石砂山/牧馬峠から往復・ヤマビルに襲われる
- GPS
- --:--
- 距離
- 2.7km
- 登り
- 164m
- 下り
- 169m
コースタイム
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
案内板や道標は無い。道形は明瞭だが、仕事道が多いので分岐に注意。一般登山道とは言い難い。写真説明と感想欄で詳述。 |
写真
感想
新型コロナウィルス対策として出されていた緊急事態宣言が5月25日に解除された。早速、家内とハイキングに出かけることにしたが、都県境は越えないように、とのことなので、神奈川県内の山に限定される。そこで石老山の西隣にある石砂(いしざれ)山に登ることにした。
この山には二人がまだ若い頃に、伏馬田集落から登っている。今は体力も衰えているので、標高差が少ないルートを、と言うことで、今回は牧馬峠から往復することにした。峠から頂上までの標高差は160m程だから、家内でも楽に登れると思ったのだが・・・
最近の地形図には牧馬峠〜石砂山に破線が描かれているが、一般登山道とは言い難い道であった。巻道が多いが、幅の狭い道が急斜面を巻いているので、滑り落ちそうで緊張する。尾根筋に出ると道幅は広くなるが、急登になるとザラザラした斜面のために滑りやすい。脚力が衰えた家内にしてみれば、踏ん張りが利かず、大分苦労していた。
石砂山本峰へ最後の上りになった。標高差100mを一気に登るが、あと40m程登れば頂上、と言う地点で、これは無理と判断して、戻ることにした。家内も一度登っているから、頂上にはさほど固執していないようだ。
私にしてみれば4年前の2月に高塚山から石老山を越えて今回のルートを歩いている。その時の記憶で、牧馬峠からなら家内でも歩ける、と踏んだのだが、甘かった。でも、不要不急の外出は控える生活を1ヶ月半以上続けたので、深緑溢れる山の中をのんびり歩けて家内も満足したようだ。
ここで特筆することが一つ。二人ともヤマビルに襲われたことである。
往復2.6km程の山道を、5時間ほどかけてのんびり歩いている間に、家内も私もそれぞれ5匹〜6匹のヤマビルの襲撃を受けた。
家内の場合、靴の外をヤマビルが2匹這っていたし、ストックの先のリング皿の中に1匹隠れていた。さらに、車に戻って靴を脱いだら、靴下と靴の間に2匹発見、悲鳴を上げていた。でも、足の肌まで達して素足のどこかを噛まれた訳ではないので、実害は無かった。
私の場合、靴の外に2匹が、ズボンの裾を1匹が、休憩中にテルモスの筒部分を1匹が這っているのを見つけた。さらに、休憩していた上の枝から1匹がポトリと襟首に落ちてきたので、直ぐに処理した。
ヤマビルに遭遇して家内はパニックに陥るかな、と心配したが、落ち着いていた。牧馬峠近くまで降りてきた。あと少しで車道に出るので、その前にコーヒーブレイクにしたいと言う。こんな状況なのに、なかなか肝が据わっている。
コーヒーを飲みながらズボンの裾を捲ってみたら、居た居た、右足の脛にヤマビルが。
今まで見つけたヒルは、血を求めて這いまわっている内に捕まえたので、まだまだ痩せた細いヒルだった。しかし私の脛にジーっと吸い付いているヤマビルは、私の血を少しは吸ったようで小太りしている。
そこで、非常用の袋に常に入れている塩を取り出し、ヒルの上にたっぷり乗せてあげると、5, 6秒でポロリと落ちた。あっけない程簡単に駆除できた。吸われた跡を見ると、1mmほどの小さな赤い点だけ。痒くも痛くもない。念のために化膿防止の薬を塗ったが、翌日からは何もせずに済んだ。
結果的にヤマビルの実害は私のこの1件だけで、家内には何も無くて済んで良かった。
丹沢山塊は最近ヤマビルが多い。このため、ヒルの活動期を避け、丹沢には11月末から4月初めにしか入らない。
今回登った石砂山の直ぐ南に道志川が流れていて、その南側は丹沢山塊。だから、石砂山でヤマビルに襲われても地理的には当然と言えよう。
丹沢やその周辺の山々には半世紀以上も通っているが、ヤマビルに噛まれたのは初めての経験である。前回このルートを歩いたのは2月だったので被害を受けなかったのだろう。ヒルの活動期である今の時期に登る山を間違えたようだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する