【敗退】小沢峠から安楽寺を目指して(都県境を行く)
- GPS
- 05:51
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,326m
- 下り
- 1,323m
コースタイム
天候 | 晴れ。時々、曇り。気温は18度、過ごし易かった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:梅ヶ平バス停か滝成バス停より、東青梅北口バス停下車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ★今回の山行は道誤りの結果、途中リタイアとなりました。 ★ ★あくまでも小沢峠から安楽寺に歩こうとされる際の ★ ★ご参考程度に扱って下さい。 ★ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ●小沢峠から安楽寺に向けて歩き始めると直ぐに小ピークではあるが、 急登が始まる。この先、この様な小ピークの登り下りが多数ある。 ●道標はしつこいくらいにあるが、重要な場面でなかったりする。 また、道誤りが始まると道標がなくなり、目印のテープもなくなる。 ●自信がない道を進んでいる場合、何かしらの目印を探しながら行く。 時々振り返り、来た道のイメージを覚えて行って下さい。 目印とは特徴的な木とか、倒木とか、何かの動物の糞だとかを…。 いざ来た道を戻り始めた時、多少の安心感が湧いてきます。 ●複数人で行かれた方が良いです。 ルートファインディングも要求されます。私は失敗しました。 ●眺望は期待できません。 ★今、このルートを安楽寺まで歩くことが出来るのか未だ不明です。 何かしらの情報をお持ちの方は、ご教授頂けると有り難いです。 是非ともお願いします。 |
写真
感想
感想は後ほど…
今回は、「◎検証用◎」の写真(地図)を基にして行動記録を書きたいと思います。
通過したルートの順序
1.×道誤りA×
2.×道誤りB×
3.×採石場C×
4.都道へのエスケープルート
行動記録
【1.×道誤りA×】
この時の道誤りは、大仁田山へのルートの分岐点と勘違いしたもの。
小沢峠から間もないポイントであり、大仁田山への分岐となるには未だ早いと判断出来ていた。
左の道は、右の道を上ったピークの巻き道と判断。右の道を上がれば、左の道へと下るルートがあるだろうと思い、右の道を進む。
ピークに達すると、急な下りではあるが、先の左からの道に至る踏み跡があった。ただ、右道のピークから先にも踏み後、目印のテープが共にあったので、ピークから下って行った。下った先は、林道にぶつかる。林道に降りるには、やや高い所から飛び降りる感じ。林道から先に行く道もなさそうだったので、戻ることにした。
元の分岐に戻り、左のルートを進むと、安楽寺への案内板が現れた。
自分の中ではルート調査と思っており、道誤りとは思っていない。
【2.×道誤りB×】
ここに至る途中、大仁田山に寄り現在地がハッキリとした。持って行った地図は、山と高原地図 奥多摩の2013年版。最新の地図だが、今日、自分が歩こうとしているルートは、地図上に紹介されていない。地図は決して悪くなく、当然ながら自分が悪い。
都県境だけが記された地図を見ると、この道誤りポイントに至るまで送電線が2つ横切っている。なので、この道誤りポイントが2つ目の送電線を通過した先であるとの認識はあった。
349mから道をそれて行った理由。
踏み後が不明瞭な場所では、慎重に道を選んで行動していたと思う。GPSのログを見ると、少々このポイントで動きが止まっている。ただ、踏み後が不明瞭な場所では、写真を撮るようにしているのだが、この辺りでの撮影はしていない。
ただ、地図を見ると349mから先を都県境通りに進もうとすれば、谷に向って急な下り道を行くことになる。確かにどこかのポイントで、急な下りに向って目印のテープが巻かれていたのを記憶している。ただ、それがどの場所であったかは、写真などの記録がない。
道を誤ったと認識した場所に至るまでに、これから進む山道の何箇所かで倒木が置かれていた。ただ、道誤りであると訴えるには、貧相な倒木であった。「進むな」を示すために、意図的に置かれたものかも不明。
戻ろうと決めた場所は、明らかにそれ以上進むには急すぎる道であった。なので、来た道を登り返し始める。ここで、今日の登山ルートを誰にも伝えてなかったので、Facebookに現状をアップした。幸いにも電波が届いていた。
349mまで戻った時、ログを見ると、再度この辺りで少し動きが止まっている。
ただ、この時点で「×採石場C×」まで戻ることにしていた。
【3.×採石場C×】
先の写真にもある安楽寺への案内板と白ペンキが指す方向の食い違いポイントまで戻り、白ペンキが指す方向を行く事にした。
少し下ると、今度は木板に赤矢印が貼られた案内板が登場する。もう、この時点でこの辺りの道標はグダグダだ。
その案内板には、「尾根道へ」との案内があった。都県境が尾根道であると認識していた自分も自分だが、こう書かれているとそれが正しいと思ってしまった。
導かれるままに沢沿いを下って行く。やがて、沢を渡り登り返しが始まる。登り切ると眼下には、採石場の景色が現れた。ここで、登山道は人為的に切られた倒木で塞がれていた。倒木の下に道があることは確認できたが、これ以上進んで誤りと気付き戻って来るには気力、体力がなくなっていた。正直、ここに座り込んでしまいたい心境であった。
今日の山行は中止と決定。エスケープルートを下ることにした。要所、要所にエスケープルートがあるのは確認して来たが、戻り始めて直ぐの場所にあったかの記憶はない。まあ、とにかく戻り始めた。
●●戻り始めると例の赤矢印の案内板に手書きで「間野バス停に至る15分」とあった。依然、山の中なのに15分でバス停に着くはずもない。●●
●●訂正==>写真にも訂正を入れました。間野バス停には、尾根道に来る途中の沢を下って行けば出れます。(5/12確認)
何とか元の道に復帰。何故か現在地を知るために携帯GPSの力を借りるのを、頑なに拒んで来た。早くに確認するべきだったと反省し、現在地を確認。ただ、それは始めに、一つ向こうの北の尾根にいると指した。ならば、位置関係が変わって来る。間野バス停も近いのではないかと思い始めた。すると、現在位置が今いると思っている尾根に戻って来た。携帯のGPS機能は信用できないと判断し、とにかくエスケープルートが示されていたポイントまで戻ることにした。
【都道へのエスケープルート】
都道へのエスケープルートは、栂のもと(黄楊峠)にあった。
「都道へ」が指す方向に進む。進んで直ぐの場所は、明らかに人の手が入った場所。畑であった。しかし、畑は荒れていて、大分前に放棄されたようだった。それでも畑を迂回する道を探すが、道は見当たらない。元の場所に戻り、畑の向こうを見ると民家の屋根があった。取り合えず民家まで行けば、そこから下る道もあるだろう。畑を横切らさせてもらうことにした。以前にもここから下った人がいるのだろう。それらしい踏み後がある。それを辿って、民家まで来た。やはり、人は住んでいない様だ。玄関前を通過させてもらうと、九十九折りに下る道があった。良かった、戻れる。ほっとした。
2・3度、九十九折りをすると、そこから先の都道に出るまでは直線のなだらかな下り道であった。間もなく都道に飛び出し、今日の山行を終えた。
【今後、このルートについて】
再度、歩いてみたいと思う。ただ、今度は安楽寺から辿って行こうと思う。
また、同行者もいてくれると心強いので、一人では行かないかなぁと。
これまでの経験で始めてヤバイと思った山行でした。少しなめてかかった登山だったので、反省しております。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
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この尾根いつか歩こうと思っていたんですよ。とても参考になります。
都県境尾根の正規ルートは採石所で分断されて今は通れないようです。私が見た記録では349mから都県の境界線に沿って急斜面を降って登り返して、都県境尾根を歩き切っていました。普通の道ではもう行けないみたいです。
http://yontousankakuten.web.fc2.com/nansyo.html
私もここの近くでカモシカ見ました(鹿も)。
silchariさん、ご覧頂きありがとうございます。
また、貴重な情報も頂き、ありがとうございました。
都県境を歩くって、何か引かれるものがありますよね。
歩かれる際は、決して無理をなさらないで下さい。
記録中にまだ書きたいことがあったのですが疲れてしまって…。ここで、書き足します。
私の記録中、349mから延びるトレースの下に、もう一本線が延びてますよね。尾根道へと導く案内板に従って来たトレースです。
北東方向へと進んで来て、急に南へと方向を転じてますが、ここで沢を渡ります。写真46ポイントです。写真46にもコメントしておりますが、この沢を真っ直ぐに下ると都県境と交差します。更に下れば間野バス停に至るものと思われます。
リベンジの際、この沢を利用してみようかと思ってます。行ったことはないので、こちらもご参考として扱って下さい。
ちなみに私は、こちらの山行情報を参考にさせて頂きました。
http://blog.goo.ne.jp/shimada_yama/e/91ac9756b3dcb1fab678b74b2ba4e27a
silchariさんが都県境のログを刻まれること楽しみにしております。
ただし、お互いに無理はしないように楽しみましょう。
文章が長くなり申し訳ありません。
では、失礼致します。
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