記録ID: 2711168
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ハイキング
祖母・傾
静かなる晩秋の祖母山(北谷登山口→風穴コース→祖母山→千間平コース)
2020年11月04日(水) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 880m
- 下り
- 886m
コースタイム
一の鳥居9:35→北谷登山口10:00→風穴10:40→11:30祖母山山頂11:45→国観峠12:05→三県境(茶屋場)12:25→1447P分岐12:40→北谷登山口13:10→一の鳥居13:30 【歩行時間:3時間50分】
天候 | ☀晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
宮崎県高千穂町大字五ヶ所にある「一の鳥居」は、祖母山登山道のうち「五ヶ所コース」上にあります。 私は大分県黒川温泉からのレンタカーでの移動に先立ち、カーナビでコース上にある「一の鳥居」「北谷登山口」「五ヶ所小学校」を検索しましたが、いずれもヒットせず。付近の景勝地「三秀台」を検索したものの、これも「該当ありません」と。 そこで、当面の目標は熊本県高森町立高森東学園義務教育学校(旧高森東小学校)の所在地としました。学校敷地南側にある熊本県道212号線(津留柳線)に入ると、 いずれ大分県道・熊本県道・宮崎県道8号線(竹田五ヶ瀬線)に突き当たります。ここで右折し、暫く進むと右手に県界橋が見える三叉路が現れます。ここで右折して県界橋を渡り、宮崎県に入ります。その先、「佐藤商店(営業していない?)」と「五ヶ所小学校跡」のある三叉路を左折すると「五ヶ所コース」に入ることができます。 更に暫く道なりに進むと、「→祖母山 北谷登山口」の標識が現れますので右折します。ここからの道は悪路。一部区間は舗装されていますが、石ゴロで不陸であるため、車の腹を擦りそう。パンクにも注意したいです。基本、ハンドルを切りながら低速で走行しましょう。道幅は狭く、基本的にすれ違いが困難です。 一の鳥居駐車場は、20台ほどが駐車可能。平日の朝9:30到着で、既に15台ほど駐車していました。料金の徴収はありません。私のau携帯は電波が入っていました。本来なら、北谷登山口まで車で入ることができるのですが、今年の12月までは道路整備工事のため一の鳥居から先が車両通行止めとなっています。 黒川温泉からは、コンビニを見かけませんでした。食料等の調達は前日に済ませておくと良いでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
祖母山登山道のうち、五ヶ所コースの「一の鳥居」から歩行を開始。北谷登山口を経て、登りは「風穴コース」、祖母山山頂からの下りは「千間平コース」を使う周回ルートで歩きました。 ●一の鳥居〜北谷登山口〜風穴コース〜祖母山山頂 一の鳥居から北谷登山口までの約2.2kmは、道路舗装工事を行っていました。現在は車両通行止めですが、来シーズンは北谷登山口まで車で移動することができることでしょう。 風穴コースは、3箇所ほど沢を渡渉し、風穴に向かいます。涸れ沢の岩ゴロ箇所の通過がありますが、技術的に難しい要素はありませんでした。 風穴からは、梯子やロープ場が断続的に現れます。風穴付近では、木の根を手で掴みながら体を持ち上げる箇所や岩場の登降もありますので慎重に進みたいです。 稜線に出ると、間近に迫る祖母山を眺めながら歩くことができますが、この時季は日当たりの悪い箇所に霜柱や氷ができており、土や氷が滑ります。まだ、滑り止めが無くても、足の置き場を選びながら歩くことができますが、これからは万一に備え、滑り止めを持参したいです。 山頂からの360度の雄大な眺望は、申し分ありませんでした。 ●祖母山山頂〜千間平コース〜北谷登山口〜一の鳥居 こちらも山頂直下は、一部の路面が凍結していました。勾配のある土道は滑りやすい感覚があります。トレイルは洗堀が進んでおり、V字になっている箇所が多く見受けられます。歩きにくいので、脇に新たな踏み跡が付けられており、より安全で快適に歩行できることから、いずれそちらがメインの登山道になることでしょう。 国観峠は広場になっています。ここからは祖母山を間近に眺めることができますし、星空もよく見えそう。水場はありませんが、テントを張りたい感じでした。 その先は、少々の登降を繰り返しながら、茶屋場を経て1447Pに向かいます。分岐(標識あり)からは道が南へ折れて、勾配を増しながら下っていきます。基本は土道で、この辺りは日当たりがよく、表面が乾燥していて歩きにくい感じはありませんでした。一の鳥居へと続く登山道の入口を示す標識を過ぎ、4合目から先は沢音が聞こえ始め、距離を稼ぎながら北谷登山口に向かっていきます。 ●全体的に 北谷登山口の標高は1212m。祖母山は1756mですので、単純標高差は500m余と手頃。歩行距離が短くて勾配の大きな風穴コースと、その反対の千間平コースの取捨ですが、風穴コースの登りは体力的に負担が大きくなり、下りでは三点指示での降下があるため危険もあると考えますので、その点を加味して決めたいと思いました。千間平コースは樹相の良い明るい尾根歩きを楽しむことができますので、往復ともに風穴コースを避けても良いように思います。 トイレは、北谷登山口にありましたが、冬季の利用については分かりません。天然の水場は見かけませんでした。私のau携帯は、谷筋を除いては電波が入っていたようです。 |
その他周辺情報 | ●黒川温泉 一の鳥居からは約77辧⊆屬1時間30分ほどの距離にある全国屈指の人気温泉地で、三十軒ある旅館のほとんどに露天風呂があり、立ち寄り入浴では「入湯手形」を購入することにより、3か所まで選んで入浴することができます。 https://www.kurokawaonsen.or.jp/oyado/ ●手打ちそば 巴 熊本県小国町の蕎麦街道にある蕎麦屋。黒川温泉からは12辧⊆屬婆15分ほどの距離にあります。九州産の蕎麦を使用し、石臼で挽いたものに手挽きで荒く挽いた粉を加えている、とのこと。営業時間:11:00〜18:00、火曜定休。 https://kumamoto.guide/gurunavi-spots/detail/5303578 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
GoToキャンペーンを利用した九州旅行を兼ねて、11月2日に九重連山、3日に由布岳を登り、3泊4日の旅行最終日にここ祖母山にやって参りました。
九州では未踏の山。下調べで感じていたのは、登山口までの移動にあたりルートが分かりにくいこと、そして林道が悪路であるということくらいで、イメージのつきにくい山でした。
しかし、近隣にある三秀台は、九州の秀峰「祖母山」「阿蘇山」「久住山」を一望出来る景勝地であり、「日本アルプス」の命名者として知られるウォルター・ウエストンがここを訪れた上で、祖母山に登山したという記録があるとのこと。
実際に歩いてみると、登る魅力だけでなく、見目麗しい山であることを知ることができました。もしかしたら、登山口までのアクセスが良くないことや、気候がよい紅葉の時季に訪れたこともまた、この山域の魅力を知るには良かったのかもしれません。
熊本空港からの飛行機の時刻を気にしながら歩きましたので、短い滞在時間になりましたが、九州のおばあちゃん=祖母山の記憶は鮮明です。大きな包容力で護っていただき、安全に登山ができました。ありがとうございました。
帰路は黒川温泉まで戻り、熊本空港に向かいました。私は収集していませんが、祖母山の登山バッジは、前回の九重連山レコに書いたように、やまなみハイウェイの牧ノ戸峠レストハウスで販売していると聞きました。未確認ですので、問い合わせるのが良いと思います。
さて、町に紅葉が下りてくる11月。身近な紅葉を楽しみながら、次回は自宅に近い丹沢を久しぶりに歩こうかな。
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