大谷山南部山域の古道を訪ねて
- GPS
- 07:39
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 919m
- 下り
- 870m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・石庭の登山口横の空き地に2台駐車させて頂いた |
コース状況/ 危険箇所等 |
・田屋城祉〜原山峠〜イモジヤ谷 危険な所は無いが、原山峠へ登る小沢の踏み跡は分かりにくく、苔の生えた湿地で靴が沈み込む。又、地形図の標記の通り途中で沢から離れて原山峠に向かう。所々古道が残っている ・イモジャ谷の下り 6回浅い沢を渡渉する。所々古道が残っているが概ね湿地で踏み跡も分かりづらいが沢に沿って下ると原山林道に出る。 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
昼ご飯
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
ツェルト
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
無し
|
感想
今日は久しぶりに朝から快晴の例会です。車3台で登り口の森西集落に向かいます。下山口の石庭に2台回送し、害獣防護柵の内側にある四阿で準備後出発。
田屋城跡への道標に従って杉林の中の掘割状の道をジグザグに登り田屋城跡に到着。此処には「口の丸」の石碑が有り、桜が植えられていますが、手入れはされていない様子。四阿からは琵琶湖の展望が有りますが樹木が大きくなって視界を遮っています。
田屋城跡が「搦手」まで続き、此処からは幅2m程の作業道の様な道となりCo520m付近まで尾根沿いに登っています。その後は沢に向かってのトラバ-ス道となり沢を遡る様になりますが、苔の生えた湿地状で踏み込むと沈み込み、靴はドロドロになります。しばらく登ると道は尾根に向かって登る様になり湿地は脱出ですが代わりに倒木と背の低い灌木に覆われた平地になり、山名標等は有りませんが原山峠に到着したようです。
此処から緩やかにイモジャ谷に下りますが、途中で石畳状になっている所が有り、これが長峰清司氏著「琵琶湖周辺の山を歩く」に書かれていた石畳の道と思われ、この道は原山峠を越して森西に抜ける古道だったとの事。今のような車社会からは考えられない様な所に日常生活の道が存在していた事を思うと、感慨深いものが有ります。
イモジャ谷から原山林道に下る道は地形図では点線で表されて、所々痕跡は残っていますが多くの部分は踏み跡も不明瞭な湿地になっており6回ほど渡渉を繰り返してながら原山林道の橋の袂にたどり着きます。
その後は林道を抜土まで辿りますが幅広い谷を緩やかに流れる川原谷を隔てて近江坂の稜線が緩やかに伸びています。林道はそんなに荒れてはいないのですが倒木などそのまま放置され現在は使用されていない様です。抜戸には車が2台止まっており、松屋から登って来たと思われます。
抜戸で昼食を摂り、高島トレイルのル-トとなっている大谷山への登りに掛かりますがこの尾根は大小のブナに覆われた気持ちの良い尾根で、途中から美浜トレイルの赤いテープが現れ、この辺りは高島トレイルと美浜トレイルの重複区間の様です。
登り着いた大谷山稜線の石庭への下降点手前の白石平からは琵琶湖を目の下に、目を上げれば霞んではいるものの琵琶湖を取り巻く山々が一望できます。振り返ると雲谷山と下に広がる若狭湾の一部も見えています。わいわいがやがやと遠くの山々の山座同定の後、下山に掛かります。
下山尾根のP704m付近に「田屋城」の道標が有り、原山から原山峠を経由して田屋城祉までのル-トが有る事を示しており、踏跡も続いている様子なので木々が落葉して見通しが良くなる頃に歩いて見たいル−トです。
下った石庭の登り口にも害獣防護柵が設置されており扉を開いて着地。森西の車を回収して帰宅ですが、緊急事態解除後の初めての休日は渋滞の為大幅に遅れました。
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