息子と行く百名山・蓼科山

2012年10月14日(日) [日帰り]

• GPS: 05:53
• 距離: 4.4km
• 登り: 660m
• 下り: 348m

コースタイム

07:27 蓼科山七号目登山口　出発
08:50 天狗の露地
09:34 将軍平　蓼科山荘
10:43 蓼科山　一等三角点
11:50 下山開始
12:32 蓼科山荘
14:30 蓼科山七号目登山口着

天候

晴れ　全方位視界良好

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

大人目線では危険な箇所は山頂直下の区間のみ。
子供からすればなかなかしんどい道のりかと。

ですが、元気に歩いている子供はたくさんいました。
同行者の子供への危険察知能力次第です。
子供にとってはとても良い冒険になると思います。

写真

上田の自宅からうっすら見える蓼科山。今回、息子と2人きりの山行。
前回、いっしょにいった聖山は登山じゃないので一年ぶりかな、いっしょの登山は。

登山口出発ァ!

最初は歩きやすい登山道。息子もサクサク進む。

いい天気だが、御泉水コースは朝のうちは日陰のようで寒い。

おにぎりモシャモシャ。

大人は歩きやすい登山道だが子供は大変か？
でも文句も言わずピヨピヨついてくる息子。

「かーみーさーまー」って言いながら歩く。
頂上には山の神様がいるよって教えたせい。

天狗の露地。

将軍平、ここまできただけでうれしい。

いいお顔してって言ったらこの顔。光の加減でモヒカンみたいだ。

山頂直下の岩場。へこたれて「おんぶー」とか言うかと思ったらもくもくと登る息子。

山頂！よく頑張った！あー、涙が出そう。

文字通り360度のパノラマ。しかし今日は景色なんてどうでもいいのだ。

カップ焼きそば抱えてお湯が沸くの待つ。前から焼きそばを食べると宣言してたんだけど大丈夫？すぐ冷たくなるよ？

案の定、半分ほど食べたとこで冷たくなったらしく「いらない。」

二人で撮影。自分の髭がボーボーなのにびっくり。週末だから油断しすぎた。

さあ、南八ヶ岳を背に下山。

山頂直下の岩場だけ息子を背負い将軍平まで。
「おんぶして行くか？」ときいたら自分で歩くとのこと。涙が出そう

さすがに歩き疲れただろう、目がショボショボ。でもおんぶだの抱っことは言わない。

登山口付近で追い越していく山ガールを執拗に追う。やめろ、うらやま(略）

はい、おしまい。お疲れ様でした。他のパーティーの写真に写りこむ息子。

感想

keiichirou

　9月で4歳になった息子。
私に似てお調子者で落ち着きがなく、保育園の先生も手をやかれておられるとのこと。
いつかの面談では専門医にみてもらったらどうかとやんわり言われた。面談で言われたことがひっかかり最近では息子は何かしらの発達障害なのでは？と思うようにもなっていた。

先日、運動会があり息子の様子をみていたのだが多少落ち着きがなく保育士の手をわずらわせる場面はあったものの「そんなにか？」という印象。
保育士曰わく、ウチの息子は集中力がない、目的に向けて行動するのが苦手と指摘していたので今回の山行はそんなことも多少見極められたら良いかなと思って出掛けてみた。

私の予想では息子は歩かない。
歩かないというとちょっとニュアンスが違うのだけど、採集を始めたりと歩く以外に意識を向けてしまうというのが一番の不安だった。

それを回避するのと、目的に向け行動ができないという息子を見極めるため一週間ほど前から山に登り山頂を目指しソコにいる山の神様に会いに行こうという目的を一日一回伝えた。

そして息子に二つの課題を課した。
一つめは【会った人にはご挨拶】
二つめは【自力で歩ききる】

果たして息子はどこまで出来るか…もとい約束を覚えてくれてるだろうか？

そんなこんな当日の朝。5時前に起床し準備をしていると息子がひとりで起きてきた。
「お山は？」
まじか、起きてくるとは思わなかった。意表を突かれ涙腺バルブが10%ひらく。

6時きっかり、予定通り家を出発。こんなにすんなり行くとは…

登山口に到着し、いざ出発。時間も早いせいかあまり人はいない。
歩き始めて一時間もすると人が増えてきた。
息子に課した挨拶の約束はどうだろう？これまた良くやってくれた。
後ろからくるハイカーに気づけば遠かろうともご挨拶、近くにくればもう一回。
完璧というかやり過ぎだ、でも咎める理由なんてない。

息子の執拗なご挨拶に笑顔で返してくれて皆様、本当にありがとうございました！

終始、自分で歩く事にこだわり弱音を吐かずにあるいた息子を誇りに思う。
普段はかなりアホだけどやる時はやってくれる子だと確信。

帰りの車の中で、疲れて寝ている息子を見てメソメソ泣いていたのは内緒の話。


最高にいい山行だった。

コメント

京のスター

keiichirouさん、こんにちは。
御子息の成長ぶりに感動され、涙される気持ちよくわかります。

私もついつい貰い泣きしそうでした。

御子息が立派に成長される事を心よりお祈りいたします。

感想とても良かったです。ありがとうございました。

keiichirou

HIDENORI-Tさん
コメントありがとうございます。
なおかつ駄文をお読みいただきうれしい限りです、HIDENORI-Tさんのコメントを読んでなぜかこみ上げるものがありました。

ありがとうございました、励みになります！

どこかの山で見かけましたらぜひお声掛けいただきたいです。

サク姉

蓼科山
こんにちわ。

蓼科山はこのあたり（東信地方）では
よく見えますよね。
あんな高い山に息子ちゃん、よく頑張りました。

写真を見て息子ちゃんの奮闘ぶりに癒され、
感想を読んで、パパの感情にも触れて、
うるうる来ました。

keiichirou

ｓａｋｕｓａｋｕさん
コメントありがとうございます。
おかげさまで息子と楽しい山行ができました。

すれ違うハイカーのみなさんが息子を励ましてくれたおかげで歩ききったんだと思います、子供って誉められると頑張ってくれるといいますか。

なぐり書きの感想を読んでいただき嬉しい限りです。
どこかで見かけましたらぜひお声かけください、ご近所さんのようなのでありそうですねー！