浅間ベリー食べ放題の水ノ塔山〜籠ノ登山

2013年10月29日(火) [日帰り]

• GPS: 05:45
• 距離: 7.5km
• 登り: 561m
• 下り: 580m

コースタイム

高峰温泉登山口 9:20 …
10:30 水ノ塔山2202m山頂 10:45 …
11:40 東籠ノ登山2227m山頂 11:50 …
12:27 西籠ノ登山2212m山頂 12:55 …
13:25 東籠ノ登山 …
14:05 池ノ平 14:15 …(湯の丸高峰林道)…
15:05 高峰温泉

天候

午前中：晴れ
昼頃から雲が張り出す
15時頃より小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・小諸ICからチェリーパークラインを上がり、車坂峠に広い駐車場有り。
　我々は、その先、高峰温泉の駐車場の残り1台に滑り込むことができた。
・小諸より1日2便のバス便有り。

コース状況／危険箇所等

・登山ポストは見当たらず
・車坂峠駐車場に一旦駐車し、高峰高原ホテル横の仮設トイレ拝借
・車坂峠や高峰温泉は幕営禁止
・高峰温泉＝水ノ塔山への登山口
・危険個所無し
　昭文社「山と高原地図」の赤ゾレ部分には危険マーク。
　だから、勿論、黄色いペイントが導いてくれる登山道を逸脱しなければの
　「危険個所無し」
・池ノ平の駐車場は広い。
　きれいなトイレは協力金50円
・高峰温泉から水ノ塔山〜籠ノ登山〜池ノ平と登れば、
　池ノ平〜高峰温泉の湯の丸高峰林道(小1時間)は下りベース。

写真

高峰温泉駐車場から直ぐの登山口

最初は笹の緩やかな登山道

カラマツの黄葉が見ごろ。
このカラマツは自然林で、「自生している」のはとても珍しいのだそうです。
後ろ：東籠ノ登山。

クロマメノキの紅葉と青い実(アサマブドウ＝浅間ベリー)

浅間山外輪山らしく火山岩の岩ゴロゴロ登山道。
後ろ：水ノ塔山

「赤ゾレ」と呼ばれる古い火口壁の尾根道が見える

黄色のペイントが水ノ塔山へ導いてくれる。
巨岩も見える

深沢から立ち登るカラマツの黄葉

アサマ2000スキー場越しに黒斑山。
車坂峠を挟んで高峰山

こじんまりとした水ノ塔山2202m山頂。
後ろ：低木化したクロベと赤い実を付けたアカミノイヌツゲ

なんと北アルプス。
「曇り後雨」の予報だったので、望外の眺めでした。
左の鹿島槍ガ岳から右へ白馬三山まで。

7000尺の尾根を行く。
左：東籠ノ登山、右：西籠ノ登山

標高差270m余りにしてはアルペンムードが味わえ、お得感タップリ。
登山道の先に道標が見えるが山頂では無い。

赤ゾレの尾根を東籠ノ登山へ向かう

黒斑山越しに浅間山が見える。
少し、雲が増えてきた

東籠ノ登山2227m山頂。
一等三角点が有る。

東籠ノ登山からの眺め。
遠景右：湯の丸山
遠景左：烏帽子岳
西籠ノ登山の右に見えるはずの四阿山は雲の中

東籠ノ登山からの眺め。
池ノ平

クロマメノキの青い実(アサマブドウ＝浅間ベリー)をいっぱい頬張りました。
味は本物のブルーベリーにはとても敵いません

クロマメノキの紅葉とカラマツの紅葉と…。
美しい登山道です。

西籠ノ登山2212m山頂。
ここまで足を延ばす登山者は少ないのか、私たちだけでした。

雲が増え、雨が心配になってきたので、浅間ベリー摘みは諦め先を急ぎます

東籠ノ登山へ戻り、池ノ平へ。
池ノ平には観光バスも停まっています

露岩の道も終り、カラマツの落葉が気持ち良い登山道。

湯の丸高峰林道を小1時間歩いて高峰温泉へ

感想

hanakane

久しぶりの浅間山脈・籠ノ登山と水ノ塔山です。

出かける直前に天気予報が「晴れ」から「曇り、午後雨」に変わり慌てましたが、今回は節さん、キイちゃんも一緒なので決行。

・自然林のカラマツ
　お目当てのカラマツの黄葉は、ドンピシャリ。
　深沢から7000尺の尾根にかけては「錦秋織りなす」と言う言葉がピッタリ！
　みごとでした。
　それに、自生のカラマツは珍しいのです。
　上高地のカラマツも植林ですものね。

・アサマブドウ
　クロマメノキの青い実(アサマブドウ＝浅間ベリー)は最盛期を過ぎようとしていました。
　街で売られている「ブルーベリー」などに比べると味も大きさも見劣りしますが、たくさん食べました。
　シラタマノキの白い実も「メンソールの味があんまりしないね」などと言いながら、いただきました。

・お得感タップリ
　それにしても、最大標高差270m余りでアルペンムードたっぷりの、この展望が味わえるなんて、ほんとにお得なコースです。

・気がかり
　ひとつ気がかりなのが笹の増殖ぶり。
　今や高峰山の「ゆり平」は笹に駆逐され「ユリ」が無くなってしまったようです。
　植物で面積を広げているのは竹と笹のみ。
　鹿の食害のために「あやめ平」のアヤメが無くなってしまった南ア・櫛形山のように答えを見つけるのは難しそうです。