雨竜沼湿原:数多の池塘と湿原性植物越しに、半袖隊長、暑寒別岳とご対面
- GPS
- 05:00
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 435m
- 下り
- 437m
コースタイム
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 4:58
山行時間)5時間00分(うち休憩41分)
往路所要)2時間47分(休憩22分)
山頂滞在)展望台13分
復路所要)2時間00分(休憩6分)
往路)南暑寒荘10:35⇒第一吊橋10:47⇒白竜の滝11:02⇒第二吊橋11:06⇒12:03湿原入口12:08⇒12:18湿原テラス12:35⇒木道分岐12:43⇒湿原出口13:10⇒13:22展望台
復路)展望台13:35⇒湿原出口13:46⇒14:19湿原テラス14:25⇒湿原入口14:30⇒第二吊橋15:05⇒白竜の滝15:10⇒第一吊橋15:23⇒駐車場15:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前夜泊:ホテルかもい岳温泉(歌志内市) http://sum.kamoi-hotel.jp/ 往路)歌志内⇒(約70分)⇒南暑寒ゲートパーク駐車場(無料、150台、舗装、男女別水洗トイレ) 復路)南所管ゲートパーク駐車場⇒(一般道のみで約2時間)⇒愛別町協和温泉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況:危険個所なし。残雪はごく一部で特に対策不要。 7/11に笹狩りが行われたので大変に歩き易くなっています。 http://www.town.uryu.hokkaido.jp/contents/contents.php?cid=45 ★登山ポスト:ゲートパーク管理棟(シーズン中は管理人が常駐)にて登山届を記入・提出すると共に、環境美化整備等協力金500円/人を支払う。下山時は、入山時に渡される登山届(控)を、管理棟前に設置された下山届ポストに入れる。 △温泉: きのこと湯の里 あいべつ協和温泉(上川郡愛別町)・・・宿泊先 http://www.kyouwaonsen.jp/ 炭酸冷鉱泉。汚れた皮膚の汚れを取り除く働きのある肌触りの良い浴後さわやかな「冷の湯」として知られ、炭酸が強いので、疲れた心身もすっきり癒してくれます。 温泉ではないようですが、環境美化整備等協力金500円を支払うと、希望者に「雨竜町いきいき元気村」内にある入浴施設「いきいき館」100円割引券をもらえます。 http://www.town.uryu.hokkaido.jp/contents/contents.php?cid=46 ▲食事:立ち寄らず ◇半袖驚かれ指数:(⇒機能停止中) ◆半袖出会い指数:(⇒機能停止中) ○今日のスマホ万歩計:20,861歩(このうち山行に要したのは推定18千歩) |
写真
感想
【ダブっている花の写真があるかと思いますが、ご容赦下さい。後ほど、適当に、間引きします。】
二年ぶり5度目の北海道山旅に行ってきました。
夏季休暇を取得し、六泊七日の山旅です。
2013年:北海道第5次夏季山旅遠征日程(6泊7日)
初日(7/7):チセヌプリ(宿泊地:虻田郡ニセコ町)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-317254.html
二日目(7/8):ニセコアンヌプリ(同:留萌市)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-315004.html
三日目(7/9):暑寒別岳(同:樺戸郡新十津川町)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-314999.html
四日目(7/10):降雨のため・・富良野・美瑛(同:歌志内市)
五日目(7/11):雨竜沼湿原(同:上川郡愛別町)⇒⇒⇒⇒⇒本編はこの記録です。
六日目(7/12):ニセイカウシュッペ山(同:夕張郡長沼町)
最終目(7/13):モエレ沼公園他(帰京)
(総移動距離:1,239.1km)
雨竜沼湿原は暑寒別岳の南側に位置する湿地帯で、暑寒別岳を気にし始めてからその存在を認識していたものの、「山ではない=ピークではない」ことから重きを置いていなかった。もっとも、ガイド本の中には、南暑寒荘から雨竜沼湿原⇒南暑寒別岳⇒暑寒別岳と歩いて暑寒荘に至る健脚コースを紹介しているものがあるが、あまりに厳しそうなコースに最初から毛嫌いし、それが何となく意識の根底から雨竜沼を遠ざけていたのかもしれない。
が、よくよく考えてみれば、毎年、尾瀬に好んで出陣している我が隊からすれば、同じような湿地帯の雨竜沼に行って当たり前、尾瀬と似た魅力・異なる魅力に触れるべきとコロリと宗旨替えし、増毛町側から暑寒別岳に登った後に雨竜町側に回り込み、南暑寒荘から往復することにした。
当初予定していた7/10は朝から雨模様だったのであっさり順延し、当日は芦別・富良野・美瑛観光に切替えたところ、同じ北海道でもこんなに観光客がいるのか・・・と腰を抜かさんばかりの驚き。特に富良野のナントカ・ファームや、美瑛のナントカの木・丘巡りでは、日本人・中国人・台湾人・香港人・韓国人・・・が入り乱れて大変な混み具合。富良野で昼食を摂った店の主人の話では、昨日の客の7割が中国人だった由。北海道経済(観光業界)は、特にChina Moneyに依存していることを痛感した次第。
さて、翌日7/11は朝から快晴となり、宿泊していた歌志内から雨竜町に向かいます。途中から林道になりますが、舗装路と未舗装路が交互に現れ、意外に時間を喰いました・・・が、林道の状況は良好です。駐車場は第一〜第三までありましたが、シーズン当初とあってか、我が隊が到着した時点では、第一が2割程度埋まっているだけでした。管理棟で入山届を提出すると同時に、一人当たり500円の環境美化整備等協力金を支払います。管理人さんに拠れば、今日のハイカーは今シーズンで最多だそうです。二台の中型観光バスも来ていました。
雨竜沼湿原へのルートは最初は歩き易い林道ですが、第一吊り橋を渡ると山道になります。最初ほとんどが木道の下りである尾瀬と比べて、雨竜沼は大きめの石が多数ある登り道です。但し、恐れていたほどの虫はおらず、暑寒別岳のルートとは雲泥の差でした・・・ホッ! 途中で白竜の滝を見下ろし、第二吊り橋を経て、次第に左右のクマザサが現れると、眼前に暑寒の山々が現れます。ペンケペタン川を隔てた対岸では、名もない滝が雪解け水を集めて豪快に流れ落ちています。そして湿原入口近くになると「顔を洗って出直して来い」と言わんばかりの水場があり、お言葉に甘えて、じゃぶじゃぶと汗を洗い流しました。いやぁ、気持ちがヨカけど、水が冷たい、冷たい!
標高差にして約300mを登ると、待望の雨竜沼湿原に入ります。湿原に入ってからは全て木道であるのは尾瀬と同様ですが、決定的に異なるのは、鉄道に例えると
1.尾瀬は高架方式
2.雨竜沼は路面電車方式
なのです。なので、雨竜沼の方がより近くに植物や水を感じることが出来ます。自然により近いのですね。
それに、ナントいってもハイカーの数。少なければ良いってものではありませんが、ストレスなしはやはりいいですよね。
湿原の木道を一周するだけではもったいないので、展望台まで上がってみました。大した標高差・距離ではないので、是非、行ってみて下さい。それに、拙者、初めて真っ白なシラネアオイを見ました。花びらが真っ白でしたよ、真っ白。
湿原には、思っていたよりは花の数も種類も少なかったような気がしますが、今年は雪解けが遅く、高山植物の開花も遅れているというのが各所での定説ですから、これから徐々に増えて行くのではないでしょうか?
尾瀬と違って、復路は下りとなるのが、また決定的に異なる点ですが、焦ることなくのんびりと下りました。もっとも、のんびりし過ぎて、翌日のニセイカウシュッペ登山に備えた愛別町への移動が慌ただしくなりましたが、折角なので、またまた全て一般道を利用し、地場スーパー・ウォッチング(あれを購入)しながら、6時20分には到着しました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
湿原歩きなのでマッタリお散歩なのかと思いきや・・・
10キロ越えですね〜(失言しました!)
炭酸泉の協和温泉 良さそうですね
来年は大雪・阿寒方面行きたいので是非立ち寄りたいです
富良野のラベンダー畑や美瑛の丘辺りは、この時期チャイナタウンのようになってますよね
観光収入が町の大きな財源ですから仕方ないですが・・・
niiniさん
標高差は400m足らずと知れてますけどね
距離だけはあるんですよ
でも、平坦な木道歩きが半分以上を占めるのではないかと思いますよ
尾瀬同様に、オーバーユースが課題になっているようでした
協和温泉 、炭酸泉も源泉量が少ないので、専用の小型湯舟のみに注ぐなどの工夫 をして、温泉を守っている との姿勢でした。
決して、量を求めたボーリングはしないのだと
それにしても、富良野の混雑ぶり には、恐れ入谷の鬼子母神 でしたよ。
1号隊員さんに、橋フェチポーズしていただく機会はなかったようですね
連日 満載の北海道、羨ましいです♪
たくさんの「君の名は?」シリーズもステキなお写真ばかりでした
あれっ?「気味」の名でしたか?
長袖隊長
60に長袖が・・
まだこのレコは、長袖隊長ですよ
あれっ?「気味」・・Liccaさんに私のお株を取られました。
Liccaさま いつもレコ拝見しています。
いつも、くだらないダジャレコ書いてるhamburgです。
こんど、“清八さん ”で待ってます。
隊長のコメントで、自己紹介と清八さんの偶然出会い願望を書いちゃう図々しい奴ですが、よろしくお願いします。
きっと、 隊長から 入りますね
hamburg
Liccaさん
そう言えば、今回の遠征にて橋を渡る機会は少なかったですね。
この日の雨竜沼湿原以外では、暑寒別岳 の出発地点に一ヶ所あっただけかな?
号隊員、身体が硬くて反り具合がイマイチのため、そのまま後方に転倒しかねないので 、HFP、ご遠慮致しました(←こんなこと、ほざいて、大丈夫か )
あれっ?
気味ではなくて喜味こいし師匠だったかな?
隊長
hamburug 幹事長
( 隊長では?)
暑寒別岳の南側にある湿地帯なので、こりゃ、虫が多そうだ と用心して長袖隊長スタイルにしたら、危惧したほどではありませんでした・・・数箇所は刺されましたが
でも、でも、こんなところで、湘南アルプスのおじいちゃんも認める美人Liccaさまを口説くとは・・・
ショバ代、高いっすよ
隊長
半袖隊長様、こんにちは!
数多の「君の名は?」が咲く美しい湿原ですね。
北海道は今度いつ行けるかという状況ですがその時が
来たら是非!と思いました
高架方式と路面電車方式、言いえて妙ですね
路面電車も最近は超低床化してますが山ではまずいですね
navecatさん
ナントカ湿原というのは、日本全国に数多ありますが、最近は乾生化して草っ原になってしまうところが多いですが、ここはまだまだ瑞々しさがありました
時期的なものかもしれませんが、背丈が低い湿性植物 ばかりで、水(池や川)の占める面積が広いのも、そう思わせるのかもしれません。
尾瀬より狭いですが、山深いですし。
でも、混む時には、相当の人出のようでして、尾瀬 の木道は複線(擦れ違える)なのに、雨竜沼は単線なので、一方通行にして混雑回避を図っているんですね。
高架方式と路面電車方式・・・アストラムラインと広電の違いとも
隊長
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する