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Yamareco

記録ID: 2451477
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ハイキング
比良山系

梅雨の晴れ間に 釣瓶岳〜地蔵山周回

2020年07月22日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:13
距離
13.7km
登り
1,115m
下り
1,110m

コースタイム

日帰り
山行
6:56
休憩
1:09
合計
8:05
6:53
160
黒谷林道駐車地
9:33
9:37
11
ナガオ
9:48
10:02
24
ナガオCo105mピーク
10:26
10:28
57
11:25
6
ナガオ
11:31
12:07
21
12:28
12:29
6
12:35
15
Co890mピーク
12:50
24
ササ峠
13:14
4
13:18
17
13:35
22
林道鵜川村井線
13:57
14:03
27
畑集落西端
14:30
14:36
9
シロタ谷峠
14:45
13
イン谷出合
14:58
ゴール地点
ナガオ北東支尾根の部分はyamaneko0922さんのレポ−トを参照させていただきました。
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
通常の登山道は広谷の一部、釣瓶岳〜地蔵山〜林道鵜川村井線です。他は道が有りませんが、危険な所は有りません。雨後の増水が予想されましたので長靴で歩きました。
長靴で渡渉した八池谷の堰堤(下山後撮影)
長靴で渡渉した八池谷の堰堤(下山後撮影)
本来渡るはずだった橋(渡渉後発見)。入口が草に覆われていてわからなかった
本来渡るはずだった橋(渡渉後発見)。入口が草に覆われていてわからなかった
登り初め、八池谷左岸の棚田跡に続く道
登り初め、八池谷左岸の棚田跡に続く道
ナガオ北東支尾根(仮称)500m付近。下生えは余り有りません
ナガオ北東支尾根(仮称)500m付近。下生えは余り有りません
ナガオ北東支尾根(仮称)樹間からカラ岳の関電無線中継所が見える
ナガオ北東支尾根(仮称)樹間からカラ岳の関電無線中継所が見える
ナガオ北東支尾根(仮称)590m付近の倒木帯。迂回する回数が増える
ナガオ北東支尾根(仮称)590m付近の倒木帯。迂回する回数が増える
ナガオ北東支尾根(仮称)650m付近で作業道に出合い、その後はこれを辿って登る
ナガオ北東支尾根(仮称)650m付近で作業道に出合い、その後はこれを辿って登る
ナガオ北東支尾根(仮称)770m付近。下生えが有るが、大したことは無い
ナガオ北東支尾根(仮称)770m付近。下生えが有るが、大したことは無い
登り着いたナガオ
登り着いたナガオ
ナガオ、広くて良い尾根です
ナガオ、広くて良い尾根です
ナガオCo1050mピーク
ナガオCo1050mピーク
広谷への下降路は杉の大木が多数
広谷への下降路は杉の大木が多数
ナガオCo.990ピークから下降した広谷
ナガオCo.990ピークから下降した広谷
山と高原地図で広谷小屋と表記されている山小屋。3軒有るなかで1番南に表記されている小屋
山と高原地図で広谷小屋と表記されている山小屋。3軒有るなかで1番南に表記されている小屋
広谷の橋も朽ちており、下流側を渡渉
広谷の橋も朽ちており、下流側を渡渉
広谷で南から2番目の小屋。ログハウス風
広谷で南から2番目の小屋。ログハウス風
広谷の木道も昨日までの雨で、横を水が流れている
広谷の木道も昨日までの雨で、横を水が流れている
広谷3番目の小屋前、細川越への道標
広谷3番目の小屋前、細川越への道標
広谷で南から3番目の小屋。川から離れた高台に有る
広谷で南から3番目の小屋。川から離れた高台に有る
スゲ原の湿原を貫いて流れる広谷を遡行してナガオへ戻る
スゲ原の湿原を貫いて流れる広谷を遡行してナガオへ戻る
スゲ原の湿原。昨日までの雨でたっぷり水を含んでいる
1
スゲ原の湿原。昨日までの雨でたっぷり水を含んでいる
広谷の水源
釣瓶岳山頂に到着
釣瓶岳山頂に到着
釣瓶岳山頂直下より今朝登って来た尾根(右手下部から手前に登ってくる支尾根)が見える
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釣瓶岳山頂直下より今朝登って来た尾根(右手下部から手前に登ってくる支尾根)が見える
釣瓶岳北側稜線1000m付近より蛇谷ケ峰〜琵琶湖〜ヤケオ山方面。遠くの山の山頂付近は雲に隠れている
釣瓶岳北側稜線1000m付近より蛇谷ケ峰〜琵琶湖〜ヤケオ山方面。遠くの山の山頂付近は雲に隠れている
イクワタ峠。昔の山と高原地図(1990年版)ではP923mの南側のコルに表記されているが、2020年版ではP923のすぐ南に表記されている
イクワタ峠。昔の山と高原地図(1990年版)ではP923mの南側のコルに表記されているが、2020年版ではP923のすぐ南に表記されている
ササ峠の直ぐ北側に有る林道の三叉路。ロ−プでストップされている向こうの林道は黒谷側のシロタ谷峠まで下っているのだろうか
ササ峠の直ぐ北側に有る林道の三叉路。ロ−プでストップされている向こうの林道は黒谷側のシロタ谷峠まで下っているのだろうか
地蔵山山頂
地蔵峠からの下山道。掘割状の道は以前は盛んに利用されてたのが分かる
地蔵峠からの下山道。掘割状の道は以前は盛んに利用されてたのが分かる
地蔵峠から林道鵜川村井線に下降
地蔵峠から林道鵜川村井線に下降
林道鵜川村井線の地蔵峠登り口
林道鵜川村井線の地蔵峠登り口
林道鵜川村井線のヘアピンカ−ブのガ−ドレ−ルを跨いで
林道鵜川村井線のヘアピンカ−ブのガ−ドレ−ルを跨いで
此処にも棚田跡
ガリバ-村への道標。かつてはこの道を通る人が多かったのだろう
ガリバ-村への道標。かつてはこの道を通る人が多かったのだろう
ガリバ-村への道標から始まる道は初めは良いが....
ガリバ-村への道標から始まる道は初めは良いが....
シロタ谷峠へのアテンボ谷の初めての渡渉は堰堤の下を渡る
シロタ谷峠へのアテンボ谷の初めての渡渉は堰堤の下を渡る
橋も朽ちており、渡渉(渡渉後撮影)
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橋も朽ちており、渡渉(渡渉後撮影)
アテンボ谷沿いの棚田跡を縫うように登る道。棚田の石垣、道に賭けた先人の膨大な努力が杉林に埋もれかけて居ます
アテンボ谷沿いの棚田跡を縫うように登る道。棚田の石垣、道に賭けた先人の膨大な努力が杉林に埋もれかけて居ます
シロタ谷峠の黒谷側も棚田跡が続く
シロタ谷峠の黒谷側も棚田跡が続く
栗木田谷林道に出合う
栗木田谷林道に出合う
黒谷林道の栗木田谷林道入口駐車地に帰還
黒谷林道の栗木田谷林道入口駐車地に帰還

装備

個人装備
雨具 昼ご飯 非常食 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ツェルト カメラ
共同装備
無し

感想

今回の山行は、7月19日の山行と同様に、比良横断シリ-ズのル-トに使用できるか否かを検討する為と同時に、畑から黒谷に抜けている古道を辿るのが目的です。この道は草川敬三氏の「登る、比良山」の中の「シロタ谷峠道」で紹介されており、私の実家へ至る道の様なイメ-ジが有り、一度トレ-スしてみたいと思っていた古道です。
〇黒谷集落を過ぎた所のゲ-トを開けて黒谷林道に入ります。ゲ-ト横には登山届のポストが有りますので、かつては広谷を経由して武奈ヶ岳に登るメインル-トの一つだったのでしょうか。栗木田谷への林道入口の広場に駐車して出発。
〇yamaneko0922さんのレポ−トで橋が有るとの事でしたが(入口が草に覆われていて見逃しました)、すっかり忘れていて浄水場の横を通過し八池谷の道を辿りながら渡渉点を探しますが、適当な渡渉点が無く少し戻って栗木田谷出合の堰堤を渡渉します。昨日までの雨で増水していますが
本日のル-トは水の中を歩く想定で長靴ですので全く問題なしです。
〇渡渉後ナガオから北東方向に下っている尾根(ナガオ北東支尾根と仮称)の八池谷左岸に沿って、棚田跡の杉林の道をしばらく辿ります。道から外れて取付いたナガオ北東支尾根は下生えの少ないナラ、クヌギ、赤松等の尾根で、P575m付近から倒木を迂回する回数も増えて来ます。650m付近で古い作業道が出て来て950m付近のイワヒメワラビの群落部で見失うまで途切れた所は有りましたがそれを辿り、結構急登ですが登り切るとナガオに登り付きます。
〇ナガオは下生えも無く広々として気持ちの良い尾根で、カラ岳の関電無線中継所も目の前です。ナガオのCo990mピ-クから広谷に下降。途中多数杉の大木が有ります。
〇広谷で細川越への登山道と合流し遡ります。広谷沿いには3軒の山小屋が有り、最上流の山小屋の前で細川越への登山道と離れ、前日までの雨でたっぷり水を含んだ湿原のスゲ原を遡り広谷源頭まで詰めて上がりナガオに戻ってきました。この頃になると青空が勝る様になり、19日と比べて空気は乾燥し陽が当たっても涼しく気持ちが良い。
〇釣瓶岳山頂は誰もおらず静かですが、遠くの伊吹山、金糞岳の山頂は雲に隠れています。此処でのんびりと昼食。
〇昼食後は畑に下山ですが、イクワタ峠までは草地が多く展望が有り気持ちが良い稜線で、樹林も背が低い感じですが、風の影響が有るのでしょうか。
〇イクワタ峠東側のCo890mピ-クにテ-プが有り栗木田谷の林道へ下る金山谷左岸尾根のル-トを示していると思われ、機会が有れば歩いてみたい。
〇更に下るとササ峠、峠はヒグラシが喧しいくらいで、山では季節は確実に進んでいるようです。少し北側は林道の三叉路となっており畑側に進まない様にロ-プが張ってあります。一方の林道は地蔵峠を経由し村井へ下る尾根に向かっていますが、他方は畑側の斜面の左右に伸びています。峠からは畑、栃生方面に「ササ峠道」の古道が下って居るとの事ですが、畑方面の入口なのでしょうか。これも興味が有るル-トです。
〇林道に並行する稜線を少し進むと、地蔵山、地蔵峠に到着。地蔵峠からは林道鵜川村井線に下降しましが、掘割状の道で昔から日常として利用されていたのが分かります。
〇林道鵜川村井線に降り立った後、ヘアピンカ-ブのガ-ドレ-ルを跨ぎ越して尾根の末端まで下降しますがこんな所にも棚田跡が有ります。足谷川まで下降後、方向を変えて直ぐの分岐に「ガリバ-村に至る」との道標が有ります。
〇かつては此処からガリバ-旅行村までシロタ谷峠を越えて棚田を縫うように伸びている道が有ったようですが、現在橋は落ち、道も、棚田の石垣も、崩壊したり、杉の落ち葉に埋もれてい分かりにくく、棚田を巡る先人の膨大な努力が杉林に埋もれかけて居ます。
〇シロタ峠を越え黒谷側の棚田跡を下ると栗木田谷林道の橋に出合い、そのまま林道を下って黒谷林道の駐車地に到着しました。今日は梅雨の晴れ間での変化の有る楽しい山でした。

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コメント

shikakuraさん こんにちは
ナガオと組み合わせることで変化に富んだロング・コースになりますね。ナガオの尾根の末端部にある杉の樹は草川啓三さんが紹介されておられ、私もみに行った覚えがありますが、このあたりでも一際、存在感のある大きな杉の樹だったように思います。

小生の過去のレコをご参照くださり有難うございます。この尾根を辿る方はあまりいらっしゃらないだろうと思っておりましたが、shikakuraさんが行かれるとは。
p575のあたりで倒木が酷かった覚えがあります。

この尾根(栗木田谷右岸尾根でもいいのでしょうが)はshikakuraさんも記されているようにca650mあたりで栗木田谷の方から掘割の道が登ってきたかと思いますが、かつての生活道だったのではないでしょうか。この道は栗木田谷の林道から続いている筈だと思われるので、それを確認しに行こうと思いつつも、しばらくこの山域にご無沙汰しておりました。私も改めて訪れてみたいと思いますが、梅雨が明けると暑さが心配です。

畑の棚田の景色は魅力を感じるところですが、畑のみならず、この界隈にはかつては広い範囲に棚田があったんですね。林道鵜川村井線から棚田を見渡すことが出来ますが、かつてはどのような景色だったのだろうと想像してしまいます。shikakuraさんの仰る通り、かつて多くの人が往来し、そして多くの労苦が費やされた道や田畑の跡が消えて行くのは寂しい限りです。
2020/7/26 16:00
Re: shikakuraさん こんにちは
yamaneko0922さん、今日は
コメントありがとうございます。草川さんの本の中では、釣瓶岳に登るのは葛川側からのルートしか紹介されていなかったので、高島側から登れそうなル-トとしてこの尾根に注目していたのですが藪の情報が無く、そのままにしていましたがyamaneko0922さんのレポ-トを参考にさせて頂き、蛭が気になりましたが、ちょうど22日に晴れたので、広谷の遡行、シロタ谷峠への谷沿いの道の増水に備えて、長靴で歩いてきました。秋になったらyamaneko0922さんのレポ−トで紹介されているヒジキ滝辺りも歩いて見たいと思っています。ササ峠道(葛川側、高島側)も面白そうです。
2020/7/26 17:05
プロフィール画像
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