三頭山 都民の森・鞘口峠から ・・・敗退
- GPS
- 08:17
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 793m
- 下り
- 787m
コースタイム
08:56 登山口 09:02
10:01 奥多摩周遊道路
10:41 東屋 10:57
11:18 森林館
11:44 鞘口峠 11:57
12:26 1200m地点
13:26 1300m地点
14:08 見晴小屋 14:14
14:57 鞘口峠
15:11 森林館
15:38 東屋 15:45
16:29 登山口 16:38
16:53 数馬バス停
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 数馬〜武蔵五日市(西東京バス)- 武蔵五日市駅〜立川駅(JR五日市線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースそのものは良く整備された道です。 雪が今後どうなるのかは分りませんが滑り止めは必要だと思います。 |
写真
感想
休みの前日に雪が降るなんて、なんて運がいいのだろうと心の中で小躍りいたしました。
出かけるお山を選ぶポイントはノートレースの雪道、
この時点ではノートレースが素敵な事と疑っておりませんでしたので・・・。
しかしまとまった雪が降った跡に、
初めての場所へ行くのは無謀のように思えましたので、
行き先はお馴染みの三頭山にしました。
ノートレースが期待しにくそうな人気の三頭山ですが、
数馬バス停の先にある登山口から周遊道路を横切り東屋へと続く道は
車で直接都民の森へと出かける方は歩かない区間なので
ここなら自分だけの足跡を楽しめそうだと思い、三頭山に決めました。
登山口からすでに靴が埋まるくらいの積雪があり
しかも先へ進むにつれて積雪量が増えていきましたので、
眩しいくらいの陽射しの中をニコニコしながら歩いて行きました。
途中にあるちょっとした渡渉箇所では
15mくらい先の指導標に気が付かず
手前のどう考えても無理のある場所で渡ってしまい、
変な踏み後をつけてしまいました。
一応帰りにその誤った踏み後の所に”とうせん棒”を
置いて来ましたが普通に前を見て歩いている方は間違えないでしょう。
上から垂れ下がって道を塞いでいる笹を潜り損ねて
頭から雪を被ったりもしましたが、
そんなことさえもとても楽しく
今日もなんていい日なんだろうと嬉しくてしかたがありませんでした。
当初は鞘口峠から登って三頭大滝へと下ろうか、
それとも滝を先に見てムシカリ峠へ登り、西峰へピストンして西原峠から数馬へ下山しようか
と気楽に考えていたのですが、
いつもより腿を高く上げて歩くのは考えていたよりもツラく
東屋へ到着した時には大滝の道にトレースがあることを期待してしまいました。
しかしここもありがたい?ことにノートレース、
ここにトレースが無いのならムシカリ峠へのルートは今日はまだ誰も歩いていないという事だと思い
誰かのトレースのある可能性がありそうな鞘口峠方面へと歩き出しました。
この人を頼った考え方が今日の敗退を決定付けたのかもしれません。
森林館の前には小動物のトレースしかありませんでした。
まぁそれも良いかと気合を入れなおして鞘口峠を目指しましたが、
思うようにスピードが上がらなくなってきましたし、
距離的にはそれ程歩いていないにもかかわらず随分と疲労感を覚えていました。
鞘口峠では進む道筋に吹き溜まりがあり、
人生初の膝上まで潜るを体験しました。
足を抜こうとしてよろけてストックを突くと
グリップまで潜ってしまい雪まみれになってしまいましたが、
その時点では「これが潜るってヤツか〜♪」と楽しくもありました。
しかし鞘口峠からの直登の様な所で時折出現するる膝までの雪にはそうも言っていられません。
そこそこの登り坂なので膝までの雪といっても目の前の雪は腹の上くらいまであり、
手で掻き落として膝で固めて足を乗せてとYouTubeで見た動画の真似をするのですが、
固めたはずの雪の上に足を乗せるとそのままズボッとなり
そしてズルズルッと元に戻ってしまいなかなか前に進めません。
周りの木を掴んでみたり四つん這いになったりともがくのですが
時間ばかりが過ぎて焦りがでてきました。
鞘口峠では1時半くらいまでには山頂へ到着できると思っていましたが、
モタモタしているうちに山頂まで0.9Kmの地点で既に1時50分になっていました。
2時には引き返そうと考えていたのですが、
あと30分あれば0.9Kmくらい進めると思い、
取り合えずオニギリとチョコレートを食べてから出発しました。
その時ふと見た指導標に先程は見落としていた驚くべき事実が書いてあることに気が付きました。
『三頭山 0.9Km』『鞘口峠 0.6Km』
これまで2時間かけて僅か0.6Kmしか進んでなかったのです。
これではあと30分あったところで山頂までなどとても到着できそうにありません。
敗退するしかないと思った瞬間でした。
ここで引き返しては何となく中途半端に思えましたので、
少し先にある見晴し小屋まで行ってから戻ることにしました。
見晴し小屋からは大岳山が望めました。
今朝、武蔵五日市のバス停にはハイカーさんは私の他には1人しかいらっしゃいませんでしたが、
その方は上養沢方面のバスに乗られたようでしたので、
「あの人は大岳山山頂まで到達できたのかな」と
そんな事を思いながら眺めていました。
初めてのプチラッセルとはいえ、あまりの体力の無さに悲しくなってきましたし、
山頂へもまだ少し未練があったのも事実です。
何かがあった時、何処でもツェルト泊が出来るように、
常にシェラフとかU.L.エアパッド、多めの水や食料などを背負っておりますので、
このまま登っていって日没までに避難小屋にたどり着ければ・・・、とも考えましたが、
ここは力不足であったということを認め、やはり敗退する事にしました。
帰りのバスの中ではあの時引き返してよかったと思うほど疲労困憊していましたが、
一晩眠った今は楽しい山行きだったと思っています。
【まとめ】
道具を揃えれば冬山へ行けると思ったら大間違い。
・・・はい・・。
udou1192さん、こんにちわ。
ラッセル三昧お疲れさまでした。
月曜の大雪は奥多摩もタップリ積もったと思っていたので
udou1192さんなら_|\○_ヒャッ ε=\_○ノ ホーウ!!で行かれたかな?
でもお休みが金土になったと仰ってたなぁ…
と思ったらやはり行かれてましたかっΣ(ノ∀`)ペシッ
一昨年、昨年と2回ほど積雪後の数馬から登りましたが
余裕でその時以上の積雪でありますよ。
その時もそうでしたが、積雪すると三頭山に行かれる方が
グッと減る印象でした、なのでノートレースを楽しむには
最適なお山ですよね。
ラッセルは相当体力を使いますよね、ちなみにつぼ足で???
ワカンの練習にもいいなぁ、と思いつつも今週末には
だいぶ融けちゃってるでしょうね(´・ω・`)ショボーン
ピークを踏めずとも十分過ぎるほど楽しんでらっしゃる姿が想像できました(・∀・)ニヤニヤ
ラッセル三昧なんて恥ずかしいです
雪の中を転げていただけでした。
ただ _|\○_ヒャッ ε=\_○ノ ホーウ!! はその通りでしたけれど・・・
今年の前半勤務店舗が変わりまして、
休みも不規則になってしまいそうなのですが、
今回はそれが幸いいたしました 〜
奥多摩でまさかワカンが必要になるとは思っていませんでしたので、
あの日は終始つぼ足でしたけれど、ワカン購入ですか・・・
Horumonさん達のスノーシューも楽しそうでしたし、
そろそろ12本爪とかピッケルなども欲しくなってきていますので、
懐に厳しい冬になりそうです 〜
udou1192さん、こんにちは。
毎度素敵な山行で羨ましいですね〜
奥多摩とは思えない景色です
お天気も味方につけて
つぼ足でラッセル♪そして埋もれながらもニヤニヤしてる感じですか〜
私も今シーズン初雪を踏むのはどの山?なんて思ってたら・・家の前の歩道でしたよ〜
それでも楽しいのだから、お天気の雪山ならどんだけ楽しいんでしょう
でも楽しいラッセルはやはり体力も消耗するのですね お疲れさまでした
Konontanさん、こんにちわ
何といいますか、楽しみすぎてお恥ずかしい限り
気楽な雪道ハイキングのつもりで出かけたのですが、
雪 の多さにビックリ
全身を使ってラッセルする事になるとは思っていませんでした。
もちろん楽しく歩ける道の方が多かったですよ〜
konontanさんと相棒様は”決める時はビシッと決める”といった印象を持っておりますので
何か素敵な雪の山行きを計画されていらっしゃるのでは?
もしや既にクローゼットの中にはスノーシューが・・・
udou1192さん、こんばんは。
いやあ、三頭山でラッセルですか
やはり今回の雪は尋常ではないですね。
ノートレースで気持ちがいいのは、積雪がくるぶしあたりまででしょうか?
それにしても奥多摩で雪山の厳しさを体験できるなんて、貴重なことのように思われます。
僕も勉強させていただきました
安全第一で楽しんでいきましょう!
momomappuさん、こんばんわ
三頭山でラッセルなんで言っても、普通は信じてもらえないでしょうね。
実際斜面を見上げて、「道は何処?? 」と唖然としてしまいました。
振り返れば何もかも楽しかったですけれど、
のんびりと気持ちよく歩けるのは、
確かにくるぶしくらいまでですね
それにしても情けない 結果に終わってしまいましたが
雪山の厳しさを学んだというより、
自分のひ弱さを再認識させられた感じでした
安全第一本当にそのとおりですね、ありがとうございました
こんばんは、はじめまして。
udou1192さんが登られた翌日に、奥多摩側から登って都民の森へ下りた者です。
三頭大滝の近くの橋の辺りでその日初めてのトレースを見つけ、
人の匂いに狂喜乱舞したのですが(笑)あれはudou1192さんのトレースだったのですね!!
三頭山の積雪、本当にスゴかったですね。
特に、五日市側の雪は水分が多くて重たい感じがしました。
私は下りでしたが、登りであの積雪量・雪質では、
単独のツボ足ラッセルはかなり厳しかったと思います。
…でも、ノートレースの雪原に自分でルートを付けていく快感、たまりませんよね♪
コメントありがとうございます
あの日は私にとって生まれて初めて のラッセルでしたので、
夢中で転げまわっているうちに時間切れになって呆然・・・という感じでした。
ですのでchunkichiさんのレコを拝見して、
「あの雪の中を急坂の多いヌカザス尾根から踏破するなんて凄いっ 」と、
感嘆すると同時に、レベルは違いますけれど、
同じ三頭山の雪を掻き分けていらしたのかと思うと、
連帯感みたいなものを感じて嬉しかったです
そういえば私も脱いだ手袋が凍っていて驚きました。
こんなレベルですので、まだ雪山の事は何も分っていませんが、
それでも楽しいって事だけはよ〜く分った一日でした〜
udou1192さん
初めましてgoro56と申します。
1/19に三頭に行ってきました。
途中に「UDOU」が残ってましたよ
コメントありがとうございます
トレッキングポールの先で薄っすらと書いただけなのですが、
意外と溶けないものなのですね
敗退したヘタレの名前が4日間も晒されていたとは
どうせ残すのなら雪ダルマみたいな可愛い物にしておけばよかったですかね
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