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Yamareco

記録ID: 282288
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ハイキング
甲信越

岩殿山(稚児落とし経由)

2013年04月04日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:08
距離
7.4km
登り
564m
下り
567m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

08:55JR大月駅発
09:08岩殿山登山口
09:17丸山公園
09:40岩殿山山頂
09:48電波塔(岩殿山城本丸跡、こちらがピーク?)小休止
10:05山頂発
10:20築坂峠
10:53天神山
11:15稚児落とし(休憩)
12:00発
13:00JR大月駅着


総移動時間…約3時間00分
(標準コースタイム…約3時間45分)
天候 快晴、微風
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
JR中央本線-大月駅
コース状況/
危険箇所等
道はよく整備されて踏まれており、道標もあって迷うような箇所はない。
岩殿山だけに関しては、山登りというより「登りのある公園」と言っても過言ではない。

大月駅から登山口までも道標に従って行けば迷わない。
登山口から山頂まではコンクリートや砂利敷きで整備された、手摺付きの上り坂(階段)である。
九十九折れで一気に高度を稼いでいくが、大月市街・中央道・桂川・道志山塊そして富士山等が一望できるし、岩殿山(鏡岩)をそのまま利用したかつての山城の痕跡がちらほら見られ、飽きない。

山頂との中間地点にある丸山公園には観光案内所とトイレがある。トイレはここが最後なので注意。また前日の風雨で半分くらい散ってしまったが、桜が綺麗だった。

山頂は広々として、東屋まであり見晴らしが大変よい。
山頂から5〜10分ほど東方に足を伸ばせば、馬場跡・本丸跡(こっちの方が本当の山頂?)等がある。

一旦下って兜岩・稚児落とし方面に分岐を進むと、やっと山道らしくなる。
尾根道のちょっとしたアップダウンを繰り返して、本コースの核心部分である2つの鎖場へ。
共に一気に10m強?登ることになるが、鎖・ロープ・足場がしっかりしており、心配するほどでもない。また、鎖場を避けるように「林間コース」として必ず巻き道が設置されているので安心。

鎖場の後も尾根伝いに進み、小さな祠のある天神山を越え、3つ目の鉄塔を過ぎると稚児落とし。
かなりの高度感があり、落ちたら助からない崖だが大変気持ちよく、休憩にはうってつけ。

稚児落としからはあっという間に浅利の集落に出られる。
道標どおりに民家の間を抜けて舗装路に出れば、沢を左手に見つつ中央道の高架をくぐって大月市街に帰る。

NTTドコモの電波状況だが、市街地に近く山深くないため良好。

因みに駐車場だが、登山口の手前(地図で言うと中央道のトンネル上)に10台ほどのスペースで公営のがある。
JR大月駅
2013年04月04日 08:55撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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4/4 8:55
JR大月駅
大月駅から左に進んだ踏み切り。
正面には東京電力、奥に岩殿山。
2013年04月04日 09:04撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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4/4 9:04
大月駅から左に進んだ踏み切り。
正面には東京電力、奥に岩殿山。
岩が剥き出しの独特の存在感。この上に城を造るとは凄い。
2013年04月04日 09:08撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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4/4 9:08
岩が剥き出しの独特の存在感。この上に城を造るとは凄い。
登山口。
2013年04月04日 09:15撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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登山口。
コンクリートの急坂と階段が続く。
2013年04月04日 09:16撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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コンクリートの急坂と階段が続く。
城門?と富士山。
2013年04月04日 09:18撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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城門?と富士山。
丸山公園入口。
2013年04月04日 09:23撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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丸山公園入口。
殆ど散ってしまった桜と富士山。
2013年04月04日 09:25撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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殆ど散ってしまった桜と富士山。
これでもかと階段が続く。
2013年04月04日 09:35撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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これでもかと階段が続く。
分岐。
右が岩殿山山頂、左奥が稚児落とし方面。
2013年04月04日 09:41撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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分岐。
右が岩殿山山頂、左奥が稚児落とし方面。
山頂目指すと、ここも岩を利用した城門だったそうな。
2013年04月04日 09:43撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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山頂目指すと、ここも岩を利用した城門だったそうな。
山頂広場。
2013年04月04日 09:46撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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山頂広場。
大月市街と富士山。眺めが良い。
2013年04月04日 09:47撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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大月市街と富士山。眺めが良い。
富士山がとても綺麗。
2013年04月04日 09:47撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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富士山がとても綺麗。
広場奥の敷地。ここに兵舎があったそうな。
奥が本丸跡の電波塔。
2013年04月04日 09:51撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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広場奥の敷地。ここに兵舎があったそうな。
奥が本丸跡の電波塔。
これが本丸跡の電波塔。
2013年04月04日 09:55撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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これが本丸跡の電波塔。
分岐を稚児落とし方面に行くと、やっと山道らしく。
2013年04月04日 10:18撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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分岐を稚児落とし方面に行くと、やっと山道らしく。
築坂峠。
2013年04月04日 10:26撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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築坂峠。
本日1回目の鉄塔。
2013年04月04日 10:27撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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本日1回目の鉄塔。
ロープと鎖が垂らされた鎖場。
2013年04月04日 10:34撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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ロープと鎖が垂らされた鎖場。
足置場等もあるので安心。楽しい。
2013年04月04日 10:35撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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足置場等もあるので安心。楽しい。
富士山を見ながらの気持ち良い尾根道。
2013年04月04日 10:39撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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富士山を見ながらの気持ち良い尾根道。
岩のトラバース道。手摺があり、この後も鎖場。
2013年04月04日 10:41撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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岩のトラバース道。手摺があり、この後も鎖場。
本日2回目の鉄塔奥にそびえる雁ヶ腹摺山?
2013年04月04日 11:02撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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本日2回目の鉄塔奥にそびえる雁ヶ腹摺山?
祠のある天神山。
2013年04月04日 11:04撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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祠のある天神山。
本日3回目の鉄塔を過ぎると…
2013年04月04日 11:10撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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本日3回目の鉄塔を過ぎると…
稚児落とし!
2013年04月04日 11:15撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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稚児落とし!
回りこんで北方から稚児落とし。
左奥に岩殿山、右が天神山。
2013年04月04日 12:02撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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回りこんで北方から稚児落とし。
左奥に岩殿山、右が天神山。
下りも快適。
2013年04月04日 12:12撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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下りも快適。
鉄階段を下ってこの標識まで来ればもう民家。
2013年04月04日 12:23撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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鉄階段を下ってこの標識まで来ればもう民家。
ここで道路に出る。左に進んで大月駅へ。
2013年04月04日 12:29撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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ここで道路に出る。左に進んで大月駅へ。
この吊橋を渡るつもりだったが見落としたか…
2013年04月04日 12:32撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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この吊橋を渡るつもりだったが見落としたか…
中央道の高架を過ぎる。
2013年04月04日 12:44撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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4/4 12:44
中央道の高架を過ぎる。
振り返ると、右が岩殿山、真ん中くらいが天神山、左が稚児落とし。
2013年04月04日 12:52撮影 by  DMC-FX550, Panasonic
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振り返ると、右が岩殿山、真ん中くらいが天神山、左が稚児落とし。

感想

中央自動車道や大月駅からの存在感で、かなり昔から気になっていた山。
ただ、駅からアクセスが非常に容易で、車で行くほどではないのでちょっと後回しになっていた。

色々と忙しく、去年7月の御嶽・乗鞍以来、実に半年以上振りの山だった。
前日は台風並みの春の嵐で、山道の泥濘等が気になっていたがそんなことはなく、完璧な快晴で、軽く日焼けしてしまったくらい。

JR中央本線大月駅に9時前に着くと、同じような山の格好をした高齢者の方がちらほらいた。
市街地を徒歩で抜けて登山口に行くのも久し振りだなぁと歩いていると直ぐに登山口。
「山の公園」という感じで、大変よく整備されていて山登りという雰囲気ではない。でも桜と富士山が綺麗。

頂上は開けていて、富士山等を見ながらここでボーっとするのも良い。地元人も結構来るのか、頂上広場の東屋には色々な落書きが。
それにしてもこの山(というか岩)を城に仕上げた先人には頭が下がる。攻め落とすのはかなり難しいだろうが、周囲を囲まれたら水も食料も運ぶ術がなく、直ぐに駄目になりそうな気もするが…

山頂直下の分岐を兜岩・稚児落とし方面へ進むとやっと山道らしくなる。
気持ちの良い尾根道のアップダウンを繰り返し、核心部である鎖場へ。
鎖場は足場がしっかりあるし、鎖やロープもしっかりしていて楽しめる。ただ2回目の鎖場へのトラバースは幅員50cm程で狭いので、注意。また、雨天時は滑り易そうなので要注意。

道中3回鉄塔と遭遇するが、いつも思うが鉄塔もこんな山奥にどうやって作るのだろうかと、苦労を察する。
3回目の鉄塔を過ぎると直ぐに断崖絶壁の稚児落とし。落城時に仕方なく泣き叫ぶ稚児を落としたとか恐ろしい伝説が残っているが、荒船山ほどではないが落ちると助からないだろう。ここで昼食をとる人が結構いた。風も気持ちよく、休憩適地だった。

稚児落としからは拍子抜けするくらいあっという間に人里に着いた。
あとは道標に従って車道に出て大月駅へと歩くだけ。そこら中に花が咲いていて、春(というか初夏?)を感じざるを得ないような良い天気だった。

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