熊野川水系高田川栂谷
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- GPS
- 07:36
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,150m
- 下り
- 1,139m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢の中は全体的にそれほどヌメっていませんでした。 滝らしい滝もなく、水に濡れることを厭わなければ、本流の遡行はさほど困難を伴いません。 入渓点は雲取温泉にほど近いので、下山後は雲取温泉での入浴が最も容易です。 |
写真
感想
1 記録
(1)入渓点〜ヤケベ岩
林道の栂の平橋の上流側右岸から簡単に入渓できます。
最初はゴーロですが、すぐにナメ滝が登場します。
2段とも水流右側を登りましたが、2段目は水流左側のほうが登りやすそうです。
そこから先は滝そのものについてはほとんど記憶がありません。
どこでも登れる滝が多いからでしょう。
大岩が鎮座ましましている滝以外はさほど問題はないでしょう。
むしろ気になったのは大量の大岩です。
この乗り越しが一つのポイントといえるかもしれません。
もっとも、念のためお助けを出してもらった1箇所以外は(お助けなしでも突破できたとは思いますが。)、
namemaniレベルでも苦労しなかったので、
多少なりともクライミングをやっている人であれば難なくクリアできそうです。
(2)ヤケベ岩〜三俣
ヤケベ岩から先はガンガラ滝以外では大岩の乗り越しは気になりませんでした。
ガンガラ滝も左岸側を巻いてしまったので、実際には気にならなかったことになります。
他方、1箇所ナメ滝がやや滑ったので、ここは注意が必要でしょう。
滑っても釜にドボンするだけではありますが、時期が時期なので。
(3)三俣〜帽子岩
三俣の右俣が本流のようですが、本流は10mくらいの滝をかけています。
ここは右岸を小さく巻きました。
沢床に降りるところにはいいホールドやスタンスがありませんが、
小さい釜があるので、そちらの方にズルズル滑り降りることが可能です。
もっとも、方向を間違えれば滝から落っこちかねないので、慎重に行くほうがよいでしょう。
次の二俣を左へ進み、適当なところから斜面を直登すれば帽子岩付近に詰め上がれます。
(4)帽子岩〜入渓点
特に問題はないでしょう。
帽子岩の登り口の梯子がグラグラしていることに注意するくらいでしょう。
2 感想
(1)入渓まで
年末のこの時期、房総か南紀くらいしか行かれる沢がなさそうということで、
hitomaru氏のお誘いを受けて南紀遠征をすることになりました。
当初予定は、29日に栂谷を、30日に相野谷川中ノ谷を、それぞれ登る予定でした。
ともに南紀デビューのhitomaru氏とnamemaniaは勇んでやってきましたが、
28日夜にまさかの降雪。
予定を変更して順番を変更してみましたが、29日朝に中ノ谷の入渓点には結構な雪が。
中ノ谷は大滝の巻きがよろしくないという評判なので、中ノ谷は回避。
栂谷もどうかという感じがしたので、この日は一日観光。
南紀を観光する機会はほとんどないこともあり、結構楽しんでいたのはhitomaru氏には秘密です。
29日夕方に栂の平橋に来てみると1台車が。
この雪の中沢を登る奇人変人(注:ほめ言葉です。)が他にもいるとはwwwと思いつつ、
様子を聞くべくしばらく待っていましたが、下山してこないので雲取温泉で入浴。
入浴後栂の平橋に来ると、まだ車はそこに。
この時期にビバークされたんでしょうか。
なお、30日に下山したときには車はありませんでした。
無事下山されたようで何よりです。
(2)入渓点〜ヤケベ岩
車の主の安否が気になりつつ入渓。
水は思っていたほど冷たくはありませんでした。
もちろん、頭まで浸かる気など全く起きようはずもなかったですが。
最初のゴーロを過ぎると綺麗なナメと綺麗な釜の連続です。
あまり綺麗ではないナメもありますし、真夏でも飛び込みたくない釜もあります。
が、栂谷のナメや釜はとても綺麗です。
真夏は真夏で別の沢に行きたくなりそうですが、
一回くらいは釜という釜に飛び込みつつ遡行したいです。
(3)ヤケベ岩〜三俣
大岩の乗り越しは少なくなります。
記憶から抜け落ちただけかもしれませんが。
相変わらずナメや釜はすばらしいです。
すばらしいのですが、徐々に水流脇に雪や氷が。
氷は言うに及ばず、雪も降雪直後のためかフリクションが効きません。
当初予定では三俣からルンゼに進む予定でしたが、
このあたりの判断や時間の問題から今回は回避。
なお、hitomaru氏はその後もずっとルンゼに行きたそうでしたが、
ヘタレのnamemaniaがほっとしていたのはやっぱりhitomaru氏には秘密です。
(4)三俣〜帽子岩
三俣を右に進み、次の二俣を左に進むと、正面にコルが見えてきますが、
hitomaru氏はテープを追いかけて斜面へ。
あれ〜???という感じでしたが、登山道は帽子岩の直下で結構な急登だったので、
こっちはこっちで正解だったかもしれません。
で帽子岩。
梯子のグラグラ具合が気になりつつ帽子岩の上へ。
もう少し暖かい時期なら昼寝にちょうどいいかも。
(5)帽子岩〜入渓点
烏帽子山山頂は眺望がきかないので、一休みするなら帽子岩の方が良さそうです。
俵石集落跡の大きさに驚くと同時に廃村化も仕方がないと思ったり、
途中の崩落跡に無常感をなんとなく感じたりしながら入渓点へ。
最後の方は切なくなった感もありますが、楽しかったのでよかったことにしましょう。
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