大白川タロタキ谷溯行尾上郷川サブ谷溯下降湯谷右岸支流下降
- GPS
- 13:32
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,620m
- 下り
- 1,607m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 7:07
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:25
天候 | Day1 快晴, Day2 正午頃まで快晴、午後から雲が出てきた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 今回は国道に出て1km北上したとこの温泉に浸かった。大人600円。広いし空いてた。 |
写真
装備
個人装備 |
寝具(1)
コッヘル(1)
ハーネス(1)
ハンマー(1)
沢靴(1)
メット(1)
スパッツ(1)
ハーケン4〜6枚
ロープスリング多め
|
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共同装備 |
chuki分
4合飯盒
米4合
8.1mm40m
ストーブ
ガス缶
ジャンピング
キリ
リングボルトx4
ツェルト2〜3人用
焚付
ライター
komahisa分
8.5mm40m
カム類
hayappe2分
ツェルト1〜2人用
捨て縄5mm3m
|
感想
遡行図↓
https://powttonchaan.wordpress.com/2019/09/19/2019-9-15-16-%e3%82%bf%e3%83%ad%e3%82%bf%e3%82%ad%e8%b0%b7%e6%ba%af%e8%a1%8c%e3%82%b5%e3%83%96%e8%b0%b7%e6%ba%af%e4%b8%8b%e9%99%8d/
・なんで そこなん?
2019年の お盆の谷中二泊の沢登りの最終日、タロタキ谷出合から見えた大滝と その周りの岩盤に目が眩んだから。
・出発まで
大阪発のホリケン号がツトムクルーズさんとkomahisaさんとを拾ってきて、三河発の俺と荘川桜Pで合流、という予定やってんけど、ツトムクルーズさんは早めに家を発ちたいみたいで、道の駅 美濃にわか茶屋で22:45合流して、24時過ぎに荘川桜P着。テントで前泊。結構交通量が多くて道から近いせいか じゃかましかった。荘川ICすぐの温泉のある道の駅の駐車場の奥のほうで寝たほうが静かかも。
朝五時半頃、起きると、ホリケン号が いつの間にか隣に止まっていて、その横に もう一つのテントが張られてた。この駐車場のバイオトイレは中を覗くとエグいが、匂いはさほど臭くなかった。
大白川ダムまで車で移動する。登山口は三連休のせいか駐車場が溢れかえっていた。が、ダム堰堤側のスペースには2台しかとまってなかった。これ幸い、と そこに停めると、俺らの後に続いて5台か10台ぐらい、続々と この空きスペースに停めだした。
ゴムボート二つとゴムカヤック一つ(実際にはゴムではなくPVC(ビニール))を電動ポンプで膨らませて、他、準備をした。
●9/15(日)
・7:43〜8:40
殆ど雲のない快晴や。ホリケンさんはオナカの調子が悪いようで駐車場に着いてから2回も便所に行っていた。先に準備を終えた俺以外のメンバーが既にボートを湖畔まで運んでくれてた。駐車スペースから おあつらえむきの降りていく道があり、流木の山を越えると、ダム湖に向けて発射台のようになっている、舟を滑らせていくような道があった。
記念撮影後、漕ぎ始めた。俺とツトムクルーズさんは一人乗りで、ホリケンさんとkomahisaさんは二人乗り。ゴムボートはなかなか進まない。俺のカヤックはザックを前後の舳先に積んで重心が高いせいか、左右のバランスが均等でないせいか、療法のせいなのか、常にひっくり返りそうな感じ。「帰りは重心を低くしよう」と この時、決意した。
横転しそうになりながらも進んでたみたいで、後ろを見ると、ホリケン艇が数十m以上離れていて、さらに数十m遅れてツトムクルーズ艇が居た。ゴムボートを真っすぐ進めるのに苦労してるようで右に左にと蛇行していた。
あまり遅くなると、舟を用意してきた意味がなくなるので、まずは最後尾のツトムクルーズ艇を引っ張っていくことにする。スローロープをつけ、漕いでいく。ロープが伸び切ったところでガクンとブレーキがかかったように進まなくなるが、その内、ゆっくりと動き出す。地獄谷出合を過ぎ、バックウォーターの終了地点である岸が近づいてくる。あと岸まで150mかなってところで、今度はホリケン艇がついてきておらず だいぶ離れてしもとることが分かり、ツトムクルーズ艇は自分で漕いでもらうことにして、5分ほど漕ぎ戻ってホリケン艇を同じように繋いで引っ張ってった。漕いだ時間は50分やった。岸に上がったところはドロドロ。大き目の流木に舟をゆわえたりして歩く準備をする。
・8:56〜10:00
お盆に来たところなので 憶えてる景色だが、ダム湖の水位は今年の お盆の時よりも約1m低い。その分、少し川原歩きの距離が長くなってる。
お盆に溯行し、今回は帰りのルートにするつもりの右岸支流の出合を過ぎ、タロタキ谷出合に着いた。
・10:00〜11:00
お盆にも出合から見た大滝が見える。水量はお盆の時より多い。ゴーロ連瀑帯を登っていき、10:12に最初の二段滝、下段CS7mで上段が3mで左岸から5分で巻いた。その次の10m滝と次の2段10m滝も まとめて左岸から13分で巻く。
その次が、幅のある岩盤で左岸側が本流で2段13m滝、右岸側も同じ高さからチョロチョロ流れてるところがある。これは、チョロチョロと本流の間を たわしでこすったり、分厚い苔を剥がしたりしてスタンスを確保しながらフリーで登った。
で、メインディッシュの大滝。これは高度計の測定では高さ50mやった。滝の下はかなりの瀑風スランプ アラレちゃん。寒い。寒過ぎる。落水地点直下からスタンス豊富な岩面を4ほど上がり、あとはガレルンゼを辿って落ち口と同じ高さまで高度を上げ、その後は、3〜5mおきに灌木のある比較的斜度の緩い草付を、草をまとめて持ち、「抜けんといてやぁ」と言いながらトラバースし、最後、若干アスレチック風に立ち木の枝をくぐりぬけると、まさに落ち口に出た。
・11:00〜12:49
大滝より上流は癒し渓。komahisaさんが「もう一個くらいは大きい滝あるんちゃう」とかゆーとったけど、結局なかった。その代わり、シャワークライミングしてよね、って感じの滝がよーけあって、水温が低いので、かなり凍えた。途中から合羽の上着を着て、フードも被って溯行してた。お盆より寒いなぁ。でも お盆の時は これほどには冷たなかってんけど、やっぱり9月のほうが寒いってことかな。朝晩は冷えるしね。
ヌメった岩も結構多いが、足を置く場所を選べば、まぁ登れる。だいぶ上のほうまで水流れてた。水が切れ、ガレになり、途中、なんと想定外に狭めの草原が現れる。おーー、と調子乗って、というか、あまり方角や高度など確認もせずに、歩き易い草原を登っていくと、稜線に出たが、そこは詰め上がりたかった主稜線ではなく、そこから枝分かれしている支稜線やった。
・12:49〜13:09
最初、支稜線から向こう側に降りようかと思ったが違和感があり、確認するとサブ谷源頭ではないと判明。20分ほど藪漕ぎなどして、サブ谷源頭に辿り着く。
・13:09〜14:50
サブ谷源頭から見える景色は気持ちがよい。お盆の時は気づかなかったが、ここからは おそらく ひるがの と思われる街並み、、、集落?が遠望できた。
胸程度の高さの笹原を降りていく。すぐに沢筋に出て、忠実に辿っていくと じきに笹が開けてきて、ガレの下りとなる。1時間ほど下って、両岸がゴルジュになり、水は流れてないが、巻くのも大変そうやったんで、komahisaさん持参の長めの捨て縄をつこて、懸垂1p5m。じきに30m巾広大滝。綺麗やわ。
その後 見覚えのある地形が出てきて、結局、お盆の時と同じ場所をテン場とした。月例サブ谷会議の開催である。
・14:50〜翌朝起きるまで
一ヶ所はテン場特等席。そこにはツトムクルーズさんのモンベルの支柱ありツェルトを張る。これは自立型で簡単。
もう一ヶ所は若干もめたが、俺が もうここでええやん、と、焚火の場所から流れを渡っていかなければならない場所を整地して、そこに両岸からロープを渡し、普通のツェルトを張った。自立型のところとは場所もそうだが明らかに格差がある。
焚火は他の人がやってくれた。俺は米を4合研いで炊いただけ。オカズは予定通り、他の人から色々わけてもらった。ホリケンさんがアヒージョ、ツトムクルーズさんは、鯖缶、さんま缶?、煮干しとナッツ、komahisaさんは茄子の入った なんかクックドゥみたいなんでフライパンで炒めたやつ。三人さん、皆、自分なりの発表会のようで なにか羨ましいというか、取り残されてる気もしたw
最近、酒を飲むと翌朝の体調が悪いことが多いし、お盆の沢登りでも、ツトムクルーズさんが「俺 要らんし余るから」というウイスキーをもらって、特に最終日 体調が悪かったので、今回、迷ったあげく 結局アルコールは買わずにきてしまっていた。で、ま、ええかと、水で乾杯していたのだが、じきに持ってきてないことがバレてしまい、ほりけんさんとツトムクルーズさんから焼酎を よーけ分けてもらってしまい、結局のんでるやんっ。
暗くなり、ホリケンさんとkomahisaさんは早々に寝た。ツトムクルーズさんは焚火横で寝てた。
呑んだら眠りが浅くなることが多いのだが、今回も違わず、よく目が醒めて、あまりぐっすりとは寝られなかった。寒いこともあったが、明け方までは、合羽をきてフードも被れば耐えられる程度やった。そう、俺はシュラフカバーのみ。寝る時に着こんだのを列挙しておこう。合羽上下、長袖フリース、沢用長袖(薄いピッチリしたやつ)、モンベルゼロポイント長袖薄手、ブリーフ、ステテコのようなモンベルの薄手の、沢登り中に履いてたズボン。溯行中に着てたやつは靴下を除き、すべて完全に乾いている。他の人らは寝袋を持ってきてはったみたい。毛糸の靴下だけでもあればシュラフカバーでも、もう少し寝れたかも。
総じて いい夜やった。
●9/16(月)
・5:00〜6:38
ゆうてたより少し早めに起きたと思う。焚火は消えてたが、まだオコっていたんで、火を点けてもろた。あったかい。
朝は俺は塩ラーメン。皆、食事を終え、さっと準備を終えていたが、俺だけ いつまでも最後まで荷造りなどに時間がかかっていた。まるで、給食で皆が食べ終わってんのに、一人、食べ終わらず、残っている気分。前からやけど、どうやっても早くならないw 片付けが苦手やから しゃぁない、ってことにしよ。
・6:38〜8:51
朝一の濡れ濡れ溯行は、さほど苦にならなかった。サブ谷のほうが昨日の谷よりも水温が高め。左岸巻きの滝は若干、巻き過ぎた。次回が もしあれば懸垂下降しなくても谷に戻れるようクリアしてみたいもんや。
その後は大したことなく、その内 水も切れ、喘登となるが、休み休みいき、水が最終的に切れてから30分ちょいで主稜線に着いた。
・8:51〜11:52
このサブ谷の反対側の谷、湯谷右岸支流は お盆に溯行した谷なので勝手知ったる谷。だが、草付の草たちは若干枯れ気味のようやった。こちら側の斜面はサブ谷とちがって笹原にはなっておらず、すぐに草付斜面で、足元はガレガレ。要は、降りにくい。落石など起こしながら降りていく。200mほど高度を下げると歩き易くなってきた。が、ぬめりがひどく、滑り易い。何回もコケタな。
いくつか滝をクライムダウン。結局ロープは使わなかった。
が、二ヶ所ほど印象に残っている。一つは、滝の右岸側の草付ルンゼを降りたところ。滑り易く、ホリケンさんが最後、下まで降りてきたところで勢いがつき過ぎたのか、スッテンコロリンボチャーンと まるでコントのようにコケていた。
もう一ヶ所は、水流の左岸際をクライムダウンしてる時。俺は最後の最後で滑って滝つぼボチャン。ホリケンさんは うまい具合に最後まで降りた。で、次のkomahisaさんの時に巨大な岩の塊のように見えていた部分の一部、一部といってもかなり大きい部分がグラんと剥がれて、それと一緒に落ちた。幸い、岩の下敷きになることはなかったが、この剥がれた部分、3人でも動かすのが大変なくらい相当大きな岩やった。
最後、川原歩きが長いなぁといいながら舟を固定してたとこに着いた。ダムのバックウォーターが昨日よりも手前に、つまり水位が増えていて、もう少し増えてたら、泳がないと舟に辿り着かないところやったかも。もうちょっと高いところに舟を固定してたほうがよかったかも。水が増えるなんて思いもしなかった。
で、俺は重心低めに荷物を積んで、あと、最初から3つの舟を数珠繋ぎにして漕ぎだした。
・11:52〜12:50
強めの向かい風で湖面には波が立ってた。漕ぐのを止めるとスグに逆方向に流される。向かい風との真向勝負である。かなり漕ぎ疲れた。途中、温泉の源泉の沸いてる場所に寄ってみたら、やはり水温は高く、一部、熱いくらいのとこもあった。ほんまに漕ぎ疲れたーーー
・12:50〜13:03
重心低く積むためにザックの中をバラしたりしてたんで、またまとめて、でボート担いで、やはり向かい風に押されながら駐車場まで少し歩いて終了。皆さま、お疲れ様でした。オカズやお酒やら、色々ありがとうございました。また、40mロープも ずっと持ってもらっちゃってて すんませんでした。有難うございました。
・その後
国道に出て1km北上したとこにある温泉に浸かり、そこでホリケン号とバイバイ。ツトムクルーズさんと二人で美濃にわか茶屋まで行き、そこでバイバイ。東海環状道の富加関ICから高速に乗り、伊勢湾岸道豊田南ICで降りてからの下道渋滞に苦しみ、刈谷の業務スーパーでは関西の地元の業務スーパーとは異なり あまりお買い得で美味しそうな肉はなく、それでも牛肉鶏肉をこーて19:15帰宅。舟など洗いモンが大変やったがなんとか済ませた。
同行者の記録↓わかりやすいです!
http://osakawaraji.jpn.org/?p=6006
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