとは思いつつ、もしかすると18時半に閉じちゃうのかという心配もあり、少し急いだのです。
「18時30分」という文字がどういう意味だったのかは分からないままでした。
雨は酷くはならずに下れました。
最後の最後、登山口まで5分くらいという時に強くなりました。
駐車場まで強いままでした。
*****
登山では、足の爪の部分が痛くなったり、足の裏が痛くなったり、虫に刺されて痒かったり、腰痛、股関節痛、筋肉痛、肩痛など、必ず何か不都合は有るんです。
歩くペースに影響があることはほとんどないですか。
今回、奥大日岳の山頂で昼食を食べながら体調をチェックしました。
左股関節と腰が少し痛かったです。
腰は前の週のぎっくり腰が影響してるのかも。
まあでも今回も歩くペースに影響はないと思いました。
ところが大日岳に行き、そこから下りに入ったどこからか、肛門に違和感が出てきたのです。
そのうち痛くなってきました。
まずいです。
すぐに血栓性外痔核と分かりました。
前に一度経験があるのです。
細蔵山に登った時になったんです。(18/10/21の山行記録に書いてます)
その時は雨で、早く戻りたくて全く休憩しませんでした。
かなり無理をした山行だったので、血栓性外痔核になったのも仕方ないのかなと思いました。
休憩しないことと疲労が原因と思い、その後は休憩を沢山取るようにしています。
…というか、それを意識しなくても疲れやすく体力もないので、休憩は多く取るんです。
ところが今回は調子が良すぎて休憩を余り取らなかったんです。
とは言え、ヘリが来たせいで30分近く休みましたし、十分だったと思うんです。
それに疲労は無いんです。
結局、最後まで痛みは消えず、帰ってからお風呂で触って見たところ血栓が出てました。
前回同様酷くはならず、四日後の今日現在、少し痛い程度です。
前回は四日でほぼ痛みは引き、吐出も二週間で引きました。
深刻な症状ではないですが、これが癖になるとしたら深刻なことです。
しかも今回は無理をした訳ではなく、むしろ元気いっぱいでした。
元気でもたっぷり休まないといけないのでしょうか。
脳に伝達される疲労度と、実際の身体の疲労度が違うとしたら、厄介なことです。
***
水分は4.2L用意し、2.4L飲みました。
出会った人は30人ほど。
三つのピークには誰もいなかったです。
雷鳥には会えず、他の動物も見かけませんでした。
行きの運転中の道路に猿の軍団がいました。
車が走っているのに逃げようとせず、車線の真ん中にいました。
天気は良くなかったですが、大日岳は最高です。
大好きなお山の一つです。
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