橿原神宮〜畝傍山〜神武・綏靖・安寧・懿 四天皇陵(天皇陵巡礼 補遺2)
- GPS
- 03:12
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 151m
- 下り
- 142m
コースタイム
- 山行
- 2:47
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:11
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
●帰り= 橿原神宮前 14:07 |
写真
感想
御陵印帳を完成させるべく橿原へ。
まずは橿原神宮に参拝。御朱印をいただいた。また足の怪我がなかなか完治しないこともあって「健脚のお守り」を購入。
その後 畝傍山を初めて登る。人が多くて難儀だったが 下山は山道を使ったので誰にも会わなかった。ただし山靴を履いてこなかったので、普通の靴にしては難路の箇所があった。またズボンにチジミザサか何かのノギにくっつかれた。
どこに下り着くのか分からなかったが、方位磁針で方角を見ながら下ったので 期待通り 畝傍山の北、神武天皇陵に近い山本町に下り着くことができた。
その後 初代から第四代の 文字通り伝説の天皇の御陵を参拝するが、初代 神武天皇陵参拝後、隣に建てられている宮内庁書陵部に立ち寄り、御陵印をいただく。
御陵を訪れた証しである御陵印は96あるが、それぞれの御陵に置いてあるわけではなく、5つの御陵 (京都2, 奈良, 大阪, 東京) にある宮内庁書陵部にまとめて置かれている。橿原には30の御陵印がある。
私の「天皇陵巡礼」は2017年5月 ここ橿原から始まったが、その時は御陵印の存在を知らなかった。また まだ3陵を参拝することができていないが、まとめられて置かれているため、御陵印を先に完成させることができるわけだ。
残念だったのは最初の4印を押すのに、書陵部に置かれている朱肉を使ったらきれいに押せなかったこと。御陵印帳の余白部分に持ってきていた朱肉で押したらきれいに押せた。最初から自分の朱肉で押せばよかった…。
***
●畝傍山東北陵 (うねびやまのうしとらのすみのみささぎ)
神武天皇陵は宮内庁により奈良県橿原市大久保町の遺跡名 俗称「四条ミサンザイ」に治定されている。宮内庁上の形式は円丘。周囲は四方約100メートルの方形に囲まれ、その周囲は幅約16メートルの周濠が施されている。
中世には神武陵の所在も分からなくなっていたが、元禄時代に歴代の天皇の墓を決めて修理する事業がおこなわれた際、神武天皇陵に治定されたのが福塚 (塚山) という小さな円墳だった (現在の第2代綏靖天皇陵)。しかし畝傍山から遠く 平地にあったため、畝傍山に少し近い「ミサンザイ」に変更され、幕府が修復をおこなった。
〇初代 神武 (じんむ) 天皇
【生没】前711〜前585年 (127歳) 【在位】前660〜前585年 (76年間)
「日本書紀」「古事記」によれば天照大御神の五世孫とされる。奈良盆地一帯の指導者 長髄彦らを滅ぼして一帯を征服し (神武東征)、畝傍橿原宮 (現在の奈良県橿原市) に遷都して日本国を建国したとされる伝承上の人物。
●桃花鳥田丘上陵 (つきだのおかのえのみささぎ)
綏靖天皇陵は宮内庁により奈良県橿原市四条町の遺跡名 俗称「塚山 / 塚根山」に治定されている。宮内庁上の形式は円丘。直径30メートルの円墳と推測される。
中世には荒廃して所在が失われたが、元禄の探陵の際に諸説が生じ、慈明寺町のスイセン塚古墳に綏靖天皇陵が、現陵に神武天皇陵が比定されていた。しかし幕末修陵に際して改められ、明治11年に現陵が綏靖天皇陵に治定された。
〇第2代 綏靖 (すいぜい) 天皇
【生没】前632〜前549年 (84歳) 【在位】前581〜前549年 (33年間)
●畝傍山西南御陰井上陵 (うねびやまのひつじさるのみほどのいのえのみささぎ)
安寧天皇陵は宮内庁により奈良県橿原市吉田町にある俗称「アネイ山」に治定されている。宮内庁上の形式は山形。後世に所伝は失われ、幕末修陵に際して現陵に治定された。
〇第3代 安寧 (あんねい) 天皇
【生没】前577〜前511年 (67歳) 【在位】前549〜前511年 (39年間)
●畝傍山南纖沙溪上陵 (うねびやまのみなみのまなごのたにのえのみささぎ)
懿徳天皇陵は宮内庁により奈良県橿原市西池尻町にある俗称「マナゴ山」に治定されている。宮内庁上の形式は山形。後世に所伝は失われ、幕末修陵に際して現陵に治定された。
〇第4代 懿徳 (いとく) 天皇
【生没】前553〜前477年 (77歳) 【在位】前510〜前477年 (34年間)
第2代 綏靖天皇から第9代 開化天皇までは 日本書紀、古事記ともに系譜を示すのみで事績についてはほとんど記されず「欠史八代」と呼ばれている。
和風諡号からの推測として、古い神をもとにして創作され、皇統を整えたとする説がある。
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