天狗岳【冬山を満喫】渋の湯⤴⤵
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- GPS
- 26:23
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 820m
- 下り
- 807m
コースタイム
- 山行
- 2:58
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 3:09
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 5:19
2日目=追跡のスイッチ入れ忘れ。天狗岳頂上から追跡開始。登下山共に同じルート。
天候 | 晴れ(3日:強風?、4日:風が弱く絶好の登山日和) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車はFFノーマル。1劼らい手前で非金属チェーンを装着。 行きも帰りも駐車場はガラガラ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
森林限界を越してから天狗岳まで 急坂でしっかりとアイゼンを蹴りこむ必要あり。 天狗の鼻の下で数メートルのトラバースがあり、滑落に注意して歩いた。 (雪が多いと雪崩を避けるため、天狗の鼻を越すコースになる?) 土・日で階段のトレースができるとのことだが、風次第で消えたり痕跡程度になる。 渋の湯〜黒百合ヒュッテ〜中山峠〜天狗岳の下の樹林帯 踏み固められたトレースがあり、高速道路のような感じ。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
仕上げは、ツボ足で登って尻セードです。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
雪山用アウター
タイツ
雪山用パンツ
グローブ
防寒テムレス
予備手袋
ライトダウン上下
フリースパーカー
バラクラバ
インナーキャップ
毛帽子
アイゼン
チェースパイク
行動食
非常食
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
GPS
ファーストエイドキット
サングラス
ツェルト
ストック
ピッケル
|
---|---|
備考 | ヒュッテ〜山頂は、中間着にライトダウン上下を着用した。 |
感想
昨日の将棊頭山に続けて天狗岳。
渋御殿湯へ電話すると道は除雪してあるとのこと。
御殿湯の手前で圧雪がありチェーンを付けて1km程走って到着。
FFノーマルタイヤで来れる機会は希かも。
気になるのは天気。二日間とも晴れ予報だが風が強そう。
駐車場に止まっている車は10台程度。平日は入山者もこんなものか。
隣の車も出発の準備をしている。挨拶を交わすと今日は黒百合ヒュッテまでとのこと。黒百合ヒュッテの宿泊者はこの5名、茨城県からの女性2名と私の計8名でした。
登山口〜黒百合ヒュッテ
チェーンスパイク+ストック。上着はフリースパーカー。
八方台分岐まではジグザグの坂道。そこから先はなだらかな登り。
黒百合ヒュッテ〜山頂
アイゼン+ピッケル。ウールシャツと冬用タイツの上にライトダウンを着用して雪山用アウターと雪山用パンツ。(ハードシェルといえるほどではない)
1日目は風が強く、翌日の天気予報でもそのまま風が強い予報でした。
トレースが消えている状況で、風が強いと頂上まで行くことが困難になります。
風が止んでくれることを願って眠りにつきました。
翌朝、願いが叶ったのか風がありません。
急いで身支度して女性2名と前後して出発します。
森林限界を越すと踏み抜かないようにトレースを探しステップを切りながら急坂を登るのは私的に大変な作業です。
幸いなことに彼女たちが先行してトレースを作ってくれたこともあり頂上までたどり着くことができました。
天狗岳は冬山入門の山と聞いてましたが、状況次第だということが分かりました。
3人で頂上に到達し、感激を分かち合うことができました。
お二方ありがとうございました。
さて、下山は私一人です。もともと単独ですから当然です。
アイゼンを引っかけて転ばないこと。トラバースで滑落しないこと。
この2点を絶えず頭に入れて慎重に下山しました。
当日は雪が柔らかいので、経験している中では残雪期の木曽駒・八丁坂の下り始めより楽に下れた感じです。
私たちの後に数人が登ってきていますので、階段とまではいきませんがステップも切られていましたので楽に下れたのかも。
森林限界から上のトラバース気味に進む場面で、登りは左が山側、下りは右が山側になり、右利きの私にとって下りにピッケルをストレスなく使え歩きやすかった。ピッケルを前でクロスさせて持つよりも左右両方ともで確保できる訓練が必要かも。
いろいろ記しましたが、雪山ハイクで森林限界を越す経験は残雪期の白山と木曽駒ヶ岳位しかない私が行って帰ってこられたのですから、何とかなるものでした。
但し、私が雪山を楽しむのに次のことを心に決め、何とかなるとの考えで歩いているものではありませんので念のため。(山は自己責任とは言うものの、事故を起こせば周りの人に多大な迷惑をかけるのですから)
天候味方に付け視界が利かないときは諦める。
少しでも耐風姿勢を強いられるようなら諦める。
稜線が凍っていてアイゼンが、けり込んだ歯先だけしか効いていないなら諦める。
(当然、ピッケルも効かない。)
折り返しの時刻が過ぎたら、すぐそこに頂上があっても諦める。
自分の力量で怖そうと思ったら計画しない。(これが第一かも)
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