一ツ木山・水ヶ森・戸谷山を周回/最後に狐につままれたようなミスコース
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 814m
- 下り
- 797m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
まず一ツ木山へは南東尾根を登る。その後、水ヶ森林道を通ってから水ヶ森に登る。さらに戸谷山へ廻り、最後にその北東尾根を下る。 |
写真
感想
山梨の御岳昇仙峡の東、標高1400m台の尾根の上を水ヶ森林道が通っている。今回、その中央にある水ヶ森に登ることにした。
車でこの林道を辿ればあっけなく登れるだろう。しかし、この近くの一ツ木山と戸谷山を繋いで周回するバリエーションルートが紹介されていたので、このルートをほぼ忠実に辿って、道無き道を楽しむことにした。
一ツ木山、水ヶ森を越えて戸谷山までは順調に進んだ。後は戸谷山の北東尾根を降りればゴール出来るはずだった。
頂上から北に向かって降り始めた。1340m圏で一度緩やかになってから急降下が続いた。地形図通りだ。北に伸びる支尾根に入り込まないように、右寄りの北東方向にルートを採るように心がけたが、明瞭な踏跡が続いているので安心して降りて行った。
ふと気付くとさらに右に似たような支尾根があり、先で平坦になっている。あれ、左に寄り過ぎたのかな?そんなはずはないのだけれど・・・
でも、今下りている尾根はまだまだ急下降が続きそうだ。それならトラバースして右の尾根に乗り移ろうか、と考えていると、明瞭な踏跡が山腹を横切って右の尾根へと伸びている。テープまで付いているので、これを辿って右の支尾根の平坦部に乗り移った。
ヤレヤレこれで正規のルートに修正出来ただろう、と一安心して、台地状の平坦部を降りて行くといきなり林道の上に出た。林道に降りるために法面に石の階段まで付けられている。
なんだこの林道は?東山中部林道しか考えられないが、北東尾根を降りて来たならば、標高1100m以下でこの林道に降り立つはずだ。でも高度計は1155mを示している。
東山中部林道が1155mの標高を通っているのは戸谷山頂上のほぼ真東。頂上から北に下りて行ったのに、頂上のすぐ東側の林道に降り立つはずはない。しかも頂上の東側は一様な急斜面で尾根を形成していない。
一体どうなっているのだろうか。先ほど北に向かって降りた尾根はどれだろうか。現地で地形図を読んでも判読できない。
狐につままれた感じだ。
もう18時。既に陽は沈んだ。でも林道ならば真っ暗になっても歩けるから安心ではある。周りの地形を読んでも林道の現在地点が分からないが、とにかく北に向かって進んだ。
もし、予定通り北東尾根を降りていたならば、林道に降りてからせいぜい数百mも歩けば車に着くはずだ、でも、標高から推測した戸谷山頂上のほぼ真東ならば、林道を約1.5km以上歩かねばならないだろう。
舗装になったりダートになったりする林道をひたすら歩く。30分程歩き、うんざりした頃やっと車に辿り着いた。
ヤレヤレである。
林道に降り立った標高から、さらに林道を歩いた距離や歩行時間から推測すると、戸谷山頂上のほぼ真東から林道を歩き始めたことになる。
でも、頂上から北に向かって降りて行ったのだから、山中でUターンでもしなければ林道のこの地点に辿り着けない。
一体、どこをどう通って林道のこの地点に降り立ったのだろうか。帰宅後、何度も地形図を読み直し、写真を見返し、記憶を辿ってはみたものの、納得できるルートは見当たらない。
山梨の狐に化かされたのかしら。
なお、この山行記録に掲載したルート図には、戸谷山頂上から降りる予定だった北東尾根のルートを示してあります。実際に歩いたルートを示したいけれども、GPSを持っていないのでどこを通ったか分からないためご容赦下さい。
私が住んでいる神奈川県はコロナに対する「まん防」が発令中。不要不急の外出は自粛するように、県を越える移動は差し控えるように、と繰り返し叫ばれている。
最近、神奈川県のコロナ陽性者は1日500人を超えている。一方、山梨県は連日数人程度。
山に出かける前の日、家内や娘から、県内や東京都(緊急事態宣言が発令中)の山ならまだしも、山梨の山に行くことはやめて、ときついお達し、口論になった。私としても上記の実情を考えると、ほぼ無菌状態の地域にウィルスを運びに来たように見られるのではないか、と気が引ける。しかし、ここ数ヶ月、神奈川や東京都の山が続き、しばらく山梨の山には登っていないので結果的に強行した。
最後にミスコースしたのは罰が当たったのかしら。
でも、この日は朝方神奈川県のコンビニで買い物した時と、下山後に麓のラーメン屋で夕飯を注文した時に、それぞれの店の人と会話しただけ。山の中では1日中歩いても誰にも会わなかった。
結果として、3密を避けた1日だったのに・・・
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