笙ヶ岳 三峰東面滑降
- GPS
- 03:42
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 861m
- 下り
- 851m
コースタイム
10:23 笙ヶ岳山頂
10:53 笙ヶ岳 三峰東面滑降
11:46 御浜
12:18 吹浦口到着
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
笙ヶ岳本ピークの雪庇は ドロップ出来そうなポイントもありましたが 凶悪な亀裂が斜面を横切っていて かなり危険な香りが漂い 私の脚前では処理出来なそうなので 三峰ピークの滑降で今回は満足としました 本ピークの斜面のほうが 斜度、距離共に満足度とスリルは高そうなので いずれ挑戦したいです |
写真
感想
先日の日記で鳥海山はディスタンス系で急斜面は滑らない
などと思いあがった事を書いてしまいましたが
ICIにブーツの修理に行った時に
鳥海山の痺れる斜面についていろいろと聞いて
北斜面
笙ヶ岳東面
文殊岳南西面
とりあえず私のレベルでは行けるか判りませんが有名な所で上記三つ
十二分なスケールと斜度を楽しめる事が判りました
鳥海山さん、今まで御免なさい
と、自分の無知を恥じます
そんな訳で、前日、祓川を楽しんで、重い腐れ雪に足も攣った事だし
アプローチの割にスリリングな斜面が楽しめそうな
笙ヶ岳東面を目的にキャンプ地を後にブルーラインゲートへ
8時オープンのブルーラインゲートには早くも何台か車が
平日だと言うのに、皆さん呆れる好きものです
ゲートオープン後、吹浦登山口へ
準備をして登り始めます
途中、随分足の早い山スキーヤーに追いつかれ
話をすると笙ヶ岳東面を滑ると言うでは無いですか
笙ヶ岳東面滑れれば、北斜面も行けますよ!とも
そんな訳で3ピンビンディング(!!!)の明らかに
ベテランハイグレード山スキーヤーの方と
笙ヶ岳を目指して会話を楽しみながら進みます
笙ヶ岳の三峰ピークにつくと
今シーズンはどうやら雪庇が大きいようで
ベテラン山スキーヤーの方は別の斜面を目指すようです
とりあえず、雪庇の切れ間が狙えそうな
笙ヶ岳本ピークまで行きますがと伝え、偵察に向かいます
本ピークは雪庇は怖いし、本ピークの中腹に大きな亀裂入っているし
TGRじゃ無いんだから、クラックを跳んで処理とかあり得ないし
もう死ねると思って、三峰ピークを改めて確認すると
雪庇が小さく、ピーク付近から滑降出来そうな感じ
急いで戻って、ベテラン山スキーヤーの方に滑れそうですと
伝えようとしましたが、足が速くて遥か彼方へ
本ピーク側から確認して問題無いと思われる部分まで
恐る恐る近づくと、やはり雪庇はそこまで大きくなく
ドロップ出来そうです
しかし、今まで経験した中で一番斜度あるし
雪庇無いとは言え、出だしはちょっと怖いしと
うろうろしていると、これまた別のベテランのスキーヤーの方が
板を担いで登ってきて、背中を押してくれます(言葉で)
しかも写真まで撮ってもらって、これはもう
ドロップせざるおえない状況
斜度的には行ける自信はありますが
雪がザラメでは無い腐った新雪なので
前日の舎利坂の苦労が偲ばれ躊躇するも
思い切ってドロップイン
転ばない事を最優先にしましたが
かなり楽しんで滑れました
今シーズン、後半戦は本当に面白い斜面を
体験する事が出来て、人生に感謝しておりますが
この一本もかなり楽しめました
次はより難度の高い本ピークからの滑走をしたい所
滑走後、シールを張りなおし鍋森を右手に鳥海湖に向け登り返しますが
無風でとても暑く、水がどんどん消費され
御浜に着くころにはほぼ飲み干してました
御浜は風がありとても心地よい
厳冬期はあれほど憎んでいた風が、今はありがたい
まだ時間はありますが、登り返しで
体力も水もかなり削られたので、もう帰る事にして
滑走準備をしますが、昨日の事も考え
緩斜面に入る前に液体フッ素ワックスを塗りこみます
おかげで、うっかり鉾立に降りそうになるくらい
気持ちよく板が滑って、あっという間に吹浦に到着
キャンプ場に戻り、翌日は悪天の予定なので
移動日として観光とキャンプを堪能しました
今回は自分の体力の無さに辟易しました
トレーニングを積まないと、目指す斜面を楽しめない
とは言え来週もしっかり鳥海山を楽しもうと思います
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