丸山展望台
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 729m
- 下り
- 723m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
気温が15度を超える陽気になった20日の週末。
11日に引き続き、西武沿線の奥武蔵方面に移動運用を計画。
場所は秩父郡横瀬町の丸山展望台。標高は960m。
ここは移動運用でも著名なポイント。SOTAにも登録されている。
だが自分にとってはまだ未踏の地。
関八州展望台同様に車道がすぐ近くに通っているので自家用車でのアクセスは容易だが、電車利用の徒歩となると相当な距離を登攀しなければならない。
最寄り駅西武池袋線芦ヶ久保駅から片道4.7Kmもあり、標高差も640m。
自分の体力からすればかなりハードルが高い場所ではあるが、いずれはチャレンジしようかと考えていた。
この日は知人も同行。
西武池袋線飯能駅に着いたのは午前08時52分。
2分後の飯能始発西武秩父行きに乗り換え。
この電車は以前、池袋発三峰口・長瀞行きだった便。それが2020年のダイヤ改正で飯能発となり、更にコロナ対策か何かで行先も西武秩父・御花畑行きに変更されているようだった。
座席はハイカーでほぼ満席。
芦ヶ久保駅到着は午前09時30分。
下車するハイカーも結構多い。
午前09時43分ガイドブック頼りに駅を出発。
国道299号線を渡り、左折。「県民の森」表示が掲げられている白髭神社の所で右折する。
「あしがくぼ果樹公園村」の大きな看板を後に舗装道路を登っていく。
いつもながら登り始めの車道歩きは体も慣れておらず、風景も単調で一番しんどい。
丸山方面を示す行先案内も少なく、分岐点もいくつかあって少々迷う。
車道をショートカット出来る小道もあるようだが、初めてだと分かりづらい。
駅から約45分程車道を登ると武甲山が目の前に聳える場所に出てやっとハイク気分に。
更に10分ほど行くと便座ばかりが積み上げられている廃品回収所みたいなところを通過。
午前10時41分、やっと登山口に達する。
ここもうっかりしていると通り過ぎてしまう位目立たない。
番犬が陣取る民家を過ぎると道端に小さな祠があったので暫し休憩。
時刻は10時46分。
出発から1時間経ったのにまだ登山口。丸山山頂まであと3Km近くある。
先が思いやられる。
気温も高く、汗をかくほどだったの上着を脱いで再出発。
程なく獣除けのフェンスがあるゲートに。
人は通れる。
事前に調べていたので戸惑わなかったが知らないままだと通行止めと勘違いしてしまいそう。
ゲートを過ぎ、落葉樹林に囲まれた登山道をひたすら登る。
土壌も安定し、落ち葉が積もっているので比較的歩きやすい。
急斜面や岩場もない。日陰では霜柱が残っている。
駅から2時間程で広い防火帯のような登山道に出る。
周りは一転して植林地帯。暗く眺望も皆無。所々急坂もあるがほぼフラットな直線登山道なので思ったほどきつくはない。
12時04分、車道と交差する場所を通過。
12時11分、「県民の森」の周遊歩道のような場所に至る。
「出会いのテラス」というスペースがあってベンチもある。
風もなく温かい日差しでほっとする。
どこか遠くから汽笛が聞こえた。秩父鉄道のSLだろうか?
しかし、まだ丸山には至らず。
道標に従い、更に登山道を進む。
暫く下った先に「県民の森」トイレの場所に出る。
冬季は使用禁止で使えない。
再び登り返して10分位でやっと展望台が見えてきた。
直下の登りもきつい。
12時47分。丸山山頂到着。
芦ヶ久保駅から3時間4分かかった。
好天に誘われて多くのハイカーが訪れていた。
まるで高射砲塔のような白亜の展望台。
登ってみるとほぼ360度パノラマ。
北東方面には堂平山の展望台ドームと中継鉄塔。
10年以上前に移動運用した際のパラグライダー広場も見える。
その向こうには北関東の平野。
北方面は日光赤城山方面の山脈。
西方面は奥秩父の山々。ギザギザの山容は両神山だろうか?
僅かに八ヶ岳も覗いていた。
南西には雄大な武甲山の山容。
麓に秩父市街が広がる。
更に南の方に奥多摩方面のシルエット。
しかし、東側は樹木に覆われ、都心方面や富士山は覗えず。
最もランドマーク的方面の視界が得られなかったのは残念。
時間は13時を回ろうとしている。
兎に角時間がない。
往路で3時間以上を要したので、帰りもピストンで2時間半程度は見越さないといけない。
まだ陽の短い2月。暮れる前の16時半位に駅に戻ることを考えると14時には山頂を出発しないとまずい。
急いで展望台下の芝地にポケットダイポールを上げ、6mで運用開始。
おにぎりとスープでチャージしながら2.5WQRP、CWでCQを出す。
ツイッターにも告知し、13時40分近くになってやっと応答あり。
凡そ15分の間に8局と交信頂く。
すべて50MHzCW。
何とかSOTAの条件はクリア。
気が付くとあっという間に14時が迫る。
結局運用出来たのは20分間のみ。
他のバンドも移動局がたくさん出ていたがQRVする時間なし。FM放送受信チェックも諦めるしかなかった。
せっかくの好ロケーションだったが徒歩アクセスするには遠すぎた。
もっと早い時間からアプローチしないと徒歩移動運用は難しいと感じる。
14時18分に山頂を撤収。
ハイカーの姿も少なくなっていた。
トイレの場所からは登りを要す登山道ではなく、森林学習展示館に至る平坦な舗装路を行く。
途中、管理棟近くに設置された冬季用臨時トイレに寄る。積雪がアイスバーン化しているところもあり。
14時45分、「出会いのテラス」に戻って往路と同じ登山道を折り返す。
所々霜柱が解けて滑りやすく、一回尻餅をついてしまった。
下りのほうが慎重を要す。
ただ落ち葉がクッションとなり、岩場のような段差もなかったので距離の割には膝に負担が掛からなかったのが幸い。
同行者も居たので荷物分担も出来た。
午後も気温が高く、最終的にはTシャツ一枚に。
15時31分には、獣除けフェンスゲートに到着。
祠のある辺りから芦ヶ久保駅が見下ろせる。
15時35分、登山口道標の所まで下りてきた。
あとは車道を下るだけ。
16時10分、国道まで戻ってくる。
横瀬川を渡り、駅直下の「道の駅あしがくぼ」の自販機で水分補給。
芦ヶ久保駅に戻ったのは16時27分。
復路の所要時間は2時間10分程。
もう汗だくで疲れていたので西武秩父駅の「祭りの湯」にでも寄ろうかと考えたが、今回は同行者の都合もあってそのまま帰ることに。
タイミングよく16時32分発池袋行き特急ラビュー「ちちぶ36号」が芦ヶ久保に臨時停車するので所沢までの特急券500円払って乗車。
ところが池袋線で人身事故発生。
この特急は入間市駅止まりになってしまった。
なんとか鈍行で所沢駅まで辿り着いたものの、復旧は18時を過ぎないと見込めないとか。
仕方なく、特急券を払い戻してもらい、所沢駅ビルの飲食街でチャージ兼休憩。
19時過ぎ、運行再開した池袋線で帰宅。
初めての丸山移動であったが、やはり往復10km近くのルートを徒歩のみでは遠く、早朝午前7時前後から登り始めないと満足な運用時間は確保出来ない。
また、登山口に至るまでの車道歩きが長いのも、ややげんなり。
丸山展望台はロケーション的にも眺望的にもFBなポイントなのでまた改めてチャレンジしたい。
交信ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人