牛奥ノ&無印雁ヶ腹摺山・姥子山・セーメーバン(すずらん昆虫館BS〜大月駅)
- GPS
- 08:31
- 距離
- 29.9km
- 登り
- 2,155m
- 下り
- 3,167m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 8:28
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路は遅能戸BSから大月駅行きの富士急バス(富士急行バスではない)もあるが、休日は本数が少なく午後は17:10発のみ。使えない…… |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はないが、南斜面は霜柱が溶けて日中は大変に滑りやすい。 落葉のせいもあるが、大岱山付近からセーメーバン方面にわかりにくい箇所がある。また、サクラ沢峠からの下山ルートは、標識に分岐路を示していない他、分岐してすぐの区間で斜面の切り欠きがなくなっている箇所があるなど大変にわかりにくい。GPS必須。 |
その他周辺情報 | 大峠にトイレあり。 |
写真
感想
大月市秀麗富嶽十二景である雁ヶ腹摺山と姥子山にはいつか行きたいと思っていた。公共交通機関利用ではコース設定が難しいが、ルートは長くなるものの、すずらん昆虫館から牛奥ノ雁ヶ腹摺山を経由して入り、さらに下山の際には不思議な名前で気になっていたセーメーバンにも寄ることができるのではないかと考えた。富士山の眺望を考えると初冬がベストだが、12月の第2週までしかバスが走っていないのが難しいところ。今回は、前日に若干体調不良だったものの、バスの運行最終日に晴れの予報だったので、やってみるかと決行した。
甲斐大和駅には7:11に到着。その時点で登山者は4名。上日川峠行きのバスは始発は8:10発だが、7:38着の下り列車を待って臨時で出発した。若干積み残しがあったようだが。すずらん昆虫館では私を含めて3名が下車した。
すずらん昆虫館から1時間ちょっとで牛奥ノ雁ヶ腹摺山に着いたが、やはり富士山の眺望が素晴らしい。ここから黒岳方面は富士山を見ながら進むことになる、小金沢連嶺の快適な尾根道。
一旦黒岳に寄ってから、黒岳の手前の大峠分岐からは、時折かなりの急斜面がある中を下りることになる。大峠に車を置いているのか、登ってくる人がそこそこいる。
大峠から雁ヶ腹摺山、姥子山は、岩があったり苔があったり、岩登りがあったりと、変化がある中をコンパクトに歩くことができて、車で来るにはなかなかいいかもしれない。特に姥子山は、岩の上から富士山を含めた大パノラマを堪能できて素晴らしい。ここも車で来ているのか、そこそこ人が多かった。
姥子山から林道を経由しての下り(登り尾根)は急傾斜で、霜柱が溶けていて滑りやすいこともあって、かなりのストレス。しばらく下りると林道に出るが、この林道が荒れ放題。穴が空いていて落ち葉が積もっているので、普通に歩くと穴の上にある落ち葉を踏み抜いたりして大変に危険。これで消耗したのか、本来川を渡って右の登山道に入るべき場所(百間干場)で、そのまま林道を下流に直進してしまった。しばらく川沿いの荒れた林道を歩いてもいっこうに金山峠に着かず(冷静に考えれば川沿いにいくら歩いても峠に着かないのは当たり前……)、もう1回川を渡るところでおかしいと気づいた。地図を見るとそのまま猿橋駅方面に行けなくもなさそうだが、相当な遠回りでしかも延々と荒れた下道歩き。結局金山峠への分岐まで道を戻った。後から調べてみると往復1.5kmくらいロスしたようだ。
道間違いを含めた気力・体力の消耗と、時間をロスして日没時刻までに下山できるかという心配とで金山鉱泉に下りようかとも思ったが、金山峠に着いてみると大岱山・セーメーバン方面の尾根が快適そうで、時間的にも間に合いそうだったので、当初の予定通りこちらを選択。
最初は結構ちゃんとした登山道なのだが、大岱山から下るあたりは落ち葉が多いせいか登山道がほとんど見えないので、メインの尾根から外れないように注意して歩いた。セーメーバンは、名前は不思議だが、樹林に囲まれた何と言うこともない山頂だった。
サクラ沢峠からの下山ルートは、標識に書かれておらず、斜面に切られているルートらしきものもしばらく進むと消えてただの斜面になっていて、どうも怪しい。一旦入りかけて道がなくなってから戻って、直進して正面のピーク(高ノ丸?)を経由しようかと思って進んだが、日没が迫っている中でそれもリスクが大きいと思い直した。再び下山ルートのようなものを斜面に立ちながら無理矢理進しばらく進むと登山道が現れた。それからもわかりにくい箇所が多かったが、なんとか16時前に道路に出られてほっとした。ここは、登る際はともかく、下山時、特に日没が迫っているときに使うのは禁物だ。
なお、姥子山から林道に下りてからは、誰にも会わなかった。
少し無理のあるコース設定だったかもしれないが、雁ヶ腹摺山・姥子山・セーメーバンに行くという課題はクリアでき、富士山の眺望も堪能できた。道間違いもあって、後半はヘロヘロだったが……
コメント
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こんにちは。
同じバスだったのですね。レコ拝見させていただきました。写真が豊富で説明も詳しくて良いですね👍思わずそうそう、こんな感じって思いましたよ。終日天気が良く、登山日和でなによりでしたね。
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