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Yamareco

記録ID: 3931991
全員に公開
雪山ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

綿向山 水墨画の尾根を周回

2022年01月19日(水) [日帰り]
 - 拍手
gattyo shikakura その他2人
GPS
06:13
距離
7.3km
登り
799m
下り
804m

コースタイム

日帰り
山行
5:08
休憩
0:52
合計
6:00
9:02
90
熊野神社
10:32
10:32
33
文三ハゲ末端
11:05
11:12
13
水無山への稜線
11:25
11:25
21
11:46
12:26
29
12:55
12:55
67
南尾根P992
14:02
14:02
43
塩の道峠
14:45
14:50
12
林道
15:02
熊野神社
天候 曇り、時々小雪
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
熊野神社の駐車場に止めさせて頂いた
コース状況/
危険箇所等
・熊野神社〜文三ハゲ
 文三ハゲの末端までは林道。積雪熊野神社付近で2〜3cm。林道終点で50 〜60cm
・文三ハゲ〜綿向山山頂
 視界が悪く、コンパスで方向を決め、GPSで位置を確認しながら文三ハ                ゲの左側をコルに向けて登る。その後は文三ハゲの縁を登る。ラッセルは深いが、現状の積雪量、雪質では雪崩等は無いと思うが、万が一を考慮してガレ場の真ん中は登らない方が良い。もう少し後の時期になると、ルート左側の雪庇の崩壊に注意
・綿向山〜塩の道峠
 P922から少し下るとガレ場の縁を下るが文三ハゲより傾斜はきつい。
 木を掴みながらの下降となる。慎重に下る必要が有るが雪は柔らかいのでアイゼンが必要な程では無いが、雪が締まってくるとアイゼンが有った方が良い。又、雪庇の張り出し見ながら余り左側に寄らないように注意が必要
・塩の道峠〜熊野神社
 峠から西側の古道を下る。山腹をトラバ−ス気味に下るが、雪で斜面化している個所も有るので滑らない様に慎重に通過する
 
熊野神社の駐車場に止めさせて頂き出発
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熊野神社の駐車場に止めさせて頂き出発
熊野神社横の林道入口は積雪2〜3cm
熊野神社横の林道入口は積雪2〜3cm
2022年01月19日 09:22撮影 by  iPhone 8, Apple
1/19 9:22
林道のヘアピンカ−ブ付近まで辿ると雪の量は増えて来るので
林道のヘアピンカ−ブ付近まで辿ると雪の量は増えて来るので
文三ハゲ手前の小沢の橋でワカン、スノ-シュ-を履く
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文三ハゲ手前の小沢の橋でワカン、スノ-シュ-を履く
2022年01月19日 10:07撮影 by  iPhone 8, Apple
1/19 10:07
文三ハゲ末端に到着。ガスが濃く視界が悪いので右側のガレに入り込まない様に、又ガレ場の中央に入らない様、コンパスで方向を決め、GPSで位置を確認しながら登る。GPS様様です
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文三ハゲ末端に到着。ガスが濃く視界が悪いので右側のガレに入り込まない様に、又ガレ場の中央に入らない様、コンパスで方向を決め、GPSで位置を確認しながら登る。GPS様様です
文三ハゲを強力にラッセルするNさん。お蔭で楽出来ました
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文三ハゲを強力にラッセルするNさん。お蔭で楽出来ました
文三ハゲの中ほどで1枚。皆さん意気軒昂で
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文三ハゲの中ほどで1枚。皆さん意気軒昂で
稜線が見えて来た
稜線が見えて来た
ストックで雪庇を崩して乗り越える。左を向くと
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ストックで雪庇を崩して乗り越える。左を向くと
稜線には大きな雪庇が張り出している
稜線には大きな雪庇が張り出している
此処に登り着いた
此処に登り着いた
文三ハゲ縁を登る
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文三ハゲ縁を登る
ブナの林は墨絵の世界
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ブナの林は墨絵の世界
こちらの方が趣が有るかも
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こちらの方が趣が有るかも
綿向山山頂のケルンが見えて来た
綿向山山頂のケルンが見えて来た
綿向山山頂にて
一瞬ガスが薄くなって下山尾根が姿を現わすが、すぐに見えなくなってしまう
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一瞬ガスが薄くなって下山尾根が姿を現わすが、すぐに見えなくなってしまう
新雪を蹴散らしながら快適に下ってブナノキ平へ
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新雪を蹴散らしながら快適に下ってブナノキ平へ
大小のブナで名前の通りブナノキ平を進み
大小のブナで名前の通りブナノキ平を進み
ガレ場核心部を見下ろす。雪庇が発達している所も有るので樹林との境を下るが、雪が少ない所は滑りやすい
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ガレ場核心部を見下ろす。雪庇が発達している所も有るので樹林との境を下るが、雪が少ない所は滑りやすい
ガレ場より一瞬見えた鎌ケ岳
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ガレ場より一瞬見えた鎌ケ岳
下降したガレ場を振り返る
下降したガレ場を振り返る
塩の道峠に到着。この辺りになると風の通り道は雪が無くなる
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塩の道峠に到着。この辺りになると風の通り道は雪が無くなる
塩の道峠から西側の古道に入る
塩の道峠から西側の古道に入る
古道は山腹を巻きながら下る。このような桟道も設けられており、かつては生活道として利用されていたと思われる
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古道は山腹を巻きながら下る。このような桟道も設けられており、かつては生活道として利用されていたと思われる
この沢を渡り少し下ると林道に下り、ワカン、スノ-シュ-を外す
この沢を渡り少し下ると林道に下り、ワカン、スノ-シュ-を外す
東山橋まで下って来た
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東山橋まで下って来た
日神社横に天面記念物のヒダリマキガヤが有る
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日神社横に天面記念物のヒダリマキガヤが有る

装備

個人装備
防寒具 昼ご飯 非常食 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ツェルト カメラ ストック ワカン又はスノ-シュ- 軽アイゼン
共同装備
無し

感想

今回は鈴鹿山脈の雨乞岳から西側に派生した稜線末端の綿向山に南側から周回します。今週は冬型の天気で綿向山付近は雪が断続的に降っているようですが、雪が少なければ文三ハゲのガレ場は登りにくいし、多ければラッセルが厳しいのが予想されます。出発時は青空も見えていましたが綿向山登り口の熊野神社に近づくにつれて天気は怪しくなって、綿向山は中腹より上は雲に覆われている上に道路には薄っすらと雪に覆われています。

熊野神社の駐車場に止めさせていただき神社横の林道を歩き始めます。積雪は2〜3cm程度ですが進むにつれて積雪は増えて、おそらく前の土・日曜日に付けられたと思われるトレースの上に新雪が積もっています。1時間程林道をツボ足で辿りますが膝下迄沈む程になったので、ワカン、スノ-シュ-を履きます。

文三ハゲの末端まで登ってきますが、相変わらず濃いガスで登る方向が目視できないのでコンパスで方向を決めてGPSで位置を確認しながら水無山への稜線の最低部を目指して膝下程沈む雪の中、Nさんの力強いラッセルで登り始めます。私は後ろで位置を確認しながら「右に振りすぎや」、「もう少し左や」などと気楽なものです。稜線に近づくにつれて稜線に張り出したかなり大きな雪庇が見えて来ますが、Nさんが雪庇の張り出しが最も少ない箇所をストックで崩して乗越し、後ろのメンバーを引っ張り上げます。

登り着いた稜線は天気予報とは異なり、そよ風程度の風で思ったより寒くなく助かります。此処からは文三ハゲの縁をブナに付いた霧氷と木肌の灰色で幻想的な墨絵の中を登ります。真っ青な空を背景にした霧氷は最高ですが、水墨画の世界も趣が有ります。ガスに覆われた山頂には先行者が5人程いらっしゃいますが、風はそよ風程度ですので山頂のケルンの横で昼食。週日の悪天にも関わらず昼食中にも次々と登って来られます(我々もその類ですが)。

下山は山頂から南に派生した尾根を下ります。トレースの全くない新雪を蹴散らしながらの下りは経験者だけが分かる快感です。P992から左手がガレ場の縁の急傾斜は、雪が飛ばされて少なくなって掴む木も少なく滑りやすい所も有りスノーシューの歯を食いこませて慎重に下ります。途中、少しの間鎌ケ岳と鎌尾根がぼんやりと姿を現し、晴れるかな?と期待しますが直ぐに雲の中に埋まってしまいます。南尾根の難所を下り小ピークを2つ登り下りして塩の道峠まで下って来ます。

峠の西側を覗くと杉林の斜面に雪が積もった道らしい痕跡が有るので、net情報のCo750mピークから西に派生する尾根を下る予定を変更して、此の痕跡の道を辿ってみることに変更。Co750mピークからの尾根北側の山腹を巻くように下っていく道は雪の急斜面になっている所も有りますが、桟道が架かっている所も有り、「塩の道峠」の名称が残っている所から、かつては生活道路として使用されていたのかもしれません。いったん尾根に乗った古道はCo520m付近で尾根南側の山腹を下り林道に降り立ちます。

林道でワカン、スノ-シュ-を脱ぎ少し下った東山橋を渡り熊野神社に戻ります

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コメント

お世話になりました!
今まで何度か綿向山には登っていましたが、表参道や竜王山からの周回ばかりでした。
今回ご紹介頂いた文三ハゲからの周回ルートは、あまり登っておられる方が少ないのか?トレースも少なく新鮮で雪山ならではの山行を存分に楽しむ事が出来ました。(Shikakuraさんに感謝)
最近はヤマレコもご無沙汰ですが宜しければ参加者の一人としてgattyoを加えて頂けると嬉しいです。
また次回の山行お誘いお待ちしておりますm(__)m
2022/1/21 15:21
gattyoさん
すみません、うっかりしていました。
2022/1/21 15:38
shikakuraさん
有難うございました。(助かります)
2022/1/21 17:19
プロフィール画像
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