ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 257852
全員に公開
雪山ハイキング
東海

池田山 〜初めての雪山も無謀な行程に反省〜

2013年01月04日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
03:45
距離
9.1km
登り
860m
下り
860m

コースタイム

13:10 霞間ヶ渓 登山口 発
14:08 林道出合 東屋
14:31 避難小屋
14:58 売店 森の駅
15:15 池田山 山頂 着
15:20 池田山 山頂 発
15:43 売店 森の駅
16:00 避難小屋
16:17 林道出合 東屋
16:56 霞間ヶ渓 登山口 着
天候 曇り 時々 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・霞間ヶ渓登山口駐車場に10台ほど駐車スペース
コース状況/
危険箇所等
≪登山道≫
(注)雪山超初心者に付き、あまり参考にならないかも…
・全体的にトレースがはっきりついている
・登山コースを知らないと林道から登山道に復帰するポイントが分かりにくかった
・林道出合までは積雪10〜20僂らい 踏み跡上は雪と落ち葉と石のミックス状態
・林道上、雪がタイヤで踏み固めてあるところは滑りまくる
・避難小屋から山頂までは積雪30〜40センチ 新雪でフカフカ
・登山道に凍結箇所は無くアイゼンは不要と思われるが、今後凍結すると必要かも

≪トイレ≫
・霞間ヶ渓登山口、林道出合東屋付近、森の駅手前の東屋付近に有り

≪温泉≫
・登山口から車で5分ほどのところに池田温泉有
www.town.ikeda.gifu.jp/onsen/
霞間ヶ渓登山口からスタート
しかし、東向き斜面のためすでに陽は陰っている
霞間ヶ渓登山口からスタート
しかし、東向き斜面のためすでに陽は陰っている
樹林帯の登り
踏み跡は明瞭
樹林帯の登り
踏み跡は明瞭
時々青空がのぞく
時々青空がのぞく
結構登ったがまだ3分の1
山頂はまだ遠いぞ
結構登ったがまだ3分の1
山頂はまだ遠いぞ
九十九折りでどんどん登る
九十九折りでどんどん登る
1時間ほどで林道に出る
東屋で小休止
1時間ほどで林道に出る
東屋で小休止
だんだん雪が深くなる
ラッセルして下さった先行者の方に感謝
だんだん雪が深くなる
ラッセルして下さった先行者の方に感謝
恵那山や中央アルプスが見えるような見えないような
4
恵那山や中央アルプスが見えるような見えないような
雪を踏みしめて登る
雪を踏みしめて登る
焼岳神社付近にて
山頂までまだ1時間以上かかるのか〜
焼岳神社付近にて
山頂までまだ1時間以上かかるのか〜
避難小屋
池田の森からは尾根上のルートになる
池田の森からは尾根上のルートになる
積雪20僂曚
トレースを外すと歩きにくい
積雪20僂曚
トレースを外すと歩きにくい
濃尾平野南側の展望が開ける
3
濃尾平野南側の展望が開ける
青い空
白い雪
森の駅手前の東屋付近
山頂まであと1辧
森の駅手前の東屋付近
山頂まであと1辧
売店森の駅
森の駅〜山頂の登山道
積雪30僂曚
トレース上でも歩くのが大変
森の駅〜山頂の登山道
積雪30僂曚
トレース上でも歩くのが大変
山頂に到着〜!!
すでに誰もいない
3
山頂に到着〜!!
すでに誰もいない
雪に埋もれてしまいそうな三角点
雪に埋もれてしまいそうな三角点
これだけ積もっている
本日実戦投入したスパッツが真価を発揮
1
これだけ積もっている
本日実戦投入したスパッツが真価を発揮
山頂展望台から岐阜方面を望む
2
山頂展望台から岐阜方面を望む
山頂展望台より金華山
3
山頂展望台より金華山
こちらは百々ヶ峰
3
こちらは百々ヶ峰
名古屋のセントラルタワーズも見える
なんか最近山頂でこればっかり撮ってるね
3
名古屋のセントラルタワーズも見える
なんか最近山頂でこればっかり撮ってるね
伊吹はちらっと見えるくらい
伊吹はちらっと見えるくらい
はっきり見えないが恵那山と南アルプス方面
4
はっきり見えないが恵那山と南アルプス方面
乗鞍・穂高方面
だいぶ陽が傾いてきた
早々に撤収せねば…
だいぶ陽が傾いてきた
早々に撤収せねば…
夕日が降り注ぐ登山道
夕日が降り注ぐ登山道
一面の銀世界
綺麗だ〜
一面の銀世界
綺麗だ〜
森の駅付近より伊吹山
このアングルから見る伊吹が格好良くて好き
4
森の駅付近より伊吹山
このアングルから見る伊吹が格好良くて好き
こちらは霊仙山
養老山も一望のもと
1
養老山も一望のもと
大雪原に影独り
帰りの林道より名古屋方面
1
帰りの林道より名古屋方面
パラグライダー離陸ポイントにて
岐阜方面が一望の大パノラマ
夜は最高の夜景スポットでもある
1
パラグライダー離陸ポイントにて
岐阜方面が一望の大パノラマ
夜は最高の夜景スポットでもある
金華山と百々ヶ峰
奥の雪山は恵那山か
1
金華山と百々ヶ峰
奥の雪山は恵那山か
恵那山を最大望遠で
背後は左から荒川岳、聖岳
恵那山を最大望遠で
背後は左から荒川岳、聖岳
雲でよく見えないが北アルプス方面
1
雲でよく見えないが北アルプス方面
真っ白な白山も
ガンガン下るも下界は遠い…
ガンガン下るも下界は遠い…
無事登山口へ帰還
あと30分遅くなると真っ暗だった…
無事登山口へ帰還
あと30分遅くなると真っ暗だった…

感想

岐阜から見ると伊吹山のまえに前衛の如く立ちはだかる池田山。
いずれ登ってみたいと思っていましたが、降雪により断念していました。
しかしネットで調べてみると今の状況ならアイゼン・スノーシュー無しでも登れそうな感じ。
美しい雪山を一度味わってみたいという思いもあり、危険を感じたら途中で撤退、行けるところまで行ってみようということで出かけました。
天気も良いし、池田山なら暗くなるまでに往復できるだろうと甘い判断で…。

午前中に所用を済ませて、登山口に着いたのが13時前。
登山道は東向き斜面に付いているので、すでに陽は陰り薄暗い感じです。
それでも、なんとか日のあるうちに帰ってこれるかなと思い、登り初めてしまいました。

道はまず樹林帯の中をジグザグに登って高度を上げて行きます。
足元の積雪は10センチほど。先行した方が踏み固めてくれたトレースを忠実になぞりながら登ります。
気温がさほど低くないためか雪は柔らかいですが、雪が落ち葉や雪とミックスされた状態になっているので滑ったり浮石を踏んだりしないように注意です。

林道に出るまでに先行パーティー4組ほどとすれ違い。普通ならもう下山する時間に登りにかかっている私を心配して、先行者のトレースを外さないように注意して下さる方もいて、出発が遅くなったことを今更ながらに後悔しました。

次第に頭上に空が広がってきて1時間ほどで麓から林道と出あい、休憩ポイントの東屋に到着。時間に余裕がないので服装チェックしてすぐに出発。

林道は除雪がなされているものの、雪がタイヤで踏み固められたところはツルツルで滑りまくりでした。本日唯一転倒しそうになったのが帰りの林道歩きの時だったほど。

林道から登山道に復帰し、まずは池田の森の避難小屋を目指して登ります。
積雪も増えてきて先行者のトレースを外すと歩くのも大変で、ラッセルして下さった方に感謝でした。

20分ほどで焼石神社に到達。そこからすぐに避難小屋がある池田の森公園です。
私の少し前に登り始めた方が一人いましたが、ここで引き返されるようで、この先は私一人と思うと心細く感じました。

池田の森公園から山頂まではさほど距離が無いイメージでしたが、現地に立ってみると山頂はまだ遠くに見えていて、自分も進むか引き返すか決めないといけない状況。
しかし、太陽はまだ高く昇っているし、時間も14時半。下りに1時間半かかるので17時までには登山口に帰るためには、引き返しのリミットは15時半と見積もり、行けるところまで進むことにしました。
かなり無謀な計画でありましたが…。

池田の森からは登山道は林道と並走する感じで。
積雪もだいぶ増えて20〜30センチほど。
トレース上であっても進むのに苦労する感じでした。
しかし、周りは一面の銀世界。空の青と雪の白が目に鮮やかでこの上なく美しくため息が出ます。
このあたりで最後の先行者とすれ違い、ここから先は本当に私一人になりました。

30分程で売店のある広場へ到達。
伊吹方面の展望が開けていて写真を撮りたくなるも、まずは頂上を目指して休まず進みます。
広場からの登りが少し急で、足元の雪も深く、息が切れそう。
足元がフカフカすぎて不安定でなかなか前にすすめません。一歩一歩踏み出すのも大変で、雪山歩きは普段に倍して体力が必要なことを実感します。

さらに30分程尾根筋を進み、15時15分、池田山山頂に到達。
積雪は30センチほど。ふくらはぎ途中まで埋まります。
山頂展望台からは東側の展望が効き、濃尾平野が一望のもとでした。

岐阜城の乗る金華山や最近登った百々ヶ峰が眼下に。
名古屋方面に目をやると名駅のセントラルタワーズもくっきりと。
彼方には雪をかぶった恵那山。その背後に南アルプスの山並み。
御嶽・乗鞍は雲の中でしたが、かろうじて北アルプスも遠望できました。

いつもならここで山ラーメンタイムですが、既に下山するタイムリミット。
すでに太陽も西の空に傾いています。
時間に余裕があればゆっくりしたいところでしたが、山頂まで来れただけで良しとせねばなりますまい。
写真撮影と服装の調整をして、下山を開始しました。

銀世界の林間の道は、歩く音が響くだけの静寂の世界。
雲間から西日が差し込むと美しさもひとしおでした。

森の駅の広場へ帰還。
行きに取れなかった伊吹山を写真に収めます。
ここは伊吹山まで視界を遮るものがない、最高の展望台でした。
雪をかぶって真っ白の伊吹山は最高に格好良かったです。これを見に来たかった…。
ただし、逆光だったのできれいに撮ることはできず。
今度は午前中に伊吹の雄姿を撮りに来たいと思います。

ここからは池田の森まで時間短縮のため林道でショートカット。
車の轍があって登山道よりも歩きやすく、どんどん進めました。

池田の森避難小屋に到着し、すこし余裕がありそうだったのでパラグライダー離陸所に寄り道。
眼下の木が刈り払われていて、山頂以上に濃尾平野を見渡すことができました。
普段は超一級の夜景スポット。積雪期以外はカップルで賑わいますが、今は私一人。
あと1時間もすれば夜景を楽しめますが、私は陽のあるうちに登山口まで戻らなければなりません。
写真を少し撮ってあとはひたすら元来た道を下ります。

すでに日は山の影に入ってしまい、空の明るさだけが頼りの状況。
積雪があるので思いのほか周りは明るく、足元もはっきり見えるのは幸いでした。
ライトは持っているものの、なんとか暗くなる前に戻ろうと急ぎます。
ただ、足元は雪で滑りやすくなっているので、転倒しないように慎重に。
慌てず、急いで、慎重に、というのは神経を使いました。

樹林帯の中に入るといよいよ光がとぼしくなります。
ガンガン下っても木々の間から見える下界はまだ遠く、深山に独りぼっちというのは非常に心細いものでした。

周囲の杉林に竹林も混じり始め、渓谷の瀬音も聞こえるようになりだんだんと麓が近づいてきて、17時少し前、ようやく登山口の道路を視認しました。
なんとか真っ暗になる前に車に戻れましたが、あと30分遅くなったらまずかったです。


今回の山行は雪山の美しさを味わったり、積雪状態での歩行がどのようなものか実感できたのが収穫でした。

しかし、出発が遅すぎて余裕のない行程となったことがなにより反省点です。
途中トラブルが無かったのは幸いであったものの、捻挫でもして動けなくなれば陽のあるうちに発見してもらうことは不可能で、山中で夜を明かす事態にもなりかねませんでした。
山行は早出早着が大原則。
山は逃げないので、なんとしても今日登ろうなどと思わずに余裕のある行程で臨むこと。
今後は肝に銘じて、余裕をもって安全な登山を心掛けたいと思います。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1319人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 東海 [日帰り]
霞間ヶ渓登山道
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら