◆北海道遠征道南最高峰・狩場山〜キタキツネ急接近+道内最大・賀老の滝+道内最強・モッタ海岸温泉+函館夜景
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- GPS
- 02:38
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 593m
- 下り
- 593m
コースタイム
12:51 1合目
13:11 3合目
13:35 5合目
14:02 雪渓引き返し地点
15:16 狩場山登山口
天候 | 曇りときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
道の駅よってけ!島牧からは賀老の滝方向へ19キロくらい。 賀老の滝園地までは細い林道なれども舗装されている。園地の先、登山口までの4キロ区間がダートだが走りやすい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口・駐車場・トイレ・ポスト ○登山口駐車場 駐車場というかスペース。5台程度、無料、未舗装、24時間出入可能、駐車場にトイレも何もなし。 トイレは、5キロほど戻ったところに、賀老の滝園地駐車場の一角に小屋型あり。 賀老の滝園地トイレはなんと水洗です。警察や消防への非常時通報装置もありました。 ポストは見当たらず。 ◆危険箇所等 ○登山口にある看板には、無理をしなければ初心者でも登れますみたいなことが書いてありますが。 いきなり、かなりの急登で派手に垂れ下がった太い枝ぶりやら、雪解けドログッチャな足元。 無数のバグズアタックと困難の数々。ちょっと初心者には厳しい感じがしないでもないです。 まったくの初心者が狩場山に興味をそそられることもそんなにないかと思いますので。 「登りたい」と考える人であれば、問題ないかと思われます。 極めつけは、笹やら根曲り竹を刈払ってくれているのは、よいのですけど。 その切り株が20センチから30センチくらいの高さがあるので。 脛やらふくらはぎにさんざんにオッタテられて、生キズがついてしまいました。 ○雪渓トラバース 視界が広がった先にド派手な雪渓が残っており、けっこうな傾斜で、雪渓の下部の終わりが見えません。 見える範囲では200メートルくらい下のほうまで雪渓が続いているのは確認できます。 その雪渓の上部の端を50メートルほどトラバースすることになります。 アイゼンも持たずにきてしまい(車にはある)、残雪期に滑落したことのある私には渡ることができませんでした。 ○ヒグマ 道内全域ヒグマ生息地。特に人がいませんので、不測の遭遇にはご注意ください。 ○道の駅よってけ!島牧では、狩場山登山口へ続く林道は、7月末に開通予定と案内がありましたが、 登山口まで車で行けました。特に走行に支障になるようなモノもありませんでした。 ◆温泉 ○モッタ海岸温泉旅館 8:30-21:00 \500 道内最強のラジウム含有量を誇る源泉掛け流し 日本海に落ちていく夕日を眺めながらの露天風呂は絶対的にお勧め! 北海道島牧郡島牧村字栄浜362 0136-74-5336 ◆味覚 ○プチレストラン・かりんぱ 生うに丼¥2200素晴らしい! http://karinpa.sakura.ne.jp/ ◆バッチ さすがに狩場山のバッチはないでしょう。道の駅よってけ!島牧にはありませんでした。 |
写真
感想
長万部インターからは一般道を70キロくらい走って、賀老の滝の案内看板に従って、賀老の滝園地へ。
ここにトイレがあります。なんと水洗。こんな山奥に。ここの駐車場は車中泊好適地。
そこから、さらに5キロくらい進むと狩場山登山口。登山口の手前4キロくらいがダート。
駐車場は、広場になっているだけで特に駐車場である旨を示す看板などはない。
登山口には、無理をしなければ初心者でも登れますみたいなことが書いてありましたけど。
垂れ下がった木の枝に、ドログチャの足元。
足元には気を付けないと刈り払われた笹だか根曲り竹の切り株が脛やらふくらはぎを攻撃してきます。
きわめつけは、雪渓。まだ、こんなに豊富に残っているんですね。
雪渓の前にて、暫し思うこと。それは。
ズザザアアアアアアーーーーッ!!!
…やあ。なんだ、黄色ぃリュックの方。こんなトコロにいたのか。
君のことがさんざん、看板に書いてあったぞ。
連絡を待っている人がいるようだね。
君のことを連絡してあげたいところだけど。
どうやら、私もこの場所から動けそうにないな。
もう寂しくはないだろう。これからは、君とずっと一緒だ。
これから先、何十年、何百年と。いや、永遠に…だろうか。
なーんてことを考えるともう。雪渓を渡ることはできませんでした。
黄色ぃリュックは上の写真参照。
悲願だった幌尻岳だけでさえ、断念した今、狩場山の登頂を諦めることなど、たいしたことないね。
それにもともと狩場山には登る予定ではなかったんだし。
というわけで、引き返すことにして雪渓の前で軽く食事をする。傍らにはオニギリのカケラが落ちている。
私と同じように、ここでオニギリを食べて引き返した人がいるのだろうか。
それとも、それが最後の食事となってしまったのだろうか。
少しでも危険を感じたら即中止。これが私の登り方だ。また来ればいいじゃあないか。
あっという間に下山して。
このまま狩場山をあとにするのもイケスカナイので、道内最大という賀老の滝を見に行くことにしようと、滝園地まで戻ってくると。
そこに今朝方、樽前山の山頂で、写真を撮ってあげた老夫婦がいらっしゃった。
明日、登る予定なんだとか。この方々も本州からの遠征のご様子で。
みなさん、考えることは同じなんですかね。滝園地で車中泊されるご様子でした。
賀老の滝ですが、落差70メートル、幅35メートルで日本の滝100選にも選ばれているとか。
園地から滝まで往復で2.8キロ。行きが下りで帰りが登り。けっこう距離ある。
見た感想は。まあ、悪くはないですけど、あくまで狩場山のついでですかね。
次は、温泉。
楽しみにしていたモッタ海岸温泉へ。道の駅よってけ!島牧からは、11キロほど江差方面へ。
道内最強のラジウム含有量だとかで、素晴らしい泉質。浴室の床にはびっしりと析出物がこびりついている。
それだけでも素晴らしいのに、露天から眺める日本海がまた格別。
湯船に浸かった状態から日本海に沈んでいく夕日が眺められるとはね。
少しばかり電線と国道がオジャマだけど、それを差し引いてもあまりある素晴らしい温泉でした。
次回、狩場山に登る際には、滝園地で車中泊かモッタ海岸温泉に宿泊か。悩んでしまいますね。
さらに次は食事。
現地で見つけてしまった。生うに丼の看板を。プチレストラン・かりんぱを。
「かりんぱ」とは「狩場」をアイヌ語で言ったものとか。
わざとらしくメニューを眺めるフリをしておきながら、やっぱり生うに丼を注文。
悶絶級のお味でした。狩場山にはまた登りに行くので、次回もまた必ず行かせていただきます。
モッタ海岸温泉とこの世のモノとは思えない生うに丼を食べたことで。
幌尻岳や狩場山を断念したことや、樽前山でガスにまかれたことなどの、モヤモヤが一気に消し飛びました。
素晴らしい温泉とウニの味で島牧村は私の好きな村ベストテン入りを果たしました。
その大好きな村にまた狩場山に登るために行く。それでいいじゃあないか。
というわけで勝手に納得しました。
その後は、翌日の渡島駒ヶ岳登山のために函館まで移動するのですが。
渡島駒ヶ岳は活火山のために登山規制中で、午前9時から午後3時までの間しか、登山できません。
ということで、翌日の午前中は函館朝市でも見物しながら、その後に渡島駒ヶ岳に登ろうと考えました。
その野望に向けて函館まで移動。まずは、夜景でも見てみようかと。
午後5時から午後10時からは車両通行止めですけど、22時以降は車で展望所まで行けるので、行ってみることにします。
するとまあ、何と申しましょうか。カップルだらけでよぉーー(羨)。
ベタベタ、ベタベタしおって。チクショー(羨)。
おまけに「ここが目的地じゃないんだから」って(羨)。
いったいどこが目的地なんだよ。コノヤロー(羨)テメーーッ(羨)!!!
とまあ、夜景はソコソコに。あとは本日の車中泊場所を。
事前に調べた情報によると、外国人墓地にはトイレもあり、駐車場所もあるらしい。
なにしろ墓地なら死んだようにぐっすり眠れるだろうと。お墓なら夜には誰もこないだろうし。
で。実際に行ってみると。トイレはあったものの、どこかのお寺の敷地はあるものの、駐車場所が見つからず。
せっかくだから午前0時過ぎの墓地の写真でも撮ってみるかと。ナニかが写るかもしれないし。
まあ、思った通り真っ黒でナニも写らなかったので写真の公開はやめておきます。
そこで他の場所を選定することにした。函館山の周辺をぐるぐる走り回って、やっとある場所で車中泊できそうな怪しいスペースを見つけて就寝した。
どこで、寝たかは秘密。
本日の走行距離は460キロ。よく走ったもんだ。
コメント
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連日のお山お疲れ様でした。
本州同様に難しい天気だったのは残念ですけれど、食事と温泉で埋め合わせ、でしょうか。
キツネの目、猫と同様に瞳孔が細くなるのですねぇ、知りませんでした。ネコの目を持ったイヌのようです。
私も阿寒湖近くでキツネを見ましたけれども本州のものに比べると痩せている気がするのは気のせいでしょうか。
まだ、続くようですね、次も楽しみです
天気は前半はよかったのですけど。後半がまるっきしだめでした。
こればっかりは、仕方がないのですが、滅多にない休みなんですから、せめて曇りであってほしかったです。
最後の日に登ろうとしていた秋田駒ヶ岳などは、集中豪雨だか台風並みの猛烈な雨で、登頂を断念しました。
ですから、次回の渡島駒ヶ岳で今回の遠征レコは最後となります。
秋田駒ヶ岳は単なる登山口調査と温泉紀行になってしまいました。
まあ、この温泉がまた屈指の素晴らしさだったので、まあいいかとしましたけど。
北海道のキツネさんは、どこで見かけても痩せ細っていましたね。
このキツネさんは、まだ肉付きがよいほうだと思いましたけど。
本州のキツネですか。実は本州のキツネは見たことがなかったりします。
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