西丹沢/中川川水系 藤嵐沢
- GPS
- 05:59
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 696m
- 下り
- 697m
コースタイム
8:47藤嵐沢入渓
右岸尾根を登り堰堤をやり過ごす
8:57最初のCS2m滝
9:06最初の二俣
9:303段20mナメ滝
12:15箒沢権現山12:50
13:45林道14:00
14:20箒沢集落茶畑ゲート
14:26箒杉
14:37大滝橋
=山北駅南側さくらの湯(入浴)
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■藤嵐沢 ・大滝橋から大滝峠に向かい一つ目の橋を渡り 舗装林道が右に大きくカーブする手前で 堰堤の続く涸沢(少し行けば水流あり)が藤嵐沢。 ・大滝峠への登山道を左に見送った先で入渓するが 堰堤がしばらく続くので、右岸尾根の径路を使い 堰堤がなくなるまでやり過ごす。 ・遡行グレード:2級 ・2m滝を越ししばらく行けば、眼前に見栄えのする 3段20mナメ滝が落ちている。 下2段は難しくないが、3段目の真ん中で手があまりなくなり滑りやすい。 水流右手に今にも抜けそうな残置ハーケンがあった。 技術的にはここがこの沢の核心部。 高巻きは悪いし脆いので直登した方がよい。 ・その後、トイ状4m滝を始め、上流部の白い花崗岩で構成される 涸滝など次から次へ高度をあげていく。 ・支沢が幾つか左右から合わさるが、見た目で本流らしき方を選べば 次第に斜度も寝てきて、箒沢権現山双子峰状の真ん中に詰め上げる。 藪漕ぎはほとんどなし。 ■箒沢権現山南東尾根(仮称) ・権現山東峰から南方向に降りる尾根を下降する。 出だしが植生保護柵に覆われているが、ゲートを開けて入ると 行き詰るので、柵の南側沿いに巻くように降りる。 ・840mピークのある痩せ尾根状の手前は結構急に見えるが 木を使いながら弱点を突けば降りられる。 ・735mピークには三角点あり。 ここから南南西に大滝橋に向け降りることも可能。 今回は南東方向の箒沢集落を目指す。ほぼ植林帯の尾根だ。 ・林道を通り過ぎ、尾根径路を降りて箒沢集落と茶畑が見えると 最後は柵のゲートがある。 申し訳なさそうに、針金の施錠を開ける。 あとは途中の樹齢2000年といわれる箒杉を見ながら下山。 ■入浴 さくらの湯 山北駅沿い南側にある。 夜9時まで営業。 木曜定休。 2時間400円。 駐車場あり。 ご注意)当ルートはバリエーションであり、沢登り技術、読図技術をマスターし、 装備も万全を配している方向きです。 一般登山のみの方はご遠慮いただき、同様のルートを行こうとする場合は ベテランと同行されるとか、必要な技術を講習等でマスターして下さい。 |
ファイル |
(更新時刻:2009/04/15 00:38)
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写真
感想
「その空の下で」H田さんの記録を見ていたら
マスキ嵐沢を遡行して藤嵐沢を下降したという。
なかなかきれいな写真風景であったので
今まであまり気に留めなかった藤嵐沢へ行ってみることにした。
前夜、地形図に水線を入れるが、本流の谷型が途中いまいちはっきりしない。
一部谷が浅い部分がある。
まぁいいや。
当日朝、『丹沢の谷110』をパッと見する。
でも遡行図はコピーしていかない。
特徴だけ掴んでおけばよい。
それによると
「取り付きは堰堤ばかりだが、沢全体が滝、滝、滝といった感じ」
へぇ〜おもしろそうだな。
O島さんと大滝橋で待ち合わせ。
と・・・しまった!
沢靴忘れた!
まぁいいや。
以前も運動靴で何度か沢は登っているし。
大滝橋からものの10分ちょっとで藤嵐沢が右から横切る。
何度見てもこの沢は涸れた堰堤で暗い。
水量あるのかな。
幾重にも続く堰堤は右岸尾根の作業径路を使いすべてパス。
適当なところから沢床に戻れば、チョロチョロ水も流れている。
小滝を乗越し少し歩けば
眼前頭上に「おぉ!」
3段20mのナメ滝が姿を現した。
今までの堰堤イメージがすっ飛んだ。
斜度も寝ているが、私、今日は運動靴(月星ならよかったんだけどね)。
ナメはさすがにフリクション効かず滑るので
素直に「O島さん、リードよろしく!」。
一見すると斜度は寝ているが、3段目でO島さんが躊躇している。
自分もフォローで登ってわかったが
たしかに1mほどワンポイントで手足が乏しい
よく滑るスラブ状であった。
流芯右に残置ハーケンがあったが、これが浅打ちでグラついている。
半分ゴボウで登った。
その後、三俣状やら二俣やら何箇所か出てきたのだが
今ひとつ地形図との合致が??状態。
やっぱり谷型が浅いんだよな。
けれども本流らしい方に常に歩を進めば結果問題なかった。
中流部以降はたしかに滝とも岩場とも判断しがたい
涸棚がどんどん続いており書籍記録のとおりだ。
次第に沢状は浅くなり斜度も落ちてくれば
箒沢権現山の山頂稜線と思しきスカイラインが近づいてくる。
ドンピシャ山頂の真ん中に飛び出た。
朝は曇っており少し肌寒さを感じたが
山頂に着くころにはポカポカ沢日和となった。
下降は例のごとく読図下降。
今日は南尾根を下り
735mピークから東側尾根へ行き
箒沢集落に降りる。
一部急斜面もあるが、読図としてはそれほど難しくもない。
集落では樹齢2000年といわれる箒杉を拝観。
凄いよな2000年って。
紀元だもの。
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