奥秩父・笛吹川東沢・ホラノ貝沢右俣

2013年08月02日(金) ~ 2013年08月03日(土)

• GPS: 10:10
• 距離: 8.6km
• 登り: 994m
• 下り: 994m

コースタイム

6:00 西沢渓谷町営駐車場 - 7:20 ホラノ貝ゴルジュ - 7:45 ホラノ貝沢出合 - 8:45 二股 - 9:45 25m滝 - 11:00 ルンゼ状〜伏流 - 13:40 稜線の看板地点 - 14:55 鶏冠谷出合 - 16:10 西沢渓谷町営駐車場

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前日午後東京発。夕方より南アルプス市にて所用を済ませ、「道の駅みとみ」にて宴会幕営。翌朝、西沢渓谷駐車場に移動。

コース状況／危険箇所等

東沢本流や鶏冠谷に比べてホラノ貝沢は水量が少なく、流程こそ短いものの急峻な滝が連続し、登攀要素が強い。今回は二股でアプローチシューズから沢靴に履き替えた。上流のルンゼ状〜伏流から左手に岩峰を見上げながらの詰めに時間を取られる。詰め上げ左岸側の稜線は踏跡不明瞭だが、北に数分歩くと鶏冠山から鶏冠谷出合に出られる道に出られる（看板あり）。

写真

8/3 5:54

6:00西沢渓谷駐車場をスタート。前夜飲み過ぎたせいか、CLは行動食をザックに入れ忘れる。

8/3 6:31

吊り橋を渡って東沢へ降りる。

8/3 6:43

東沢堰堤上の河原には、こんな積み石がたくさんある。

8/3 7:00

東沢本流を辿る。いつもながら素晴らしい渓相。

8/3 7:30

ホラノ貝ゴルジュの水の美しさに、たまらず泳ぎ出す。

8/3 7:32

アプローチで早くもヒートアップしたので、入渓前にひとしきりクールダウン。

8/3 7:33

久しぶりの沢登りに喜びを隠しきれない隊員。

8/3 7:55

ゴルジュの左岸側に入るのがホラノ貝沢。水量少なく急峻。

8/3 7:59

ホラノ貝沢に入るとすぐに急な登行が始まる。

8/3 8:40

休憩取るにもセルフビレイが必要。

8/3 8:55

早くも疲れ始めた。昨夜飲み過ぎたぁ〜。

8/3 8:55

二股を過ぎて右俣に入ると、間もなく2段10m滝が現れる。

8/3 9:02

慎重に登攀。

8/3 9:06

高巻きもなかなかきつい。

8/3 9:06

直後に現れる25m滝。ハングッてて直登は無理。

8/3 9:09

どーやって行くべえ……。

8/3 9:39

ハングのすぐ左を登り、右岸側を巻き気味に抜ける。結構キビシい。

8/3 9:45

8m×30mロープいっぱいのブッシュでぎりぎりピッチを切った。

8/3 9:47

苦戦中……。

8/3 9:57

このトラバースがちょいとビビリ入りました。

8/3 10:03

最後のブッシュ詰めも辛い。

8/3 10:09

CL、今日は短パンです。沢をナメとる……。

8/3 10:14

苦しいところ。

8/3 10:39

その上の7m滝の落口を上流より。滑るので怖い。

8/3 10:59

4段40m滝。まだまだ続くぞ〜。

8/3 11:06

ホラノ貝沢はこんな急傾斜ばっか。腕がパンパン。

8/3 11:06

ルンゼ状から伏流になる。でもひたすら急傾斜、滑っちゃダメよ〜。

8/3 11:19

いーかげん疲れてきた。

8/3 11:41

まだまだ続く……。

8/3 12:03

どこまで行っても急傾斜。

8/3 12:15

やけくそになって大岩を持ちあげています。

8/3 12:30

岩峰を見上げながらの詰め上げ。きっつい〜！　もはや全員ボロボロ。

8/3 12:30

岩小屋。なんか居そう。

8/3 14:48

ようやく鶏冠尾根に出られてひと安心。

8/3 15:08

鶏冠谷出合に戻り、装備を解く。

8/3 15:13

へへへ。これだね。

8/3 15:42

吊り橋より西沢と東沢の合流点を臨む。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-1 オリンパス

感想

Luigi

今回はどちらかというと宴会キャンプがメインで、せっかくだから翌日は短い沢でさっと遊んで早めに帰ろう……という心づもりでホラノ貝沢に入ってみたが、予想以上にハードな行程だった。急峻なルンゼが多くロープは必須。あまり人が入らないせいか残置支点もまったくなく、25m滝ほか2か所でハーケンも使用。詰め上げた稜線は踏跡もなく、試しに南に向かったらデッドエンド。他の選択肢がないので無理やりヤブをかき分けて北へ向かったら、ほどなく看板があり無事鶏冠尾根に出られた。想定していたより2倍の時間がかかったが、なんとか明るいうちに下山できた。