札立山、俎石山、雲山峰(孝子駅〜山中渓駅)【紀泉アルプス、和歌山県、大阪府】
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- GPS
- 06:46
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 991m
- 下り
- 972m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 6:45
(和歌山市/孝子0933/0942 南海本線、区間急行)
孝子駅 0944 ― 踏切 0948 ― 平井峠への山道入口 1006 ― 平井峠分岐 1011/平井峠往復/1014 ― 展望地点 1044 ― かぜのこ広場 1050 ― 不明分岐点 1106 ― ロープのある地点 1121 ― 鳴滝不動尊分岐点 1130 ― 札立山 1137/昼食/1210 ― 新池展望台 1225 ― 見返り山 1235 ―奥辺峠 1241/1242 ― 淡輪方面分岐点 1254 ― 大福山(下) 1303/大福山往復/1306 ― 俎石山 1317/1324 ― 大福山(下) 1334 ― 懺法ヶ嶽西峰 1344 ― 懺法ヶ嶽東峰 1348 ― 井関峠1356/1401 ― 緩急分岐点(下) 1418 ― 緩急分岐点(上) 1424 ― 地蔵山(下) 1424/地蔵山山頂往復、展望点往復/1428 ― 鳥取池分岐点1 1433 ― 雲山峰 1442/1444 ― 鳥取池分岐点2 1452 ― 展望点 1457 ― 途中休憩 1511/1516 ― 353mピーク脇 1535 ― 四ノ谷山(下) 1544/四ノ谷山往復/1547 ― 銀の峰・山中渓分岐点 1556/銀の峰第一パノラマ往復/1600 ― 阪和道脇の橋 1618 ― 山中渓側の山道入口 1620 ― 山中渓踏切 1623 ― 山中関所跡 1624 ― 山中渓駅 1627
(山中渓 / 和歌山、1635/ 1652、JR阪和線、紀州路快速)
● 行動時間 6:43
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
(和歌山市駅=孝子駅) 孝子駅―平井峠―札立山―俎石山―大福山―地蔵山―雲山峰―四ノ谷山―銀の峰第一パノラマ―山中渓駅 (山中渓駅=和歌山駅) ●登山口へのアクセス ○孝子駅 ・南海電車で難波から約1時間、和歌山市から約10分。一時間あたり4本が停車するが、特急サザンは停車しない ・駐車場は見当たらなかった ○山中渓駅 ・電車か阪南市のコミュニティバス。駐車場はないようなもの。一時駐車場400円というのが駅の南にあるのだが、地元の方の利用で埋まっているようだ (いずれの記述も2021.10現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○孝子〜平井峠〜札立山 ・峠への登りも、平井峠から札立山への尾根筋も、道筋は起伏の少ない緩やかなもの。蜘蛛の巣が多く、人通りが少ないものと思われるが、道筋はほとんど明瞭。一部で下草やササがはびこっているが、不明なほどではない ○札立山〜見返り山〜奥辺峠〜大福山〜俎石山 ・尾根筋の緩やかな昇降で、歩きやすい。前の区間のように蜘蛛の巣に悩まされることもない ・一部では痩せ尾根になっており、慎重な歩きを求められるところもある ○大福山〜懺法ヶ嶽〜井関峠〜地蔵山〜雲山峰 ・今日の区間では唯一といってもいいほど急な昇降がある。懺法ヶ嶽西峰と東峰、地蔵山、いずれも短い間ながら急な上り下りがある ○雲山峰〜四ノ谷山〜銀の峰第一パノラマ〜山中渓駅 ・まずはけだるい尾根が続く。銀の峰第一パノラマは、区間中では珍しい関西空港側の眺望がある。山中渓へは段付けもある一気の下り |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・孝子駅付近には、コンビニやスーパーマーケットはない。山中渓駅近辺にも、飲料の自販機はあるが、コンビニやスーパーマーケットはない。いずれも電車乗車前に手配を行うべき ●日帰り温泉 ・孝子駅ならびに山中渓駅から近くには日帰り温泉等はないようだ。 (2021. 10現在) |
写真
感想
以前の続きで孝子駅から山中渓駅方面を目指した。
朝からの仕事が早く終わり、そもそも行こうと思っていた山だが、コースを延ばすこともできるかもと思いつつ向かう。紀伊駅くらいに降りざるを得ないだろうと思っていたのだが、頑張れば山中渓駅まで行けそうだ。
2度目となる孝子駅から出発。今回も孝子駅で降りたのは一人であった。
駅前の県道を和歌山方面に進むとホームが過ぎてほどなく踏切があり、それを渡る。上孝子の集落を横目に田舎道を進むが、クルマは見かけない。法面の上を走る国道バイパスだけは喧しい。
やがてそのバイパスのトンネル目掛けてこちらの脇道が上っていく。トンネル上部を回り込むと平井峠への取りつきがあった。そこから峠までは山道と言えば山道だが、クルマも通るような道で、峠下の分岐点までそんな調子だった。分岐からはちょっとの登りで峠があった。峠からは県境や紀ノ川駅方面へと道が続いているようだ。
そこから札立山まではダラリとした尾根を行く。たまに見張らしもあるが、途中からはクモの巣に苛まれる。ついには、顔面で大きな蜘蛛さんとけんかする羽目に。とにもかくにも蜘蛛の巣だらけ。5mにひとつなんてものではない。仕方がないので、落ちていた枯れ枝を手に持ち、前方で振り回しながら進む。
精神的な疲れを感じつつ札立山に到着。ここには人もいるので、この先はようやく蜘蛛の巣騒動は大丈夫になりそうだ。気分晴らしに昼食もここで摂る。
緩やかな尾根を進み、鳴滝峠を越え、新池展望台を越えて、見返り山へ。ここで、先の札立山で先発した方々を追い抜く。さらに進み大福山へ。激しい登りはなく、穏やかな尾根筋をじっと進むばかりだ。
大福山では隙間から海側が見える。
緩やかな昇降で俎石山までを往復する。
戻って大福山からは井関峠を目指す。途中の懺法ヶ嶽はこの区間では珍しく厳しい登り。ただし、長さはたいしたことはない。西峰に登り和歌山市内のビューを堪能し下降すると次は東峰。同様に厳しいが短い登りを行くが、こちらは眺望はさほどではない。
下降に転じ、また先ほどまでのような緩やかな道取りを進むと井関峠に到着。ここにはあずまやもある。
一息ついて、地蔵山へ。緩く進むが、地蔵山も登りは厳しいようで、緩い道と厳しい道が分かれている。こちらは、県境付近を歩くことがテーマでもあるので、県境に近い“厳しい道”を行く。途中にはロープも設置されている砂地の急坂で、確かに歩きにくい。登り詰めると、地蔵山山頂と思いきや、山頂は藪の中。指示通りに進むが、眺めのない小さな山頂があるのみだった。
地蔵山には、六角堂などもあるようだが、少し外れのようなのでそれは諦め、眺めのいいところまで行ってみる。ずっと和歌山市内を見ながらではあるが、次第に山側へと景色が移ろい、いよいよ紀ノ川に架かる阪和道の橋が目の前になってきた。
そこからは、紀伊駅へと降りるつもりであったのだが、判断時間の1430までにここを起つことができたので、雲山峰を経由して山中渓を目指すことに決める。そうなると、雲山峰は本日の最高点となる。
しばらくは、相変わらずの緩やかな尾根を進むが気がつくと雲山峰に到着。山頂では、ちょうど宗教の集まりなのか、白い出で立ちの集団がなんらかの行事をされている。邪魔にならぬか逡巡していると、どうぞ通ってくださいと、集団のほうから声をかけられた。声かけられのついでに写真も撮ってもらい、それでもそそくさと山頂を離れた。
ここからはけだるい尾根が続く。と思っていたが、途中に眺望があり、関西空港が見下ろせる。残念ながら高圧電線が目の前を横切っており、きれいな絵にはならない。
緩い昇降を繰り返し、やがて四ノ谷山へ。そこから下降し分岐点へ。山中渓側にすぐには向かわず、銀の峰第一パノラマからの眺望を見に行く。ここからは関西空港方面が一望できる。さらにその先にはうっすらと六甲山も見えている。
素晴らしい夕景を見ることができた。
そこからは山中渓まで一目散に下降し、関所跡などを横目に山中渓駅へ。ちょうど駅舎の工事中でそもそも簡素だった駅舎は仮駅舎となり、もっと簡素なものになっている。やがてやってきた電車で帰路へ。
最後に素晴らしい眺望を得たことが収穫だった。これまで反対側から眺めていた景色だ。おそらく神戸からも紀泉アルプスを眺めることができるのであろう。今度帰ったときには、じっくり探してみようと思った。
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