◆北海道遠征暗賄膓陬岳〜函館朝市で親方遭遇・土方歳三最後の地碑・碧血碑・秋田駒ヶ岳登山口調査・国見温泉石塚旅館
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- GPS
- 01:28
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 413m
- 下り
- 405m
コースタイム
11:43 馬の背(現在、行ける最高点)
12:34 渡島駒ヶ岳登山口
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
調子にのって速度を出していると、バカーンと車が跳ねることになる。 特に運転席の下にタイヤがある車は天井に頭をぶつけそうになるくらいに強烈。 商船三井フェリー 大洗港〜苫小牧港 乗船時間19時間 http://www.sunflower.co.jp/ferry/index.shtml 青函フェリー 函館港〜青森港 乗船時間3時間50分 乗船20分前までに乗船手続完了のこと ↓ホームページに1割引きクーポン券あり http://www.seikan-ferry.co.jp/ 北の道ナビ 北海道道路情報総合サイト 出発地と目的地を選んで距離・時間の計算 都市や観光地を指定して検索可能。車で行くなら便利。 http://northern-road.jp/navi/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口・駐車場・トイレ・ポスト ○登山口駐車場 第一と第二駐車場がある。どっちがどっちだかわからないが、合計で50台くらいは止められそう。 林道の入口にゲートがあったので、登山可能時間帯以外は、入れないと思われます。 無料、未舗装、電気なし。 管理人常駐とのことだったが、見当たらず。ひょっとして休憩舎にいた人がそうだろうか。 トイレは駐車場の一角に小屋型の完全非水洗。虫ブンブンで、そーとー臭いでー。 ポストは登山道入り口にあります。 ◆危険箇所等 ○活火山のため、現在は馬ノ背までしか登ることができません。 ○剣ヶ峯、砂原岳、円山、隅田盛への登山は現在、禁止されています。 ○利用できる登山口も赤井川登山口のみです。 ○登山口には管理人が常駐し、登山届の提出が必須とのことでしたが、管理人は見当たらず。 ○午前9時から午後3時までの時間帯しか登山できません。たぶん、林道入口ゲートを閉めている。 ○道内全域ヒグマ生息地。とはいえ、ここは大勢の人が登っているので、ヒグマに対する恐怖は薄かったです。 ◆温泉 ○東大沼温泉・旅館留の湯 8:00-21:00 無休 ¥390 源泉掛け流し 無色、無臭 北海道亀田郡七飯町東大沼42 0138-67-3345 http://www16.plala.or.jp/tomenoyu/ ◆味覚 ○函館名物やきとり弁当〜ハセガワストア http://www.hasesuto.co.jp/index.html ◆バッチ 特に探しませんでした。 ◆参考 ○函館タウンなび http://www.hakonavi.ne.jp/ |
写真
感想
さあ、本日は。北海道遠征の最終日。
話は去年の北海道遠征にさかのぼるのですが。ニペソツ山に登った時に、一人の老爺にお会いしました。
その人はもう仕事を定年された方で本州の人。
かれこれ一か月近くも北海道内を車で走り回りながら、登りたい山をかたっぱしから登って、温泉に入り、観光しまくっていらっしゃるとか。
行きは船で来て、帰りは函館から青森に渡って、東北道を上って帰るんだとか。
なんと! そういうのもアリだねと。昨年の私は思ったのでした。
なにより、そういう方法をとれば、最終日にもう一座くらい、東北の山を登れるし。
というわけで。最終日の一日前は函館観光と渡島駒ヶ岳登山となったのです。
渡島駒ヶ岳は、午前9時から午後3時までの時間帯しか登山できません。
そのようなわけで。朝は函館(観光)朝市でも見物に行ってみようかと思い。
朝食は、その中にある一花亭たびじにて、活イカ踊り丼を食べる予定。
途中で買ったハセガワストアのやきとり弁当の香ばしい匂いに誘惑されながらも、朝市の駐車場へ。
いやあ、見事な観光市場。すんげえ、価格設定。本当にこの値段なの? と目を疑うばかり。
結局、活イカ踊り丼を食べただけで、なーんにも買いませんでした。近くのスーパーで買ったほうが安いや。
函館(観光)朝市では、トマコマイ親方が番組の収録にきていました。たぶん、生放送なのかな。
わざとらしく、カメラの前を行ったりきたりして。見た人いるのかな。
写っていた中で、一番のイイオトコが実は私ですから。
お次は、キタカ(Suicaの北海道版)を買おうと函館駅まで行ってみるものの。
キタカの販売は、札幌、小樽、苫小牧駅だけだそうで。
函館駅くらい大きな駅なら、あると思ったんですけどねえ。もっとよく調べればよかった。
次。昨日、函館市街を車で走らせていたところ「土方歳三の最後の地」の看板を見つける。
なんだ、やっぱりあるじゃあないか。事前に調べたかぎりでは、場所がわからなかったけど。
どうも、函館駅から近いようなので、朝市のついでに歩いて行ってみることにした。
それは、住宅街の中にある公園の中に、ひっそりと碑が。
土方歳三が銃弾に倒れた場所は諸説あるようだが、この場所がその一つらしい。
ふむぅ。感慨深い。ここが鳥羽伏見の戦いから各地を転戦してきた土方歳三が倒れた場所か。
私の先祖にとっては、敵。しかしながら、その人間性には妙に惹かれるものがある。
ついに来たか。この場所へといった感じだ。
まして、彼がその生涯を閉じた35歳は、今の私と同じ年齢。
今まで自分は何をしてきたのだろうかなんて考える必要はない。
ただ単に、生まれた時代が違っただけのこと。
なにかのために命をかけてまでする必要がない現代は、先人たちの血によって築かれたものであることを忘れてはならんわな。
とまあ、あまり深く考えない私はいつになく碑の前にて考えたりしたわけです。
お次。渡島駒ヶ岳登山ですが、現在は馬ノ背までしか登れません。
つい2〜3年前まで、馬ノ背までの登山も規制されていたのを地元観光協会のご尽力によって、馬ノ背まで解禁となったそうです。
さらに大昔は剣ヶ峯の先端まで行けたそうですけどね。
当然のごとく、砂原岳、円山、隅田盛への登山は現在、禁止されています。
利用できる登山口も赤井川登山口のみです。
駐車場へ向かう林道からすでに馬ノ背らしき場所が見えている。
駐車場からは1時間の登りということですけど、まあ、そんなにかからず、馬ノ背に到着。
軽く雨が降ってくるもすぐに止む。馬ノ背からは、周囲にロープが張られていて、それ以上は進めないようになっている。
つい最近まで登山禁止の山。まして、立ち入り禁止ロープの先はもう20年以上も前から、登山者は歩いていないはずだが。
馬ノ背から先へと続く、あまりにも明瞭な踏み跡が見て取れる。
実際、インターネットで検索をかけると、禁を破っている記録が見つかる。
まして、馬ノ背までの登山が解禁される前に。誰も見てなきゃあ…。自己責任なら…。
私はそうは思わない。禁を破る人がいようがいまいが、私には関係ない。
馬ノ背から先は登山禁止ならば、それに従おう! 馬ノ背からの眺めも悪くはなかったし。
でもまあ、どうみても円山や隅田盛までは、登山解禁してもよいのではないかと、現地にて思ったけど。
下山して。東大沼温泉・旅館留の湯へ。
以前、北海道にて購入した温泉本によると、何やら良いらしいことが書いてあったので。
いやあ、まさか脱衣所に喫煙所があるとはね。はじめてだ。こういうところは。
しかも、吸っている人がいる。たまらんわなあ。吸わない人には!
大沼湖畔にて渡島駒ヶ岳を眺めがら、やきとり弁当を食べ、再び、函館新道を走って函館市街地へ。
今度は、五稜郭。星形のお堀を一周して、GPSロガーで星形のログを記録したかったのですけど。
フェリーの乗船時間に間に合いそうにないので、それは見送りました。
半月堡とかで、無意味に鼻息を荒げながら、五稜郭タワーへ。¥840
新撰組グッズなどが無数に並べられていたけど、あまり見ている時間がなかった。
近くにハセガワストアを見つけたので、またやきとり弁当を買って、急いで青函フェリーターミナルへ。
18時に出港して、21時50分に青森港フェリーターミナルへ。
ターミナルを出てからは、地元スーパーにてせこく土産を買おうと思って、近くのユニバースへ。
その後は、道に迷いながらもなんとか東北道にのり、一路、姫神山の登山口を目指すも。
小坂PAにて力尽きて就寝した。
本日の走行距離180キロ
翌日。
雨が降っている。予定では、まず姫神山に登り、その後、秋田駒ヶ岳に登る予定だった。
なんだか、面倒になってきて。姫神山はパスすることにした。
まっすぐ秋田駒ヶ岳の登山口へと向かう。岩手県に入ると猛烈な雨。
これ、台風じゃあないのか。秋田駒ヶ岳登山も怪しくなってきた。
途中、道の駅雫石あねっこに立ち寄り、そのすぐ先で、畑に突っ込んで横転しているキャンピングカーを見る。
うーむ。これは何かの暗示か。雨脚は強くなる一方。
どうするかなと考えながら、登山口である国見温泉に到着。
集中豪雨に、もう登る気は失せた。温泉に入って帰りましょうと決定。
かねてから気になっていた国見温泉・石塚旅館に日帰り入浴させていただく。
ひぃぃぃーーーっ!!! なんていうお湯の色!!!
わざとらしい緑茶飲料のような色だ。そしてまた、この苦み走った匂い。たまらん。
大好きだね。こんな温泉。雨に打たれながら混浴露天に入ったけど、雨が降っていることなんて関係ないね。
さて、この温泉ですが。浴槽に持って行ったタオルが、部分的に黒く変色している。
ナニコレ? と思ったけど。たぶん、温泉成分で化学反応を起こしたのでしょう。
しかしながら、なんでタオルの一部だけが黒く?
そういえば、前日、五稜郭でペットボトルのガラナを落として吹きこぼしてしまい、このタオルで拭いたっけ。
その拭いた部分についたガラナと温泉成分が化学反応を起こしたのか。
湯上り後に宿に掲示してある張り紙で知ったことだが。
国見温泉の温泉成分は鉄分と化学反応して、黒く変色するとのこと。
ガラナに含まれている鉄分と化学反応したというわけでした。
盛岡インターまでの帰り道。やまなか家という焼肉と盛岡冷麺の店に立ち寄る。
盛岡冷麺…食べたくなるじゃあないですか。うまそうじゃあないですか。
やたらにコシの強い麺にキムチで辛みを付けながら。大盛りにしたら、けっこうな量で難儀しました。
盛岡インターからは、ガソリンがなくなるまで走って、黒磯PAにて小休止。
売店でレモン牛乳なる懐かしげな乳飲料を販売していたので購入し、味わいながら帰宅し、本年度の北海道遠征は終了したのでした。
最終日。東北道小坂PAから走行距離672キロ
moglessさん、おはようございます(^^)v
前回はハートフルなメッセージありがとうございます。おかげさまで、さらに北海道への想いが強くなり、この燃え上がったコスモが良からぬ方向へ向かわないよう、現在自分を自分で説得しているところです。
そう、moglessさんの一連のレコを拝見しまして改めて思ったことは、
スケールのデカイ北海道の魅力、当然ながら山だけじゃないんですよね。
レコの方拝見してまして、むしろ山以外の場面もとても楽しそうで。
ですから、ワタシもそのご老人のように時間があれば一か月はゆっくりと旅したいなと思ってしまったり、、、
いやいや、それが良からぬ方向だって(^_^;)
えーその親方、親方にはなっていないと思いますが、秀平ですかね、舞の海秀平w
最後の最後で出くわすとはさすがですね。
そして、〆は国見温泉。うーん、たまりませんね。
longドライブもお疲れ様でした(^^)
遠征&レコ書きが無事完了されたようで何よりです。
あいにくのお天気でしたが、函館観光も満喫されたご様子で、良かったです
kamasenninさんへのハートフルメッセージは
私の心にも衝撃を与えました。
かといって葛藤も受容もないのですがぁ〜
潔くて素敵です。
山は勿論ですが、車中泊と温泉は必ずついて回るので、
本当に参考になります。
前回(前々回?)の道東レコで川湯パークウエイや芽登温泉の記録があり、私も大好きな温泉だったのでテンション上がったのでした
また次のレコ
返信が遅くなりましてすみません。仕事の都合というものですのでご容赦ください。
今年の北海道紀行はこれで最後です。なんだか、天気に関して快くない感情がないわけではないですが。
車でブラブラと走り回って、現地で入手した観光案内を帰ってきてから見ていると。
ああ、あの近くにこんなトコロもあったのかとか、ここはアレが名産だったのかとか。
事前に知っていれば必ず行ったのにと、帰ってきてから後悔することが多々あります。
北海道は広いですねえ。まだ行きたりないですねえ。
過去に数年かけて東北地方を全県全域回りましたけど、ここしばらく数年は北海道全域を回ることになりそうです。
北海道に限らず、日本全国を車中泊を繰り返しながら思うままに旅してまわりたいという強烈な願望はありますけど、それは仕事を辞めなければできないことですし、やめてしまったらあまりにもあっという間にできてしまいそうで。
その先の目標が定まっていればよいですけど、目標とともに収入も失って。
イチからの出直しというのも、なんだかそれでいいのかなと思うわけです。
学生の頃、いかに時間を無駄にしていたかと今にして思いますが、その頃には人生を無駄にしているという感覚が全くなかったのが、こっぱずかしい限りです。
北海道は、あと厚岸の牡蠣と襟裳岬、江差のにしんそばが妙に気になっています。
今年中にもう一度行ってしまいたいくらいです。今からでも出発したい。
トマコマイ親方ではなかったのですか。てっきり、親方だとばかり勝手に思い込んでいました。
国見温泉の色は感動的ですね。あの手の色は、珍しいですね。
関東近郊ですと、新潟の月岡温泉と長野の熊の湯温泉ホテルですかね。
ハートフルメッセージ? 今を大切にするというのは常々心掛けていることです。
明日が地球最後の日だったとしたら、今日、何をするか。
なーんていうのは、過激な考え方ですけど。
病気で? 事故で? 人間、いつどうなるか分かりません。
今こうして、生きていることのほうが不思議なのかもしれません。
来年の今頃は、果たして生きているだろうか。
ということを考えると、一日一日をどう生きるかということは、自ずと答えが出てくるというもの。
潔くで素敵ですかぁ。よくわかりますね。ばらさないでくださいよ、私の容姿が素敵だなんて。
函館は面白かったですね。渡島駒ヶ岳登山があったので、半日しか回れませんでしたけど。
帰ってきてから、函館山には戊辰戦争時の砲台跡があったとかを知って、また行きたくなりました。
江差の開陽丸沈没の地とか。にしんそばも食べたいし。
函館の市街地で、名所・旧跡を結んでハイキングするのも面白そうです。函館図書館には有名な土方歳三の写真の原版があるとか。
一般公開してるのかどうかわかりませんけど行ってみたいです。
ぐわぁ。川湯パークウェイや芽登温泉をご存じとは。
今更ながら川湯パークウェイのホームページを見てみますと、摩周鯛の刺身定食が名物だったようですね。
悪くはなかったですけど、カレーではなくて刺身定食にすればよかったかなと思っていたり。
また行く理由ができてしまったなあ。
次のレコは超有名山になると思います。
これからの季節は暫くの間、今しかできない3000m峰の日帰りが続くと思います。
よろしくどうぞ。
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