雪彦山（大天井岳〜雪彦山〜鉾立山）

2013年06月29日(土) [日帰り]

• GPS: 04:16
• 距離: 8.4km
• 登り: 1,085m
• 下り: 1,075m

コースタイム

7:20 駐車場
7:30 不動岩
7:40 展望岩
7:45 行者堂跡
8:00 出雲岩
8:10 覗岩
8:15 セリ岩
8:30 大天井岳
8:40 天狗岩
9:05 雪彦山
9:30 鉾立山 10:15
10:20 942mピーク
10:50 ナメ滝
11:00 虹ヶ滝
11:20 出合い
11:35 砂防ダム
11:40 駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中国道 福崎ICより県道23号を西へ。県道67号〜県道504号を経て駐車場へ。
駐車場は有料とありましたが管理人らしき人は誰もおらず、結局無料でした。
朝7:00過ぎに到着した際は車は2〜3台程度でしたが、下山後(お昼前)はほぼ満車になっていました。

コース状況／危険箇所等

駐車場からすぐに登り急登。岩山らしくガレた道。濡れると滑りそう。鎖場も数ヶ所あり。後半はちょっとした渡渉もあり。道標の他に分かり易い赤ペンキ矢印多数で，気をつけていれば迷うことはなさそう。

写真

6/29 7:17

ワタシ、記録係は事情あって久々の山登り。H隊長、A隊長、K隊長についてやってきました。

6/29 7:16

20年ほど前にスキーの見本市で買った赤サロモンは昨年末からの数々の山登りで靴底がなくなってきました。雪彦山は滑ると怖そうなので、今回は同じく20年ほど前にバッタ屋で買った、まだ靴底のあるホーキンスで（登山靴なのかどうかは不明）。

6/29 7:23

レッツゴー3匹！（＋記録係！）

6/29 7:25

バンガロー？の横の階段が登山口です。老眼のわれわれにもハッキリわかるくらい大きな字で「登山口」と書かれています。

6/29 7:25

K隊長：「だいいっかい、にほんサンピコさんサミット．．．呼ばれてないぞ！！（怒）」
（そらそうです。）

6/29 7:26

気を取り直して先へ。
うわさ通りの急登から始まります。
久しぶりのワタシはのっけから汗だるまに。

6/29 7:31

時間的には程なく不動岩に到着。
この時点でワタシはもうバテはじめ、岩をめでるどころではありません。

6/29 7:41

展望岩。
K隊長：「う〜ん、いいよ、いいよ〜」
何を撮っているのでしょうか？

6/29 7:41

雪彦山（大天井岳？）：「ワシじゃよ。ワシ。綺麗に撮ってくれよ。」

6/29 7:43

先を急ぎます。
行者堂跡を通過。

6/29 7:45

なんやかんや言うて登りは続きます。

6/29 7:58

第一の鎖場登場。
H隊長：「俺に続けっ！！」

6/29 7:59

K隊長：「クライムオン！」
A隊長：「クライミング！！」

6/29 8:01

出雲岩につきました。
うわさに聞こえしオバはん、グゥ〜！（オーバーハングですね）

6/29 8:02

出雲岩：「登れるかな？」
われわれ：「楽勝で登れるけど、今は登りたくありません」
（もちろんうそです。ぜんぜん登れません。）

6/29 8:03

出雲岩の下にあった祠に手を合わせます。
われわれ：「いつかフリーで登れますように．．．」
（うそです。登りたくありません。）

6/29 8:05

出雲岩を後に先に進みます。
手を使ってよじ登る箇所も多数。

6/29 8:06

また鎖が出てきました。
H隊長：「俺に続けっ！」

6/29 8:07

A隊長：「アイアイサーッ！クライミング！！」

6/29 8:09

鎖場を抜け、まだまだ登りは続きます。
木の根を足がかりに登る急坂も。

6/29 8:09

覗岩を通過。

6/29 8:10

眼前に「ザ・ヤマレコ」と言った景色が広がります。
こころ洗われるA隊長。
A隊長：「会社のいやなこととか、おととい食べた晩メシのおかずとか、カミさんの名前とかを全部わすれられそうや．．．」
（決して忘れてはいけないものまで混じってませんか？）

6/29 8:11

セリ岩にたどり着きました。

ところで、
ローマにある「真実の口」に手を入れると、偽りの心がある者は手を抜く時にその手首を切り落とされる、手を噛み切られる、或いは手が抜けなくなるという伝説があります．．．

6/29 8:11

さて、大人のH隊長、A隊長はセリ岩を迂回。（あれっ？）
少年の心を持つ（ガキ？）K隊長とワタシは雪彦の「真実の口」に Let's GO！

6/29 8:12

ザック背負ったままは無理でしたが、無事に「真実の口」を通過する心の綺麗なK隊長とワタシ。（自画自賛）

6/29 8:14

さらに登りは続きます。「ファイト！一発！」みたいな箇所多数。A隊長、自慢の赤手袋がうなります。

6/29 8:18

くたびれたロープを120％信用して登るA隊長。
バテバテのワタシは200％信用して登ります。（← あぶないので、マネをしないでください！）

6/29 8:27

大天井岳に到着。
「もうついたんか」と余裕のH隊長。

6/29 8:32

隊長×2：「なんや、もうついたんか」
余裕のサブスリーランナーK隊長と、宴会明けでも余裕のA隊長。

6/29 8:27

大天井岳からの眺め その1。題して「ザ・ヤマレコ」パート2。
写真には収めましたが、バテバテのワタシは景色を見る余裕なし。
ワタシ：「写真に撮っといて後で見よう．．．」

6/29 8:31

大天井岳からの眺め その2。
普段昼食以外の休憩では腰を下ろすことはないワタシですが、今日は本当にしんどく、座り込んでしまいました。

6/29 8:32

なんか色々書いてあるけど、疲労で眼がペケペケになって読めません。
ワタシ：「写真に撮って後で読もう」

6/29 8:36

しばしの休憩の後、大天井岳を後にします。
天狗岩（どれ？）を通過。

6/29 8:45

こころが洗われる様な気持ちの良い杉林を進むH隊長。
心配された天気ですが、とても気持ちの良い天気になりました。

6/29 8:50

関・鹿ヶ壺方面との分かれを通過。雪彦山三角点を目指します。

6/29 8:51

「ゆき・ひ・こ．．．この漢字、なんて読むんやろう．．．」（うそです）
雪彦山・鉾立山方面を目指します。

6/29 8:54

A隊長：「とにかく、ゆき・ひ・こ．．．さんを目指そう」（そんなこと言ってませんし）

6/29 8:55

穏やかな日差しを浴びて、僕たちは杉林の中を進んでいった．．．
ワタシ：「尾根道サイコーッ！！」（← 疲れすぎ）

6/29 8:59

看板：「鉾立山の山頂まで1000mじゃ」
われわれ：「あれ？ ふゆひこさんは？」（冬彦さんではありません。雪彦山です。）

6/29 9:00

また登りに差し掛かります。
が、頂上が近そう。

6/29 9:01

つきました。雪彦山 三角点 915.2m。
山頂に喜びのカズダンスを奉納するA隊長。

6/29 9:01

喜びのあまり手が グワシッ！ みたいなことになってます。

6/29 9:01

三角点にタッチ＆ポラロイド。
バテバテのワタシは、ヒル対策に着てきたヒートテックもどきの長袖（これしかなかったんです）を脱いで半袖に。
少し回復。

6/29 9:09

先に進みます。いったん下りに入ります。
ホイホイと軽やかに下るH隊長。
H隊長：「ホイホイついといでや〜」

6/29 9:16

しばらく行くと看板が。
H隊長：「うーん、難しい漢字やなぁ．．．喜連瓜破．．．」（そんなことは書いてません）

6/29 9:17

歩きやすいんですが、微妙にキツい登り。（そう思うのはバテ気味のワタシだけ？）

6/29 9:23

さらに進んで、ガサガサした道を登っていきます。

6/29 9:25

鉾立山（通称）に到着！

6/29 9:25

鉾立山 三角点。

6/29 9:25

あまり広くありませんが、景色もいいのでココでお昼とします。

6/29 9:25

鉾立山からの眺望。
案内板によると、大山まで見えるそうです。

6/29 10:11

久々にA隊長のマルちゃん製麺（もちろん恒例の生卵も担ぎ上げてこられました）をご馳走になり、ワタシもちょっと疲労回復（ヒットポイント48％くらい）。
余裕の3隊長（ヒットポイント85％）。

6/29 10:14

鉾立山を後にして、下ります。

6/29 10:18

そして登り。ピーク942m付近でしょうか。

6/29 10:18

峰山方面への分かれ。われわれは虹ヶ滝方面へ。

6/29 10:20

歩きやすい道を下っていきます。

6/29 10:20

途中の眺望。全行程通じてあまり眺望開けませんが、眺望が開ける箇所は気持ちの良い景色が広がります。

6/29 10:22

杉林を急激に下ります。

6/29 10:23

結構急坂です。チマチマとしたつづら折れの道を下っていきます。

6/29 10:24

看板：「自然を愛する人が今日もホニャララの人生でありますように．．．」

＜問題1＞
「ホニャララ」に入る言葉を答えよ。
　※答えは兵庫登山会まで！（← 問い合わせないで下さい）

6/29 10:27

嵐山苔寺。（雪彦山だってば！）

6/29 10:27

A隊長、苔寺興味なし。（苔寺じゃないってば！）

6/29 10:27

木だらけ。

6/29 10:31

写真ではわかりにくいですが、ミニ渡渉です。

6/29 10:33

真ん中に写っています（ちょうど赤矢印が指すあたり）が、見えますでしょうか。
H隊長（ちょっと鼻の穴を膨らませながら）：「これは種なんですね。遠くまで飛ぶように羽のようになっています。」
（大人の山歩き見すぎ。）

6/29 10:35

渡れそうにない一本橋。
ワタシ：「楽勝で渡れるけど、今日は渡りたくありません」（うそです。ぜったい滑って落ちます）

6/29 10:35

矢印に従ってミニ渡渉を続けます。

6/29 10:40

渡れそうにない一本橋、その2。

6/29 10:40

渡れそうにない一本橋、練習用。落ちても被害が少なそう。（練習はまた今度にします）

6/29 10:40

じじいスタイルで倒木を潜り抜けるA隊長。

6/29 10:42

写真ではわかりにくいですが、渡れそうにない橋の本番が現れました！（緑色の橋です）
めちゃめちゃ滑りそうですが、ここまでの練習の成果を試すチャンスです！
橋：「渡れるかな？」

6/29 10:42

痛いのは嫌なので当然迂回します。

6/29 10:43

分岐点出現どす。

6/29 10:44

杉林。歩きやすし。

6/29 10:45

おとといの晩に食べたおかずを思い出そうとするあまり渡渉ポイント（赤矢印ね）を行き過ぎるH隊長。
カメラが捉えた決定的瞬間！

6/29 10:45

H隊長：「なーんちゃって」
無事，オンコースに戻りました。

6/29 10:46

渡渉が続きます。渡渉中のA隊長を厳しいまなざしで見守るH隊長。

6/29 10:47

ナメ滝に到着。

6/29 10:47

ナメ滝をパチリ。
そう。健脚サブスリーランナーのK隊長は専属キャメラマンでもあるのです。（写真クオリティ高し）

6/29 10:50

写真が暗くてよくわかりませんが、沢沿いの気持ちの良い道を下りていきます。

6/29 10:52

ローアングルで撮ってみました。ジグソーパズルにありそうな滝。

6/29 10:52

まあまあ雑な看板が出てきました。

6/29 10:52

まあまあ雑な看板＋滝。

6/29 10:53

まあまあ雑な看板＋滝＋K隊長。（もういいですか？）

6/29 10:54

くたびれたロープを200％信用して下るA隊長。

6/29 10:56

激しい木の根道も下ります。

6/29 10:57

ところどころに小さな滝が。

6/29 10:58

プチ難所出現。矢印も描いた人にしかわからん様な事になってます。
A隊長：「どないせーっちゅうねん」

6/29 10:58

どうやら、矢印は鎖を伝って下りろと言っているようです。
矢印：「鎖を伝って下りろ」
A隊長：「うおぉぉぉーっ！！」
鎖と頼りなさそうな枝を持って崖を下る漢・A隊長。

6/29 11:00

無事、鎖場を通過。ゴロゴロした沢沿いの道を行きます。

6/29 11:01

渡渉ポイントを渡る健脚のK隊長。

6/29 11:02

分岐ポイントにつきました。

6/29 11:03

ここからは、エギュ・デュ・ドリュのボナッティ稜が見ます。（違います。地蔵岳です。）

6/29 11:04

老眼気味の眼を凝らすと、岩壁に豆粒ほどの人影が見えます。
われわれ：「ひえええぇ〜っ！！」

6/29 11:09

われわれ：「あんな事をするのは来世にしよう」
（来世になっても無理どすえ〜）

6/29 11:16

どんどん下って下山していきます。

6/29 11:20

下山道もところどころ岩々した所をミニ渡渉を繰り返しながら下りていきます。

6/29 11:21

じじいスタイルで沢を渡るA隊長。ヒルに喰われないように飛ぶように越えていきます。

6/29 11:21

出合を通過。

6/29 11:23

まだまだミニ渡渉は続きます。

6/29 11:24

時折出現する爽やかな滝に足を止めるキャメラマンK隊長。

6/29 11:24

どんどん下ります。

6/29 11:25

A隊長，自慢のGORETEX靴でジャブジャブ渡ります。（羨ましい）

6/29 11:30

柵が出てきました。文明のニオイがしてきました。

6/29 11:32

出ました。砂防ダム。
砂防ダム：「よくぞここまで参られた」

6/29 11:33

写真ではよくわかりませんが、綺麗な水がサラサラと流れます。
トロ箱の様な臭いを放つワタシ：「このまま寝転びたい！！」
砂防ダム：「迷惑です。やめてください。」

6/29 11:34

われわれ：「どんだけでっかい石止めるつもりやねん。」「業者が図面の縮尺間違ったんちゃうん？」
砂防ダム：「間違ってへんし」

6/29 11:34

砂防ダムを後にして進みます。林道のような道になりました。

6/29 11:35

岩肌を横目に下っていきます。

6/29 11:36

バンガローが見えてきました！
生還。

6/29 11:37

無事下山しました。
ワタシ：「お疲れ様でした」
3隊長：「疲れてんのお前だけやし」「ワシらこれ位で疲れへんし」（強がりを含む）

6/29 11:38

出発時には27.5cmあった靴も、雪彦山の険しい山行を終えた頃には22.5cmくらいになってました。（なりません）
なんかドナルド（マクドナルド）の足みたいやし。

6/29 11:38

ガラガラだった駐車場は一杯になってました。
いやいや、疲れました。

6/29 11:55

＜おまけ＞
帰りは雪彦温泉に立ち寄り、トロ箱の様な生臭い悪臭を放つ身体（ワタシだけ？）を洗い流します。
空いていて，とても贅沢な気分を味わえました。
いいお湯でした。

6/29 12:28

＜おまけ＞
風呂上りに飲んだ大山高原牛乳。激ウマ。

6/29 13:02

＜おまけ＞
もちむぎのやかたに立ち寄り。看板横に柳田國男さん。
柳田國男：「いらっしゃい！」
われわれ：「あんた誰？」

6/29 13:05

＜おまけ＞
もちむぎめん製麺中。

6/29 13:25

＜おまけ＞
こんなん食べました。

6/29 13:48

＜おまけ＞
帰りの高速にて。煙突に着陸するアダムスキー型が。

6/29 13:56

＜おまけ＞
帰りの高速にて。一応 梅雨なんですが、完全に夏の空です。

6/29 14:10

＜おまけ＞
反省会のビールを待てずにドデカミン500mlを一気飲み。
気持ち悪くなりました。

撮影機器：

iPhone 4S Apple

感想

H47A

山のぼり，山歩きはやっぱり楽しいですね。
家庭の事情で突然プライベートが忙しくなり，しばらく山に行けなかったのですが，ストレス発散のためにチャンスをうかがい、久しぶりの山行参加です。
直射日光に照らされるような道はほとんど無く，それほど暑くもなかったと思うのですが，大汗かきのワタシは歩き出してすぐに汗ダルマと化し，脱水前の洗濯物を身にまとっている状態に（ヒルを恐れて着ていったヒートテックもどきの長袖も汗ダルマと化した一因か）。
大天井岳に至るまでに「止まって下さい」と声をかけようかと迷うくらいバテバテになりました。
地蔵岳の方にはまわりませんでしたが，それでも沢山鎖場があって、元気なら楽しいコースと感じました（ケガがない様に気をつけましょう！）。
バテない様に頑張ってトレーニングを重ね、またいつの日にかリベンジに来たいな。